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豊中美術研究所 こども図画工作教室(児童画教室)

2004年9月号
『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
2004年9月

【9月前半の課題】
いろいろな虫がテーマです。泣き虫、甘えんぼ虫、おこり虫、笑い虫・・・自分はどんな虫かなと自分を虫に置き換えて表現します。工作は虫や動物をテーマにプチプチマットや色セロハン、おりがみ、モール、ワイヤー、ビーズなどの材料で作ります。マットが透明なので間に色のついたものをはさめば簡単に色がつきます。


1日(1,3水)
ひかるちゃんは自分で工夫して、ペンギンとひよこらしき黄色い動物を作りました。ゆうりちゃんは、見本のうさぎをアレンジしてつくりました。手にキャンデーを持たせたり工夫していました。あいりちゃんは見本のうさぎに似せて作りました。ワイヤーをペンチで切ったり、目のビーズを差し込むのに目打ちで穴を開けたり難しいことにも挑戦しました。後半は「女の子とカブトムシ」の絵を描きました。筆圧もしっかりしていて明るい絵です。かおるくんは絵の具で絵を描きました。茶色から赤、緑、と、どんどん変化していきます。充分絵の具を楽しんだのか、「もう絵の具いい」というのでワイヤーで虫の足などを表現しました。目もビーズとワイヤーで作ったものを貼りました。虫の身体は筆のおしりを使ってはんこの要領でデザインしました。ペンチでワイヤーを切るのが面白かったようです。りょうきくんはスクラッチで花火を描きたいと言いました。新しいクレヨンを持ってきたのが嬉しかったようです。画用紙を希望のサイズに切ったものを渡しました。時間をかけてじっくりと塗りこみ「ポケモンの花火」をスクラッチしました。しんごくんは虫を作りかけた、と思ったら、やっぱりやめると言って、モールにビーズを通し始めました。「画用紙を出して」というので渡すと前に作ったスライムで絵を描きました。「豆も出して」というので渡すとそれを目、鼻にしたりして画用紙に貼っていきました。先ほどのビーズも首飾り風に貼りました。スライムで絵を描いた子は初めてです。透明感がありきれいな絵です。その後ペットボトルに豆を詰め、水と絵の具を入れて混ぜていました。バケツに網を張って移したりもしていました。「豆はどうなるの?食べられるの」と聞くので「ふやけて大きくなるよ。絵の具入りの水だから食べるのはやめたほうがいいと思うよ」と答えると「これこのまま置いといて」と言って次は絵の具で絵を描き始めました。空と草原の絵です。創作活動の合間に、ようへいくんやかなたくんともふざけあったりしていて、活動量の多いしんごくんです。好奇心旺盛なので、それをいい方向に伸ばしていきたいと思います。おうちの方のご協力も必要かとも思います。例えば今回の様子から、乾燥豆を用意して一晩水に浸し、どのくらい膨らんだか一緒に見て、煮豆にして食べて見るということをやってみてあげてください。こどもは興味を持っていることはどんどん吸収します。ようへいくんは絵の具のいろんな色を混ぜ合わせることから始め、濃い緑色の塊を塗った後、両手にも塗っていました。ずっと「ひょーひょー」と声を出し続けながら部屋の中を歩き回っていました。「そろそろ続きをしようか」と声をかけて、抱こうとしましたがするりとぬけて、りょうきくんや、かなたくん、しんごくんにも絵の具だらけの手を向けてにっこりしていました。画用紙の上でスポイトで水を手にかけたりもしていました。そういう様子があいりちゃんには新鮮だったのか「すごいことやってる」というまなざしで、そばまで寄ってきて面白そうに見ていました。終わり時間近くになって、少し落ち着いて、おばけのマントの話をしてくれました。そこで、おばけの絵に、カラーセロハンのマントを貼ることにしました。虫も作りたくなって、モールを巻いて、作りました。

3日(金)
さとしくん、りょうたろうくん、かなちゃんは、絵を描くより工作のほうがいいと作り始めました。それぞれ1匹作るとお友達のつくる様子を見ながらおうちや木などお互いに情報交換して作っていきました。りょうたろうくんは白い虫や、木に止まる虫、巨大ミミズ、蝶、さるなどをフィールドも設定して作りました。さとしくんはねずみを作り、イメージを広げて、隠れ場所やえさも作りました。かなちゃんはうさぎ、ちょうを作りフィールドも設定しました。お花畑は、ティッシュの箱のイラストを利用して作りました。すみれちゃんはお母さんと別れるのが悲しいようでしたが、別れた後すぐに「あたしはちょうちょを作る」元気に作り始めました。蝶はピンクで統一しました。うさぎは大好きな紫で統一して、冠やイヤリングもつけたおしゃれなうさぎにしました。途中一回だけ、「お母さんはどこ、おなか痛い」といいましたがおなかをさすってあげると、「だいじょうぶ、痛くない」とまた元気に作り始めました。けんすけくんはおりがみでチューリップから作りました。そのチューリップを立体的に地面から生えているように作り、土の中に、クワガタムシとカブトムシを作って入れました。みづきちゃんは金色に輝く蝶を作りました。模様を丁寧にはさみで切りました。ビーズでブレスレットも作りました。オレンジと黄色を好んで使っていました。

4日(土)
こうき(上)くんは虫の基本的な作り方がわかると、自分でアレンジしてせみを作りました。木に止まらせる方法を一緒に考えました。土台部分にはゲームを2種類考えて描きました。後半はペットボトルキャップで空飛ぶ乗り物を作りました。だいきくんは柱に登ったりしばらくうろうろしていました。「一緒に虫を作らない?」と誘っても「いや」「絵を描いてみない」と誘っても「いや」という返事なのでこちらもどうしようかなとしばらく様子を見ていると、こうき(浦)くんがストローを出してもらったのを見て「僕もストローがほしい。太いのと細いのちょうだい」と言ってきました。渡すと以前作った吹き矢を自分で作りました。矢の部分の切り込みに本体が入り込んでしまいうまく飛んでくれなかったのでその説明をして補修しました。船も自分のアイデアで作りました。最後はひろゆきくん、こうき(上)くんと一緒にペットボトルキャップでジェット機を作りました。ひろゆきくんは羽の生えた虫を1匹作りました。どういう虫にするかを長い間考えて作りました。後半はペットボトルキャップでロケットを作りました。ひとみちゃんは「家を描きたい」というので画用紙を渡しました。少し描いたところで「工作したい」というので「絵を描いてからにしようよ」と言ってみましたがどうしても今作りたいと言い、リスを作りました。次にリスの家を作りましたが小さいのが気に入らなくて、大きい家に作り変えました。こうき(浦)くんは最初に蜘蛛を作りました。モールを巻いてひねって固定する、という作業は意外と難しくうまくいかないので手伝いました。「蜘蛛はどこから糸を出すか」という話からスパイダーマンの話になり、みんなで盛り上がりました。こうき(浦)くんは蜘蛛が糸で獲物をぐるぐる巻きにして捉えるんだとお話してくれて、蜘蛛に糸をつけました。「獲物をいっぱい作る」と張り切って、ふくろう、ごきぶり、蝶、わにを作りました。戦車も作り、獲物たちが戦車を運転していて、蜘蛛はじっと待ち伏せしていてそれを捉えるという設定で遊びました。振り替え出席のまほちゃんはおしゃれなうさぎを作りました。今日つけていた自分のと同じようなネックレスをうさぎにも作ってあげました。後半はクレヨンで絵を描きました。「あり」を連想して描き始めましたが、雨をたくさん描いたので、雨粒の表現と、サーっとシャワーのように降る雨の表現をパステルで効果的に出せる方法で描きました。

8日(水2,4)
虫がテーマということで、もとかずくんは大喜びで作り始めました。ヘラクレスオオカブトとみやまくわがたにするといって特徴をよく捉えて作りました。虫が止まる木も葉をつけたり、もぐるところを考えたりして作りました。ゆうきくんは絵画を選択して、何を描こうかと、しばらく昆虫図鑑を見ていました。カマキリを描くことにして細筆を選び輪郭から描いていきました。「できた」と持ってきたので見ると生き生きとカマキリが一匹描かれていました。今にも飛掛かっていきそうなので、えさか何かを捕まえているところにしてみようかと話をすると、考えて、花に止まっている蝶を描きました。色をつけた後、上下に空白があいたので、どういうステージにするかを考えてみようねと声をかけました。すると下部は草原に上部は空にトンボが3匹というシチュエーションにしていました。とてもロマンティックな発想で素敵な絵になりました。お友達も「生きてるみたいや。すごーい」とみんな見に来ました。はるなちゃんは「虫でなくてもいい?」と聞くので「いいよ」答えると、「お母さん、あそんで」のセリフがはいった絵を描きました。自分と、お母さんとふたりだけで動きのない絵なので「お母さんと何して遊びたいのか考えてそれを描いてみようか」と声をかけると他にふたりの子を描きました。直立しているように見えますが本人は鬼ごっこをしているところと答えました。「鬼ごっこが好きなの?」と聞くと「うん」と、うなずいていました。後半は、見本のうさぎを見て工作をして、金メダルも作っていました。ちかげちゃんとまゆちゃんは並んで「ベリーちゃん」というキャラクターを描きました。本人たちいわく「これはブランド物なの」ということでかなり気に入っているようです。モールを使い半立体に仕上げていました。後から来たさえちゃんは「いっしょのするー」とモールを分けてもらおうとしたら「だめ」といわれ泣き出しました。新しいのを出してあげると機嫌が直り、同じテーブルで作り始めました。でも、終わってみて「何ができたの」と聞くと「お金」と答えていました。1番に来ていた振り替え出席のきおかちゃんはうさぎ作りからしていました。さえちゃんを見ると「わーい、さえちゃんだ」と喜んでいました。二人で柱のぼりを何度もしました。みづきちゃんの花火にも興味を示して「同じの作りたい」というので作り方の説明をしました。積極的に創作していました。振り替え出席のみづきちゃんはまだ作っていなかった花火の制作をしました。大きな花火と小さな花火をひとつずつ作り作品に仕立てました。そうたくんは自分で考えて創作しました。カブトムシは紙を使って身体を表現し、本物を意識して作りました。他にスプリングのおもちゃ、ワイヤーを螺旋にしたおもちゃ、金、銀、銅のメダルなど作りました。ひでのりくんはなみなみ模様から描き始めました。上部を真っ黒に塗りつぶしたので「何を描いてるの」と聞くと「内緒」と教えてくれません。しばらくすると明るい色で細かに線を引き始めお寺の屋根だとわかりました。特徴をよく捉えています。よく記憶しているなあと感心しました。こうすけくんは虫を作りました。モールをねじって固定するのを何回か練習しました。木も作り、とまらせました。「もう1匹作る」と虫作りが気にいったようでした。振り替え出席のゆりこちゃんはうさぎから作りました。ネックレスもかけています。後半はまゆちゃんたちとモール工作をしました。ともひろくんは絵を描きました。色を好きなようにおいて、楽しそうだったのですが、「もう終わり」というので「何を描いたの」と聞くと「虫、でも描けない。もういい。」というので「じゃあ一緒に描いてみようか。何の虫がいいの?」と聞くと「カブトムシ」「じゃあ角から描くよ。」と手を添えて一本角を描きました。顔と身体の輪郭、足を一緒に描きました。「じゃあ、お顔は自分で描いてね」というと一人で描き始めました。もうひとつ横に塊を描いていたので「これはなあに。」と聞くと「くわがた」と言います。「どっちをお顔にする?」と聞くと「こっち、戦っているところ。」「じゃあ今度は一人で描いてみようね」と言うと「えー、先生描いてよ」といいます。「手を持っててあげるから大丈夫」と言って角、身体を描きました。「ほら、もう一人で描けるよ」と言って手を離すと、足、顔を一人で描きました。少しずつ自信を持って描ける様にと思っています。絵ができると「虫の工作もする」と言い、一つ目は説明しながら一緒に作りましたが、二つ目は自分で作りました。

【9月後半の課題】
「お月見」が絵画、工作ともにテーマです。お月見は旧暦の8月15日にお団子やお餅、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺める行事です。今年は9月28日です。本物のススキを空き地で見かけることもなくなってきたので用意しました。愛らしい菊の花も用意しました。工作はおりがみでお月見のシーンを作ります。おりがみは身近な素材ですが、きれいに折るのは意外と難しいものです。うさぎは難しいので、自分で描いた絵を飾ってもいいでしょう。


15日(水1,3)
ほとんどの子がお月見飾りから作りました。ウサギ、箱の折り方がどの子も難しいようでした。あいりちゃんは固い牛乳パックもひとりで切れて、意外と力があります。とても丁寧に折るので時間がかかりましたが、最後までがんばって作りました。かおるくんは切ったり、折ったりの作業がまだ難しいので最初はお母さん、途中から私と一緒に作業しました。お団子の綿を丸めるのは一人でしました。最初は「できないよー」と言っていましたが、一つ作れたら「もっと綿、ちょうだい」とたくさん作りました。最後に絵も描きたくて絵の具を出しました。ゆうりちゃんは最初に別の折り紙をしてからお月見飾りを作りました。途中から追いついてみんなと一緒に仕上げました。ひかるちゃんは、お餅つきのうすも作るなどアレンジして作りました。振り替え出席のかなちゃんは順調に仕上げて、残った時間で絵が描きたかったようですが15分しかなかったので、別の工作をしました。すみれちゃんは折る工程が多く大変そうでしたが、一つ一つこなしていきました。時間内に仕上げて満足したようです。りょうきくんはポケモンの絵をクレヨンで描きました。すすきや、お月見にはあまり興味はなかったようです。ようへいくんはおばあちゃんが車に乗っているところの絵を描きました。軽やかなタッチで、色使いもきれいです。もう一枚、クレヨンで描きましたが、画用紙の3分の1ほどに描いただけだったので、もう少し描いてみようよと促したのですが、「これでおしまい」というので、しばらく様子を見ていました。しんごくんは前回の続きの絵に怪獣を描き加えて仕上げました。しっかり描けています。それで満足して、部屋をうろうろし始め金魚すくいをしたり、階下に降りたりし始めました。「金魚すくいはしちゃだめだよ」「上にもどってきて」と言っているうちに、ようへいくんがつるしていた人形劇用のがいこつ人形を見つけて「おばけがいる」とこわごわと見ていました。好奇心旺盛のしんごくんが駆け寄るので「触っちゃだめだよ」と、今日はたくさん注意してしまいました。そのうち、前回のビーズを見つけて「いい事思いついた」と爪楊枝ちょうだい、と求めてきて、ジェット機を作り始めました。りょうきくんもつられてうろうろしていたのが、一緒にビーズ工作を始めました。ようへいくんもビーズを通してはいましたが作品にはなりませんでした。振り替え出席のけんすけくんはきれいなレモン色で絵を描き始めましたが、「これちがう」と途中で新しい紙を求めてきました。「何が違うの?」と聞いても要領を得ないので、新しい紙を渡すと今度は緑色で画面いっぱいに絵を描きました。何を描いたかは教えてくれなかったのでわかりません。しんごくんたちの様子が気になったのか、すみれちゃんとふたりでそばに行き一緒にビーズ工作をしました。

22日(2,4水)
1番にやってきた振り替え出席のなおきくんに「みんなが来るまでに絵を描いてしまおうよ」と誘うとのってきてくれたのでクレヨンでススキを描きました。茎からどのように穂が出ているか観察して描きました。月を描いて、夜の色を渋い感じの色合いに混色したので、いいムードの絵になりました。なにか生き物を描いてみようかと誘ってみましたが「どうしよう、何を描こうかな」と百科事典を見ながら時間がすぎていきました。ゆうきくんはカブトムシの絵を図鑑を見ながら描きました。下書きせずに筆でぐいぐいと描いていくので勢いがあり生き生きした線になっています。黙々と1時間半描き続けていました。もとかずくんは時々ゆうきくんの隣に行きじっと見つめていました。そして、カマキリの絵を描きました。カマキリを飼っているそうです。「えさは何を食べるの?」と聞くと「ばった」と答えてそれも描きました。後半はポケモンカードの箱を作りました。ななこちゃんは自由工作でポケモンカードとポケモンの箱を作りました。はるなちゃん、そうたくん、ちかげちゃんは一緒にお月見飾りの工作をしました。はるなちゃんは一つ一つ丁寧に作業できていました。後半はカブトガニとえびの絵を描きました。描いたものを色画用紙に貼って作品に仕上げました。そうたくんはお月見飾りのバックを雲や星をアレンジして作っていました。後半はピアノの鍵盤や、ポケモンカードを作りました。ちかげちゃんは最初にキャラクターの絵を一枚描いてから、お月見飾りを作り、後半は可愛い箱と招待状のカードを作りました。ひでのりくんは「月を描いているのかなー」と思って聞くと「ちがう、これは電球」と答えていました。「どこの電球?」「虫とか、寄って来るの?」とそこから発展させようと聞いてみましたが「電球だけでいいの」ということでした。そうたくんに触発されたのか自由工作がしたいといいピアノを立体的に作っていました。こうすけくんは「自由工作するんだー」と最初から張り切っていて箱でビー玉ゲームを作りました。「穴を開けてほしい」というので開けたい穴の大きさと形をマーカーで書いてもらいました。イメージ通りのものができたようです。振り替え出席のりゅういちくんは作っていなかった花火の工作をしました。後半はお月見飾りの箱に興味を持ち、入れ子の箱を作りました。簡単なようで箱に立ち上げる作業が難しく、何度もつくり、最後にようやくコツがつかめたようです。根気よくがんばりました。

24日(金)
まほちゃん、みづきちゃん、すみれちゃん、きおかちゃんはススキの絵から描きました。まほちゃんはうさぎが月を見ているところにしました。後半は工作でお月見飾りを作りました。みづきちゃんは赤とんぼをたくさん描きました。後半はすみれちゃんに金魚の折り方を教えてもらい、色画用紙に貼りました。すみれちゃんは女の子がお月様を見ているところにしました。後半は金魚を作って画用紙に貼り、絵を描きました。きおかちゃんは秋の虫や、赤とんぼを描いて仕上げました。後半は工作でお月見飾りを作りました。さえちゃんは少し遅れてきましたがまほちゃん、きおかちゃんと一緒にお月見飾りを作りました。まゆちゃんは菊の花を描きました。細かいところまでよく見て描けています。紫の花の色と鉢の色を同じにしたので、すっきりとした印象の絵になりました。紫の色味がいい感じです。さとしくんとりょうたろうくんはお月見飾りから作りました。さとしくんはうさぎも作りました。後半はススキを描きました。お月様が出ていますが、お月様の明るさを表現したのでしょうか、バックにオレンジ色を持ってきたので、明るい印象の絵になりました。りょうたろうくんは後半クレヨンでススキの穂の感じをよく見て描いたのですが、クレヨンの線が弱かったので、絵の具に負けてしまいました。絵の具が乾いてからまた上から描くことにしました。かなたくんはヘラクレスオオカブトを作りたいといい、牛乳パックや折り紙を組み合わせて作りました。「もうおしまい」というので画用紙に貼って「どこに住んでいるのか描いてね」と言うと黒いマーカーを選びで描き始めました。描き出すと夢中になってずっと描き続けるので、途中「色を変えてみない」と声をかけると、緑のマーカーを選びまた描き始めました。とても面白い線でジャングルを表現しています。けんすけくんは「海」を描きました。白い紙に変わった形で海が描かれているので、「何か生き物を描いてみる?」と誘うとハリセンボンを描きました。すみれちゃんたちが色画用紙を使っているのに興味を示して1枚とってはさみで切ったり、マーカーで色を塗ったりしてそれも画面に貼り付けていました。

25日(土)
運動会を終えてきたりゅういちくん、こうき(上)くん、だいきくんは疲れているかと思いきや、パワー全快で特にだいきくんは運動会の続きのようでした。りゅういちくんはススキの絵から描きました。細かい穂のところもよく見て描きました。バックの紺色にこだわって、試し描きを何度かして色味を調整してから刷毛で塗りました。秋の夜空のさわやかな空気感が出ていると思います。こうき(上)くんは見本のお月見飾りからトントン相撲を連想して、作りました。だいきくんは、こうき(浦)くんと意気投合してストローの吹き矢作りを一緒にして、次に画用紙で紙飛行機を作りました。飛ばしっこをずっとしているので、飛行機のデザインをしようねと、誘いました。最初は嫌がっていましたが、そのうち一人が描き始めると一緒になって描いていました。ひさたかくんはススキの絵から描きました。ススキの色が、なかなか選べないでいるとりゅういちくんが助けてくれました。3本ススキを描き、なぜかお月様も3個描いていました。ひろゆきくん、れなちゃん、ひとみちゃんはお月見飾りから作りました。ひろゆきくんは、人形は作りませんでした。ちょっと工程がたくさんあったので、「しんどー」といいながらも何とか最後まで作りました。れなちゃんはお月見飾りを丁寧に仕上げて、後半は、ススキを描きました。お月様を見ている、犬を連れた女の子やうさぎも描きました。ひとみちゃんもお月見飾りを作った後、ススキの絵を描きました。犬を連れた女の子も描きました。男の子たちは後半、みんなで飛行機作りや、的作りをしておおいに盛り上がっていました。

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