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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2009年05月


【5月前半の課題】
アトリエのグッピーが、2月、3月、4月と赤ちゃんを産み今では15匹ほどになりました。アトリエのお友だちにもお兄ちゃん、お姉ちゃんになった子が何人かいます。今回はテーマを赤ちゃんとして、絵を描きます。動物の赤ちゃんの絵本をいくつか用意しました。写真を見ること動物園などでは気づかなかったところもじっくりみます。工作は起き上がりこぼしの原理のおもちゃです。力を一方向から加えても、元に戻る面白さがあります。ゆらゆらゆれる様子は見ているだけでリラックスできます。

6日(水1,3)
連休中ということで、今日は二人だけのアトリエでした。あやめちゃんはうさぎの起き上がりこぼしを作りました。リアルなうさぎを描きたいようで写真を見ながら何度も描き直しをしました。細かい部分に気をとられがちなので、全体から描くという意識を持つように進めていきました。絵はお花が描きたいというので、ベランダでモチーフを探しました。ちょうどカーネーションが開いていたので、これに決めました。花びらが難しいのですが、全体の構図を決めて花の部分と茎の部分を塗りました。それから、細部をよく見て描きました。葉は、面相筆の形状を生かして、細長い葉を描き、花は新聞紙を丸めて花の形状を作り、スタンプの要領で描きました。しっかりと力強く描けました。ゆうすけくんはポケモンが大好きでモンスターの名前を教えてくれます。工作はエイパムの起き上がりこぼしを作りました。でも、エイパムは赤ちゃんを産まないのでおもちゃを持たせました。ふたのついた仕掛けもあります。その後、ダンボールの家を作り、太陽の絵を描いて貼りました。そして、家の上に起き上がりこぼしをのせてゆらゆらと揺らして落ちそうで落ちない微妙なバランスを楽しんでいました。ポケモンの絵も描きたいということで、絵の具でメタモンの絵を描いていました。途中から人間にする、と言い、どんどん色を塗り重ねていきました。「鼻水を出している人」だということです。一色使ったら筆をきれいに洗って、次の色をとる、ということをしっかりとやったので、色のきれいな絵になりました。もう一枚、「袋の中にはいっているおせんべい」の絵も描きました。絵の具の色にとても興味があるようなので、描きたいものを存分に描くことを優先させます。その中で混色のたのしさ、絵の具の粘度調整、筆の使い方を覚えていきます。最後にダンボールを使った工作もしました。

8日(金)
しんやくんが「学校から急いで戻ってきて、忙しい」と話しているのを聞いて、ともひろくんも「ぼくも忙しいよ。保育園に行って、遊んで、ごはん食べて、遊んで、お昼寝して、おやつ食べて、遊んで・・・」と話してくれました。しんやくんは一言「いいなあ」とつぶやいていました。しんやくんは起き上がりこぼしを作りました。モチーフを「ぶた」に決めて写真絵本をじっくり見ました。本物に忠実に描きたいのかなかなか描き出しが思い切ってできません。悩みながら何度も描き直しました。色にもこだわり、色鉛筆の試し塗りをしながら皮膚や鼻、耳の色の違いを意識して塗りました。体も同じ色に塗りたかったようですが、色鉛筆だと時間がかかりすぎるのでマーカーにしました。ゆらゆらとぶたの親子は見ていて和みますね。ともひろくんはまず素材のテープ芯に興味を持ちました。転がすとグイーンと転がって行きます。ゆっくり転がしたり早く転がしたり、二つ一緒に転がしたり、股の間を通したりと夢中になって転がすことを楽しんでいました。子ども時代にはこういう風に夢中になって考えて遊ぶことができる時間が必要ですね。十分遊ぶと、自らそろそろ作ろうと考えて作り始めました。紙を切ったりボンドを塗ったり、集中して黙々と上手に手を動かしています。絵本の中からアヒルを選び、赤ちゃんのひよこと、お母さんのアヒルの顔を描きました。体に貼って、ビー玉のおもりもつけて完成です。ゆらゆらと戻る面白さも堪能していました。その後絵のモチーフにはキリンを選びました。キリンは赤ちゃんといえども足も首も長いので一枚の紙には納まらず、2枚足して描きました。足から上へ上へと描き継いでいき立派なキリンになりました。細かい模様や、目、鼻などはクレヨンで描きました。色も図鑑を見ながら忠実に出そうと取り組んでいました。キリンの舌をペロンと出した形に描いたので餌の葉っぱも描いてあげようということになり、たくさん描きました。おいしそうな葉っぱに囲まれた元気なキリンが描けました。えりちゃんは犬の起き上がりこぼしを作りました。絵本の犬のページを選び、横向きの顔を描きました。体の大きさに合わせて顔の大きさを決めるのは難しいようで、考えながら書き直しもして完成させました。ゆらゆら上手にゆれて可愛い犬の親子です。絵はうさぎを選びました。白うさぎなので、カラー画用紙に描くことにしました。写真がちょっと難しい構図(体が正面、顔は横向きというもの)なので、白い絵の具で描くとどこが顔でどこが体かわからなくなります。薄いピンクを作って境界線を描きました。向かい合うように2羽描き、まわりはお花畑にしました。四葉のクローバーは自分で描き方を考えたようで筆の形を利用して4枚の葉を描いていました。ほのぼのとした暖かい絵になりました。

10日(土1時〜)
動物の赤ちゃんの本を見て、すいちゃんは「わあ、かわいい!」と声をあげました。たけひさくんも一緒にいろんな動物の赤ちゃんをみました。まきちゃん、りゅうういちくん、6月から入会のくうちゃんも絵本をみたり、工作見本の起き上がりこぼしを見たりして、工作からする事にしました。すいちゃんは長い間絵本を見ていましたが、最終的に犬を選びました。体にあう大きさの顔を描くのは難しいようで、一度描いたものを参考にして、大きい顔、小さい顔を描きました。しっぽもついて可愛いですね。たけひさくんは猫の起き上がりこぼしを作りました。「難しいよ〜」と言っていましたが、なかなか愛嬌のあるいいねこが描けました。お迎えが来るまでは、すいちゃんがたけひさくんの足にあう、スリッパを牛乳パックで作っていました。まきちゃんはハムスターのおきあがりこぼしを作りました。アイデアマンのまきちゃんはお母さんハムスターに抱っこされてる子どもと、おんぶされてる子どもをうまく配置しました。そしてもう一つ、小さな子どもの起き上がりこぼしも作りました。大きさが違うと、ゆれ方がずいぶん違うことに気づき、揺らして楽しみました。りゅういちくんは前に描いたリスが描きたい、というのでまずその本を探しました。ほかのリスの絵本や写真集を見せても、やっぱり前のがいい、ということで、どれに載ってたかなあと、探すのに結構時間がかかりました。でも前向きの顔のほうが描きやすいということで気に入った顔を選びなおし、色鉛筆で描きました。ふとしたことで別のことに気をとられ、ベランダに出たり、双眼鏡でいろんなものをのぞいたり・・・というわけで作るペースは遅いのですが、細かいところまでよく観察して描けています。くうちゃんはコアラの起き上がりこぼしを作りました。動物園の図鑑を見ながら特長をよく捉えて色鉛筆で描きました。その後ペンギンの絵本を選んで絵を描きました。表紙のペンギンが気にいったようです。足から描きたいと言ったので、まず足の形、足首、胴体と、上へ上へと描き継いで行きました。途中で画用紙が足りなくなったので足しました。色や形をよく見ながら立派なペンギンになりました。

9日(土3時から)
りなちゃんはお母さんが赤ちゃんを抱っこしている起き上がりこぼしを作りました。カラーペンの色が鮮やかできれいですね。絵は絵本の1ページの中から赤ちゃんカタツムリを描きました。色の濃淡をつけて立体的に見えるようにがんばりました。草花も、まずは大きな形から、そして細部へと、徐々に筆を替えながら描きました。爽やかな一枚です。すみれちゃんはうさぎの起き上がりこぼしを作りました。リアルなうさぎを描こうと、何度も描き直したり、丁寧に作業をしていました。絵は犬の写真を見て描きました。毛の感じを出すのに筆の毛先の方向を考えながら描きました、犬の複雑な色は作るのが難しかったのですが、絵の具を数種微妙に混ぜ合わせながら調整しました。最後に目と、鼻に濃い目の色を入れてくっきりとさせました。愛らしい、犬が描けました。ゆうきくんと、ひさとくんはおしゃべりしながら、起き上がりこぼしを作りました。それぞれお互いの作品が気になるようです。ゆうきくんは「雪だるま」、ひさとくんは「ぴかちゅう」にしました。ゆうきくんは「丸がかけない」というのでテープ芯を置いてなぞればいいよと教えると、「あ、そうか」と、気に入った丸を描きました。ひさとくんは「しっぽのギザギザ」が難しいというので、紙を渡して「ギザ、ギザ、ギザという気持で描けばいいよ」というと。「うん」と言って上手に描いていました。その後、ゆうきくんはペンギンの絵を描きました。絵本の表紙の絵が気に入り、絵の具で、まずはくちばしから描き始めました。頭、首、体、と色を作りながら、どんどんと描き進め紙を足して足まで入れました。たっぷりと存在感のあるぺんぎんになりました。もう一枚ベランダでエンドウの絵をクレヨンで描きました。前よりも膨らんだリッパな豆です。描きながら、「ここ気持ちいいわあ。少し寝ていい?」としばし、目を閉じていました。ひさとくんは「カタツムリを描く」と図鑑のページを開きました。まずは朝顔の中のカタツムリ。筆をしっかりと洗い、きれいな色で描きました。2枚目もたくさんのカタツムリ。卵を産んでいるので、卵もいっぱい描きました。3枚目は川のなかのおたまじゃくしとミミズです。ナメクジもいます。絵の具で描くのが気持ちよかったようです。

13日(水2,4)
ゆうか(F)ちゃんは大好きな「ピンクのぞう」もあちゃんは家にあるリラックマとそれに似たぬいぐるみをモチーフに起き上がりこぼしを作りました。その後二人でひよこの同じページを見ながら絵を描きました。それぞれ、黄色と、黒のひよこを選びました。ゆうかちゃん(F)はいったん出来上がりとしましたが、最後に毛がふわふわと生えている雰囲気を出すのにもう一度上から描いていきました。コツはすこしずつ丁寧に描くことです。がんばってふんわり感をだしました。もあちゃんはのびのびと大きく描いて、物語りが生まれてきそうな楽しい2匹の構図になっています。しゅんたくんは雪だるまの起き上がりこぼしを作りました。ほのぼのとしたいやされる可愛いキャラクターで、女の子たちからもかわいい!と声が上がっていました。絵は絵本の中から「キリン」を選び描きました。色を作り、足から描きはじめました。くるぶしや関節など、細かいところを描いているのに感心しました。胴体、首、顔と紙を足しながらずんずん描いていきました。白に近いベージュで全体像がかけると今度はこげ茶色を作って、模様を足から描きました。足のほうは小さい模様、体は大きい模様ということをよく見ています。目、鼻、口もしっかりと描いて、迫力のあるキリンになりました。振り替え出席のななみちゃんはパンダの起き上がりこぼしを作りました。大きなパンダ、小さなパンダの大きさにこだわりながら顔を描きました。二つくっつけて出来上がると、「パンダの家を作りたい!」と箱を探しにいきました。ダンボールナイフで切り、ドアを作り、中はマーカーで描き、背景は空と太陽を描いて針金で固定するという独特の方法で立体的に作りました。面白い発想ですね。ななかちゃんは絵を選択してうさぎをモチーフに選びました。白いので、カラー画用紙に描きました。まずは顔と足はないものと思って体だけよく見て、中に内臓や骨がはいっていることを意識して描きます。大胆に画用紙に白い絵の具で描き進みました。気持ちがのってきたところで毛が生えていることを意識して毛並みに沿って筆を動かしていきます。そして、足、顔、耳、を画用紙を足しながら描き、さらに細部の鼻と目を描きました。「目が失敗した」と言って塗りつぶしてしまったので、全体に毛並みを整えるように伸ばしました。全体に淡いピンクがかったようになり、かえってそれが愛らしい感じになりました。目は面相筆でもう一度よく見てしっかり描きました。大きくしっかりと描けました。その後、ダンボール工作でビー玉迷路を作りました。最後に落ちるゴールのところには箱を取り付けました。ゆうか(K)ちゃんも絵を選択して、犬を描くことにしました。しっぽから始め、おしり、足、と進み胴体、顔と進めました。絵の具を塗り重ねながら毛並みをそろえるように筆を運びました。耳の形を整えて、目、鼻などポイントになるところの色を濃くしました。どっしりと存在感のある犬になりました。最後に赤いリードを入れて、ぐっと身近な感じが出ました。全部の時間を使ってがんばりました。そうたくんは自由工作をするということで、ダンボール箱を探してきました。黒いガムテープを貼っています。ダンボール紙1枚はキラキラテープを貼りました。何が出来るのかはまだ、自分でも決めあぐねているようです。みずきちゃんは前回の続きのくるくる紙芝居を作りました。お話が途中だったので、まずは最後まで仕上げました。「星のカービー」のお話です。色は家で塗るというので仕上げの絵と棒のつけ方を説明しました。あやのちゃんが来ると嬉しそうで。早速横にくっついていました。あやのちゃんは布でマスコットを作りたいというので、布を選んでもらい、どんなものを作りたいのかイメージを紙に描いてもらいました。ちょっと複雑そうな人の形です。まずは顔だけ作ることにして白い布をぬいしろ分を加えて切りました。玉止めの説明をして線のとおりに塗っていきましたが、丸く縫うのが難しいのかなかなか進みません3度糸が絡んだところで「無理」とあきらめてしまいました。みずきちゃんも隣で「あたしはクッションにする」と四角く布を切りましたが、あやのちゃんがやめてしまうと、一緒にやめてしまいました。そして二人で「イラスト描きたい。」というので、はがきサイズの画世紙を渡しました。50円切手を貼ればちゃんと郵便で出せるから、しっかり描こうねと声をかけました。小さくても、まずはきっちりと構図、色塗りなど、工程を丁寧にやって、最後まで仕上げるほうがいいので、こういう形にしました。あやのちゃんは俄然張り切り、「よーっし」と気合を入れて描き出しました。みずきちゃんは「あたしは誰にも出さないし・・・、うまくないし・・・」とちょっと弱気な発言です。でも、あやのちゃんが一生懸命描く姿にうまくひっぱられて、二人の女の子と猫のキャラクターの絵を描きました。みずきちゃんのはきらびやかでかっこいい絵です。みずきちゃんのは楽しい絵になりました。その後、みずきちゃんが「教えて」というので、あやのちゃんのイラスト講座が始まりました。

【5月後半の課題】
豚インフルエンザの影響で17日から学校、幼稚園がお休みになりました。アトリエをどうするか、ニュースなどの情報を聞きながら、開ける方向にして、最終的にはご家庭の判断で決めてもらうこととしました。というのも、どこへもいけず親子ともストレスがたまっているのではと想像できるからです。消毒液での手洗いと、うがいはみんなにしてもらい、気になる人にはマスクもしてもらうということで対応しました。絵の課題は家がテーマです。虫や、カタツムリなどの家、人間の家、100階建ての家、様々な絵本を用意して、イメージを膨らませて描きます。工作も当初家のテーマで考えていましたが、こういう事態なので、家に帰っても遊べるおもちゃ「トリプルゲーム」を用意しました。一つの箱で、わなげ、迷路、あみだくじの3つで遊べるものです。工夫次第で遊び方が変化できるおもちゃです。家の中でも楽しく遊びながら過ごして、事態の沈静化をまちましょう。

20日(水1、3)
ゆうすけくん、つぐりくん、は手を消毒した後、うがいもしてね、というと「はーい」と上手にしました。工作の見本はとても面白がって何度も遊びました。絵本にも興味を持って何冊かパラパラと見ました。工作をすることにして、箱を切りました。輪投げはストローを立てたあとは、大きい輪、小さい輪、色々作り、迷路はストローを貼って作りました。二人が一番気にいっていたのはあみだくじです。つぐりくんはガムテープを一人で巻いて、あみだくじのカラーテープをすこしずつ切って伸ばしていきました。ゆうすけくんはガムテープが一人ではまだ切れないので、手伝いました。あみだのカラーテープはまず一直線に伸ばして貼ってから間の橋をつけていきました。カラーテープは一人でも大丈夫です。くじのゴールにはそれぞれ、自分の好きな遊びなどを書きました。何して遊ぶか決めるようです。作りながらも遊びに発展して、二人で楽しそうにやっていました。あやめちゃんはおにいちゃんのりょうごくんも一緒に工作をしました。二人は迷路にとても凝って、ストローを切り開いたり、縦にはったり、斜めにして滑り台にしたりと、様々に工夫していました。輪投げのコーナーもりょうごくんはポールをの数を増やしたりしました。あみだくじの最後にはいるかやエイなど、好きな生き物を上手に描いていました。あやめちゃんは迷路に懲りすぎて時間が足りませんでしたが、輪投げの輪をハート型にしたり、あみだくじのゴールのカタチをハート型に切ったり、本体のカラーもピンクで、デザインに凝ったものを作っていました。

22日(金)
来たら、まずうがいと手の消毒。みんな上手にできてます。えりちゃんとともひろくんは見本のゲームで遊び、気に入ったようです。えりちゃんは迷路のコースをどうしようか、色々考えながら作りました。輪投げは簡単。ストローをおひさまの形に切って、セロテープで貼ります。あみだくじゲームは、ガムテープを貼るのが一苦労ですが、調子よく作りました。ゴールの絵をたくさん描きました。セロテープで貼っているので、何度も貼り替えができるので、色んなバリエーションで遊べますね。ともひろくんはつぐりくんの服に描かれているウルトラマンを見て大喜び、作りながらウルトラマンの歌を歌っていました。工作は上手にはさみを使ってストローをおひさま型に切りました。迷路はまず鉛筆でどんな形にするか描いてからボンドを塗って、仕切りを貼っていきました。あみだくじではゴールの絵を好きなお菓子にしました。あめとチョコレートを描いた後、みかんの絵が描きたくなりました。まん丸にしたいということで、テンプレートを渡すと、丸を描くのに夢中になりました。たくさんオレンジ色の丸を描きました。つぐりくんはまず「家」の絵を描きました。「マンションでどろぼうが入ってこない家」という想定にしました。話をしていると、どんどんアイデアが膨らんできたようで、とげとげや、パンチが出てきたり、剣や鉄砲も飛び出して、悪いどろぼうをやっつけてしまうセキュリティー抜群の家です。各階には一人暮らしの人が住んでいて、一人一人描きました。つぐりくんは何階に住みたいの?と聞くと「一階!」という答え。すぐに外へ遊びにいけるからだそうです。絵の具の色を混ぜて変化するのも楽しみました。その後、前回お休みだった時の課題、起き上がりこぼしを作りました。トラのモチーフがかっこいいですね。ビー玉にも絵を描いて特別なビー玉にしました。最後に折り紙で手裏剣作りもしました。一人で上手に折れます、おばあちゃんに教えてもらったそうです。四つ作り、合体もさせました。かっこいい手裏剣です。

23日(土)
まきちゃん、たけひさくん、すいちゃん、りゅういちくんと振り替え出席のみらいちゃんとあいちゃんが元気にやってきました。手の消毒とうがいをして、みんな工作からはじめました。まず簡単な輪投げを作った後、迷路作りそしてあみだくじをします。ここで、色々考えるので、みんなそれぞれ個性的な作品になっていきます。まきちゃんは進み方を考えながら迷路を作り、あみだくじはスタートのシールを2枚重ねにしたり、コースも5つ作るなどアイデアを次々に出しながらつくっていました。ゴールのバリエーションもたくさん考えました。たけひさくんは思いつくままに大胆に迷路をつくります。ビーズボールを転がしながらスタートからゴールまでいけるかどうか確めかめました。あみだくじはお菓子のくじにしました。すいちゃんはストローで迷路を仕切っていきました。立てて使ったり色々工夫しました。あみだくじはゴールのアイデアをたくさん出して、台紙いっぱいに貼りました。いろんな遊び方ができるのでおもしろいですね。りゅういちくんは鉛筆で細かく迷路の構想を練りましたが、細かすぎて、実際仕切りを貼ると狭すぎてボールが通りません。臨機応変にところどころ抜きながら試行錯誤して作りました。複雑に面白いものを作ろうという意欲にあふれています。あみだくじも色にこだわりながら一生懸命考えて作りました。みらいちゃんは箱のベースを白色にしたので、カラーテープの色が映えてカラフルです。迷路も順調に作り、あみだくじはゴールのアイデアをたくさん出して丁寧にカラーペンで描きました。3時からのクラスでは家のテーマで絵を描きました。一つはかぼちゃの家。それぞれ家族の部屋があり、中央は居間になっています。最初は色はつけたくなさそうでしたが、がんばってカラーペンで描きました。もう1枚、小人の絵を描きました。それぞれの小人がいろんなポーズで自然界の中で遊んでいる様子が描かれています。ファンタジックな世界です。あいちゃんは今日は手を動かすのが早く工作は1番にできました。白地に赤いあみだくじが印象的なデザインです。3時からのクラスでは家のテーマで絵を描きました。黒一色で家の概要をスケッチするように描いていき、その線を壊さないよう、絵の具の水分量に注意しながら色を塗っていきました。根気よく家具や壁などに色を塗り、最後に住んでいる人たちを、カラーペンで細かく描きこんでいきました。おじいちゃん、おばあちゃんが1階に住んでいて、2階には自分と、お姉ちゃん。3階には弟と、両親。お友だちも遊びにきています。庭周りも想像しながらきれいに描きました。暖かい家族の様子が伝わって来るいい絵です。

23日(土3時〜)
みらいちゃんとあいちゃんが引き続き残っていたものの、この時間からの参加はゆうきくん、ひさとくんだけでした。二人とも、工作からしました。ストローを切り開くのも、迷路の仕切りを貼るのも上手にしていました。ゆうきくんは迷路の落とし穴をどこにいしようかなあと考えながら作りました。ひとつひとつの作業が丁寧です。あみだくじもテープをきっちりと貼っていき、あたりとはずれのゴールを作りました。ひさとくんはあみだくじのゴールに「あたり」「はずれ」「ふ」と書きました。「ふ」は普通という意味だそうです。まだ小さいのに字も一生懸命上手に書いていました。輪投げの輪もたくさん作りました。その後、家の絵も描きました。自分が住んでいるマンションで立体駐車場もあります。住んでいる階の人たちを想像しながらそれぞれの家のドアを描き、たくさんお話をしてくれました。

27日(水2,4)
そうたくんは前回の続きをしました。ラップの芯を利用して、望遠鏡のような形を作り、そこに持参した金色のリキテックスを塗りました。リキテックスは透明度があるので、何回も塗り重ねていくことで色が定着します。職人さんのように塗っていました。ゆうかちゃん(K)はビーズでネックレストップを作りました。小ビーズを使ったので、糸も細いものを使用しました。複雑な編み方をずーっと、黙々と続けていました。最後に毛糸を通して完成させました。ななかちゃんは犬のマロンのためにスカーフを作りました。マロンの文字を入れたいということで、文字をフェルトで切り、布の上に仮り固定のためにボンドでとめました。そしてブランケットステッチで縫っていきました。このステッチはとても便利で、これを覚えておくと、いろんな小物やぬいぐるみが作れます。がんばって縫い、残りは家ですることにしました。ゆうかちゃん(F)と、もあちゃん、しゅんたくん、振り替え出席のみうちゃんは課題の工作をしました。まずは箱を切り開き、二つ折りにします。片面に輪投げの棒を立て、反対側に迷路を作ります。ゆうかちゃんともあちゃんはテレビ番組みヘキサゴンに凝っているようで、それをイメージしながら迷路のコースや、側面のあみだくじのコースを考えました。二人で盛り上がって楽しそうでした。しゅんたくんは慎重にボールが通るかどうか考えながら迷路を作っていました。大体の加減を見ながら想像してコースを作るのは結構難しいのですが、上手に作っていました。あみだくじのゴールもたくさん考えました。みうちゃんは手を動かすのが早く、迷路も、あみだくじもあっという間にできました。あみだくじの橋がちょっとどちらに行くかわからないところもあったので、一緒に遊びながら、直していきました。その後前回のくるくる紙芝居の続きで、大きなカブのお話を完成させました。次は自由工作がしたい!と材料を探しにいきました。スポンジとダンボールを見つけて、枠を作りました。ふちに絵を描いたり、色を塗ったりしないの?と聞くと「これでいいの。」と真っ白な写真立てにしました。振り替え出席のまいちゃんは工作の見本も見て、絵の課題も聞いてどうしようかなと考えて、デッサンをすることにしました。モチーフを自分で選んでもらいました。「自分が描きたいなあ」と思うものを好きに選んでいいよというと、木製の直方体を選びました。ケント紙に構図をとり、まず形をしっかりと描きます。形のとり方は以前やったので、今日はスムーズに取れていました。大きさも充分あります。左上部あたりを少しだけ手直ししました。形がしっかりとれたので、トーンをつけていきました。見えているのは3面なので一番暗いところ、一番明るいところ、中くらいのところを線を走らせる回数の違いで出していきます。鉛筆の硬さ、濃さも変えていきます。このときに輪郭線を濃く描いてしまったので、輪郭線はいらないことを簡単に説明しました。少し難しく言うと、(これはまだ、本人には説明してませんが)物体は線で囲まれているのでなく空気に包まれています。何もないように見える空気感をも出していきます。物体の下が濃く見えるのは影です。上部は光が当たるのでそれほど濃い線は見えないはずです。むしろ空気に溶けるように描くことで、遠近感を表現します。まいちゃんはまだ3面のトーンの違いをしっかり出すということを身につけてほしい時期です。最後に初挑戦の質感表現を学びました。木製なので、木の年輪を描きます。まだ、見えたとおりに忠実に出すのは難しいのですが、自然物は多少狂っても失敗とはなりません。根気があればうまくいきます。まずは手前の一番少ない年輪を4本描きました。続いて、右側面の年輪です。ここで、狂いが生じてきて、「描けない・・・」と助けを求めてきました。実際とは違っていますが、2,3本わたしのほうで線を加えて、そこから続けて今の調子で描くように言うと、また、どんどん描き込んで、最後は上部の木目を描きます。一番上は一番明るいから、木目も薄く描くのがコツです。出来上がった作品をお友だちに見てもらうとあちこちで「すごーい!」の声があがりました。やわらかいタッチなので、木の暖かみも伝わってきます。みずきちゃんはあやのちゃんが来ないと聞いてちょっとがっかり。(あやのちゃんは、途中でちょっと顔を見せに来てくれました。)説明を聞いて、工作をしかけましたが、まいちゃんがデッサンし始めたのを見て、「私も絵を描く」と言いました。どんな絵?と聞くと、「イラスト。漫画を描く」というので、ケント紙を渡しました。定規でコマ割をして猫の女の子とねずみの男の子のストーリーで描きました。お友達に見せるのはちょっと恥ずかしいようでした。色は塗らず、次に工作をしたいということで、あまり時間はなかったのですが作りはじめました。やり始めると、アイデアがどんどん沸いてきて、いろんな工夫を加えていました。ひとり、一番最後まで残って作り、完成させました。



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