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秋の野菜たち

NO.4615   秋の野菜たち  Little Valley | profile |  2011/11/01
ボードキャンバス:ただし、リネンと油彩による地塗り
大きさ:30cm×40cm
絵の具:いつもの数種類のものに、油を練りこんでおきました。
設定:椅子の上に新聞を置いて野菜を配置
時間:3時間・・・モチーフの設定や絵の具への油練りこみも含めて

秋らしく黄色を基調に描いてみました。籠とか葉っぱとかあしらえば、もっと装飾的で秋らしくなるのでしょうが、生憎そういう趣味がないので、いつものように素っ気無く設定。絵の具は厚く置きました。


NO.4616   Re: 秋の野菜たち  Hima@豊中美研 | profile |  2011/11/01
真ん中の二つのピーマン(パプリカ)がいいですね。
茎のついている小さい野菜はカボチャか何かでしょうか?(見たことがないです)

絵具は「厚く置く」のではなく「この筆で描いたらこの厚みになった」というくらいが自然です。

NO.4617   Re: 秋の野菜たち  Little Valley | profile |  2011/11/01
>真ん中の二つのピーマン(パプリカ)がいいですね。

ありがとうございます。新鮮な野菜の感じはしますよね。

>茎のついている小さい野菜はカボチャか何かでしょうか?(見たことがないです)

小さな凸凹なカボチャなのですよ。まるで凸凹宇宙船み見えます。因みにパプリカの後ろになるのは先だけ緑のスクワッシュです。

>絵具は「厚く置く」のではなく「この筆で描いたらこの厚みになった」というくらいが自然です。

無理に厚くすることはないというわけですね?

NO.4618   Re: 秋の野菜たち  Hima@豊中美研 | profile |  2011/11/03

>無理に厚くすることはないというわけですね?

はい。
Hima式画法では『さりげない作為』がキーワードになります。
もちろんこの「限定」からはみ出すのもそれぞれの自由なのですが、私の「好み」とは合いません。

ところで最初に絵具にオイルを混ぜておいてから描いたご感想はどんなものですか?

NO.4619   Re: 秋の野菜たち  Little Valley | profile |  2011/11/03
>Hima式画法では『さりげない作為』がキーワードになります。

なるほど。さりげなさ・・・が、キーポイントですね。「見て!」ではなく、「ちらっと見える」程度が良いと・・・。ちょっと例が下品だったかもしれませんねえ(笑)。

>ところで最初に絵具にオイルを混ぜておいてから描いたご感想はどんなものですか?

ボードキャンバスも油彩地塗りの物を使いました。私は油抜きという手間を一つ入れました。絵の具によっては、油が多すぎるものもありますよね。例えば、ウルトラマリーンとか。

小生は、下描きを木炭などは使わず、直接筆に絵の具を付けてはき始めるので、その部分ではちょっと描きにくかったです。でも、その後は問題なく描けましたし、途中で油壺に筆を浸す手間も無いので。良かったですね。一つの問題は、ある絵の具は分量が足りなくなって、追加したわけですが、もう油抜きや油の練り込みをする余裕が無くて、そのまま使ってしまいました(笑)。多量に余った絵の具も出てきました。これはどう処理したものやら、今だ紙パレットに残しています。

さて、今は乾燥中なので、どういうマチエールになるのか楽しみにしているところですが、今朝見たところでは、全体的に穏やかな光沢がある感じです。使った油には、天然のダンマル樹脂が入っています。

NO.4620   Re: 秋の野菜たち  Hima@豊中美研 | profile |  2011/11/03

>多量に余った絵の具も出てきました。これはどう処理したものやら、今だ紙パレットに残しています。

それはもう、キャンバスの切れ端にいろんな状態(筆とかナイフとか)で絵具を置いて詳細なデータのメモを添えてどんどん「サンプル」を作っていきましょう。
乾燥後の絵具の艶や変色や剥離の度合いなど(そのほかにもいろいろ)の貴重な研究材料になりますね。


NO.4621   Re: 秋の野菜たち  Little Valley | profile |  2011/11/04
なるほど、そういうことは思いつきもしませんでした。いつも描きっぱなしですから。さらに、描いちゃ捨て描いちゃ捨て・・・で、残っている絵は数えるほどしか・・・(笑)。

職人としては、そういう地道な実験の積み重ねが重要になるわけですね。学習しました。

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