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豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2002年 2月号
アトリエだよりはアトリエでのこどもたちの様子をご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

2002.2.22  今日のモチーフはパンです。外側がカリカリで中はふわふわという感触を味わうためにひとりづつ切ってもらいました。その次に匂いをかいでもらいました。もうみんな食べたくて仕方ありません。バターといっしょにおいしそうに食べました。絵本の「からすのパンやさん」がつくったいろいろなパンを紹介して作りたいパンを想像してもらいました。そして手と鼻と舌で感じたパンを表現してもらおうと方法は絵画と粘土どちらかを選択してもらいました。粘土については絵の具を混ぜ込み練ることで本当のパン作りを仮体験するというねらいも入っています。指先をよく使うことは幼いこどもにとってはとても重要なことです。
 しょうくんは力も十分ありパンをきったり粘土をこねたりすることが十分できていました。こうくんはとてもはりきっていて率先してパンを切ったり粘土をこねたりしました。後半は長い紙芯にビニールテープを巻くことに集中していました。お気に入りの剣ができてうれしそうでした。りょうちゃんはパンを切るのに苦労していました。見かねたこううじくんが途中で手伝ってくれました。粘土に絵の具を混ぜ込む作業をすばやく理解して一人で黙々と作っていました。きれいなカラーのお団子パンができました。残った時間で工作もしました。ゆりこちゃんは粘土をひとつこねた後絵を描きました。ペンギンの足と今気になっている数字の5と2を書いた後、しょくぱんを描きました。外側の色を丁寧に作り、筆で描き、中のふわふわのところはスポンジでぽんぽんとたたいて柔らかさを表現しました。しゅんくんは紫の粘土を大事に作っていました。後半は工作がしたいといって宇宙とロケットを描いていました。ふうかちゃんはいろんなパンを想像を働かせて描きました。色はゲルマーカーという画材で塗りました。鮮やかな発色が特徴です。りんちゃんは大きな食パンをお皿に乗せてカーテンも両脇に描きいれさわやかな食卓風景となりました。
 今日は見学、体験の方が3組あり、にぎやかでした。
2002.2.8  しょうくん、ゆりちゃんは来ると、すぐに絵の具の用意をします。モチーフに野菜や果物を用意していましたが、みんながそろってからしようと思っていた工作の見本をゆりちゃんが発見しました。しばらくそれで遊んでからふたりでお話しながらウサギを描き始めました。そのうちに次々とみんなやってきました。りょうちゃんはリンゴ、しゅんくんはバナナを選んで描き始めました。小学生のふうかちゃんと、りんちゃんは、すぐに工作に取りかかりました。すると、しょうくんと、ゆりちゃんはまだ絵が途中だったのですが工作がやりたくなって気もそぞろになってしまいました。とりあえず絵を描きあげ絵の具をかたづけてから工作を始めました。
 牛乳パックを使った「いただきます」というテーマのおもちゃでおはなし会に使ったりもします。食べたものがおなかをあけると出てくるというのがこども達の興味を惹きつけるようです。りょうちゃんのリンゴはとても美しい色がでています。余白部分を切り落として額にいれたいですね。りょうちゃんも工作を楽しんで作っていました。しゅんくんは今日はノリノリで、バナナ、ミカンを描き、工作も集中して作っていました。カッターナイフを使用するところが幼児には難しいのですが、食べる人や、動物を考える楽しさと、食べ物を考える楽しさがあり、何度も作ってみたくなるおもちゃです。ふうかちゃんは最初動物の絵にしていましたがふと思いつき、始めからやり直して家族の絵にしました。そして家族の好物を考えながら食べ物を描きました。
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