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豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2002年 5月号
アトリエでのこどもたちの様子をご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
●金曜クラス●土曜クラス(文字色を分けています)

2002.5.25  前回描いてない人もいるので、絵のモチーフとしてひよこ、工作はビックリ箱とくるくる人形を用意しました。ひよこにえさをあげたり、工作の見本を遊んでみたりしてもらってから選択してもらいました。今日はみんなビックリ箱を選びました。てぶくろを眺めながらさてどんな形にしようかと隣の子と相談したり見本を見比べたりして始まりました。ふうかちゃんは親指を首と顔に見立てて鳥にしました。時間をかけて色も丁寧に美しく塗りました。他にも自分で工夫をして作っていました。りょうちゃんはひとつめはお母さんと作り始め、ふたつめは自分で考えて、公園で遊んでいるところを描いていました。まさきくんも丁寧に色を塗っていき、穴をあけたり、テープを貼ったり一生懸命作りました。途中からりょうちゃんと、まさきくんはおしゃべりしながら並んで作りました。同じ幼稚園の同じクラスだとふたりで教えてくれました。ありさちゃんと、ななこちゃんは並んでおはなししながら作っていました。箱もそれぞれに自分で考えてデザインして時間をかけて作っていました。ふたりとも色使いがカラフルで手先が器用です。ありさちゃんはひよこが好きで途中ふうかちゃんとひよこをだして遊びました。ななこちゃんはもうひとつ、くるまの絵のビックリ箱も作りました。りゅういちくんとはるきくんは、こうきくんがお休みだったので二人でずっといっしょでした。保護者の見学の方がひとりもいらっしゃらなくなると、はるきくんをはじめ、みんなとてもおしゃべりになり、お誕生日のこと、おばけのこと、ウルトラマンのことなどあちこちで楽しい話が飛び交いました。はるきくんは創作意欲満万で弟にも作ってあげるといって3つも作りました。りゅういちくんはいつものように楽しくおしゃべりしながら積極的にお化けの形を考えたり、箱のふたの部分などもどうしたらうまく開くか自分で一生懸命考えていました。どうしてもできないときだけ私に聞きにきます。なおきくんは作るのが大好きでビックリ箱と、くるくる人形を作りました。ものおじせずみんなと仲良くおしゃべりにも参加して着々と仕事を進めていました。
2002.5.24  きおかちゃんは絵の具が大好きです。1番にやってきて好きな色をだして描きはじめました。そのうちみんながやってきました。しゅんくん、ゆりこちゃん、ゆうりちゃん、ひかるちゃん、まゆちゃん、しょうくんが見本に置いていたビックリ箱を見つけて「これ作る!」といっせいにはじめました。なおきくんは来た瞬間「さようなら」と言って帰ろうとするお茶目な子です。「なおちゃん、ねむいの」といってしばらく横になっていましたが、そのうちみんなと交じって手を動かし始めました。ビックリ箱は膨らむ部分にポリの手袋を使いました。絵の要素が大きく、想像力次第でいろんなものに見立てられ、出来上がった後は遊べる楽しい工作です。しゅんくんはビックリ箱をひとつ仕上げて後は自由工作をしました。ゆりこちゃんは、ひとつはうさぎ、もうひとつは指のお人形に見立てて作りました。ひかるちゃんは、ぴったりゆりこちゃんに寄り添って同じものを作っていました。まゆちゃんは、ひとつは見本をみて作り、もうひとつは自分で考えておばけにしました。ゆうりちゃんは箱自体を家に見立てていました。残った時間で前回の続きのひよこの絵の仕上げをしました。しょうくんは二つとも自分で考えて作りました。透明の人たちと、おばけです。色数が少ないように感じたのでいろいろお話して誘ってみましたが「これがいいの」という強い主張をもって作っていました。なおちゃんには少し難しかったようですができあがるととても喜んで「これもってかえる」と言ってさっさとかばんに自分でなおしていました。その後紙を指で裂くのに夢中になったので、それを使って作品をひとつ作りました。今日にふりかえのりんちゃんは自分で考えたキャラクターのビックリ箱を作りました。きおかちゃんも画面いっぱいにダイナミックに絵を1枚仕上げた後ビックリ箱をふたつ作りました。時間が余った子はそれぞれに好きなものを作り出しどの子ももう少し続けたそうでした。
2002.5.11  モチーフは金曜コースと同じです。ひよこをさわったりくるくる人形を動かしたりして遊んだ後それぞれ何をするか選択しました。ふうかちゃんとりんちゃんははひよこのおうちをつくりたいといい、箱やボール紙などを組み合わせて作りました。りょうちゃん、ありさちゃん、ななこちゃんはひよこを描きました。まずひよこの色を作り頭、胴体を観察しながら描きました。それから足やくちばし、目は細筆で描いていきます。ひよこができあがったところでどこで遊ばせてあげようかと問い掛けるとみんな気持ちのいい外の風景を描きました。りょうちゃんはおいしい草をたくさん描いてあげてひよこもうれしそうです。工作のくるくる人形も作りました。ありさちゃんはお花を横に描きました。お花の色をがんばってつくりました。ななこちゃんは、おうちで待っているひよこたちやお花や太陽などどんどん描きこんでいき楽しい絵になりました。まさきくんはひよこが途中からロボットが戦っているところになりましたが色を丁寧に作り一生懸命描いていました。ロボットはどこで戦っているのかなと聞くとおうちがいっぱいあるところと答え、クレパスで表現していきました。ひよこは気に入ったようで触って遊んだりしていました。りゅういちくんとこうきくんは工作をしました。りゅういちくんは「めんどくさーい」と言いながらも「次はどうするの」と積極的に作っていました。模様もいろんな色を使って工夫して塗りました。こうきくんも一生懸命つくり色を塗る作業も丁寧でした。ところどころふたりで協力し合っていました。できあがり、回せたときはとて嬉しそうでした。はるきくんは何にもしたくないというので元気が出るまでしばらく待っていました。ぼつぼつと作り始めると作業は順調でテープを巻くのは集中してやっていました。みんなそれぞれ自分の作品が出来上がるとどんどん大きくなっていくふうかちゃんのひよこハウスが気になって最後はみんなも少しずつ作るのにも参加して大いに盛り上がっていました。
2002.5.10  4月下旬に孵ったひよこたちを絵のモチーフに、工作はくるくる人形を用意していました。どちらかを選択してもらったところきおかちゃん、ゆうりちゃん、まゆちゃんは絵を、ゆりこちゃん、しょうくん、ひかるちゃんは工作を選びました。きおかちゃんはとてもきれいな色でひよこの足跡の絵を2枚描きました。3枚目にひよこの絵を描きました。すみっこのほうに1匹は小さく、もう1匹は少し大きめに淡い感じで描かれていますが、余白を切ってトリミングして額に入れるととてもかわいいと思います。最初に書いた足跡の絵の中にいれてあげてもすてきです。ゆうりちゃんとまゆちゃんはひよこが大好きで触って遊びました。ゆうりちゃんはうんちをされて「ひよこのうんちってあついよー」とみんなに教えてくれました。絵は完成しませんでしたが、たくさん感じたことは心の根っこを育ててくれることと思います。まゆちゃんもひよこの色を丁寧に作り足の様子もよく観察して描いていました。背景も考えて描き入れ最後に隣の工作をやっているのが気になったのか空の表現にビニールテープを用いていました。ゆりこちゃんは、はさみづかいも上手で見本を見ながら速いペースで作っていました。絵も工夫して考えて色鮮やかに塗れています。ひよことも楽しく遊びました。ひかるちゃんは丁寧に坂を作った後、何の絵を描こうかと迷ってしまいました。ゆりこちゃんに少し手伝ってもらってできました。しょうくんは紙の折り方や丸の形などひとつひとつを納得いくまで何度も作り直し時間をかけて作りました。少し弱い色を選んだのでクレパスを使うかほかの色を混ぜてみるか提案してみましたが、これでいいと自信を持って作っていました。簡単に見える工作ですが型を取る、切る、折る、貼る、描く、バランスをとる、動かすなど様々な工程があり頭と手を1時間以上働かせました。「音」「形」「色」「重さ」「大きさ」「動き」はおもちゃの6大要素といわれていますが「動き」はおもちゃの王様といわれるほど人々を魅了します。今日作ったおもちゃは少し回転を加えるだけで鮮やかにくるくると回る楽しいものです。
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