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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2004年01月

【1月前半の課題】
今年は申年なので「おさるのやまのぼり」のおりがみ工作を導入にもってきました。「紙で遊ぶ」ことをテーマに、ポップアップカード、こどもたちの大好きな星と花の作り方も用意しました。おりがみ工作の基本は角をきれいにそろえること丁寧に折ることです。つまんだり、開いたり手を使うテクニックは小さい子には難しいものです。12月の予備日に参加した子がパズルを気に入っていたのでパズル作りもできるようにしていました。

9日(金)
振り替え出席のりょうちゃんは、前回の続きのひよこの絵を仕上げて今日の課題のものをひとつずつすべて仕上げました。おりがみは2、3度作るうちにコツを覚えて、上手に折れるようになりました。おサルは見事に上まで登りました。星と花は切る位置が少しずれるとイメージと違うものができてしまいますが、何度も失敗を重ねることでどのあたりで切ればイメージどおりのものができるか感覚で覚えていきます。ポップアップカードはつまんで折るというのが難しかったようです。(どの子もそうでした。)ジグソーパズルは手早く描けるクレヨンを選んで描き、枠取りはこちらで手伝った後最初のピースをカッターナイフで切る練習をしました。みづきちゃんはお母さんが帰ってしまうと少し緊張した様子でしたが、まほちゃんがやってきて顔を見るとほっとした笑顔を浮かべて並んで作業しました。最初に選んだのは銀色のおりがみです。上質紙のおりがみよりホイル紙のおりがみはパリッとしているのでおさるがひっかかってのぼりにくいようでしたがこつを覚えるとうまくできました。ポップアップカードや星、お花と順に根気よく取り組んでいました。絵の具は最初から使いたいと言ってたので、パズルの絵を絵の具で描きました。加工は次回に持ち越します。まほちゃんは折り紙を折るのが難しいようでしたがどれも積極的に取り組んでいました。「見本のとおりにつくりたい」「ここができないから、おしえて」など言葉で自分の気持ちを表現できています。「パズルの絵も描く」とはりきっていました。画材はポスカラマーカーを使用しました。りょうたろうくんは見本には目もくれず材料置き場に直行してロボットを作り始めました。「すごいのができるぞー」と自分で気に入って作っていたのですが思いついた順に作っていくのでバランスが悪く「せんせー、たたないよー、てつだってよー」と助けを求めにきました。足の部分に大きい箱を付け足したりしましたが、イメージどおりではなかったようで壊していき、あつしくんのを見て、剣を作ることに方向転換しました。刃の部分と持ち手を別々に作ったのでジョイント部分がぐらぐらしてそれが本人は気に入りません。少し手伝い、竹串を1本刺すことで補強できることを見てもらいました。イメージどおりにいかない時にどうすれば良いかはこうやって経験する中で覚えていきます。あつしくんはしばらくしゅんくんと一緒に行動していましたがそのうち剣作りに没頭し始め黙々と作っていました。カッターナイフも一人で使えるというので見守っていました。力を入れすぎて返って切れないでいるのと、刃の太さに対して穴の大きさの見積もりがうまくいっていなかったのでそのことを説明しました。最終的には気に入ったものができたようです。しゅんくんは「きょうはいたずらするぞー」と宣言し、いたずらを創造のテーマにしていたような感じでした。りょうたろうくんの名前を書いたはがきと郵便ポスト作りから始まり、水のはいった紙箱の小包や、絵の具を盛ったオブジェ?などを次々とりょうたろうくんに配達してその反応を見て喜んでいました。りょうたろうくんは素直に「わー、みずがいっぱいだー」「わー絵の具だらけだー」と反応してくれるのでしゅんくんのいたずら心をくすぐるようです。簡易アルミなべを使ってスリッパや、ボールなどをつくり、ボールはみんなに一回ずつあてて「いたい?」と聞いて回っていました。簡易アルミなべは切れるとそこが鋭くなり皮膚を切ることもあるのでそれに注意するようにというとボールにクッション材をまいていました。剣も作りました。りょうたろうくんがカッターナイフを使っていると「おまえそんなんじゃあぶないぞ。手ぇ切るなよ」と言ったり、さえちゃんが私の背中から離れないでいると「いつまでくっついてんだよ」と剥がしにきたり、みんなの様子を観察しています。そして作ったものはみんな置いて帰ってしまいました。しゅんくんにとっては活動自体に意味があり、作ったものには執着がないようです。まゆちゃん(K)とさえちゃんはディズニー映画「アリエル」に出てくる魚のキャラクター玩具を持ってきて「今日はこれ描くからね」と絵の具を用意しました。まゆちゃん(K)は最初正面から描いて「むずかしいなー」と四苦八苦していましたがもう1枚描き直すと言って、今度は横からの姿を描きました。色は忠実に出せていて形もうまく取れています。パズル加工は次回にします。しゅんくんのスリッパが気にいったようで、自分でも作りました。さえちゃんも同じ魚を見て描きました。色は好きな色を出して描いていくのでまゆちゃんから「ぜんぜんちがうやん」と言われ怒っていました。絵が完成すると「金と銀のおりがみがほしい」というので渡すと「おんぶして」とせがんできて後半はほとんど私の背中に乗っていました。「おひめさまだっこしてあげようか」と横抱きすると「いやだ、いやだ、おんぶがいい」と言ってました。

10日(土)
今日から入会のふきちゃんは絵の具が使いたいと言い、パズルの絵から描きました。「好きな絵を描いて良いよ」というときれいな色でハートや星の模様を描きました。絵の具のふたを開けたり、ボンドを搾り出すのは力がまだないので助けが要ります。絵をパズルに加工する時にカッターナイフに興味を持ったので手を添えて切りました。本当はひとりで切りたかったようですが、「刃が大きく、皮膚を切ると血がいっぱい出て痛いからね」と説明すると、ちょっと顔色がかわり、素直に応じてくれました。積極的で根気もあります。ひとみちゃんは「今日はかるたをつくるよー」と元気にやってきました。課題の見本を見ると興味を示し、迷った末ポップアップカード作りから始めました。「見本の通りに作りたいの」と言い「これはどの色をつかったの?」とひとつひとつ聞いてきます。後もう少しで完成するという時に「あ、そうだ。かるたを作るんだった。紙ちょうだい」と言います。「紙を用意してあげるから少し待っててね」と言うと「じゃあ、この色全部ぬっちゃおう」と仕上げることができました。かるたの大きさはひとみちゃんが決めました。「せんせいかいて、じ、かけない」というので、まず、キャップのふたで丸を作りました。私が押さえてひとみちゃんがなぞりました。丸の中にわたしが鉛筆で字を薄く書いてその上からマーカーでひとみちゃんが書きました。「絵も描いて」というので「絵はひとみちゃんが描くんだよ」というと一生懸命考えて描いていました。2枚目を描いている途中でお友達のパズルに興味を持ち「絵の具で描くから紙ちょうだい」といいます。「これを仕上げてから次のをしようね」と言うと「えー、でも・・・」といいながら絵の具の用意をしていました。お話を続けながらなんとかるたの絵を仕上げて、次の絵にかかりました。きれいな色で画面を塗っていきます。でも最後には絵の具を混ぜてかなり大胆なタッチで描いていました。カラーテープも使い、本人は満足そうに「できた」というので、「何の絵ができたの」と聞くと少し考えて「男の忍者と、女の忍者」と答えてくれました。1番最後まで残ってパワフルに創作活動をしていました。りゅういちくんと、ひろゆきくんは前回もパズルをしたのですがよほど気に入ったのか今回も作りました。りゅういちくんは手馴れているので、こうきくんに作り方を説明しながら自分のを作っていました。ひろゆきくんはポップアップカードから作りました。気に入った顔が描けたようです。パズルの絵は前回と同じ海の絵ですが自分の意思で色を塗ることに挑戦しました。色を塗ることにあまり興味が持てないためか小さな画面なのですが「あー、もうだめだー。つかれるよー」と言いながら、塗っていました。色鉛筆を選択していたので横に寝かせて広い面で塗っていく方法を説明しました。何とかがんばって最後まで空の部分を塗りました。加工は前回と同じなので楽に作業できたようです。こうきくんは紙のサイズにこだわり、いろいろ考えて決定しました。絵はりゅういちくんと楽しくおしゃべりしながら描いていました。加工の工程をりゅういちくんに何度も説明してもらっていました。出来栄えには満足したようで早速遊んでいました。だいきくんも「パズルを作る」と絵の具の用意をしました。自分の持ってきた絵の具が残り少なくなったので教室のを渡すと中から銀色の絵の具を見つけて「うわー、これぎんいろだー」と興味をしました。そしておもむろに自分の左手に塗りだし「きれいやなー」とそれはうっとりと眺めているといった表情になりました。他の色も面白い形に塗りなかなかいいぺインティングアート作品となりました。「これ絶対に色が落ちないようにしたいわー」と言うほど気に入ったようです。本当に私も写真にとっておきたいと思いましたが、帰るときにはあっさりと手を洗っていました。

14日(水)
いちばんにやってきたゆりこちゃんは「お正月におもちをいっぱい拾ったよ」とおばあちゃんのところのお祭りのお話をしてくれました。マーカーで絵を描きパズルを作り、折り紙で星や花を作りました。なおきくん(N)は「おサルの山登り」にとても興味を示して金、銀の折り紙でたくさん作りました。折り方が最初は雑だったので角や先ををそろえて美しく折ろうねと指導すると上手に折れたのを見て「うわーほんとうつくしいなー」と言っていました。ビー玉とわごむをおうちから持ってきて自由工作もしました。工夫を凝らして何を作っているかの説明をしてくれました。きおかちゃんは「パズルを作る」といって始めましたが、黄色を塗った後、私から離れなくなっておんぶした状態が長くなりました。結構力が強いのでびっくりしました。いろいろ話しかけましたが「絵はもう描かないよ」「せんせいが描いてよ」と言っていました。時間になったので「じゃあまた、今度続きをしようね」というと「うん」と言っていました。ゆっくり取り組もうと思っています。もとかずくんはポップアップカードを作りました。折り方だけ指導すると、絵は自分で描き始めそれが見本そっくりに描けているので模写能力にびっくりしました。あとは自由工作をしていてガムテープと格闘していました。車を作るときはカッターナイフで穴を開けるお手伝いはしましたが、ストローなど異素材を組み合わせて回る仕掛けを作ろうと試みたり意欲的に創作していました。ゆうきくんはコナンの模写をしていました。鉛筆で下書きをして、マーカーで着色をしていましたがバランスもよく色を忠実に出そうと試行錯誤しながら取り組んでいました。ゆうりちゃん、ひかるちゃん、ななみちゃんは星とさくらに興味を示して作りましたが難しく何度も何度も練習しました。折り方の工程は4つだけなのですがなかなか覚えられず、また、切り方の少しの違いでイメージしたものにならないのでそれに全時間を費やしました。できたものはきれいに色画用紙に貼りました。まゆ(T)ちゃんはケント紙とホッチキスで製本をして絵本を作り始めました。2ページ描いて時間となりました。前回の「自分の絵」を持ってかえる?と聞くと、「それ途中だから、今度続きする」と言っていました。振り替え出席のすみれちゃんは絵を描くのが大好きで、どんどん描いていきます。「自分、お母さん、お父さん、・・・」絵の具とクレヨンで、描きました。さっと描いて出来たというので「おとうさんにおひげはえてる?おかあさんはおけしょうする?」と話しかけていくと「あ、そうだ」とそれぞれの特徴を描きこんでいきました。後半は星作りに興味を持ちましたが自分で折ることは難しいようでした。手伝ってあげるとお友達がやっているように糊で貼っていました。ひさたかくんはパズルを作りました。描いた絵に合わせてボール紙を切り、加工しました。後半は自由工作でロボットを作りました。

【1月後半の課題】
絵のモチーフは「みかん」です。昨年も課題にしましたが、子どもたちの扱いやすいモチーフなので、今回も「視点を変えてものを見る」をテーマにしました。外側の皮と中身を分け、じっくり観察してもらいます。ナイフを使って、輪切りの形を見たり、白い筋や皮の表面の様子などもいつもと違う道具を使って表現することで興味を持続させます。赤と黄色でみかん色を作る、黄色と青ではっぱの色を作るという混色を体験してもらう狙いもはいっています。最後はコラージュ技法で作品に仕上げるというちょっと欲張った課題です。工作はダービーゲームです。わごむの力を利用します。作った後、友達と競争することもできるおもちゃです。

23日(金)
まほちゃん、すみれちゃん、けんすけくん、振り替え出席のきおかちゃんが「みかん」の課題に取り組みました。まほちゃんは皮をむいたときに実が少し欠けてしまいました。少し残念そうでしたが真ん丸くつなげると真ん中に穴が開いてるねとみんなでみせっこしました。ナイフは最初は一緒に、途中から一人で使い中身を輪切りにしました。皮、実、葉の様子をよく観察して描きました。みかん色も自分の気に入る色味に調整しました。最初は「えー、みかんなんか描きたくないなー」という感じでしたが、ナイフや割り箸ペンなどいつもと違う道具に興味を示して最後まで積極的に取り組めていました。葉の表現は特に個性的でとても良い感じが出ています。すみれちゃんは皮がきれいにむけて「わー、おはなみたい」と喜んでいました。ナイフは一緒に使いきれいな輪切りにしました。割り箸ペンも楽しそう使っていました。葉を描いてコラージュもしたあと、またどんどんと好きな絵を描いていました。けんすけくんは「ぼく、ナイフなんてつかえないよー」というので一緒にみかんの輪切りをしました。みかんの様子をよく見て、皮と中身を意識して描き分けていました。そこまで描いて工作がしたくなったので葉は描きませんでした。なにやら長い紙にいろんな色のテープを貼っていました。きおかちゃんは「みかん、かく」と張り切って手を洗い絵の具の用意をしました。皮をむいてみかん色を作り皮の絵を描きました。次に自分の手をみかん色にして喜んでいました。りょうたろうくんを追いかけると「わー、こわいよ、こわいよー」と言って逃げてくれるのでそれが余計に面白くて部屋中駆け回っていました。走ったら危ないよと今日は他の子も含め、何度も言わなければなりませんでした。後半は私に後ろから飛びつくおんぶごっこを始めたので、私がカッターナイフを持っている時には飛び乗ってきちゃだめと注意をしました。その後おとなしくなってみかんの絵の続きを始めました。「なかみはさんかくだ」とよく切り口の形を観察して描いていました。葉を描く時間はありませんでしたが前回の黄色い絵にコラージュをしました。りょうたろうくんは「剣をつくるからね」と言いつつ「でも絵も描きたいから絵の具の用意もしておこう」と用意していました。「あぶないやつ、かして」とカッターナイフを自分で使いましたが、なかなかうまく扱えないので「せんせいやってー」とやってきました。切ってほしいところをマーカーで描いてもらい、そこを私が切りました。途中きおかちゃん、しゅんくん、あつしくんたちと遊んだりしていましたが、がっしりと丈夫な剣を時間をかけて作りました。あつしくんは「恐竜の骨をつくる」と言ってカッターナイフでつくり始めましたがイメージどおりにいかないようでしゅんくんと遊び始めました。たびたび「骨作り」に戻るのですが結局は「だめだ、うまくいかない」と全部ゴミ箱に捨ててしまい「今日はもう帰るわ」と帰っていきました。しゅんくんは工作見本を見て「わーおもしろー」と興味を示したものの、作りたいとは言わず、部屋にいるお友達全員に手紙を書き、りょうたろうくんには小包を作って配達していました。ボールを作ってあつしくんと野球ごっこをしたり部屋中を駆け回っていました。「もうそろそろ終わりの時間だけどどうする」と聞くと「うーんそうだな」とおもむろにけんすけくんが片付けずに置きっぱなしだったパレットの絵の具で「みかん」の絵をひとつ描きました。そして下に「みかん」と文字も入れました。みづきちゃんは遅れてきたので、前回の続きのパズルを仕上げると4時半になってしまいましたが「絵も描きたい」と言います。お友達が片付けないで残っていたバケツの水があったので水を汲みにいく時間が節約できると思い「これつかわせてもらう?」と聞くと「いや」といい、ちゃんと自分で水を汲み、絵の具を用意してみかんの絵を描きました。皮をむいたりする時間は取れなかったので、見たままを描きました。「絵を描くのが好き」と言っていました。

24日(土)
りょうちゃんは昨年もした課題ですが、丁寧に観察してみかんを描きました。後半工作もしました。竹ひごもまっすぐきれいにはいりスムーズに作れました。りゅういちくん、こうきくん、だいきくんはみかんには目もくれず「工作する」と作り始めました。りゅういちくんは力を入れすぎるのか竹ひごが折れてしまい作り直しました。思うように作れないので途中面倒くさくなってきたようでしたがなんとか仕上げることができました。こうきくんは見本から弓矢を連想してそれを作ることにしました。自分のイメージでわごむをつなぎ弓を形作っていきました。りゅういちくんも手伝って二人で工夫していました。だいきくんは本体のほうはうまくできましたが、こまづくりになると「絵を描くのがいやだ」といって手が止まってしまいました。こうきくんの弓矢にも興味を持ち、作りたいといっていました。3人でロボットごっこをしたりいろんな展開を見せながら創作していました。ひろゆきくんも工作を選択しました。竹ひごがなぜか何回も折れるので途中で挫折しかけましたが、時間を置いて何とか持ち直しいいものが作れました。ひとみちゃんは「好きな絵を描く」といって色鉛筆で絵を描き始めました。色を少し塗ると疲れてしまい「もうおわり」というのですが中途半端な感じでしたので、パステルを見せて削って指で描く方法を教えてあげると興味をひいたようで喜んで描いていました。その後みかんの絵を絵の具で描きました。ふきちゃんはきれいなみかん色を作り一つ一つ観察して描きました。コラージュの時、中身の絵の上に皮の絵を重ねて貼ろうとするので、なるほど、皮の中に実が詰まっていたということを理論的に理解していることがよくわかりました。今回は中身と皮を分けたのでせっかく描いた絵が良く見えるように分けて貼ろうねと説明しました。振り替え出席のまゆちゃんは前回の続きでパズルを仕上げました。その後竹ひごで自由工作をしていました。みかんの課題にも取り組み葉など独創的な形を作り出していました。コラージュは次回に持ち越します。さえちゃんはみかん色を作るときに筆が汚れていたのかイメージどおりのみかん色にならずちょっと描く意欲が薄れてしまいました。実の絵は1枚描いたものの切っては食べることに興味がいき、大きなみかんだったのですが3つぐらい食べてしまいました。ひとみちゃんがパステルを使い始めると興味を持ちパステル画を一枚描きました。

28日(水)
ほとんどの子が工作に興味を持ちました。ゆりこちゃん、ひかるちゃんは見本どおりに作りたいという気持ちが強く「馬の絵」を模写するのに苦労していました。なおきくん、もとかずくんも最初は馬の絵にこだわっていたのですがうまく描けないとなるとそれぞれに「僕は飛行機にする」「僕はカブトムシにする」と違うモチーフにしました。ゆりこちゃんは工作の後みかんの課題にも取り組みました。自分の目で見たみかんの色作りを時間をかけてしました。葉の形なども葉脈まで観察してよくかけています。ひかるちゃんは馬の絵を何とか片面は完成させましたが、裏はもう疲れてしまったようで描きませんでした。なおきくんはカラーテープで自分の名前を書いたりしてゲーム本体のデザインも楽しんでいました。もとかずくんは課題の工作が終わるといろんな材料を集めてきて自由工作を楽しんでいました。ゆうりちゃんはおりがみで菊模様を何枚も折り始めたので、「紙に貼るの?」と聞くと「ううん、これ組み合わせていくの」とどうやら立体作品を作るようです。ななみちゃんは前回の続きでさくらの絵の貼り絵をしました。終わるころに「あ、そうだ。たっちゃんのお誕生日カードつくらなくちゃ」と作り始めました。ゆうりちゃん、ななみちゃんとも、迎えに来たお母さんに「家でもできるんじゃないの?」といわれると「忙しくて家ではゆっくり作れないの」と言っていました。ゆうきくんは工作に興味を持ち気に入ったらしく2つも作りました。見本を見ると自分でさっさと作っていけるので穴の開ける位置などを説明しました。小さい子は最初から穴を開けてある材料を使いました。振り替え出席のけんすけくんは小さな紙が欲しいと言うので渡すと「けがをしたひと」を黒の絵の具で描きました。けが人は救急車で運ばれるという話をしてくれるので「じゃあ救急車も描いてくれる?」と誘うともう1枚の紙に救急車を1台1台描きながらひとりでお話を続けていました。描きあがった絵には15台もの救急車が描かれていてそれぞれに番号が書き込まれ、赤色灯もちゃんとついていました。その後みかんの課題にも取り組み、実をナイフで切るのは面白いようでした。実の様子もしっかり観察して描きました。白い筋の表現も、楽しそうに割り箸鉛筆を使っていました。振り替え出席のひさたかくんはお友達が体験に来てくれたので嬉しそうに紹介してくれました。工作の課題作りでは力を入れすぎてしまったり、絵が気に入るように描けなかったりして苦労していましたが何とかできました。その後「自由工作をする」と言って竹ひごや、ストローなどを使ってなにやら作り始めました。友達の様子を見ていて、絵を描くと言い課題に取り組みました。みかんを切るのは面白いらしく2個切りました。「中は描かないよ。みかん丸ごと描くから」と私の説明を聞くより早くさっさと自分のイメージで描いていきます。表面の粒粒は意識していて描くのですがまだみかん色が乾かないうちに筆で黒を入れてしまうので真っ黒に、滲んでしまいました。積極性はあり、お話もたくさんしてくれるので失敗した時になぜそうなったかを考えられるようにもっていきたいと思います。


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