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豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2002年 7月号
アトリエでのこどもたちの様子をご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
●金曜クラス●土曜クラス(文字色を分けています)

2002.7.27 最初にやってきたななこちゃんは見本の工作が気に入った様子で「二つとも作る」と張り切って作業に取りかかりました。テレビのおはなしもよく考えて丁寧に仕上げていました。手先が器用で上手に作り上げていました。男の子達は影絵に人気が集中して作っては遊び改良を重ねていました。みんなで百科事典を見ながらでいろんなモチーフを探していました。まさきくんはおばけとソフトクリームの影絵を作りました。りゅういちくんはサッカーをテーマにした影絵を作っていました。こうきくんは見本のからかさお化けが気に入って写しながら描いていました。はるきくんはみんながなかなかできなかったペンライトを差し込む部分のところも丁寧につくりあげていきさすが4年生らしい手つきです。りんちゃんも事典のからかさおばけを見て作りました。なおきくんとゆいちゃんは影絵を作った後テレビ作りにも挑戦しました。牛乳パックが硬いので穴をあける作業に力が要ります。
少しずつ仕上げていき、塩ビ板に絵を描く時はふたりともすいすいと個性的に描き上げていました。
2002.7.26 こどもたちが夏休みにはいったので楽しく遊べるものをと思い光と影をテーマに「おばけの影絵」と「テレビ型げんとうき」の見本を用意しました。今回は両方ともペンライトを使用しています。懐中電灯を使用するときは必ず本体側に豆球が剥き出しになるものを用意してください。また、絵と光源の距離も調整してください。テレビは細長くきった塩ビ版に、絵をマジックで描いていきます。箱を仕立てるのが少し難しく時間がかかります。振替出席のありさちゃんは早く来たこともあり、二つとも仕上げることができました。きおかちゃん、ゆうりちゃん、ひかるちゃん、振替出席のりょうちゃんは、ほぼ同じ感じで少しずつ仕上げていきました。絵を描くところ意外は複雑な工程が多いので次は「どうするの」と聞いて仕上げていくことになりました。箱をくりぬいたりたり、牛乳パックの底に穴をあけたりと力仕事もあり、苦労して出来上がったときにはちょっと疲れてしまったようです。それでも最後にペンライトをつけて絵が映ったときはみんなとてもうれしそうでした。なおきくん(T)としょうくんはおばけで遊ぶのが大好きで後からきた子に見本を見せてくれました。なおきくん(T)はなかなかひとりで作業するのが難しいのですがそれでもできるところは少しずつやっていました。しょうくんは見本のからかさおばけが気に入ったようで見本そっくりに作りたくて時間をかけて絵を描いていました。お化け以外にも好きなものを描いてもいいよと促してみましたがふたりは出来上がったもので遊び、歌を歌いながら大いに盛り上がっていました。
2002.7.13 置いてあった絵本を見つけて「みず?みずをかくの?みずなんて透明だから描けないよー」とりゅういちくん。他の子も洗面器の水を見て「そうだよねー」という顔です。絵本を読んで池や、泥んこ水、ジュースやすいかなどの甘い水、植物を育てる水、汗やおしっこの水などいろんな水があるんだなーと感じてもらいました。りょうちゃんは丁寧にきれいな色をたくさんあちらこちらに置いていきお花畑を作りました。ななこちゃんもラベンダー色を効かしたお花畑を表現していきました。こうきくんは「ぼく海にしよう」と青い絵の具でぐいぐいっと描いていきいます。するとぼわーっと絵の具が広がっていき「うわーすごい、ひろがっていくー。ほんまの海みたいやー」と歓声をあげました。出来上がった作品を見て「本物そっくりに描けたわー」と大満足でした。まさきくんも青い絵の具で波模様を描いています。「みずうみ」を描いたそうです。「ひかってるところ」と言って黄色の絵の具で表現していました。りゅういちくんはいろんな色を何層にも重ねていき微妙な色合いの川を描きました。なおき(N)くんは色を作り、画面に置くという行為自体が楽しいようで長い時間やっていました。出来上がった作品を見て、全体に紫っぽくなったので「ブルーベリージュース」という題名にしました。りんちゃんは水墨画風にさらさらと大きなすいかを描きました。みずみずしくておいしそうに描けました。はるきくんは全体が黄色い画面になったので「レモン」をテーマにして描き進めました。いろんな大きさのレモン、レモネードのグラス、缶ジュースなど、レモンから発想するものを次々と描いていくのでこうきくんが「すごいすごい、はるき、めっちゃうまいなー、おかあさんにぜったいほめられるわー」と大絶賛。調子よかったのですがしばらくして見るとなぜか描いていた絵が塗りつぶされていました。「どうしたの」と聞くと「うん、いいねん。」といいます。ほめられすぎて照れくさくなったのでしょうか?「紙もう1枚頂戴」といいますので渡しますと一気にさらさらと軽いタッチで描き上げました。「オアシス」を描いたそうです。そのとおりさわやかな画面です。「僕、絵も工作もうまいねん。でも学校の図工は下手やねん」と気になる発言をするはるきくんでした。大体みんな絵を描き終わったのを見計らってめがねづくりを始めました。案の定、飛びつくように材料を取りに来ました。めがねの形、セロハンの色を選び自分のめがねを作っていきました。りんちゃんは工作はせず、マジックで「カービィー」の絵を描きました。はるきくんもめがねを途中まで作ったものの「僕も絵を描きたい」と言い最後までずーっと描いていました。
2002.7.12 今日は「水」がテーマです。最初に、ごみたろう作「みず」の絵本を読んで、いろんな水があることを意識してもらいました。水で画用紙をぬらしてから絵の具を置いていくにじみ絵で、自分の考える水を表現してもらいました。なおき(T)くんは積極的に絵の具を用意したものの筆につけたがりません。それで指に絵の具をつけて画用紙の上を歩いてみようねと誘ってみると気に入ったようでいろんな指に絵の具をつけてお散歩しました。工作のめがねづくりでは一生懸命形を切ったりセロハンを貼ったりしていました。きおかちゃんは早く来たのでみんなが来るまでに1枚絵を描きました。にじみ絵は、微妙な色合いのグリーンを作って画面に置いていきました。最後に鮮やかな黄色を塗りこんでとても美しい画面となりました。めがねも模様を工夫して作りました。振替出席のありさちゃんも1枚絵を描いてから、にじみ絵を描きました。絵の具を重ねていくうちに画面をこすりすぎてしまったけれど「湖のお城」は幻想的な雰囲気に仕上がりました。背景のお花畑も丁寧に描き込んでいました。めがねも手際良く作っていました。今日から入会のゆいちゃんはいろんな色を置いてみて最終的には一面ピンクの海となりました。空と海の境界を意識して描いて仕上げました。工作が大好きなようでめがねも積極的に作っていました。都合で次回から土曜クラスに入ります。ゆりこちゃんは「にじとゆき」を意識して描きました。色が混ざり過ぎないように丁寧に描いていました。めがねは時間ぎりぎりまでたくさん作りました。力もあってパンチの穴あけもひとりでこなしていました。ひかるちゃんはゆりこちゃんの隣で一緒ににじみ絵を描きました。ゆりこちゃんをとても頼っていて絵のヒントももらいます。ぼわっとにじむ色を見て嬉しそうでした。めがねづくりにも興味を持って取り組んでいました。まゆちゃんは「にじとみずたまり」を描きました。水をたっぷりと使いすぎて薄くなったので画用紙にたまった水を1度捨てて、絵の具を濃い目に作って描いていきました。清々しい画面に仕上がりました。めがね作りも楽しんでいました。しょうくんは水を引く刷毛を使ってそのまま赤色を置いていきました。勢いがあって美しいのですがここからもう少し発展させたかったのでお話していると、なおき(T)くんがやってきて二人仲良く手をつなぎ遊び始めました。そして一段落するとくっきりした黒と紺色で「でっかいなおくんとしょうくん」を画面に描きこんでいきました。斬新なかっこいい絵になりました。めがね作りでは「模様は描かない」といいます。「描いたほうがかっこいいと思うけど」と誘うと「しょうくんは白いままがいいの。ぜったいになんにもかかない」と言うので白いフレームのめがねとなりました。ゆうりちゃんは一人黙々と慎重に色を置いていき時間をかけてお花がいっぱいの美しい絵を仕上げました。にじみの効果がとても生かされていて本人も大満足の絵になりました。時間がすくなっかたけれどめがねも急いでふたつ作りました。
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