豊中美術研究所
[ 豊中美術研究所 芸大・美大受験講座/絵画教室 ]
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NO.1258   2  歪 | profile |  2003/11/02
今回もご指導のほど宜しくお願いします。

前回頂いたお言葉と過去ログを参考にしまして
今回は立方体を描いてみました。
前回使用したのはBとHBで今回はHBとFです。

輪郭に頼らないよう少しづつ丁寧に描こうと心がけているのですが、
その箇所その箇所を描き急いでしまうので、今回も全体的に黒っぽくなってしまいました。
仕上りそうになると、あの辺でやめときゃよかった とか 10分前のが素敵だったはず…なんて今回もいじけながら描いてました。
小学生の頃から未だに白い部分と手の横腹(?)は必要以上に汚れます。
あと消しゴムの使いすぎも図星です…。
スケッチブックでシャープペンなんて言えば2枚下の用紙が見えるんじゃねーかって位穴をあけてました。

なかなか3つの面の明暗が思うように上手く描けなかったけどまた過去ログ見直して出直します。

NO.1259   Re: 2  Hima@豊中美研 | profile |  2003/11/02  [ URL ]
歪さん、

まず形態からです。
右奥行きが小さい(薄い)ように見えます。広くしてください。

そうすると、こんどは3つの面の形・大きさが同種になります。
それでは構図(描く方向)としては不適当ですので、3つの面が異なる大きさ(たとえば大・中・小)、形(平行四辺形にもいろいろある)になる方向から描いてください。

つまり立方体の3面が、できるだけ
○異なる種類の形(大きさも)
○異なる種類の明度(明・中間・暗の灰色)
になるように描くわけですね。

これをデッサンにおける「表現の幅」づくりといいます。
現物ではほとんど「幅」がない場合でも人間の目は立体として認識できるのですが、
デッサン上(仮想の世界)ではそういうわけにはいかないのです。

明度もそれぞれの面の中央部分では3面とも同じくらいに見えます。
これでは立体感の表現ができません。

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