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豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2004年6月号
『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
2004年6月
【6月前半の課題】
昨年もこの時期に出した課題です。三角の形のダンボール紙を傘や屋根に見立ててスポイトで雨を降らせる描画です。こどもたちは雨を降らせるのが大好きです。工作はストローを使った動くおもちゃです。大小のストローを組み合わせて作ります。


2日(水1,3)
しんごくん、りょうきくんは工作から始めました。見本のカメレオン、ばったを見て作りました。ついてきたお友達がりょうきくんに「早く終わらせて遊ぼう」と誘うので、お友達には外で待ってもらうように促し、ビーズ作りや、烏骨鶏を見たりした後、吹き矢を作り始めました。いい調子だったのですが、下からお友達が何度も呼ぶのでとうとう早めに切り上げ帰っていきました。しんごくんはゆうりちゃんたちが始めたビーズ工作に興味を示してオリジナルアクセサリーを作っていました。しんごくんもややもするとりょうきくんと一緒に帰りたそうでしたが、なおきくんが楽しそうに雨を降らせ始めたのを見て触発され、「くまが傘をさしているところ」をクレヨンで描き、雨を降らせました。はまったらしく時間が来ても続けていました。ようへいくんは傘の中にしっかりと人物を意識して描いています。雨を降らせたくてたまらず、楽しんで降らせました。雨を3回も作りました。かおるくんは1枚目はお母さんと少し一緒に描きましたが2枚目は自分で傘を貼り、クレヨンで絵を描いて雨も降らせました。スポイトの使い方も覚えてこちらの手伝いは一切なく仕上げました。振り替え出席のりょうくんは黒が好きで、画面に多く使われています。雨は赤系を選び、降らせたので全体にバランスの取れた画面になりました。お友達のビーズ作りが気になり糸を持ってしばらくうろうろしていましたが、「魚釣り作りたい」と私に言いに来ました。材料をあげると積極的に作りました。あいりちゃんはしっかりした筆致で明るい絵を描きました。雨は青色にして降らせました。ストロー工作も作りました。振り替え出席のなおきくんは虹色の屋根の絵を描き、途中でビーズ作りに夢中になりました。後半また描画に戻り楽しそうに長い間雨を降らせていました。ゆうりちゃんとひかるちゃんは「ビーズ出して」と言ってそれぞれ好きなアクセサリーを作りました。そのあとはおりがみで自由工作をしました。ひかるちゃんは奴さんを2体折り、画用紙に貼りました。ゆうりちゃんはいくつも同じ形のものを作り全部を合体させて立体にしたいと言っていました。見学の方2名ありました。

9日(水2,4)
もとかずくんは「木で虫かごを作りたい」と言い、竹で作りました。途中まででしたがイメージには近いものができたようです。ななこちゃんは「ぞろり」の本を持ってきて、鉛筆で模写をしました。1時間半休むことなくがんばっていました。ゆうきくんは車のおもちゃを元に、ダンボールで立体工作をしました。車軸の部分のアドバイスを求めてきたので、説明しましたが、それ以外はすべて自分で考えて作業していました。ちかげちゃんとまゆちゃんは「シナモン」の絵をそれぞれ描いた後「紙芝居」を共同制作しました。絵を描いたりコラージュをしたり、また、課題の雨の降る絵も描きました。文章も考えていました。さえちゃんは、マーカーで絵を描き、三角のダンボールをひとつ貼った後「雨を降らしたい」と言います。「じゃあぬれないようにクレヨンで色を塗ろう」と誘いましたが「えーっ」と乗り気でない反応です。「しっかり塗るといい絵になるよ」と手を添えてあげると嬉しそうでした。雨を降らせる段になると喜んで自ら緑色の雨を作りずっと降らせていました。はるなちゃんは課題から始めました。しっかりとクレヨンで塗り、青い雨を降らせました。鉛筆でキャラクターを2、3描き、自由工作もしました。そうたくんは課題の説明を聞くと「ぼく今日学校を描こうと思ってきたのにな」と言うので「じゃあそれから描いてみようね」と画用紙を渡しました。校舎から描き始め画用紙を足してグランドと、サッカーをしている人たちを描きました。途中で息抜きに課題の雨降りの作品を作りました。夜の雨のシーンでタッチの面白い絵です。学校の絵はさらに、校舎とグランドの位置関係にこだわり、切ったり、ずらしたりしながら結局、4枚の画用紙をつないだ大作に仕上がりました。ひでのりくんは課題の雨降りの絵から始めました。虹色の屋根の家を描きました。その後、自由画で黒一色で描きだしました。形がしっかりしているので、「いいシルエットだね」と声をかけると聞いていた周りの子が「シルエットって何」と聞くので「ほら、夕方で太陽が真っ赤な時に建物が黒く見えるときがあるでしょう。その形だよ」というとみんな納得してくれたようです。ひでのりくんはさらに太陽を描き、青色を下のほうに描きました。「これは海なの?」と聞くと「そう、これは海。これは灯台。もっと海が描きたいから画用紙つなげたい」というのでつなぎました。海が広がり、島も描きました。島の微妙な色合いも雰囲気が出ています。こうすけくんは傘を塗って「できた」ともってきました。「誰がこの傘を持ってるのかな」と誘うと人間をひとり描きました。また、「できた」と持ってくるので「はだかんぼうだから、服をきせてあげようよ」と誘うと青い色を塗りました。この子がどこにいるのか考えてねと言うと、うーんと考えて草原にいることにしました。緑の草原を書いて、雨雲を描いてやっと雨を降らせました。降らせ始めると楽しくて、ずっと最後まで降らせていました。振り替え出席のゆうりちゃんは「折り紙をする」と言って作業を始めました。いるのを忘れてしまいそうなほど静かで、出来上がったのは小さな切り紙細工でした。繊細な模様は一つ一つ違っていて美しく仕上がっています。振り替え出席のひさたかくんは課題を聞くとアレンジをしてポケモンのキャラクターを制作しました。その後は、おりがみやボール紙を使い、恐竜やロボットなど次々と自由工作していました。

11日(金)
しゅんくんは「野球名鑑」を作ると言ってコピー用紙を求めてきました。マーカーで黙々と作業していました。最後にホッチキスでとめて本にしました。まほちゃん、みづきちゃん、きおかちゃんは最初工作から始めようとしましたが、絵画に移りました。3人ともカラフルな色使いで描きました。雨の色は青を選び、降らせ始めると気に入って何度も雨を作っては降らせて最後には「ビンごとぶっ掛けちゃおう」と足元を海にしていました。中でもみづきちゃんはのりのりで最後に黒い雨を作って何度もかけていました。まほちゃんときおかちゃんは最後にまたストロー工作をしました。すみれちゃんはゆっくりと絵を描き、青い雨を降らせました。後半はしゅんくんの前に行きコピー用紙を分けてもらって本を作りました。けんすけくんは絵を描いている途中で、自由工作がしたくなって材料置き場から大きさの違うラップの芯などを集めて鉄砲を作りました。カラーテープを使いカラフルに仕上げました。最後にまた絵画に戻りました。りょうたろうくん、さとしくん、かなちゃんは工作から始めました。根気よく工夫しながら作りました。りょうたろうくんは絵画は渋っていたのですが、ひとつだけでも塗ってみたらと誘ってみると「じゃあ一個だけ」と描き始め、画用紙に貼りました。「これ傘にする?屋根にする?」と聞くと「屋根にする」と言って家にしました。だんだん面白くなってきてもうひとつ三角に色を塗って今度は傘にしました。言葉掛けをしていくとどんどん描いていき、雨を降らせる頃になると「これおもしろいなー」と言って雨の色を変えたり、斜めに降らせてみたりと変化をつけて楽しんでいました。さとしくんは工作に時間をかけましたが、絵画も積極的に取り組みました。雷の表現も加えて、雨は淡い青色を作って降らせていました。かなちゃんはしっかりした筆致でクレヨンで描き、青い雨を降らせました。りょうたろうくんと並んでおしゃべりも楽しみながら描きました。かなたくんは課題には目もくれず「牛乳パックはどこ?」と言います。家を作るのでカッターナイフでドア作ってほしいと言うので、マーカーで切るところを記してもらい、こちらで切りました。2階建てで、煙突があって・・・と構想があり、絵の具で色を塗ったり、おりがみで石の表現をしたり大忙しでした。絵の具の微妙な色合いの違いや石の色や大きさにもこだわり「ぼくはいま研究をしているんだ」と言いながら作っていました。

12日(土)
りゅういちくん、だいきくん、こうきくん(上)、ひろゆきくんは工作にはりきって取り組みました。仕掛けが飲み込めると糸でつないで動かすよりも吹いて遠くへ飛ばすほうが面白いと気づき「吹き矢」の工作に変えました。的をつくり、どうしたらうまくつくかをそれぞれ意見交換をして考え、改良を重ねながら作りました。ひとみちゃんは絵画から始めました。順調に描いていたのがちょっとしたきっかけで、お母さんに「描いて、描いて」と泣き出し、気持ちがエスカレートしてしまいました。こどものお母さんに対する愛情は絶対的なもので、そこには私は介入できないので、様子を見ながら声掛けをして気持ちがほぐれるのを待ちました。お母さんがいないほうが、思い通りに絵が描けなくても、きっとわたしとの対話の中から、自分で選択方法を探っていけるように思います。気持ちが落ちついてからは、折り紙やストロー、空き箱などを組み合わせて自由工作しました。「何を作ってるの」と聞くと「ひみつ」と答えていましたが最終的には「望遠鏡」を作りました。ふきちゃんは絵画を選択しました。しっかりした筆致でクレヨン画を描いた後、雨を作って降らせました。ストロー工作もしました。「鳥」をつけたいと言い、ゆりこちゃんが折っていた、折鶴に興味を持ったので、挑戦しました。高度な技がいるので少し難しかったようです。上部が重くなると、重心が下にくるのでひっくり返ってしまいます。うまくいかないということを小さい時期に体験することはとても重要です。うまくいかないときに、どうすればいいのかを考えること、この体験の積み重ねが大切です。そして最後はうまくいくという満足感を得ることも必要です。二つ目はおりがみを切って軽くして、ちょうどいい感じの作品ができました。こうき(浦)くんはお母さんが帰ったあと、少し戸惑っていたようで、みんなの様子を見ていました。気づくと、三角のダンボール紙に絵の具をデコレーションケーキのようにてんこ盛りにしていました。それがあまりにもきれいだったので、わたしが「わーすごい」と声を上げるとみんな寄ってきて、鑑賞しました。画用紙にぺったんと押していき、その美しいふしぎな模様を楽しみました。そして、次に見たときは筆で画面を塗りつぶしていて、すべての絵の具が交じり合った重量感あふれる1枚の黒い画面になっていました。しかし本人は満足そうで、おしゃべりも軽快になり活発に雨降りの絵画、工作にも取り組みました。雨を作るのも好きで7色の雨を作って降らせていました。れなちゃんは工作をひとつ仕上げてから、絵画に取り組みました。明るい色でクレヨン画もしっかりとかけています。雨も楽しく降らせました。時間があったので、自由工作も楽しました。どの作業も丁寧で落ち着いて創作できています。なおきくんと、りょうくんは「ゴジラを描く」と言って、ゴジラの本を見ながら絵の具で描きました。なおきくんは1枚目は「これは失敗だ。もう一枚紙ちょうだい」と言いました。私は「そんなことないよ。いい感じが出てるよ」といいましたが本人は納得できないようなので、新しい紙を渡しました。2枚目もしっかりした筆致でゴジラの特徴をよく捉えて描けました。画面にバランスよく納めてポスターのようにかっこいいゴジラになりました。りょうくんはゴジラのイメージをよく表現できています。お話もよくしてくれます。絵の具が大好きで混色を楽しみながら描いていました。ゆりこちゃんは折鶴を折ったり、にじみの美しい水彩画「うさぎ」を描きました。ともひろくんは絵の具が大好きです。何を描いたの?と聞くと「虫」と答えたので「手や足も描いてあげよう」と誘うと6本ではありませんでしたが、意識して描きました。お友達の「的あての吹き矢」に興味を持ち「同じのを作る」と言い積極的に作りました。数字はゆりこちゃんに書いてもらい、シールで模様をつけました。

【6月後半の課題
絵のモチーフはガクアジサイです。描かない子にも観察はしてもらい、ふしぎな花の形を見てもらいます。おりがみで表現する方法も用意しました。工作はスマートボールです。少し工程が多いので、穴を開けた土台などは、パーツとして用意しました。ゲーム性のあるものは人気があります。


16日(1、3水)
ゆうりちゃんは、前回の続きで切り紙細工をしました。水色の繊細な模様を並べた大変美しい作品になりました。別の色でも作りました。ひかるちゃんは折り紙であじさいを表現しました。折り方は最初は難しそうでしたが、何度か折るうちに上手になりました。「星の作り方を教えて」と言うので、教えてあげると練習していました。ゆりこちゃんはおりがみのアジサイを画用紙の裏表に、作りました。ともひろくんは今までとは違うタッチを使って描きました。「これなあに」ときくと「くるま」と答えたので、「誰が乗っているのかな」とお話しながら進めていきました。緑色で、お父さんを表現しています。後半は、ゆりこちゃんのやっていることが気になるようでくっついていました。ゆりこちゃんが「あっちにいって」と言っても動かず、わたしが「こっちにおいで」といっても動かず、やんちゃな一面を見せてくれました。やんちゃができるのは開放感があるからなので、いい方向へもっていきたいと思っています。かおるくんは全体にパステルカラーの美しい色でアジサイを描きました。途中、バケツの水をひっくり返したり、ひかるちゃんにくっついていた時にいすから落ちて頭を打ってしまったりといろいろアクシデントはありましたが積極的に行動できています。あいりちゃんは工作を選択しました。工程が多かったのですが最後までがんばって作りました。わごむのつなぎ方を練習しました。マーカーで模様も描きました。りょうきくんは小さめの箱を選んび、アレンジを加えながら作りました。ビー玉を置く仕掛けが思うようにならないので、工夫を重ねて作りました。しんごくんは工作から、ようへいくんは絵画から始めました。ようへいくんが色を混ぜて「ウンチ色だー」と叫ぶとしんごくんの興味を引き、ふたりで「ウンチの合作」が始まりました。大きいから「ぞうのウンチみたいだね」と声をかけるとそれが気に入ったようでした。金色のおりがみを貼り、「金色の果物を食べたから、金色のウンチが出た」と言って、ふたりとも楽しそうに鼻歌を歌いながら描いていました。しんごくんは止まっていた工作の続きで、仕掛け部分を大急ぎで作り何とか仕上げました。

23日(水)
そうたくんは、ガクアジサイから描き始めました。よく観察して表現していましたが、お友達が次々とやってきて工作をしだすと描くのをやめて工作をすることにしました。見本を基本としてアレンジを加えどんどん大きなものになっていきました。時間いっぱいを使って作り続けていました。ひでのりくん、こうすけくんはスマートボールに高い興味を示して作っていました。根気よく黙々と作っているおとなしいイメージでしたが、出来上がってお母さんの顔を見たとたん、我先にと何を作ったかをものすごい勢いでおしゃべりしだしたので、そのギャップがほほえましく思いました。まゆちゃんは特大のスマートボールにしたのでとても時間がかかりました。大変だったと思いますがうまくできました。さえちゃんは工作をしかけましたが途中で「やっぱりやらなーい」とみんなの様子を見て回りました。ビニールテープの指人形を作って得意げに見せてくれました。後半、透明の袋を見つけて顔にかぶるので窒息しないように顔の面だけにして、わごむを付けて、顔を描いたお面にすることを提案しました。ちかげちゃんに顔を描いてもらって、気に入ったようです。ちかげちやんは工作ををしかけて「やっぱり絵を描く」と言い、画用紙にお花畑の絵を描きました。その後自由工作で楽器や、レインコート、マラカスなどたくさん作りました。小さなお友達をトイレに連れていったりもしてくれる優しいちかげちゃんです。ゆうきくんは前回作った車のボディーを発泡スチロールで成形したいと言いましたが、あいにく用意していなかったので似ている素材で作ってもらいました。持ってきたプラスチックの模型を見ながら成形している様子に他の小さな男の子たちはしばし見とれていました。ななこちゃんは前回の「ぞろり」の続きをしていましたが、みんなの様子を見て「家に帰ってから描く」事にしました。自由工作で、船や、けんだま、中がふわふわの小物入れなどいろんな素材で作りました。もとかずくんはスマートボールを作ってから、「虫かご作る」とびんに網をかぶせました。中に入れる、葉っぱを捜しにいったり、自由工作をするなど積極に活動していました。はるなちゃんはスマートボールを順調に作りました。残った時間でガクアジサイをクレヨンで描きました。色もしっかり塗れて元気な絵です。

25日(金)
まほちゃん、きおかちゃん、かなちゃんはおりがみのアジサイから作り始めました。まほちゃんは折り方をすぐに覚えて、どんどん作りました。画用紙に貼り「普通のあじさいにする」と言い、葉を描いて仕上げました。後半はスマートボールも作りました。きおかちゃんは折り方を何度も何度も聞きに来ました。がんばって作り、画用紙に貼って仕上げました。スマートボールも作りました。わごむつなぎは上手でした。かなちゃんはアジサイの他に朝顔も作り、絵の具も使用してすずめの飛んでいる楽しい絵にしました。小さめの箱を選んでスマートボールも完成させました。わごむつなぎにチャレンジしました。みづきちゃんは何をするかしばらく考えて、「お姉ちゃんに教えてもらった折り方でやる」と言って、いろんな色のおりがみでたくさんあじさいを折りました。画用紙に貼って絵の具も用意して作品に仕上げました。できた後はお友達に、わごむつなぎを教えてあげたり、わたしにおんぶしたりしていました。終わる間近かになってから、ビー玉に輪ゴムをつけて自由工作をしました。すみれちゃんとけんすけくんはコピー用紙に字を書くことから始めました。すみれちゃんは「すみれちゃんとせんせいが動物園に行っているところ」というおはなしの絵本を作りました。はじめは「色はつけない」と言ってましたが、100本ほどはいった色鉛筆を見せると「わーすてき」と気に入ってくれて色も塗りました。大きな折り紙でひとつアジサイを折り、カタツムリの親子を4匹作って貼りました。カタツムリの作り方を私に教えてくれました。けんすけくんはコピー用紙をいくつかに切って英語や数字を書き、ホチキスで留めて本にしました。工作や、アジサイ作りにも誘ってみたのですが今日は本作りにこだわっていました。りょうたろうくん、さとしくんと、かなたくんは工作から始めました。りょうたろうくんは小さめの箱を選び、手早く仕上げました。後半は暖かな色合いのおりがみを選び、時間をかけてアジサイ作りに励んでいました。画用紙に貼り「僕のが一番大きいあじさいだ」と気に入ったようです。さとしくんは1番大きな箱を選んだので「作るの大変だけど大丈夫?」と聞くと「大丈夫」と答えてがんばって作りました。とても根気がよく黙々と丁寧に作業していました。かなたくんは「ぼくひとりで作れるよ」と自信を持って作っていました。時間はかかりましたがほとんどの作業を一人でこなしました。もうそろそろ終わりという時におりがみであじさいを作り始めました。うまくいかなくて泣き出してしまいました。時間があればきっとできたのに残念でした。

26日(土)
りゅういちくん、こうきくん(上)、ひろゆきくん、だいきくん、ひさたかくんは見本のスマートボールがとても気にいり、はりきって作りました。「これは点数をちゃんと書いたほうがいいよ。」「きれいなテープを貼ってもいいの?」などみんなそれぞれに、工夫を凝らして見本から発展させて作っていました。ひさたかくんはあじさいの絵画にも取り組みました。時間が足りないとわかると、絵を描くのをやめて、自由工作を始めました。いろんな素材を組み合わせてロボットを作りました。れなちゃんと、ひとみちゃんはおりがみであじさいを作りました。折り方を覚えるまでに時間がかかりましたが、絵の具やクレヨンなども用いて作品を仕上げました。れなちゃんのは、カタツムリが2匹仲良くあそんでいます。ひとみちゃんのはお母さんと、ひとみちゃんが仲良く傘をさしてお散歩しています。2作品とも暖かい雰囲気が伝わってくる絵です。ふたりとも工作もしたくて、時間が少なっかたけれどスマートボールも作りました。こうき(浦)くんは工作をしかけて「やっぱり絵を描きたい」と言い絵の具を用意しました。水入れの中に絵の具を搾り出したので「パレットにだそうね」と声をかけました。ある程度描いたところで「何を描いたの」と聞くと「台風」と答えます。「台風のとき何が飛んできた?」と聞くと「自転車とか、電車。このあいだの台風のときねー・・・」といろいろ話してくれます。すると聞いていたみんなも、自分の台風の体験談をいっせいに話してくれて、そこから話しがあちこちにとびとってもにぎやかでした。こうきくん(浦)は後半は自由工作でトラックを作りました。創作意欲が旺盛ではさみで一生懸命ダンボールを切っているので、どうしたいのか聞いて、少し難しそうだったので、手伝いました。タイヤの部分なども自分の中にしっかりとイメージがあるのでそれを形にするのにお話しながら進めていきました。満足いくものができたようです。

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