[ HOME ]
芸大・美大受験講座 絵画教室・デッサン教室 こども図画工作教室



Index
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月
2003年08月
2003年07月
2003年06月
2003年05月
2003年04月
2003年03月
2003年02月
2003年01月
2002年12月
2002年11月
2002年10月
2002年09月
2002年08月
2002年07月
2002年06月
2002年05月
2002年04月
2002年03月
2002年02月
2002年01月




『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

カスタム検索




2007年01月

【1月前半の課題】
お正月に書初めをした子もいるでしょうか。絵画は「墨に親しむ」がテーマです。3種の濃淡(薄墨、中墨、濃墨)を使い分けて絵を描きます。コツは薄い墨から使います。風景の場合は遠くのものは薄い墨、近くのものは濃い墨を使います。工作は伝承のおもちゃ「トントン相撲」です。ポピュラーな割にはきちんと作ったことは少ないと思い、取り上げました。家族みんなで遊べます。

10日(水2,4)
持越しや、お休みで12月の課題がまだの人が多く、福引器の選択者が多くいました。Tくん、Y1ちゃん、M1ちゃんAちゃん振り替え出席のSくん、M2ちゃんです。Aちゃんと、M2ちゃんは今日の課題をしてから作りました。M2ちゃんは今日のお友達の仲では最年少ですが作業が早く時間内に仕上げてしまいました。Sくんはきらびやかに描かれた福の文字が印象的なデザインにしていました。Y2ちゃんはトントンずもうを作りました。お人形を作るときに背中合わせにすると、左右対称になることを覚えました。Kちゃん、RくんSちゃんは墨絵を描きました。3人とも、非常に墨に興味を持って取り組んでいました。KちゃんとSちゃんは風景画を、Rくんは大好きなキャラクターを次々と描きました。3人とも図鑑をみたり、おしゃべりも楽しみながら、ひとり何枚も描きました。最後に色画用紙に貼って仕上げをしました。

12日(金)
Eちゃん、Mちゃん、Kくん、Yちゃんはトントン相撲から作りました。Eちゃんはお相撲人形は大好きな動物の形にしました。墨絵にも興味があり、ウサギ、ネコ、クマなどを描きました。軽やかな線で勢いのあるいい絵になりました。Mちゃんは手際よく、道具を扱い土俵を作りました。お相撲人形は動物にしました。Kくんはいろんなあそび方を考えて楽しそうでした。Sちゃんとお話したり、ゆっくりと作っていたので、時間が足りなくなってきましたが、残って最後まで仕上げました。Yちゃんは人形は画用紙を二つ折りで、切り抜くのが難しかったので、細かいところは手伝いました。動物人形をつくり、きれいに色も塗りました。TくんとSちゃんは墨絵をかきました。ふたりとも墨の世界は好きなようで、何枚も書きました。Tくんは後半はトントン相撲を作りました。色塗りもがんばっていました。最後はSちゃんに人形作りを手伝ってもらい完成させました。

13日(土)
Dくんはお相撲よりボクシングの方がいいと、リングを作りました。箱のコーナーに割り箸をたて、ロープを張りました。人形はバランスが大事なので、見本どおりにした方がうまく立つのですが、描きたいキャラクターがあって見本どおりの形にはしたくないので、試行錯誤を重ねていました。最終的には見本の型の中にキャラクターを描きこむ形にしました。H1ちゃんは最初はトントン相撲を作りかけましたが、みんなの様子を見て「じゃあ、私はオリンピックをつくる!」といいました。スキーをテーマに決め、雪山からつくり、ティッシュの箱にコピー紙を貼り雪の雰囲気を出しました。プレーヤーも上手に描けていました。Tくんは野球盤作りたいと言います。自由自在に人形が動き球を投げたり打ったりしているのを想像しているらしいのですが現実はそううまくは作れません。一緒に悩みながらできるところまで作りました。KちゃんH2ちゃん、Aちゃんは墨絵に挑戦しました。Kちゃんは風景や、図鑑からモチーフを探し、たくさんかきました。最後に描いたウサギは細部まで神経が行き届いた、いい作品になりました。影をつけたり、毛の感じを出したり、様々な筆の使い方が効果的にできています。H2ちゃんは動物を何度も何度も練習していました。墨の濃さが、うまく差がついてくれなくて、何度か調整しなおしました。最終的にはおにぎりの絵を描きました。ふわっとしたお米のところ、つぶつぶの感触などがうまく表現できました。Aちゃんは見本をお手本にして、描いていましたが、「何を描いたらいいのかわからない」と言いにきたので、「おにぎり」を描くことを勧めました。形が単純なので、下書きなしでいっきに描けます。筆の使い方や墨の説明をしました。3人とも、よくがんばりました。

17日(水1,3)
Y1ちゃん、Y2ちゃんは墨絵をしました。最初は筆使いの練習です。Y1ちゃんはいのししの絵をモチーフにして描きました。墨絵は一発勝負なので、気合を入れて描きました。いのししの毛は渇筆法などを取り入れてうまく表現しました。いのししの字や詩なども書きました。Y2ちゃんはお弁当の絵をイメージして描きました。墨の濃淡が生きていて、それぞれのモチーフのデザインが豊かにイメージされています。Tくんは前回の続きの剣を作りました。ガムテープを切る力がまだないので、そこだけお手伝いしました。もうひとつ自由工作で不思議なおもちゃを作りました。輪ゴムで、箱とカップ容器をつなぐイメージがしっかりとあり、「こうしたい」ということを私に伝えてくれました。Kくんはトントン相撲を作りました。色を一生懸命塗り、ひもの長さも、丸い型紙を利用して計り、切りました。人形は兄弟で遊べるよう、3体作りました。2枚合わせの画用紙を切るのは難しかったので手伝いました。お相撲ごっこは気に入り、できた人形で遊びました。Kくんと、Mくんは自由工作をしました。Mくんはルギアを立体造形しました。形を捉える力に優れたものがありますね。K君に細部の形を確かめたり、お互いにアイデアを出しながら創作活動していました。Kくんは何を作るかあまり考えず作り始めていました。作りながら考えて、途中で、「こうしたいんだけどどうすればいいかなあ」と相談しにきます。それに対して、少し案を2,3提示すると、そこからヒントを得て作りたいものに近づけていくという形で進めていました。最終的に、ゴム動力を利用した的当てのようなおもちゃになりました。NちゃんとAちゃんは並んで仲良く同じように墨絵から始めました。ふたりとも、おにぎりの絵を一枚、ウサギの絵を一枚ずつ描きました。先にAちゃんが描き始め、あとを追いかけるようにNちゃんが描きます。「後もう一枚描こうかな」とAちゃんが言うとNちゃんも「わたしも」。「やっぱりやめとこうかな」と、Aちゃんがいうと、「私もやっぱりやめとこう」とNちゃん。そうしてふたりでトントン相撲作りをしました。Aちゃんは「先生はどの箱使ったの?」「先生はどのマーカーを使ったの?」と見本の通りに作りたい気持ちが強いようです。振り替え出席のSくんは「プラネタリウムを作りたいからカップめんの容器みたいなのが欲しい」と伝えてきました。黒く塗り、穴をあけ、色とりどりのセロハンで、色をつけました。卓上タイプのプラネタリウムにしたいらしく、肝心の光源は、用意していないので、家で調達することにしました。小さなペンライトの在庫がひとつあったので、それで試しに光らせてみました。うまく上に向けて光を当てるとキラキラときれいに色が出て素敵でした。

【1月後半の課題】
絵の課題は、墨を使用して不思議な絵を描きます。まず、ポスターカラーで絵を描きます。コツは水っぽくしないでたっぷりと絵具を使うことです。十分に乾かしてから、(せっかく描いたきれいな絵を塗りつぶすのはちょっと抵抗がありますが、)全部墨で真っ黒に塗りつぶします。これも十分に乾かしたら、水で洗い流します。すると、ポスターカラーの上にのった墨は洗い流され、きれいな色が出てきます。出来上がりは版画のような雰囲気です。スポンジで軽くなでると、色も薄くなりますが、淡い感じもきれいです。工作は、墨のマーブリングです。水を張ったトレーに墨を2滴ほど置きます。爪楊枝に微量のサラダ油をつけて、水の上の墨をつつきます。すると墨が割れます。墨を含んだ細筆で、きれいな模様を作って、紙に写し取ります。半紙に写し取って乾かし、封筒と便箋などを作ります。上記のようにポスターカラーで絵を描いてから、マーブリングして、水で洗い流すと、おしゃれな絵になります。

24日(水、2,4)
「絵なんて嫌いだ〜」というRくん。今日の課題はやる気ない・・・といった感じだったのですが、マーブリングには興味があったようで、たくさん作りました。Kちゃんは不思議な絵に挑戦しました。でも、思うように色がきれいに出ませんでした。そこでマーブリングに切り替え、たくさん作りました。最後に、もう一度、絵具を作り直し、花の絵に挑戦しましたが、あと、水を流すところで、帰る時間となり、続きはまた次回に持ち越します。Sちゃんは不思議な絵を描きました。ウサギと花がモチーフです。きれいに色が出ました。Kちゃんと一緒にマーブリングを楽しみました。最後に、もう一枚さっきと同じ絵を描き、マーブリングしました。うまくいって同じモチーフを使いながら印象の違う絵になりました。Tくんは絵ではなく自分の名前を描きました。マーブリングはかなりおもしろいと感じたのか、たくさん墨や油を入れてみたり、髪を2枚重したり、マーブリングしたうえにもう一度墨を落としたりと、いろんな方法で墨を研究してました。Sくんは前回作りかけていたプラネタリウムをおうちで完成させて持ってきてくれました。豆球と、スイッチ、モーターなどがつき、光りながら回るすごいプラネタリウムに、お友達もびっくりです。今日はトントン相撲の材料から、ビー玉ゲームに発展させて作りました。ゲーム盤には宇宙の絵を描いていました。科学系に興味があるようですね。Aちゃんはカービーをモチーフにして絵を描き、不思議な絵を作りました。色もきれいに出て楽しい絵になりました。大きな画用紙ちょうだい!というので、渡すと鉛筆でドクターカービーの漫画を描き始めました。線がしっかりしていて、キャラクターを上手に描きます。しかも、描きながら演技もしてくれて、楽しそうに内容を話してくれました。Y1ちゃんとMちゃんは前回のトントン相撲がやりたいと言うので、材料をだしました。人形を作るときに、背中合わせで二つ折りにして作る、ということを理解するのに、少し時間がかかりましたが、ふたりともオリジナル人形をいくつも作って、対戦させました。Y2ちゃんは前回の墨絵を描きたいといい、濃墨、中墨、薄墨を自分で作るところから始めました。うまくいい色ができて風景の絵を一枚、お弁当の絵を1枚描きました。後半は不思議な絵を描きました。ポスターカラーも混ぜてオリジナルな色作りをしていました。すいすいと、描きたい絵が描けるようで、絵が好きなんだなあと感じます。

26日(金)
Kくん、Sちゃん、Tくんはマーブリングの不思議な模様に興味を持ち順番に作りました。K君は「やったことあるよ!」と半紙で何枚か作り、画用紙に模様を描いて作品を作りました。原色で描いた模様はくっきりときれいに出ました。後半は大玉ビーズを見つけて、糸に通し、ネックレスを作り始めました。Sちゃんはマーブリングは初めてするようで、簡単にきれいな模様ができる!と、喜んでいました。不思議な絵も丁寧に絵を描いて、色が出てくるのを楽しんでいました。Tくんは順番が来るのが待ち遠しく「ぼくも!ぼくも!」と喜んでマーブリングの作業をしていました。不思議な絵も自由な線で描いた絵はのびのびとしていて、面白い抽象画です。Yちゃんは不思議な絵から描きました。色が浮き出る様子を楽しみました。マーブリングもお友達がするのをよく見ていて自分でも上手に作りました。

27日(土)
みんな不思議な絵から作りました。Dくんは「ワニ」の絵を描きました。「足を失敗した」と消したり描いたり、こだわりを持って細かいところまで丁寧に描きました。もう一枚「うん○とおしっこ」をモチーフにしてマーブリングで仕上げていました。Tくんはつけてきたピンブローチのペンギンをモチーフにして描きました。「間違えた」と言っては消して、汚くなったので裏に描きなおしました。きれいなペンギンのブルーが出ました。マーブリングは初め、「気持ちわるーい」と言っていましたが、やって見ると、興味を持ち、何枚も作りました。Hちゃんは動物図鑑を見て描きました。もう一枚は鳥をモチーフにして、マーブリング仕上げにしました。Tくんともお話しながら、制作を楽しんでいました。Eちゃんは最初は泣いていましたが、そのうち泣き止みました。何を描きたい?と聞くと「うさぎさん」何色にする?「ぴんく」というやり取りで進めました。マーブリングは画用紙で作りました。もう一枚絵を描き、マーブリング仕上げもしました。AちゃんはとMちゃんはなかなか描きたいものが見つからず、図鑑を見てかなり長いこと、悩んでいました。Aちゃんはお花を描き始めましたがやっぱり桜にしたい・・続いて幹も描きたいからお花を上に持ってきたい・・・と構図なども考えながら結局「桜吹雪」の絵になりました。マーブリングの作品もつくりたかったのですが、時間がなくなり途中まで絵を描いたのでまた次回続きをします。Mちゃんは「鳥」をテーマに描きました。原色で描いた鳥は美しく色を放ち、ゆっくり考えた甲斐がありましたね。みんな色がくっきりと出て、いい作品に仕上がっています。一人体験の方ありました。

31日(水1,3)
Yちゃん、Hちゃんはお互いに相談しながら何を描くか決めました。二人とも最初に描いたのは「猪」という文字。文字だけでは寂しいので周りに模様を描きました。2枚目はそれぞれお花の絵を描きました。Yちゃんは、画用紙に何も描かないところが墨の色として残り、白く残したいところは白い絵具で描くという説明を聞いて、白絵具だけによるおもしろい作品も描いていました。文字による作品はマーブリングで、お花の作品は墨を塗ってそれぞれ作りました。Kくんは何を描くかというより、感性に任せて絵具を塗っていました。最初の作品は青のイメージです。2枚目は「じゃあ、今度は赤いものを何か考えてね」といって筆を渡すとよーく考えて「りんご」を描いていました。色もきれいに出ました。Yちゃんは描きかけのりんごの絵の続きをしました。形を整え、光っているところと、ポイントとなる軸あたりの立体感が出るように描いていきました。Kくんは興味を持って不思議な絵を描きました。絵は抽象模様です。きれいに色も出てきました。「一枚描いたら自由工作やっていいでしょ!」と元気にMくんとおしゃべりも楽しみながら制作しました。Mくんが、割り箸鉄砲を作っていたので、触発されてKくんも作りました。次にふたりとも的を作りました。Mくんはダンボールと木を組み合わせて、Kくんはダンボールとティッシュペーパーを組み合わせていました。それを見てMくんも、ティッシュをつけてみたりしていました。二人でいい刺激を受けあっているようです。NちゃんとAちゃんは説明を聞くと、「これ描く〜」と見本を自分たちの横にもって行きます。それで、「自分の、好きなものを描いてみようね。まず自分が何を描きたいか考えてね。」と声掛けしました。ふたりともうーん何にしよう・・・と考えて、黄色で、レモンを描きました。まわりに模様も描きました。Nちゃんが乾かしているあいだにAちゃんはマーブリングをしました。一枚仕上がると「もう一枚描く〜」と元気に絵を描いていました。2枚目はふたりとも、マーブリング仕上げにしました。時間があれば何枚でも作りたいようでした。



[ こども図画工作教室 ]


会費制の通信講座です。
< デッサン・油絵・水彩画 >
全国どこからでも参加できます。
[ Click ]