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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2010年02月


【2月前半の課題】
バレンタインデーが近くなってきました。日本の伝統行事ではないのですが、好きな人のことを思ってプレゼントをするという気持ちは素敵ですね。小さい時に十分に愛されることは非常に大事です。こどもは自分が愛されていると実感できることで健やかに成長し、自立していきます。どうぞ子どもたちが実感できるように愛してあげてください。課題は、自分にとって大好きな人はだれかな?と意識して創作します。絵は、好きな人を描きます。工作はハートのリースです。ハート型のような複雑な形も新聞紙を使えば簡単に作ることができます。チョコレートをセロハンでくるむという作業もします。作り方を覚えたら、家族やお友だちのお誕生日などのセレモニーなどにも応用できる華やかな工作です。

3日(水1,3)
課題の説明を聞いたかなたくん、ゆうすけくん、ともひろくんは「え〜、やだやだー、にんじんがいい!にんじんほりがしたーい」と前回の課題が気にいってくれているようです。さっさと自分たちでベランダに行ってしまいました。にんじんの代わりにミニ青梗菜ができているのでそれを一株ずつ抜いて描く事にしました。りょうたろうくん、なおとくんも説明を聞いて、青梗菜を選びました。青梗菜のほか、それを抜きに来たお友達や好きな人、ともひろくんはモンスターボールを描きました。なおとくんは自分を描いています。そっくりですね。その後、かなたくんは自由工作をしていました。綿を見つけて、リースの代わりに綿菓子を作りそこにチョコをおりがみで来るんで綿菓子のプレゼントを作りました。ゆうすけくんはおりがみで来るんだチョコを縦に並べるように飾りました。ともひろくんは課題の工作をしました。時間がかかりましたが一生懸命やっていて、わたしが手伝おうとしても「ともくん、一人でできる!」と自立心旺盛です。たくましいですね。りょうたろうくんは絵をとても丁寧に描いています。なおとくんは休んでいた時の課題でおはじきシューターゲームをつくりました。みうちゃん、あやめちゃん、まゆちゃん、こはるちゃん、振替出席のすみれちゃんはハートのリースを作りました。ハート型は女の子には人気のようです。みうちゃんはお花紙で作る花もいっぱいつくりました。あやめちゃん、まゆちゃんはじっくりと取り組んでいました。こはるちゃんと、すみれちゃんははなしが合うのか、よくしゃべり笑い声が絶えず、楽しそうでした。ともひろくんとまゆちゃんは「ねえねえ、一個食べてもいい?」と作りながらちょこっとチョコを食べました。

10日(水2,4)
そうたくん、しゅんたくん、りょうたろうくんはチョコのリースを作りました。形はハートではなく、3人とも丸い形です。そうたくんは、スズランテープのほか、紙テープも巻いてマットな感じのリースにしました。しゅんたくんは最初の所だけ説明すると、うまく新聞を巻いて基本の棒を作りました。りょうたろうくんは、新聞を棒にするのがひとりではうまくいかないので、最初のところだけ一緒にしました。しっかりとおさえつつ、棒状に丸めていきます。途中からはうまくいきました。3人ともセロハンでチョコを巻いたり、お花紙でお花をつくるのもしました。ゆうかちゃん(K)ゆうかちゃん(F)もあちゃん、このみちゃん振替出席のみう(M)ちゃん、振替出席のななみちゃん、はハートのリースを作りました。巻いて硬くなった新聞は半分に折るのが結構大変です。力をいれて、ボキッと折る感じで折り、ハートの底の部分を作ります。両端を中央で一緒にセロテープで巻き、ハートのふくらみがきれいに出るように形を整えれば土台の出来上がりです。長いすずらんテープはふくろにいれて少しずつ引き出しながら巻くのがコツですが、いっぱい出てきたりして、巻くのに苦労している子もいました。でも、みんな真剣にいっしょうけんめい巻いていました。チョコをセロハンで包むときにメッセージーカードを一緒に挟みこむと楽しいよと伝えると、ゆうかちゃん(K)、ゆうかちゃん(F)、もあちゃんは、おみくじにしたり、占いにしたり、いろいろと工夫して、もらった人が楽しめるように考えていました。りょうたろうくんはチョコの代わりに新聞を代わりに巻いたにせものチョコも作っていました。このみちゃんはセロハンでチョコを巻き、モールでキュッとしめてく作業を最初はぎこちなかったのが、作るうちに上手になりました。お花紙で、お花を作るときは唯一「知ってる!」と率先して作っていました。ななみちゃんは「一度だけやったことあるけど、忘れちゃった」と言っていましたが、作るうち夢中になり、たくさん作って花束にしました。みう(M)ちゃんはチョコをくるむのも、お花を作るのも」てきぱきと進めて、早くできたので、絵も描きました。お父さんの絵です。少し画面に小さくはいったので、余白にお父さんの好きなものを描こうと、促すと、考えながらビールやごはん、テレビなどを描きました。テレビは何を見るのがすきなのかな?と聞くと野球と答えてくれました。周りにいたお友達も、うちのお父さんも野球好き!巨人ファンだよ。うちのおとうさんは野球を教えてるの!うちのお父さんはアメフトやってる。など、お父さんの話でもりあがっていました。みずきちゃんとあやのちゃんは二人で椅子に座り漫画談議に夢中です。みずきちゃんは「好きな人を描いてみよう」の課題に「私は恋愛はしないの!」というので、お父さんやおじいちゃん、いとこでもいいんだよ。動物でも、架空の人でも・・・と話すと「じゃあ、漫画でもいいね」と描きました。あやのちゃんのシール作りに感化されてハートのシールも作って貼りました。色をつけてみようと誘いましたが「絶対いや!」と断固拒否という感じでした。あやのちゃんは「うーん、ここは事務所のようで漫画が描きやすい」と言いながら、漫画を描いていました。途中できれいな音楽が聞こえてきたので、「あれ、なんの音?」とみんなで耳を澄ますと、あやのちゃんがオルゴールに「アヒ」(お気に入りのアヒルのパペット)を載せてクルクルと回転させていました。その姿はとても可愛くて、あやのちゃんもこれをみんなにみせたかったのだとか。後半はシール作りをしました。画用紙に絵を描いて裏に両面テープを貼ります。ひとつひとつ丁寧に絵を描いて力作の手作りシールです。

12日(金)
めっきり人数が少なくなった金曜日ですが、ここのところ問い合わせが増えてきました。今日から入会のたいがくんは初めて来たというのに、もう何年も前からずっとここにいるようにうち解けてよく話し、笑い、制作もいっしょうけんめいにしています。新聞紙で棒を作ると「野球だあ」と言い、バットに見立てて振って楽しそうです。半分に折ってみて、というと、「まるめた新聞って硬いなあ」と言いながら力を入れて半分にしていました。ハートを作ってみると「こんなに小さいのはいやだ、もっと大きいのがいい」というので、新聞の棒を二つつなぎました。それをみていたふうかちゃんも「あたしも大きいのがいい」と二つつなぎました。たいがくんはふうかちゃんの名前を知ると、「ぼくの仲間にもふうかちゃんがいる、石垣島には仲間がたくさんいる」とたくさんお話してくれました。石垣島から引っ越してこられたそうです。いいところから来たんだねえというと「海がきれいだよ」と教えてくれました。セロハンでチョコをくるみ、モールで取り付けるときは何度も何度も結んでいました。結んだり、道具の扱いも上手です。お花紙でお花を作るのも最初の1枚は力を入れすぎて破いてしまいましたが、その一回で力加減を覚えたようで、慎重に慎重にお花を開いていました。最後に10枚くらい重ねて花を作りその重層的な花びらにふうかちゃんも「すごいっ」とびっくりしていました。最後にお母さんの絵をマーカーで描きました。そしてお母さんの大好きないちごも描きました。ふうかちゃんはたいが君のおもしろい話に笑ってばかりいました。おおきなハートのリースにスズランテープを巻くのは大変ですが上手に巻いていました。「チョコレート大好き!」と言い、セロハンで丁寧に巻いてモールでとめていきました。お花紙でお花をつくり始めるとはまってしまい、たくさんの花を作り、花束のようになりました。

13日(土1時から)
たけひさくん、まきちゃん、くうちゃん、3人とも工作からしました。新聞紙をクルクルとしっかり巻いて、ハートの形を作るところまでは順調にすすみました。スズランテープを新聞紙に巻きつけていくのにはしっかりと袋の中に、テープを入れて袋ごと、回していくというテクニックがいります。入れていくうちにテープが出すぎてしまうと、あちこちに引っ付いて大変なことになります。「あれー」と言いながら巻き戻し、やり直しという場面も多々あり、くうちゃんは「めんどくさーい」と言いながらも最後までしっかりまいていました。チョコレートを包むのも案外難しく(透明おりがみが少し硬いこともあります)、丁寧にねじらないと、きれいに
包めません。まきちゃんはあえてバランスを崩し、変わりリースを作りました。たけひさくんは8個だけ飾りました。そのあともってきた材料で工作をしました。紙コップをいじっているうちにゴミ箱を作ることにしました。スチレンボードを小さく切って、ごみを入れたり出したりするのに夢中になりました。前にくす玉を作ったことを思い出して、二つコップを組み合わせてパクパクさせて遊びました。その様子がおもしろかったので目をつけて「私はゴウ(郷)ミバコ(美葉子)よ」と、しゃべらせると、まきちゃんと、くうちゃんに大受けして、ゴウミバコさんは二人の手に渡っていきました。さらに目や口がつけられ、ピカソの作品のように3つの顔を持つゴウミバコさんができました。3人で楽しそうにわいわい言いながら作っていました。

13日(土3時〜)
みなちゃん、なおきくん、振替出席のえりちゃんの3人とも工作からしました。みなちゃんは丁寧な仕事でハートの土台を作り、セロハン包みのチョコの飾りもきれいに飾られました。おとうさんにあげる?と聞くと、うーん、どうしようかなという感じでした。お花も作りバランスよくつけて素敵なリースが出来ました。なおきくんとえりちゃんはおしゃべりも楽しみながら工作をしました。まいた新聞は硬く足で体重をかけて曲げたほどです。えりちゃんが新聞を巻き終わる頃を見計らって、なおきくんはセロテープを切って貼ってあげるということがすっとできるやさしい子です。二人は花を一つずつ作り、飾ってリース作りは終了しました。その後なおきくんは絵を1枚描きました。カメックという魔法使いがうさぎをチョコレートにしてしまったという物語性のある1枚です。その後、自由工作でさっき作った新聞紙の棒で何かできないかなと考えるよう促すと、なおきくんはもぐらたたきをイメージしました。5つ、もぐらを作るというので、私も一緒に考えて、いっそのこと5つ一度にもぐらを膨らませることにしました。一人で膨らまして、たたくというのはスローな感じですが、自分で作ったおもちゃは楽しいものですね。えりちゃんに「好きな人いる?」と聞くと「里田まい」と答えました、中央にあるのはチョコのタワー。外は夜。楽しいチョコパーティーですね。まだ、じかんがあったので、何つくりたい?と聞くと「布を使いたい」というので布の箱から選んで人形を作ることにしました。丸い筒も使いたいというので、スッペラポン人形を作ることにしました。人形の顔に綿を詰め、目、鼻を描き、毛糸で髪の毛をつけました。そのときに髪の毛が長いので散髪してあげよう、と声をかけたら、その散髪ごっこにはまってしまいました。コロコロと笑いながらチョキチョキと切りました。とってもおもしろかったらしくもう一つ作る!と張り切って作りました。

【2月後半の課題】
ちょうどオリンピックの最中なので、それにちなんで、スキー遊びの工作です。画用紙のゲレンデを、お人形が滑り降ります。ゴールには点数を書いておき、お友達と競争もできます。絵はシクラメンの花がきれいに咲いたのでそれを描きます。全体を描くのは難しいので、花を一つよく観察してグラデーションの色を出すことをやってみます。

17日(水1、3)
あやめちゃんは絵を描きました。シクラメンの花を選びピンク色を3色作りました。花をよく見ると、縦に筋が入っています。その方向を崩さずに筆を走らせて描いていきます。1枚目は上手にかけてるよ、と私が言っても、「これは失敗」と言い、2枚目を描きました。開いた花と、蕾です。柔らかなピンク色がきれいです。グラデーションもうまくいっています。みうちゃん(Y)はスキー遊びの工作をしました。雪を水色で表現して一生懸命塗っていました。後半はすみれちゃんの絵に興味を持ち隣に座って、同じ画材で描きました。違うところは「想像でお花を描いた」ということです。たんぽぽとさくらです。なかなかユニークな形です。これはこれでおもしろい絵です。今の時期にしか描けない絵でもあるので、描きたい気持ちのままに描いていいと思っています。振替出席のすみれちゃんはお花を描きたいと言い、図鑑や写真集を見ながら描きました。桜とコスモスを選び、細かい筆で丁寧に描いていました。模写はずいぶん上手になりました。かなたくんは課題を聞くのもそこそこに「ぼく、にんじん描く!」とベランダに行きました。よほどにんじんを描いたのが気にいったのですね。とってきたものの、にんじんを置いたまま「やっぱり工作がいい」と材料置き場にいきました。しばらくいろんな素材を切ったりしていましたがそのうち、課題のスキー工作を始めました。ゲレンデにも絵を描き、すべる人もスキーをはいている人がいいなあと言って描いていました。ゆうすけくんはかなたくんといっしょににんじんを見にいき、「ぼくもかきたーい!」と言ってましたが、さきに作りかけのスキー工作をしました。それができてから、絵の具の用意をしてにんじんの絵を描きました。画面に大きく立派なにんじんが描けました。土のにおいのするいい絵ですね。りょうたろうくんはスキー工作をしました。コースの様子を細かく考えて楽しいスキー場です。アイデアがあふれ出るようで、黙々と手を動かして作っていました。なおとくん、こはるちゃんもスキー工作をしました。なおとくんはカラフルカラーのスキー場で、元気な感じがいいですね。すべる人、得点コーナーも作りました。そのあと絵も描きました。水彩色鉛筆を持ってきていたので、画材の特性を生かして、シクラメンを描きました。花を一つ選び色のグラデーションのかかり方を観察してから、色鉛筆で形をとり、色を置き、最後に水で色をぼかしてトーンをなめらかにします。シクラメンの花は形が複雑なので、最初は形のとりかたに戸惑ったようでしたが、一つの花びらを基点として隣の花びら、隣の花びら、と注意深く描いていきました。こはるちゃんはどんなコースにしようかなあと考えながら、お友だちの作品も見たりして、ゆっくりと自分のペースで作っていました。お友達とも楽しく交流しています。

24日(水2,4)
そうたくん、しゅんたくんは兄弟で、ゆうかちゃん(K)、ゆうかちゃん(F)、もあちゃん、はお友達同士で、スキー工作をしました。アイデアを出し合いながら、工夫あふれるおもしろいコースを作りだしています。自分たち自身で考え積極的に創作でき、遊び方も考え、実に楽しそうでした。その輪の中へみずきちゃんも加わり、でも、独自の考え方で作っていました。スキー場のてっぺんに立つ人は漫画から抜け出たかんじでセリフも付いています。あやのちゃんがお休みで最初はがっかりしたようですが、他のお友達とも楽しく交流しています。このみちゃんと振替出席のまゆちゃんは同じ幼稚園だそうです。まゆちゃんが恥ずかしそうにしていると、このみちゃんは積極的に話しかけてくれて、そのうちまゆちゃんも元気に活動を始めました。スキー工作をしながら気持ちは「はやく絵も描きたい」という感じです。このみちゃんもまゆちゃんも絵の具を出して、ピンクのシクラメンを描きました。描いているうちにおもしろくなったようで、どんどん描きすすめていました。振替出席のみう(M)ちゃんは。シクラメンの花から描きました。パレットに4色のピンク色をつくりグラデーションをかけながら花びらを丁寧に1枚ずつ描きました。なかなかうまくいって素敵な絵になりました。そのあとスキー工作もしました。すべる人を作り、うまくすべるかどうか確めながら、スキー板を延ばしたり、微調整をして完成させました。すみれちゃんは今日から3回で油絵を描きます。模写と、実物を見ながらと併用して「オレンジと木のかけら」がモチーフです。絵の具を油で溶きながら、まずは全体に色を入れました。振替出席のななみちゃんはスキー工作をしました。コースの絵を最初は鉛筆で下書きし、上からマーカーで清書して丁寧に作っていました。体験の方1名いました。

26日(金)
えりちゃんふうかちゃん、そして3月から入会のはるえちゃんは工作からしました。みんなテレビでオリンピックの映像は見ているようで、関心も高いようです。スキー場のイメージを思い浮かべて絵を描きました。モーグルのように、もこもこしたところや、動物たちが見に来ている様子など、伸びやかな発想で、それぞれ描きました。スキーをする人や、転がる人なども作りました。みんな早いペースで仕上がり、次にシクラメンの絵を描きました。赤かピンク、どちらか好きなほうを選んでもらうと、3人ともピンクを選びました。シクラメンは密集して咲いているので、その中の一つだけを選び、花のグラデーションをよく見て描くことをポイントにしました。えりちゃんは4色、ふうかちゃんは3色、はるえちゃんは2色のピンクを作り、一番薄い色で形をとって1枚ずつ花びらを塗りました。筆の方向を一定に筋の通っている向きに動かすことで花びらの形を整えます。観察画は集中して描くのでかなり疲れると思います。一つお花が描ければOKです。後は余力があれば数を増やしたり、蕾のものは茎との関係がわかりやすいので、描きます。最後に楽しく空想の世界も描いていいよと声をかけています。えりちゃんは雨が降ってきたことにしてありの行列も描きました。親分のありもいて楽しい世界になりました。ふうかちゃんは頑張って描いたので疲れてしまったようです。はるえちゃんはたくさんお花も描いて、蕾も描いて、それぞれが同じところから茎が出ていることを確認してそれぞれの茎も描きました。よく観察できています。そのあと時間がまだ少し残ったのでえりちゃんがずーっと前の、作りかけのぺットボトルにモールとビーズの飾りをつける工作をはじめ、ふうかちゃんは今度行く結婚式につけていく首飾りをモールとビーズで作りました。はるえちゃんは前回の材料で、小さなお菓子包みを作りました。セロハンでお菓子をくるみ、モールとビーズで飾りました。3人とも積極的に時間いっぱい創作し続けていました。

27日(土1時〜)
たけひさくんとりゅういちくんはスキー工作からしました。二人とも背の高い箱を選んだので画用紙は2枚継ぎ足し長いコースを作りました。コースに絵を描いて、次はすべる人を作ります。たけひさくんはスキーをする人と、転がる人を作りました。りゅういちくんは家で描いたキャラクターが気にいってるとのこと。でも、「思い出すことができないから家で描く」といい材料を持ち帰ることにしました。りゅういちくんは前回お休みだったので3時からも引き続き参加です。次に何をしようかなあと考えて、いろんな材料を観にいったり、お休みの時の課題を見たりしましたが、作りたい気持ちにはならなかったようです。そのうち、なおきくんが大きな船を作り始めるのを見ると、興味を示し、一緒に作るのを手伝っていました。みらいちゃんのカッターナイフを使った作品にも興味を示して、同じようにカッターで紙を切り抜いていました。まきちゃんとくうちゃんは課題のスキー場を見て「これよりフィギュアスケートの方がいい」と意気投合。二人でスケートリンクを作り始めました。五輪ってどんな色だった?と百科事典で調べて、リンクに描き、浅田真央やキムヨナ選手の話しをしながら絵も描きました。足の下にクリップをつけています。そして割り箸に磁石をつけてリンクの裏から操作してクルクルと動くようにしました。くうちゃんはそのあと3時からも振替出席です。こんどはみらいちゃんと一緒にスケッチをしたり、マニキュアを利用してお母さんの手を描きました。りなちゃんと振替出席のみらいちゃんはお休みしていたときの課題、ハートのリースをつくりました。新聞紙で形を作りセロテープで留めて、スズランテープを巻いています。セロハンに包んだお菓子をモールで留めていきました。お花も作りました。みらいちゃんはそのあと3時からはくうちゃんとともに絵を描きました。ダンボールをカッターで半分だけ切り抜いて透かし彫りのようなプレートを作りました。さすがに中学生の技術です。りなちゃんは3時からも振替出席なので時間はたっぷりあります。リース作りのあとは、今日の課題のスキー工作、そして休んでいた時の課題で、おはじきシューターゲーム、さらに、プランターから抜いたにんじんの絵も描きました。作業早く次から次へと作りあげていきます。にんじんの絵も画面に大きく迫力ある絵にし上がりました。色作りもうまくいっています。根っこの生え方、葉の形もよく見て描けました。振替出席のりょうたろうくんはすでにすべての工作はやり終えているので、絵を描くことを誘いましたが、工作がしたいとのこと。以前作った車の装置が壊れたので、直すことにしました。車体から荷台をはずし切れた輪ゴムを取り替え、新たなストッパーをつなぎました。そして元通りに戻して出来上がりです。さらに駐車場を作りたいと材料を集めにいきました。車を置いて大きさを測りきちんと納まるように考えています。車止めもつけました。几帳面さがうかがえる作品です。ひとり体験の方がいました。

27日(土3時〜)
くうちゃん、りゅういちくん、りなちゃん、みらいちゃんが1時から活動をしている中、みなちゃん、なおきくんがきました。さらに体験の方が2名で大賑わいです。みなちゃんはシクラメンの絵を描きました。グラデーションの方法を説明し一つだけ描きたい花に集中して、まずは1枚の花びらを仕上げます。そして、隣、隣と一つずつ丁寧に描いて一つの花を仕上げます。これができたら同じように描きたい花を選び、自分でいいと思うと所へ描きます。そうして構図を自分で作り、画面に変化をもたせるために蕾のものも描きました。蕾は茎のついている位置がよく見えるので、シクラメンの特徴が強く出せます。3色のピンクもうまく出て、形もよく取れました。清楚な感じのいい絵になりました。なおきくんはスキーの工作を楽しんで作っていました。作り方の説明をするとウーンと頭の中でよく考えて「ア、そうだ!」と思いついたことを表現していっています。コースの絵を描き、すべる人も作りました。そのあと、シクラメンの絵も描きました。マーカーで見たイメージをぐいぐいと描いています。上部に余白が残ったので、このシクラメンを見に来た人をかいてみようかと誘うと、「魔王」を描きました。口から火を吹いています。おもしろい絵になりました。そして乗れそうなくらい大きな船も作りました。



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