豊中美術研究所HOME美大受験講座絵画教室/デッサン教室児童画教室資料請求

<7月-MENU-5月>

豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2002年 6月号
アトリエでのこどもたちの様子をご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
●金曜クラス●土曜クラス(文字色を分けています)

2002.6.28  なおきくん(T)、きおかちゃん、今日に振替のまさきくんが揃ったところで工作見本の玉入れゲームで遊びました。なおきくん(T)はとても気に入ったようで何度も何度も遊びました。はさみで牛乳パックを線のとおりに切るのは上手にできていました。ほかの作業は難しかったのですがセロテープで固定したりできるところを少しずつしました。最後にアルミホイルをぎゅっと丸めて玉にするのは「おにぎりにぎるみたいにぎゅっぎゅっとね」というととても嬉しそうに作っていました。きおかちゃんと、まさきくんは並んで作業をしました。牛乳パックを切るのは硬いところだけ手伝いました。バネの部分は溝をつけるのはみんな難しいところで1度自分でやってもらってから後からフォローしました。屏風折はふたりともうまくできていました。根気の要る作業が続きましたがふたりとも集中して作っていました。最後の折り紙による装飾はそれぞれ自分の好きなように作りました。後からきたこどもたちはすでに始まっている様子を見て、ゆりこちゃんと、ひかるちゃん、しょうくんは工作をすると言い、ゆうりちゃんとまゆちゃんは絵を描くことにしました。ゆりこちゃんは作業が早く、玉入れゲームを順調に作り上げた後カスタネットのおもちゃも作りました。紙皿がなかったのでボール紙で作りました。音のなる部分も本当は王冠が欲しかったようですがなかったのである材料から探して作りました。ひかるちゃんは自分のペースで丁寧に作っていき完成させることができました。コップを4つ使って玉入れ部分を工夫しました。しょうくんも積極的に作業を進めていき、終わる時間がきても納得いくまで作業を続けていました。もう少し時間があれば満足できるものができたかもしれません。延長できなくてごめんなさい。ゆうりちゃんとまゆちゃんはふたりで相談しながら海の絵を描くことに決まりました。空、海、太陽、と描いていきました。最後に海を感じさせるを生き物描いてみようということになり図鑑を見たりしていました。ゆうりちゃんはかにを描きました。描きながらゆうりちゃんが「グアムの海に行ったことあるよ」とお話するとまゆちゃん、なおき(T)くんも「ひこうきにのってグアムにいったよ」とお話してくれました。しばらく海での遊びの話が続きました。
2002.6.22  玉入れゲームの工作と絵の要素の大きい「いないいないばー」を見本に用意しておきました。こうきくんとなおきくん、りょうちゃんは工作にとても興味を示してすぐに作り始めました。玉入れゲームのポイントは画用紙で作るばねの部分です。折りやすいように定規とはさみの一方を使い折り線に溝をつけていきます。屏風折りをしてさらに半分に折ります。ボンドの量も重要でつけすぎるとばねの力が弱くなります。定規をおさえるのも小さな子にはなかなか難しいようです。こうきくんは丁寧に作業を進めていき、玉入れの部分をどうするか考えて三つのコップを使って作りました。点数を描くときに折り紙を使ったのですが、左手を使うので右利き用のはさみで薄い紙を切るのは難しく何度も失敗するのではさみを右手に持ち代えてもらいました。もし左利き用のをお持ちであれば持ってきていただいた方が作業しやすいかもしれません。出来上がったゲームで何度も楽しそうに遊んでいました。なおきくんは「ぼく、切るのが一番すき」といってほかの子が固くて切れないところも一人で力強く切っていました。玉入れの部分も4つにして実験を繰り返し玉が飛び過ぎないように工夫して作りました。ななこちゃんは「何をするか考えてみる」といってしばらく考えた末、工作することにしました。先にはじめていたりょうちゃんに追いつき途中から一緒に作業を進めていきました。二人ともボンドをたっぷりと使いすぎたのでばねが弱くなってしまったので作り直し、ボンドの量の加減を説明しました。りょうちゃんは玉入れ部分には点数は書き込まず折り紙で仕上げしました。力の要る作業が多かったのですが一生懸命作っていました。ななこちゃんのは玉が飛びすぎるのでどんどん玉入れ部分が長くなっていきました。最後は壁を作って落ち着きました。りゅういちくんは英語に興味があって絵の具でアルファベットを描きました。玉入れゲームには心惹かれなかったようで折り紙と鉛筆で何やらゲームを作っていました。こうきくんと玉いれゲームをしたり、自分の作ったゲームをしたり楽しそうでした。はるきくんは「今日はお得意の絵を描こう」といって描き始めました。小石から始まっておしゃべりしながら人らしきもの(何者なのかは秘密と言って教えてもらえませんでした)、洞窟、そこに住むこうもり、と描きすすめおはなしをどんどん膨らませていきました。ななこちゃんもお話作りに参加して竜巻も描きこまれていきました。りんちゃんはお花模様のテーブルクロスが素敵な室内の絵を色鉛筆で仕上げました。
2002.6.14  土曜日と同じくこどもたちが大体揃ったところでクイズから始めました。オクラでぺったんを試してみて、それぞれ好きな野菜をとって創作にはいりました。一番にやってきたきおかちゃんはみんながくるまで待っててくれてクイズには元気よく答えてくれました。ナイフも最初は逆でしたが上手に使えるようになり、いろんな野菜を切ってみました。後半は大好きな絵の具で絵を描きました。何を描いたのかは教えてもらえませんでしたが何やら不思議な形が画面いっぱいに広がりユニークで大らかな作品です。しょうくんは手前にあった青と緑の絵の具でぺったんを楽しみました。できあがったのをみて「みどりのは人で、あおいのはね、うんこ」とおちゃらけるしょうくんでした。うんこにしては、とてもきれいな作品です。後半は大好きな自由工作をしました。ゆりこちゃんはぺったんと、クレヨンで絵を作っていきました。途中かばんから家の形に出来上がった折り紙を出して絵の中にはりました。折り紙の家はゆりこちゃんの家でまわりにはお花がたくさん咲いています。「ゆりこのおうちと、さなちゃんのおうち」という題名です。後半は大好きな絵の具で絵を描きました。緑と、ピンクを基調としたカラーは、ゆりこちゃん独特の色合いです。何を描いたのかは本人も「わからない」そうですが、丁寧でたっぷりとした絵の具の塗り方は力強い印象を与えてくれます。ひかるちゃんはゆりこちゃんと並んでおはなししながらぺったんしました。おうちまで描いた後、ゆりこちゃんと一緒にすぐに絵の具で違う絵を描きたそうでしたが、もうすこしがんばって空や、地面の表現をやってみました。2枚目を描く時間がなくなってしまって残念そうでした。ごめんなさい。ゆうりちゃんは丁寧にゆっくりとぺったんをしていき形の一つ一つを楽しんでいるようでした。最後に虹を描きいれて完成しました。まゆちゃんはバラのトンネルをぺったんで表現して、チューリップを絵の具で表現しました。お花が引き立つように花のまわりの葉の表現を加えて完成させました。後の時間は野菜を細かく切るのに集中していました。バラの形はこまつな等の青物の根に近い方を切るとその形になります。りんちゃんはサポートで入り、主にしょうくんについてくれていました。
2002.6.8 机の上に野菜を並べていますとやってきたこどもたちは今日はこれを描くんだろうかと眺めたり、知ってる野菜の名前を言ってみたりします。こどもたちがほとんど揃ったところで「やさいのおなか」の絵本を使ってクイズをしました。わかるものはみんな得意げに答えてくれます。わからないものでも思いつく野菜の名前を元気に答えてくれます。次に「やさいでぺったん」(よしだきみまろ作かがくのとも)をよみきかせしました。早くやりたいよーという気持ちになったところで、ナイフとまな板代わりの牛乳パック、そして一番切りやすいオクラを全員に配りました。みんなで半分に切ってぺったんと絵の具をつけて紙に押してみるときれいな星型になりました。そうなると次々に自主的な活動が始まりました。「ナイフなんてつかえないよー」と言っていたこうきくんですがみんなの様子を見て「ぼく、ピーマン切ろう」と活動開始です。筆で好きな絵も描きい入れていき「ボコボコ星人」から果てしなくイメージが広がっていったようです。用意していた色では足りなくて自分で色を作り出しましたが、そのうち色水遊びとなり、りゅういちくんや、まさきくんも加わってこうきくんの周りはすごい状態となっていました。まさきくんは力があり硬いタマネギもなんのその、こうきくんの分まで切ってあげていたくらいです。いろんな色を使って画面いっぱいにぺったんをして複雑に混じり合った色が美しい作品となりました。こうきくんやりゅういちくんと話をしながら「これはヘコポ星人とドッカン星人」と言っていました。りゅういちくんもぺったんと、筆による表現を併用し、作品を仕上げていきました。自分だけの色を作るのに夢中になりあちこち移動しながら色を作っていました。「よぞらのほし」にするというので、ラストにタマネギで夜空の感じを出しました。なおき(N)くんは向かいの騒ぎにも動じずひたすら切る作業に集中していました。一通り切ると、新しい絵の具を持ってきたのが嬉しくてわくわくした様子でパレットに色を出していきました。絵の具を混ぜてみたくてうずうずしているのでスポイトの使い方や絵の具と水の調整の仕方などを説明しました。あとはひとりでいろんな色をだしてみて混色を楽しんでいました。手のひらにも絵の具をぬってぺったんをして「バルタン星人になった」と満足そうでした。りょうちゃんは一人静かに黙々とぺったんをしていて画面いっぱいに色がついたところで聞いてみると「ここはこうえんで、これがすべりだい、ここがすなば」とお話してくれました。さらにブランコを加え最後に遊んでいる人たちを筆で描き入れました。はるきくんはナイフの扱いも丁寧で、効果を考えた切り方をしていました。1枚目はウォーミングアップにいろんな形を押してみて、2枚目で「夜のおばけ」を作りました。おばけの目などオクラの先っぽを使ったり、夜のムードはタマネギの広い面を使ったり、よく考えて作業していました。黄色いおばけが青い夜の中に漂っていてユーモラスな絵になりました。ありさちゃんは積極的にいろんな素材を切ったりぺったんしたり様々な形を作り出していました。ぺったんしているうちにイメージを固めていき最後にお話を作りました。お花とおだんごがメインなので題名は「お花見」としました。大好きなハートも描きました。はるきくんと、ありさちゃんは早く仕上がったのでにんじんをくぎで彫っていきオリジナルスタンプを作りました。はるきくんは星、ありさちゃんはハートと星と丸を組み合わせた形です。少し遅れてきたななこちゃんと、りんちゃんは並んでぺったんしました。みんなのしている様子を見てふたりともすぐにやり始めました。ななこちゃんは色が混じらないように一色ごとに素材を洗いにいき丁寧に作業していました。作品名は「お花畑」です。りんちゃんはぺったんで「もりのなか」を表現し、2枚目は鉛筆で女の子の絵を描きました。にんじんでりんごという字を彫りましたが、字を逆さに彫らなかったのでぺったんすると読めないことがわかり、次は「り」の字だけをちゃんと逆さに大きく彫り女の子の絵の横にかっこよくぺったんしました。
<7月-MENU-5月>