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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2009年02月
【2月前半の課題】
工作は紙粘土で、おしゃれなカップ菓子を作ります。バレンタインが近いこの時期には可愛い柄のアルミカップがたくさん売られています。粘土は軽いタイプの物を標準サイズの4分の1に切り、20gの水と一緒にビニール袋の中で揉んでクリーム粘土にします。このときに好きな絵の具を入れると色付粘土になります。やわらかい粘土ができれば、ビニール袋の端を切り搾り出して、カップに入れます。トッピングは様々なビーズやスパンコールをのせていきます。粘土を入れる前にカップにあらかじめ穴を開けワイヤーを差し込んでおくとキーホルダーやネックレスにもなります。工夫次第でどんな作品ができるか楽しみです。絵は「お菓子の国」というテーマで描きます。きっかけ作りのためにヘンゼルとグレーテルの絵本を用意しています。
7日(水1,3)
みんな工作からしました。粘土を揉むのは気持ちよさそうで、好きな絵の具を混ぜながら感触を楽しみました。あやめちゃんはチョコレートの色にかなりこだわって粘土を作りました。ななみちゃんも色付粘土を作ったり、白のクリーム粘土でデコレーションしたりしました。2人とも、ビーズのトッピングも楽しんでいました。容器はセロテープの芯を利用して作りました。ゆうすけくんとかなたくんは粘土をムニュムニュと絞りだすのが面白いようでした。ゆうすけくんは一つ作ると満足したようです。「絵を描く」というので画用紙を用意すると、かなたくんも、「ぼくも描く!あ、でも、お菓子の国より、お菓子の家をつくりたいなあ」ゆうすけくんも「作るほうがいいなあ」と言い、大きなダンボールで作りました。かなたくんはお菓子の家にして、白い紙を貼り、絵を描いたり、窓やドアをつけたりしました。屋根は三角屋根にしました。ゆうすけくんは車を作りました。実際に乗りたいらしく、箱の中に入るので、どうかするとひっくり返ってしまいます。危ないので、安定して座れるところを作りました。それをみていたかなたくんも座るところを作りたいというので、二人で、箱の中に新聞紙を詰めました。ちゃんと座れて気に入ったようです。みうちゃんはお友だちの様子をよく見ていて、粘土を絞りながら、「わたしもおうちを作りたい!」といい、粘土のお菓子を作りつつ、おうちも作りはじめました。さらには容器も作りたいと言い、あれも、これも、やりたいことが多すぎて作業がもどかしいようでした。とりあえず、お菓子の工作を完成させました。たくさんのビーズを選びながらのせていくのは楽しいようでした。おうち作りは次回続きをします。しょうこちゃんは粘土に色をつけてよくもんで、カップに丁寧に入れていきました。ビーズのトッピングも楽しそうでした。見本のネックレスのようなのを作りたいというので、カップに穴をあけてワイヤーを通しました。紐を結ぶ練習もしました。あやのちゃんとゆきちゃんは振り替え出席です。あやのちゃんはシンプルなデザインが好きなようで、あまりビーズのデコレーションはせずに、本物っぽいチョコレートにしました。ゆきちゃんは遅れてきましたが、精力的に作り、トッピングもカラフルでにぎやかな作品を作っていました。
11日(水2,4)
そうたくんはダンボール工作をしました。銃か剣のようなものを作りたいそうで、少し複雑な形をカッターナイフで切り、その同じ形をいくつも切り出していました。今日はその切り出しだけで1時間30分使いました。続きを次回します。女の子たちはお菓子の工作に夢中でした。粘土の感触を楽しんだ後、搾り出し、ビーズのトッピング。すべてが「はまる」んだそうです。みんなそれぞれに色もきれいでテーマを持たせたり、デザインに工夫したりしていました。6年生のかすみちゃんはさすがに技術もあり、本物のチョコと間違えそうなデザインです。割り箸を削ってココナッツのトッピングを表現したり小さな搾り出し袋を作り、1ミリ単位の細さで線を描いたり、くまのキャラクターを作ったりと、お友だちも感心して見に来ました。そして、搾り出し袋を貸してもらって、同じように線を出すのに挑戦したりしました。あやのちゃんは四つ葉のクローバーをかたどったデザインでアルミカップチョコを作り、その後、プリン色の粘土を作って、プリン容器に絞込みました。カラメルソースをのせるのに少し苦労していたので手伝いました。最後に粘土に赤色の絵の具をすりこみ手が真っ赤になってしまいましたが、リアルないちごを作って、プリンにのせました。ななかちゃんとゆうか(k)ちゃんはワイヤーを仕込んで、ネックレスタイプのものも作りました。ゆうか(F)ちゃんが葉っぱのスパンコールを見つけて、縦にさしていくデザインで作ると、もあちゃんもさらに豪華に葉っぱをさして作っていました。いい色ができると、粘土の交換もしました。みんなお互いに作って、技を盗みあい、発想が広がり、さらに違うデザインで作りたくなって・・・やめられない、とまらない状態で、作り続けていました。たくさん作って、時間が来ても「まだやりたいよ〜」というほど人気でした。
13日(金)
ふうかちゃんは工作見本を見ただけで気に入ったようで「100個作る〜」と張り切って作り始めました。えりちゃんも「何個作ってもいいの?」と聞き、好きなだけ作っていいよ、と答えると、どんどん作りました。ビーズは種類が多いので、どれにしようかなあ、と2人とも悩みながらも楽しそうに華やかに作っていました。しんやくんは一つを一生懸命作っていて、出来上がると「アー疲れた…」とちょっと休憩。そしてまた、作りはじめました。プリン容器を持ってきて、おいしそうな卵色を作りました。たっぷり入れて本物のように仕上がりました。かいとくんは、すこし遅れてきましたが、すぐに粘土を練り、ビーズをちりばめて作りました。細かい作業は好きなようでどんどん作っていました。
14日(土1時〜)
すみれちゃんはピンク色の粘土を作り、いろんな形のビーズをちりばめて華やかな作品に仕上げました。たいちくんは青色をベースにした、おとなっぽい感じです。ビーズを置くデザインを考えながら作っていました。たけひさくんはピンクの粘土を作りました。ビーズを置いて、一つ作ると、疲れたのか休憩していました。様子をみながら声をかけて、3つ作りました。ペットボトルに興味があり、今日もたたいて音を楽しんでいましたが、最後にはマジックで色を塗ってロケットを作りました。すいちゃんはこだわりの茶色を作り、ビーズを置いたり割り箸を削ったりしてデコレーションを楽しんでいました。りなちゃんはパステルカラーの茶色で粘土を作り、ビーズを飾りました。いくつか作った後、「おかしのくに」のテーマで絵を描きました。お菓子の家を中心にして、おいしそうな絵になりました。あかねちゃんは見本を見るととっても嬉しそうで、早速作りました。自分で作った粘土や、お友だちが作った余りの粘土も使いたくさん作りました。ひでみちゃんも工作は大好きで、粘土ができると、どんどんとアルミカップに流し込みビーズでデザインをしました。時間が来ても、もっとやりたそうでした。ゆうたくんは粘土工作からしました。いくつか作ると、前回休んでいた時の工作をしたいというので、「パラシュート」の材料を渡しました。ビニールを八角形に切るところからはじめ、絵を描いて糸を放射状に貼りました、割り箸をつけて完成。次は発射台を作りました。ワイヤーと輪ゴムを組み合わせてペットボトルに開けた小さな穴に通します。ワイヤーを折り返してつけることで強度が増すことを覚えました。また、自由工作で工作の本を見て、割り箸鉄砲を作りました。割り箸をカッターナイフで切るのはちょっと難しそうだったので手伝いました。ゴムをかけるのはお得意なようで上手に組み合わせ、一人で完成させました。3時からの振り替え出席では、あまり乗り気ではない絵に挑戦しました。最初に誘ってときはちょっと渋い顔でしたが、何気に手にペイントナイフを持ち、粘土を触っていたので、それで絵を描いてみようかと誘いました。「粘土で絵を描くの?」と驚いたようだったのペイントナイフで盛り上げるように好きに描いてもらいました。お菓子は何がすきか聞くと「ポテチ」ということなので、黄色い粘土で表現。味は何が好きかたずねると、「のりしおあじ」というので、のりの雰囲気をビーズで出しました。立体感のあるおしゃれな絵です。りょうへいくんはたっぷりと時間をかけて粘土のお菓子を作りました。次にはゆうたくんと同じく「パラシュート」を作りました。テープを放射状に貼るのは手間がかかりますが集中して作っていました。3時からの振り替えでは「おかしのくに」の絵を描きました。夜空に星がきらめく背景の中にお菓子の家があります。屋根はどんなお菓子かな?壁は何でできてるかな?とおはなししながら進めていくと、どんどんとアイデアがわいてきて、細かい描写も入れて、画面にふくらみが出て楽しい絵になりました。ポテチの花は面白いですね。花芯はキャンデーだそうです。振り替え出席のみらいちゃんは工作からしました。クリーム粘土を作り、デコレーションを楽しんでいました。たくさん作った後、自由工作で白いレースとセロテープの芯を組み合わせてカチューシャを作りました。
14日(土3時〜)
引き続きみらいちゃんはお菓子の家を描きました。画材は色鉛筆を選びました。細かく丹念に描いていました。また、テープの芯やカップ容器を利用して、ケーキを作りました。白の粘土クリームでデコレーションして本物のようです。モールのろうそくがきれいですね。あいちゃんは黙々と粘土を揉んで、柔らかいクリーム粘土を作りました。色とりどりのビーズでデコレーションを楽しんでいました。みなちゃんも、工作を選択し、粘土のお菓子から作りました。ちょっと大人っぽいデザインで、ちょっとあしらったビーズがおしゃれですね。まいこちゃんはデッサンをしようか、工作をしようか悩んで、工作からしました。細かい作業は好きなようで、クリーム粘土ができると、たくさん作っていきました。キラキラときれいなお菓子がたくさんできました。その後、自由工作をしたいということで工作の本を読んでいました。その中からアルミ缶のアーチェリーを選び作りました。
【2月後半の課題】
近頃、自由工作をする子に人気なのが弓矢、割り箸鉄砲、アーチェリーなどです。男子、女子関係なく作りたいと思うようです。小さい子もそれを見てつくりたい!というのですが、カッターナイフを使用したり、アルミ缶に穴をあけたりと一人で作るには無理があり、「先生作って!」とせがんだりします。私が作ったのでは意味がありませんから、作る準備ができてないからね、とできるものに振ります。自由工作は基本的に自分で作りたい子は本などを見て自力で作れるものは自由に作っていいよということにしています。材料は教室にあるもので使えるものは出してあげられます。本に載っているものは輪ゴムを飛ばしたり、木の矢が飛んだりします。今回は自由工作ですでに作った子も楽しめるように、また、小さい子でも、極力安全に遊べるように、鉄砲と、アーチェリーが合体したものを考えました。伝承遊びでもある野菜鉄砲の要領で作ります。野菜の代わりに、アルミホイルで玉を作るので、「銀玉鉄砲」と名づけました。玉をさす部分はどうしても少しとがらせないと刺さらないので、遊ぶときはここにだけ注意してください。持ったまま走り回るのは危険です。遊ぶときは、的を置いて狙って打つ。ということを守れば楽しく遊べます。絵の課題は「暖かい世界、寒い世界」近頃気温の変化が激しいので、子どもたちもその変化は感じているだろうと思います。絵の好きな子は自由に広がりを持って描ける課題です。きっかけに、折り紙の中から寒色、暖色を選び、色から来るイメージ表現を楽しみます。色の組み合わせや、切り方、手でちぎる、はさみで切る、丸く切る、細長く切るなど、形から受けるイメージも体験する中で感じていきます。
18日(水1,3)
かなたくん、ゆうすけくん、振り替え出席のともひろくん、つぐりくん、男の子たちはみんな見本に興味津々で、少し遊んでから作りました。ガムテープを切るのは力が要るので手伝いましたが、テープを貼った上に絵を描いたり、穴をあけたりするのは積極的にやっていました。割り箸をを尖らすためにカッターナイフを使うので、「やりたい人は?」と希望を聞きました。そして一人ずつ、削り方を説明し、一緒に手を添えて削りました。一人でやりたがる子には様子を見ながらさせています。でも、たいていうまくはいきません。年齢的にも、今はなんとなくこういう風に削るんだということが実感できればいいと思っています。かなたくんは玉入れも作る!的も作りたい!とどんどん作っていきます。ゆうすけくんは赤色を選び、かっこいい本体を作りました。つぐりくんは先がとがっているのが嬉しくて鉄砲なのに剣代わりにしてダンボールに穴をあけることを楽しんでいました。エネルギーが有り余っている時は、何か刺してもいいものを用意して好きなだけやらせてあげるのがいいと思います。ただ、エスカレートして、我を忘れて走り出すと危ないので、そこは周りの大人が注意して見ていてあげる必要があります。ともひろくんも、積極的に一生懸命作っています。カッターナイフも触ってみて少しだけ一緒に削りました。出来上がると、玉も上手に飛ばして遊んでいました。みうちゃんは前回の「お菓子の家」の仕上げをしました。階段を作ろうと、一人でやっていましたが、うまくいかない様子だったので、階段の構造を話して、作り方を説明しました。2階建てにして、壁紙も貼って・・・と凝っていますが、やりながらも、気持ちはもう次の鉄砲作りたいモードに入ってきます。鉄砲を急いで作って、的も作りました。結構ハイスピードで作っていけます。あやめちゃんはガムテープを貼ると、動物の絵を丁寧に描いていました。時間の大半はここに使っています。ななみちゃんが来ると、ななみちゃんにも作り方を教えて、一緒に作っていました。ななみちゃんは家族の顔を描いて、楽しい絵にしていました。二人とも、玉入れも作り、的も作り、時間はかかりますが丁寧に、意欲的に制作しています。
25日(2,4水)
そうたくんは前回の続きでダンボール工作をしました。持ち手を2箇所に着脱できるよう、考えて作っていますがダンボールの穴の方向など作ってみてわかることもあり、試行錯誤を重ねています。次回、さらに続きをします。ゆうか(K)ちゃんとななかちゃんは久しぶりに絵画からしました。ゆうか(K)ちゃんは折り紙を選び、手でちぎりながら貼り絵をしていきました。ちぎりながら、「これ楽しいわあ!」と紙を破る感触を楽しんでいました。画用紙に半々に作った世界に寒いところにはシロクマ、暖かい世界には犬を描いて貼りました。後半は工作をしました。ガムテープを切る力もしっかりあり、どんどん作っていました。ななかちゃんは丁寧に形をイメージしながら具象で表現していきました。構成を考えて、貼り絵をしていくので時間はかかっています。寒い世界は雪の風景、暖かい世界は草原で遊ぶこどものイメージを描きました。時間が少なかったけれど、がんばって工作も仕上げました。もあちゃんとゆうかちゃんは工作見本を見て、「こんなの大好き!」と言い、工作からしました。もあちゃんは黄色ガムテープを貼りましたが「サランラップ」の文字が透けて見えるので、上からピカピカテープをたくさん貼ってとてもカラフルなデザインになりました。割り箸をカッターナイフで削るのにも挑戦しました。右手は固定して動かさない。左手の親指で刃の裏を押して先まで薄く削る。ということを、説明するのですが、言葉では理解しても、実際にはどの子も、言葉どおりには手が動きません。もあちゃんは何度か練習するうちにコツが飲み込めてきたようです。本体を作り、飛ばせるようにした後、絵も描きました。大胆に大きく折り紙をちぎり、ベースとなる、暖かい世界、寒い世界を作りました。その世界の中にはポケモンのキャラクターを住まわせました。ゆうか(F)ちゃんは青い色をベースに鉄砲の本体を作りました。キラキラテープを貼りデザインしました。本体の長さを測り、計算して中心を割り出し、穴を開けます。割り箸をカッターナイフで削るのも挑戦しました。少しずつ少しずつ慎重に削っていました。後半は絵も描きました。折り紙を切って、暖かい世界、寒い世界を表現していきました。暖かい世界には大好きな「ピンクのぞう」がいます。寒い世界にはアザラシを描きました。ちょっと形が思い出せなかったので、図鑑を見て丁寧に描きました。色もどの種類のアザラシにするか、決めて忠実に色を出しました。みずきちゃんは「あやのちゃんは来ないの?」と心待ちにしていて、何度も私に尋ねるのですが、残念ながらお休みでした。それで、寂しいのか、みんなに積極的に話しかけていました。学校のことや、習いごとのことなど話題はどんどん展開していきます。時には立って、隣に行ったりもします。課題は絵画を選択しました。大体半分に世界を区切るのですかが、「大体でいいよ」の声に、「ちゃんと半分にするから定規貸して!」ときっちりと測ります。割り算できる?と聞くと「ウン、得意」と言って2で割って正確に2等分しました。暖かい世界、寒い世界を表現するのですが、「あたしは折り紙は使わない」と、言い、色鉛筆で細かく描写していきました。暖かい世界は夏のイメージでおんなのこがアイスを食べたり、背景にも細かい遊びがあって楽しい絵です。寒い世界を描いている途中で時間が来たのでまた今度続きを描きます。
27日(金)
ともひろくんとつぐりくんは前回お休みだったので、その時の課題「粘土クリームのおかし」を作りました。二人とも粘土をこねるのは気持ちいいようで、グニュグニュと感触を楽しんでいました。つぐりくんは
途中から「あ、そうだ投げれば、早くやわらかくなるかも!」と投げて床にぶつけていました。ところが途中からどこか破れて、粘土が出てきてしまいました。手を洗い、新しい袋に入れなおしました。いろんな色を作りたいと言い、紫の粘土、緑の粘土も作りました。粘土をカップに絞りいれ、ビーズを置くのも楽しんでいました。絵の課題は、寒いイメージ、暖かいイメージの折り紙を選び、少し貼りかけたところで時間が来ました。続きは次回します。ともひろくんは青い色を混ぜて水色の粘土を作りました。粘土を絞りいれるのは面白いようで、たくさん作っていました。ビーズ入れのビーズにはいろんな形があり、ともひろくんは変わった形のビーズを見つけるのが嬉しいようでした。「あ、これちょうちょみたい!これ、みかんみたい!」と様々なものに見立てて、粘土の上に置いていきました。デザインも規則性を持たせたり、よく考えて置いています。最後に絵の課題も少ししました。寒い色、暑い色をイメージして折り紙を選び、少しだけ貼りました。のりを塗ってちぎった折り紙を貼るのは好きなのか、黙々とやっていました。えりちゃん、ふうかちゃんは工作をしました。ガムテープを切るのは力が要るので、手伝いました。二人とも、白いガムテープを貼り、好きな絵を描きました。穴をあけるのはふうかちゃんは「怖いよ」と言うので、一緒にあけました。えりちゃんは着実にすこしずつ仕上げていき、アルミホイルで銀の玉を作り、玉入れのドアもつけました。最後に的も作りましたが重心が前に来て倒れてしまうので、水を入れたぺットボトルをつけました。ふうかちゃんの的は絶妙なバランスで立ちました。しんやくんも銀玉鉄砲を作りました。ガムテープは一人で切って貼っていけます。発射装置は割り箸と輪ゴムを合体させて作りました。ドアの部分はセロテープを利用して蝶番式に開閉できることを説明してから作りました。最後に的を作りましたが、前に倒れるので、どうすればいいのかちょっと考えてもらいました。前にもう一つペットボトルを置くことで解決していました。かいとくんも工作をしました。青いガムテープを貼って、絵を描いて、集中して作っていました。銀の玉ができると、少し試しうちをしました。うまく飛んで嬉しそうでした。少し遅れてきた分、出来上がりが遅くなったのですが、的も作りたいというので、一人残って作りました。
28日(土1時〜)
すみれちゃんは、「新しいおうちに引越しするので、その家に飾る絵を描きたいの。」ということで、どんな絵にするか考えました。大きさは六つ切り程度の大きさでお花を描く事にしました。あいにく本物のお花の用意がなかったので、図鑑を見ました。最初は自分の名前とおなじ「すみれ」を選びました。清楚な感じの日本董です。紫色を作り、下書きなしで丁寧に描いていきました。2枚目はフラワーアレンジメントの本の中からデルフィニウムを選びました。これも薄紫色で、ふわふわとした可憐な花が茎に沿ってたくさんついています。こちらも下書きなしで絵の具で描いていきました。どちらも画面にぴたりと収まり、丁寧で心のこもった絵になりました。まきちゃん、すいちゃん、たけひさくんは工作をしました。白いガムテープを貼り、好きな絵を描きました。中央にあける穴は長さを測り、割り算ができる人は割り算をして、真ん中の位置に印をつけました。まきちゃんとすいちゃんはキラキラテープを組み合わせたり、絵を描いたりして華やかに仕上げました。たけひさくんは「がんばります」と文字を書いたデザインにしました。たけひさくんはこれだけでは物足りなかったのか、もう一個鉄砲が作りたい。と、ペットボトルを2個もってきました。底に穴を開けたい、というのですが、底は固く穴をあけるにはドリルが必要です。まずどんな形にしたいのか話し合いました。どうやら前にも作ったイメージで手で引っ張って飛ばしたいような感じです。紙製のものであれば穴をあけやすいので、お菓子の筒を利用するように言いました。すいちゃんが手伝ってくれて一緒に作っていました。りなちゃんはまず、工作からしました。白いガムテープを貼って、周りには好きな絵を描いたり、テープを貼ったりしました。穴をあけるときに縦の半分の位置、横の半分の位置にそれぞれ印を付け、交わったところが箱の中央になるという説明をしながら、位置を一緒に確認しました。後半は「暖かい世界、寒い世界」の絵を貼り絵で表現しました。寒い世界は北極のシロクマを描き、暖かい世界は海をイメージしています。少し寂しい画面ですが、静かな世界観はりなちゃんの持ち味ともいえます。シロクマが暖かい世界のほうを見ているのがいい雰囲気ですね。まさあきくんとまさかずくん、みずきちゃん、しょうこちゃん、れいなちゃんは振り替え出席です。今日はたくさんの子でにぎわっていました。まさあきくんとまさかずくんは工作からしました。まさあきくんはドラエモンが大好きで、鉄砲本体のデザインもドラエモンです。穴をあけるとき、うまい具合に顔のところに来なかったので、「アーよかった」と安堵していました。まさかずくんはキラキラテープをたくさん貼って、きらびやかなデザインです。みずきちゃんは前回の続きで、寒い世界を仕上げました。色鉛筆なので弱い感じですが、丁寧な筆致で細かい描写です。次にベランダでスケッチがしたいとうので画板と、紙を渡しました。「建物を描きたいの」と裏の3階建てのマンションと家を描きました。しっかりした線で気持ちのいいスケッチです。しょうこちゃんは工作をしました。白いガムテープは固くて、切りにくいのですが、がんばって切っていました。計算をして、箱の中央の位置を割り出し、穴をあける作業など、どの工程も順調に進めていました。的も作りました。れいなちゃんはマーカーで星のデザインで鉄砲を作りました。非常にバランスよく星が配置されています。
28日(土3時〜)
引き続きれいなちゃんは通常授業で「暖かい世界、寒い世界」を描きました。色紙は使わずマーカーでどんどんとイメージを広げて描いていきました。マーカーでしっかりとした線で描いているので、バックはそれを引き立たせるため色鉛筆にしました。細かく丁寧な描写で、ストーリーが伝わってくる楽しい世界です。まさあきくん、まさかずくんも引き続いての通常授業、みずきちゃんは2回目の振り替えです。みずきちゃんはスケッチの後、前回の工作をしたいなあ、と言っていたのですが、まさあきくんとまさかずくんが絵を描きはじめるとその様子に「私も絵を描く!」と、まさあきくんの描いている画用紙に描こうとするので、「みずきちゃんは自分の画用紙に描くんだよ」と紙を渡しました。するとまさあきくんの隣で描きはじめました。みずきちゃんはずーっと、二人に話しかけていて、二人もみずきちゃんに応じるので、3人のおしゃべりのBGMが流れているような雰囲気の中でのアトリエです。で、その会話を聞いているお友達は面白いと、ふふっと笑いが漏れたりします。まさあきくんはドラエモンを描きたいというので、ドラエモンが寒い国に行ったところ、暑い国に行ったところを描くことにしました。1枚の画面でふたつ描くのでなく1枚ずつ描きました。すらすらとキャラクターたちを描き、それぞれのイメージ表現もできています。バックに折り紙で寒い色、暑い色を貼ることで、よりいっそう、イメージが強く出ました。まさかずくんもマーカーで描きたいといい、まず、マリオのキャラクターを描きました。そこからアイデアが出ず、なかなか先に進めないでいたので、折り紙で、暑いイメージを貼り絵で表現しました。みらいちゃんとみなちゃんは並んで工作をしました。みらいちゃんは丁寧にキラキラテープを貼っておしゃれな感じにしました。みなちゃんは音符模様の鉄砲本体のデザインでです。びっくりしたのは銀玉を器用にハート型、星型、音符型にしたことです。面白いアイデアです。あいちゃんは白いガムテープを貼った後、色を塗ったりテープを貼ったりをずーっとしていました。お迎えがきてもまだ、穴もあけていない状態だったので、次回続きをします。まいこちゃんはオリジナルキャラクターをもっていて、そのデザインで鉄砲の本体を作りました。一つ仕上げると、「弟にも作ってあげたいの。」二つ目に取り掛かりました。すでに工程は頭に入っていて、すばやく作っていきました。白い本体はそのまま残し、弟が自分で描けるようにするなど心配りができています。お迎えについてきた弟くんはとっても喜んでいました。
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