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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2009年10月


【10月前半の課題】
9月の下旬に豊中市公民館の館長から、「公民館祭りにこどもたちの工作を展示してほしい」と依頼がありました。急なことだったので、14日の第2水曜クラスの方たちの作品は間に合わなくて申し訳なかったのですが、7日(水)9日(金)、10日(土)のクラスの方には展示品を作るということで、「ハロウィン、不思議な世界」と題して、磁力を利用した不思議な動くおもちゃの世界を作ってもらいました。ひとりずつの世界も面白いのですが、みんなの作品が集まると圧巻ですね。

7日(1,3水)
こどもたちに事情を説明すると「え〜、そんなんいやや」「ぜったい飾らなあかんの?」とブーイング。理由を尋ねると、「今日、持って帰りたい」「知らない人に触られるのがいや」「壊れたら悲しい」などのコメントがありました。そういうことがないように館長にお願いするからと約束して展示させてもらいました。あやめちゃんは家作りで粘土を薄くつけることにこだわりがあるのか、つけたり、はがしたりしてなかなか進まず、完成できませんでした。金、土で時間があれば続きを作ってもらうことになりました。みうちゃんはお化けが動くのがふしぎで「なんで?なんで?」と言っていましたが、磁石の力だとわかると、「なんだあ」と後から来る子にも説明していました。粘土で好きな形に造形できるのが楽しいようでした。たくさんモチーフをつくりにぎやかな世界を作りました。ともひろくんはお化けを動かすのが大好きで、魔法の杖で何度も触ってひっつけたり、動かしたりしていました。家は黒く塗り、不気味さを出していました。ほかは白く残したので雪の中のお化け屋敷といった感じになりました。振り替え出席のふうかちゃんはクルクルと回るお化けにびっくり。「何で〜」と言いながら、魔法の杖で何度も動かしました。家や、猫、お化けなど、粘土でうまく作りました。色はボンド絵の具で塗っています。

9日(金)
ふうかちゃんは、7日にハロウィーンの世界を作ったので、お休みしていた時の課題、イライラ棒ゲームを作りました。バックの絵をきれいにかいて、仕掛けの棒を作り、電池を入れると、ぴかっと豆球がつきました。以前見たケーキの貯金箱を覚えていて、アレが作りたい、というので、材料を出して作りました。スポンジを両面テープで止めていたのですが浮きあがってくるのが嫌だったようで、セロテープで全体を覆っていました。その上にビーズをトッピングしてボンドで止めました。スポンジの隙間がなくなってしまったので、はさみで切り込みを入れてお金を入れるところを作りました。かなたくんとゆうすけくんが「紙コップでなにかつくろうか」と話しているのを聞きつけて「わたしも、紙コップほしい」というので、渡すと糸電話を作りました。「先生一つ持って、しゃべって!」というので「もしもし、きこえますか?」と言うと、「はい、きこえます」と嬉しそうに電話で答えてくれました。かなたくんとゆうすけくんは「やっぱり、紙コップはやめよう」と箱を材料置き場から選んでくると、ふうかちゃんも箱を選びにいき、ビー玉迷路を作りました。なんと4つもの工作を次々と作り続けたふうかちゃんでした。えりちゃんはハロゥイーンの世界を作りました。木を立ててから、粘土でお化けや家を作りました。色はボンド絵の具で塗りました。ふうかちゃんのケーキ貯金箱をみて、えりちゃんも作りたくなったようです。スポンジをクルクルと巻いて、ケーキを作りました。ピンク色を選んで、ビーズもトッピングしておいしそうなケーキを作りました。振り替え出席のかなたくんとゆうすけくんは公民館のお祭りに出させてねと言っても、何のことやら、ピンとこないようでした。でも、粘土造形は大好きで、粘土を手にした瞬間、こねて次々に形を作っていきました。つるすモチーフを一つ選び、クリップと磁石を埋めました。家にも磁石を埋めて、屋根を取り付けました。色もボンド絵の具でぬり、割合はやくできたので、「自由工作する」と二人で箱を選び「おみせやさん」を作りました。なんのお店やさん?と聞くと、「うーん、ウンチ屋さんにしようかなあ・・・」ナドと言いながら粘土でお店の売り物を作っていました。しんやくんは粘土がひび割れないように上手にこねて丁寧な作業で作りました。お化けでなくてもいい?と聞くのですきなものでいいよ、と答えると、宇宙のイメージを浮かべて制作していました。りょうごくんと体験で参加の妹のまゆちゃんもハロウィーンの世界を作りました。木を立て、粘土で、お化けを次々と作り、家も作って、色も塗り、二人で同じようなペースで作っていました。途中からまゆちゃんのほうが先にすすみ、早くできました。りょうごくんはいろんなものが作りたくなって、猫も登場したり、顔の表情にも凝ってみたりとマイペースで楽しんで作っていました。

10日(土1時〜)
展示用の作品を作ってもらうということで、みんなに協力してもらいました。たけひさくんはどんぐりが気にいって、どんぐりをたくさんあちこちに配置した楽しい世界をつくっていました。どんぐりをガーッとつかむしぐさをしながら思いついたのが、「ショベルカー」。空き箱を組み合わせて作りはじめました。途中まで作ったので次回続きをします。まきちゃんは「どんな世界にしようかなあ」と悩みながら粘土をこねて徐々に形をつくっていきました。みんなでハロウィーンの話や、お化けを見たことがあるかなど、雑談をしながらイメージをふくらませていきました。くうちゃんも自分のイメージを広げてどんどん制作していました。ハロウィーンらしくかぼちゃのおばけをつくりました。家とおばけに磁石を埋めて、引き合う位置を確認しながら固定しました。りゅういちくんは2コマ続けての参加です。粘土造形は得意なようで、様々な形を考えてはつくり、色も丁寧に塗っていました。わたしが何も言わなくてもひとりでどんどん制作を進めているといった感じです。お化けもとても小さいのに、ちゃんと磁石も埋め込み、とても微妙な面白い動きをします。作った後、遊べるように、固定しなかったので、展示するのにちょっと心配でしたがうまくいきました。たくさんのお化けがユーモラスです。

10日(土3時〜)
みらいちゃんとみなちゃんも展示用作品を作ってくれました。粘土のこね方も丁寧で、なめらかな粘土肌です。みらいちゃんのは実のなっている木が面白いですね。骸骨をモチーフにするなど、演出もいろいろ考えて作っていました。磁力がつよすぎて、おばけと、すぐに引き合いくっついてしまうので、糸の長さを調整し、いいところで引き合う位置を探しながら固定しました。みなちゃんのはシンプルですがどっしりと安定感のある作品です。磁石をつけ忘れていて、後から埋め込んでいきました。色もきれいに塗れました。まさあきくんは粘土をこねて好きな形を作るのが楽しそうでした。スパンコールも使って、可愛いおばけを作っていました。まさかずくんは紙筒を使い、ひときわ高い塔を作りました。つるすモチーフは犬にして独特の感性が光っています。磁石の位置がどこがいいのかさがしながら埋め込みました。大きいだけに時間がかかりましたが根気よく制作に取り組んでいました。ゆうきくんは粘土でおばけのモチーフや家を作るのがおもしろいようでした。自分で好きな形にできるところが気にいったようです。色もボンド絵の具を作って塗りました。磁石もうまくはいって面白い動きをします。ひさとくんは作っていると、どんどん想像が膨らんで、橋にを作ったり、おばけがどこから出てくるかなど、お話も浮ぶようです。クリップを粘土に埋め込んで面白い造形をしていました。なおきくんは粘土がたいそう気にいった様子で、「すきなの作っていい?」と、どんどん作りました。大きなドラゴンは迫力がありますね。頭の中ではいろんなストーリーが展開しているようで一生懸命作っていました。

14日(水)
紙粘土は好きな形につくれるのがこどもたちに人気があるようで、ゆうかちゃん(K)ゆうかちゃん(F)もあちゃん、ななかちゃん、振り替え出席のななみちゃんはじっくりと取り組んでいました。そのため、めずらしくみんな途中までで時間がきてしまいした。次回も続きをします。しゅんたくんとそうたくんは前回からの続きで、たこやきやそして、ジュースの販売機も作っています。二人で協力して進めています。最後、どうなるか楽しみですね。みずきちゃんは、前回のクイズボードの続きを作りました。クイズはオリジナルの漫画クイズです。その後はあやのちゃんと漫画を描いていました。あやのちゃんは漫画を描いていて、途中から粘土で好きなもの作っていい?と聞きにきて、オリジナルキャラクターを作りました。そしてまた、漫画を描きにいきました。

【10月後半の課題】
絵画は久しぶりに観察画として「かぼちゃ」を用意。工作はぺーパーマリオネットです。関節の部分を糸にすることでゆらゆらと動きます。手に糸をつけて、あげたり下ろしたりするだけで楽しい動きとなります。足は糸をつけずそのままでも少し動かすだけで歩いているように見えます音楽にあわせて躍らせても楽しいでしょう。

21(水)
あやめちゃんは前回の続きをしました。粘土で丘を作りそこに家を置いてしっかり固定しました。どんぐりで花の形を作ったりしていましたが、まだ途中なので次回も続きをします。みうちゃん、かなたくん、ゆうすけくん、ともひろくん、振り替え出席のつぐりくんは踊る人形に興味津々、パンチをしたり派手に動かしたがるのですが、そうすると、すぐに糸は絡まります。好きな形に作るのでデザイン画から描きました。みうちゃんは横向きの人の形にしました。つぐりくんとかなたくんは鳥にしました。ゆうすけくんは最初は鳥のようでしたが途中から羽のない生き物になりました。かなたくんは透明の羽にしたいというので塩ビ板を羽にしました。顔、体、手、足とパーツに分けて描くのは意外と難しく、まずは顔から描き、切ってからそれにあわせてそれぞれをゆっくりと描いていきました。みうちゃんは何度か失敗して描き直し、カラフルな可愛い人形ができました。残った時間でぺトボトルにキラキラテープをたくさんまいて「ワーきれい!」と万華鏡もどきを作っていました。かなたくんは羽もつけてパタパタと動くようにしました。最後に自由工作をしようと材料を集めて作っていましたが、時間が来てしまいました。泣くほど残念がっていました。ゆうすけくんは糸をつけずに全部のパーツをセロテープで貼ってしまったので、はがしてやり直しました。ともひろくんは何を描くのか悩んでなかなか手が動きませんでしたがようやく「仮面ライダーを描く」と始めました。身体まで描きましたが、手足はまだです。次回続きをします。

23日(金)
えりちゃんは象のマリオネット、しんやくんはガイコツのマリオネットを作りました。紙のマリオネットは簡単そうで意外と難しい。関節部分を糸でつないでいくのでちょっと根気が必要です。たくさん作ってみんなで遊ぶと楽しいですね。えりちゃんはかぼちゃの絵も描きました。よく観察して本物そっくりの色を作っていました。つぐりくんは休んでいた時の課題ハロウィーンの飾りを作りました。紙粘土で、家やモチーフを作るのが楽しいようでした。しんやくんはガイコツの絵が上手ですね。ひとつひとつのパーツを丁寧に描いていました。
振り替え出席のりょうごくんは少し遅れてきましたが、クロネコのマリオネットを作りました。とても丁寧に絵を描いています。ぎりぎりまで残って作っていて最後に写真を取るのをわたしが忘れてしまいました。

24日(土)
たけひさくんとりゅういちくんは二人で階段をあがってきました。おしゃべりしながら楽しそうに一緒に工作をはじめました。たけひさくんは前回の続きで車をブルドーザーにするといって、キャタピラーをつけてみましたが、そうすると、動きが悪くなります。いろいろ試してよく動くほうにすることにしました。もう一つ作って連結できるようにしました。りゅういちくんは前回のハロウィーンの世界の続きでモチーフに色を塗りました。絵の具を出して色を塗っていましたが、途中からたけひさくんとふざけっこになり、あやまって、たけひさくんに絵の具をかけてしまいました。頭から耳、肩、服にかかってしまったので、たけひさくんは立腹してしまい、りゅういちくんはしょぼんとおとなしくなってしまいました。粘土のモチーフに色を塗り終わると、自由工作で竹コプターのようなものを作っていたのですが、絵の具をかけてしまったことが気になっているのか、何を聞いてもしゃべらなくなってしまい、ひたすら手を動かしているだけでした。気持ちの治まらないたけひさくんはりゅういちくんのおうちの人がお迎えに来ると直訴。自分がどれだけ嫌な気持ちだったかを説明して、おうちの人も話を丁寧に聞いてくれたので、ようやく、気持ちが治まりました。二人はまた笑顔に戻り、握手もして、仲良く帰りました。こども同士では悪気がなくても嫌な気持ちにさせてしまうという場面はありがちですが、そのときに、されたほうが悪態をつくわけでなく仕返しをするでもなく、きちんと自分の気持ちをはっきりと相手に伝えるという方法をとった、たけひさくんのコミュニュケーション力が優れているなあと感心しました。私が間に割って入らなくても自分たちで解決したところが素晴らしかったです。りなちゃんは女の子のマリオネットを作りました。おしゃれな服ですね。パーツに分けて切って、うまくできました。後半はかぼちゃの絵を描きました。色を上手に作り、よく観察しながら描きました。くうちゃんはモチーフを何にするか散々悩んで、うさぎのマリオネットを作りました。色鉛筆でピンク色を塗ることにしたので、塗る範囲が広いので時間をかけて裏表を塗りました。その後かぼちゃの絵も描きました。色も混ぜ合わせながらうまく作り、大きく立派にかけました。

24日(日)
みなちゃんは女の子のオリジナルキャラクターを描きました。とても丁寧に裏表を描き、色を塗ったので時間がかかりましたが、可愛いマリオネットができました。まさかずくんはオリジナル3色のしま猫のキャラクター。奇抜なデザインですね。色使いもなかなかユニークです。まさあきくんはお得意の猫のキャラクターでマリオネットを作りました。描くのが早く、パッパと仕上げてゆきます。糸を貼っていくのは根気が要りますががんばっていました。ゆうきくん、ひさとくんはモチーフを何にしようか考えて、まず、ひさとくんが恐竜に決めて描きはじめるとゆうきくんも同じ恐竜を描きました。でも、途中でやっぱり違うのにする、とモチーフを変えました。色塗りも大変ですが、パーツに分けて描くのはややこしいので、わたしがすこしずつ説明してひとつひとつ順に描いてもらいました。ゆうきくんは描いている途中で、「ここ迷路にしていい?」と、恐竜のからだに迷路を描いていました。ひさとくんは恐竜の色を丁寧に塗り、糸を貼るのも根気よくやっていました。

28日(水2,4)
そうたくんと、しゅんたくんは今回も「たこやきやサン」作りです。メインのたこやきを作るのに、新聞紙を丸め、外側に焼き色をつけるのですが、色にこだわりおりがみではいやだと言うので半紙を絵の具で染めることにしました。二人で力をあわせて、色を作り、塗って、乾かしていました。ゆうかちゃん(K)ゆうかちゃん(F)もあちゃん、ななかちゃんは前回の続きでハロウィーンの世界を作りました。乾いて縮んだところを修正して、細かい仕上げをしていきました。糸でモチーフをつると、どれもいい動きをしました。みずきちゃんは一番に来て、いろんなお話をしてくれます。あやのちゃんとはとても気が合うようで、楽しいと言っていました。あやのちゃんもみずきちゃんが描く漫画がうまくて、話も面白いと絶賛。という感じで二人は今日も漫画を描いていました。課題に誘ってみると、みずきちゃんは「みもも」と言うキャラクターでマリオネットもどきを作りました。(手板をつけなかったので)あやのちゃんには前回の粘土細工に色をつけないか誘って見ましたが、今日は乗り気ではないらしく、代わりに漫画を朗読してくれました。来月から入会予定のりょうたろうくんは今日は体験で参加です。工作が大好きとのこと。ハロウィーンの世界を作ることにして、土台に木を立て、家やおばけのモチーフを作りました。粘土のこね方も丁寧できれいな仕上がりです。黙々と根気よく作っています。次回続きをします。



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