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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2006年06月

【6月前半の課題】
絵画は「トマト」がモチーフです。〈真っ赤なトマト〉というイメージが強いですが、よく見ると黄色くなってたり、青いところもあったりします。よく観察して、みずみずしさを水彩絵の具で表現します。にじみ絵の技法で描きます。工作は「音の出るおもちゃ」を作ります。見本として空き缶を使ったふくろうのようにホーホーと鳴る笛と、糸と濡れた布との摩擦で、あひるのようにガーガーと鳴く鳥の2種を用意しました。

7日(水1,3)
空き缶笛ではキャラクターが笛を持って、吹いているようにしたものなど、工夫を凝らしたものがありました。一方見本に忠実に作ろうとする子もいます。前回の続きでコラージュをした子はお花をモチーフにしていました。SくんとYくんは素材の空き缶を全部出して「これ使っていい?」と最初はロボットを作るつもりが、数が足りないと気づき、太鼓を作ることになりました。腰につけるとタンタンとたたいて歩き回っていました。Kくんは切った紙をセロテープでつないで馬を作りました。後半はSくんたちの太鼓に興味を示し、同じものを作りました。おなかにつけて嬉しそうにたたいていました。Hくんはマーカーの色分解をして色水を作りました。きれいで、みんなの注目を集めていました。カッターナイフでペットボトルを切ろうとしたり、キリで穴を開けようとしたり、かなり危ない作業をするので、注意して見ていました。Kくんも触発されて、マーカーを色分解した色水を作っていました。ストローで噴火させたり、遊びのバリエーションを考えていました。振り替え出席のAちゃんは空き缶笛を作りました。お気に入りの場所となった、窓辺で時々休憩し、後半はトマトを描きました。黄色や緑になっている所などよく観察して描きました。Tくんはストローでぶくぶくして遊んでいるときに誤って口の中にはいり、あわててうがいをしにいきました。市販絵具の問題点として、大人用、プロ用には鉛、砒素、アンチモン、カドミウム、水銀、セレン、バリウム、クロムなどの有害重金属などが使われています。プロ用、学童用とも、ほとんどの絵具には「藍」の原料にはシアン化鉄が用いられています。又、学童用には製品単価を下げる目的で、腐敗しやすいデキストリンが100パーセント使用されており、その殺菌剤として「フェノール」が使われています。子ども用絵具を経口進入で、中毒になることは、摂取量が少ないということで、まずありませんが、エコロジーや、更なる安全性を考えて画材も考慮したいと考えています。

9日(金)
Kくんはラップの芯を組み合わせて自由工作を始めました。Aくんはそれが気になって仕方ない様子。「ねえ、なに作るの」の問いに「とーってもおもしろいもの」と意味ありげな言葉で答えるのでますます、興味津々。Aくんはコラージュの作品を急いで仕上げて、Kくんと一緒に鉄砲作りを楽しみました。出来上がった鉄砲で、ふたりで遊びました。Mちゃん,Eちゃん,Yちゃんは3人並んでふくろうの空き缶笛を作りました。Eちゃんは後半は「おかあさんとうさぎ」の絵を描きました。大好きなお母さんを大きく描き、ウサギと楽しくお花畑の中で遊んでいる印象の穏やかで暖かい絵です。T君は双子のお友達が体験できたので嬉しそうです。3人でトマトを描きました。Tくんはすぐに疲れるようで、休憩しながら少しずつ描き進めました。お友達に助けられて、最後まで描ききることができました。鉄砲も作りましたが最後には全部分解してしまい、素材としての筒が気に入ったようでした。振り替え出席のMちゃんは紙コップの鳴く鳥を作りました。ダンボールを切るのは硬いので根気が要りますが、一生懸命作っていました。音も上手に鳴らしていました。最後にトマトも描きました。みずみずしいトマトです。へたの細い感じがうまく表現できました。

10日(土)
Kくんは「浜辺で高波に襲われるかに」をコラージュしました。セリフ入りでユーモラスな絵です。後半は割り箸のロケットを作りました。Dくんはコラージュをしようとヘビの下書きを始めましたが、そのうちとかげになり、絵がおもしろくなって黙々とセリフ入りで4画面描きました。「おもしろいのができた」というと周りの子がのぞきに行きました。H1ちゃんは自由画を描きました。一枚目はマーカーでカラフルな不思議空間を表現していました。2枚目は図鑑を見ながら、コヨーテやキツネなど鉛筆でリアルに描写していました。粘土で花瓶も作りました。H2ちゃんは粘土造形をしました。牙をむき出し、とぐろを巻いた結構怖いヘビを作り、次にマレーバクを作りました。パンツをはいたユーモラスな表情です。そしてこの、へびと、マレーバクの戦いのシーンを想定して、絵にしたり、紙芝居仕立てにしたりして、世界を広げていきました。K1ちゃんも粘土でビーズをちりばめた「椅子」を作りました。後半は絵を4枚も思いつくままに描きました。Tくんは「絵はいやだなあ、工作がいいなあ」と見本の音の出るおもちゃを2種作りました。K2ちゃん(I)はふくろうの空き缶笛を作りました。後半は自由工作で迷路のゲームを作っていました。Aちゃんは粘土の花瓶を作りました。とても丁寧な作業で、ビーズも穴の向きを考えて、きれいに並ぶようにゆっくりゆっくりと、作業していました。時折、みんなの様子も見て、おもしろい話には笑ったり、作品を見に行ったりしていました。

14日(水2、4)
Rくんは工作見本のアヒルを見て、鳴る部分のところだけを作りました。後半は鉛筆で野球の絵を描きました。実際に自分の所属している野球チームの絵で、生活画とも言えます。生活画は、子ども自身は無意識ですが、自然な自分の確認作業となるものです。集中して長い間描いていました。掲示板は大差で自分のチームが勝っています。野球をしている時の楽しい気持ちや、勝って嬉しい気持ちなどが描いているプロセスで感じていることと思います。Rくん、振り替え出席のSくんは同じクラスのお友達が体験に来たということで、大張り切りです。3人ともダンボール工作をしました。デジモンのキャラクターをそれぞれモデルにしました。がんばって切ってかなり大きな立体作品に仕上げていました。Kちゃん、Sちゃん、Tくんは並んでアヒルの鳴き声のおもちゃを作りました。Kちゃんは後半はトマトの絵を描きました。にじみ具合もうまく出ています。特にへたの部分はよく見て描けています。Sちゃんは後半は大好きなたまごっちのキャラクターを描きました。テレビの音を聞きながら、チャオを読んで、アイスクリームを食べている、まさに子どもにとっては幸せの一場面です。Tくんは来たときは少し泣き顔でしたが、すぐに、工作をすると言って、アヒル作りを始めました。Sくんは空き缶を組み合わせて、ドラムセットを作りました。シンバルもあり、本格的なセットです。後で聞くと、学校でドラムを叩いたのだそうです。嬉しかったのでしょうね。リアルに立体モデルとなって再現されました。できあがると、Rくんと、野球盤の上で野球の話をしていました。Mくんは最初にふくろうの空き缶笛を作りました。後半はトマトの絵を描きました。にじみ絵の効果もよく出ています。作業が速く、2課題をして後、20分ほどあったのですが、「もう帰るわ。」と帰っていきました。ふりかえ出席のYくんはうちわを作りました。画用紙を2枚丸く切って、絵を描き、割り箸をもち手にして、貼り合わせました。今日は暑かったので、便利なグッズになりました。

【6月前半の課題】
6月はカタツムリの季節なのですが、豊島公園でも見かけなくなりました。今回はイメージ画としてテーマを「家」にしました。世界のいろんな国々の家を図鑑で見たり、かたつむりや空想の不思議な家を絵本で見たりして、自分のイメージを固めます。どんな家のイメージが広がるのか楽しみです。工作は風船電話です。糸電話はお馴染みですが、風船も振動を伝えます。つなげれば長くもできるし、いくつもつなげて、3人以上で会話することも可能です。おうちでも遊んでみてください。

21日(水)
Y1ちゃんは二重つなぎの風船電話を作りました。後半は「マーカーなら描いてみようかな」と、「家」の絵を描きました。描きだすと凝り性で、定規を使ったり、虹色の屋根を細く少しずつ色塗りをしていました。Tくんも風船電話を作りました。K君と電話ごっこを楽しんでいました。後半はダンボールを切って、ヘリコプターを作りました。K1くんはたくさんシールを貼って、風船電話を作りました。お気に入りだった作品が、お母さんが来るホンの少し前にバン!と割れた時はショックで声もでないほどで、哀しそうに割れた風船を握りしめていました。すぐに新しい風船を手渡したのですが、もう意欲はそこで途切れてしまったようで、「もう、紙コップつけないの!」と言っていました。Y2ちゃんHちゃんは風船電話を仕上げ、家を描きました。星型のキュートな家と虹の家です。Yくんは風船電話を作り、前回から作りかけのロケットにドアと窓を描きました。Sくんは、前回のデジモンキャラクターの立体を仕上げました。その後、風船電話をアレンジして、ゾウさんのへんしんグッズにしていました。K2くんはダンボールやビー玉、輪ゴムを使い、いくつかのおもちゃを作りました。Hくんは輪ゴムと割り箸のおもちゃや、ぺットボトルに竹ひごを通した、何やら危険そうな物体を作っていました。カッターナイフなどの道具は一人でどんどん使いこなしています。振り替え出席のAくんは風船電話を作った後、家の絵を描きました。鮮やかな緑と黄色で美しい画面構成になっています。住んでるのは誰?と聞くと「ぼく」と答えてました。

23日(金)
今日はお休みの子が多くて、体験の子一人を加えて4人だけでした。Tくんは空き容器に風船をつけて、ぞうさんの鼻にしていました。紙コップと絵をのふたつを合体させて、半立体の家を作りました。Aくんは、材料置き場で牛乳パックを選び、おもむろに、足に突っ込み「ほらー、ロボットになったよ」と歩いて見せてくれました。でも、パックの中で、つま先立ちしてるので、こけそうです。ちゃんとしたスリッパにしてみようということになり、パックを横にして、スリッパを作りました。後半は粘土でお風呂を作りました。くぼみに水を入れて「ほんとのお風呂だよ」と嬉しそうでした。一番気に入ったのは団子です。「布をちょうだい」と言い、磨いていました。Tくんとは気が合い、一緒に遊んだり、お話ししたりしていました。振り替え出席のMちゃんは風船電話から作りました。家の絵は、美しい色の水彩画です。お花畑や、ブランコのある、理想の家です。

24日(土)
風船電話はみんな作り、3つ、4つとつなげて大型のものを作る子が多かったです。Kくん出来上がると「誰か実験してくれる人〜」と募集して、お友達と楽しそうに電話ごっこを楽しみました。真っ先にとんで来るのはH1ちゃんです。H1ちゃんは一人で絵を黙々と描いていますが、みんなの様子もしっかりみていて、おもしろそうなことが起こると、参加して楽しそうにしています。今日は鉛筆で描きました。Dくんは風船をふたつつなぎ、網をかぶせて不思議なオブジェを作っていました。後半は前回の続きの絵を描きました。色をつけるより、どんどん次のシーンを描きたいようです。H2ちゃんの「札束でできた家」はみんなの注目の的となりました。ドアは、500円玉、庭には金のなる木があって、お金がたくさん実ります。お友達とわいわいお話しながら、雨が降ったらどうなる?などイマジネーネーションをいっぱい広げて描いていました。粘土作品も作りました。寿司アザラシと、孵化した恐竜を作りました。特に恐竜は気に入ったものができたようです。Kちゃんは風船をもっている時にバン!と割れてびっくり。でも、風船が割れるとなぜかおかしくて笑ってしまいます。「割れちゃった〜」と言って又、新しく作りました。後半に作った粘土の顔のついたハンバーグがお気に入りでした。H3ちゃんは後半「お菓子の家」を描きました。キャンデーの屋根やチョコの壁、などおいしそうな家です。ありに食べられないように、雲の上にあるんだそうです。夢のある家ですね。最後に粘土でリアルなおにぎりを作りました。Aちゃんは後半ピンク色のハートの家を描きました。Aちゃん自身ピンク色の服なのでそのことで話が盛り上がりました。振り替え出席のEちゃんは初めてお母さんと離れて、作業をしました。おとなしいけれど泣くこともなく、風船電話作り、絵も描きました。「ウサギのお母さん」が住んでいて、お父さんもこどももいないんだそうです。振り替え出席のMちゃんは風船電話を丁寧に作りました。粘土で家も作りました。水色の絵具を混ぜたかわいい家ができました。振り替え出席のKくんは後半「家の絵」を描きました。茶色のペンで、上から線を描き始め、黙々とひたすら線を引いていました。できあがったのは「マンション」です。線の引きかたもしっかりとしていて、大きい絵なのに、全体のバランスもうまく取っていて、すばらしい作品ができました。それにしてもすごい集中力でした。

28日(水)
R1くんは風船電話から作り、後半はバルーンアートに取り組んでいました。最後にはうまく形ができたようです。R2くんは風船を使い、自分で独創的な形を模索しながら作っていました。「なんかわからんけど、いいのができた」と気に入った形になったようです。Kちゃんはくだものの木から描き、メタリックのペンを見ると、ますます創作意欲がわいたようです。色も形も個性的でおもしろい絵です。Sちゃんは「家」をダンボールで半立体の作品に仕上げました。「マキコちゃん」の家だそうです。模様もつけてかわいい家に仕上がりました。Tくんは最初は「これは毒の家で、入った人はみんな死んでしまうんだ」というので、様々な意見が飛びかっていました。住んでいる人を考えてみようか、と誘うと、絵の内容が変わっていき、「外には毒の雨が降っていて、シェルターに覆われている家の中は天国。」というイメージになりました。人と、毒の雨は黒のマーカーで描きました。最後に風船電話を作りました。Mくんは絵具で「家」を描きました。絵の具の量に対して水が多いので、水彩画のような淡い絵になりました。金色、銀色の絵具に喜び、「金貨が降ってきたことにしよう」と描いていました。ルイーズも庭にいる「夢の家」という題をつけました。風船電話作りでは、風船を膨らませるのが難しく、手伝おうかと聞いても「自分でやる」と長い間、がんばっていました。カッターナイフは、まずは一度、一緒に使い方を練習しました。2個目は一人で切りました。Mちゃんは鉄棒人形を作りました。ストローの操作も上手でくるんと人形をまわすことができました。最後に、鉄棒をしている人の絵を描きました。画面に大きく伸びやかに描かれています。身体も肌色で塗り、裸のように見えるので、洋服の色を作ってみようかと誘うと、縞模様の、ボーダー部分だけを描いていました。珍しい描き方ですが、人物表現はしっかりできています。Aちゃんはたまごっちのフラワータウンの家を描きました。後半は風船電話も作り、カッターナイフの使い方を練習しました。Sくんは「おやしき」を絵具で描きました。すっきりときれいな色が出せています。窓ガラスや、門のなど細部にもこだわりがあり、うまく表現できています。自分の住んでみたい理想のお屋敷だそうです。



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