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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2010年01月
【1月前半の課題】
今年は寅年です。お正月でお年玉をもらった子もいることでしょう。そこで、工作は虎の貯金箱を作ります。ペットボトルに黄色のすずらんテープを巻いて虎の体を表現します。絵画は「夢に向かってトライしよう」ということで、今年やってみたいこと、行ってみたいところを描きます。どんな夢がとびだすでしょう。
6日(水1,3)
10時からスタートということでお伝えしていたのに、私がうっかり時間を間違えていました。そうじをのんびりしていたらゆうすけくんが来てびっくり、あわてて机をセットしました。ほかの準備はできていたので、後はいつものようにスタートできました。新年早々間抜けなことで申しわけありませんでした。参加人数はゆうすけくん、かなたくん、まゆちゃんの3名。私と同じうっかりさんがいるのかなとも、思い、冬季講習が急きょ中止になったので、午後からの時間も空けていました。午後から来たのはななみちゃんです。ともひろくんは風邪をひいたとの連絡がありました。さて、虎の貯金箱を見て、ゆうすけくんと、かなたくんは「虎よりライオンがいいなあ」と話していましたが「やっぱり虎にしよう」とはなしがまとまりました。グルグルと黄色いすずらんテープを巻いて、体を作ります。長い両面テープをシュルルーと取るのは快感です。型どおりにはさみを使い、顔と手足を切ります。小さい子には基本的なはさみの練習になります。円は、はさみは動かさずに紙のほうを動かすことで、きれいに切ることができます。かなたくんは、虎の貯金箱を作ったあと、ライオンの絵をかきました。まずはお父さんライオン、お母さんライオン、そして子どものライオンを描きました。お父さんはたてがみが立派です。おかあさんはなぜか虎のような模様です。子どももしっかり描けました。そして、もう一枚描きたいと言い、今度はカメレオンの絵を描きました。画面に大きく描いたので、刷毛を使って色を塗りました。緑色の体に金色の模様が入っています。舌を伸ばしてハエを捕まえたところです。目はくりくりと大きく立派なカメレオンが描けました。ゆうすけくんは「これは簡単やな」と貯金箱がすぐにできたので、絵も描きました。トライしたいものを聞くと「野球がしたい」そうで、バッターの絵を描きました。ボールが飛んできて打つところです。ユニホームの色、靴の色など考えて色を塗りました。タイガースが好きなのでユニホームは黄色にしました。しっかりバットを持って、生き生きと躍動感のある絵になりました。まゆちゃんも丁寧に虎の貯金箱を作りました。そして絵も描きました。最初は虎だけを描いておしまいと言ったので「とらくんはどこにいるの?」と聞くと「おうちのなか」そこで、床や家具やドアを描きました。次に「とらくんは何してるの?」と聞くと、「とらくんの家にうさぎさんが遊びに来る」というので、うさぎを描くことにしました。白うさぎにしたいというので先にまわりを水色で塗りました。ドライヤーで乾かしてからうさぎを描き、水色が余ったので空と、雲も描きました。楽しい絵が描けました。午後から来たななみちゃんはよくお話もしてくれて、まずは虎の貯金箱をつくりました。気にいったようで2個のペットボトルで大小親子の貯金箱ができました。小さいほうはそれにあわせて足や顔のサイズも小さくしました。2匹並べるといい感じで、餌のうさぎも作ろうということになり、おりがみでうさぎの顔を折りました。
8日(金)
今日はえりちゃんひとり。それでも、いろんなおはなしをしてくれるので、和やかに時間が流れました。まずは虎の貯金箱からつくりました。お年玉をいっぱいもらったし、お札ももらったので、お札が入るように穴を長くすることにしました。ほかは手順どおりにパーツを切り、両面テープを貼り体となるすずらんテープを貼り、上手に仕上げました。絵画は「今年トライしたいこと」えりちゃんはいろいろいろ考えて、「空中逆上がりができるようになりたい」のでその絵を描く事にしました。さかさに描くのは難しいので画用紙を逆さにして鉄棒を握っている人を描きました。ひっくり返すとうまく逆上がりしている人に見えます。そのほか、タイヤの飛びばこ、ブランコ、ウンテイなど、校庭にあって運動できる遊具を描きました。運動が大好きだそうで、縄跳びは300回続けて飛んで学年で2位になったこともあるそうです。すごいですね。運動している人もそれぞれの遊具に描き、さらに、校庭にいる生き物、ありやテントウムシなどを描きました。楽しい絵になりました。さらに水色の絵の具が余ったので海の中の絵も描きました。海の中にはどんな魚が住んでいるかな?と図鑑を見ながら色とりどりの様々な生き物を描きました。小さな魚から大きな鯨まで、よく見てしっかり描けました。
9日(土1時〜)
たけひさくんは一番に来て虎の貯金箱を作りました。両面テープを貼るのは、「ええ!面倒くさいなあ」と言ったものの、上の紙をはがす時はシュルルルルーと快感で、とても喜んでいました。なので、りなちゃんやくうちゃん、みう(M)ちゃんにもそのときが来ると「あのな、こうすんねんで!」と張り切って教えていました。貯金箱ができると、たけひさくんは家から持ってきた材料を出し、「これで何かつくりたい」と考えました。「鉄砲がいいかな、バキューンと動かしたい」というので、とりあえずバネを作ることにしました。針金を筒に巻いて作ります。それがとても面白い動きをするので気にいり、片方にかまぼこ板を取り付けてそれでしばらく遊びました。飛び出すおもちゃにしたり、ゲートボールのスティックにしたりいろいろやってみましたが、シンプルにボヨンボヨンと動く様子が一番面白かったようです。りなちゃんは、くうちゃん、みうちゃん(M)は虎の貯金箱をたけひさくんと交流しながら手順どおりに作り、後は絵を描きました。りなちゃんはやってみたいこととして、「気球に乗って空を飛んでいる」絵を描きました。きれいな青空の中気持ちよさそうです。ひとりで飛んでいたので、だれか、周りに飛ばしてみようか?と誘うと、白いはとを描きました。素敵な絵ですね。みうちゃん(M)は泳ぎが上手になりたいということで、水泳しているところの絵を描きました。泳いでいる時に手がどうなってるかな?と考えながら描きました。くうちゃんはたけひさくんのバネをみて興味を持ち、針金を巻いて、バネを一つ作りました。これで何を作るかは帰って考えることにしました。
9日(土3時〜)
まさあきくん、まさかずくん、なおきくんは虎の貯金箱から作りました。3人ともよくしゃべり、元気です。なおきくんは作るのも描くのも早くて、どんどん進みます。絵画は「お城の王様になりたい」という題で大きなお城を画面いっぱいに描いてます。きらびやかにするために最後に金のポスターカラーで装飾しました。まさあきくんは「宇宙に行きたい」という絵を描きました。地球から描き始めて月や金星、水性など順に描き、木星がわからなかったので図鑑でしらべました。まさかずくんは「ぺんぎんになりたい」そうで、南極のペンギンを描きました。ゆきを描いたものの、白い画用紙の上に白い絵の具で描いたので見えなくて、バックを塗ることにしました。ペンギンが引きたつ色ということで、薄紫色を作りました。偶然にきれいなグラデーションができて「わあ、きれい、オーロラみたい」と嬉しそうでした。雪もきれいにかけて寒くて美しい南極の雰囲気が出ましたね。すみれちゃんは、「今日はテントを作りたい」ということで、どういうタイプのものを作るか考えました。最初はキャンプ場にあるような4本支柱のものを作り、下にダンボールマットを敷いて固定しましたが、やっぱり丸い形がいいということで、3本支柱のインディアンテントを作りました。布を張ることにしましたが、小さいものしかなかったので両面テープでつないで大きくしました。すべてを覆いきれず、最後に急いでいたら、写真に撮るのをわすれていました。子どもひとりが入れるくらいの大きさです。仕上げは家ですることにしました。
13日(水2,4)
あやのちゃんはみずきちゃんが来るのをしばらく待って、来ると、嬉しそうに話し始め、二人で漫画を描き始めました。二人とも色は、あまり塗りたくないといい、一枚ずつ。今年トライしたいことを描きました。あやのちゃんは最後の10分ほどで「漫画を描く」をテーマに描きました。漫画のなかから飛び出してくるアイデアがいいですね。みずきちゃんは「勉強する。」「漫画を描く」「保母さんになりたい」の3つの気持ちを描きました。そうたくんとしゅんたくんは自由工作をすると言い、材料を探しました。二人ともポテトチップスの空き筒を選びました。そうたくんは輪ゴムを利用してクラッカーを作りました。しゅんたくんも同じような仕掛けを作っていました。そのうちりょうたろうくんが虎の貯金箱を作り終えて、しゅんたくんのそばで、自由工作を始めました。透明の空き蓋を選びなにやらつくっていました。しばらくして見に行くと二人の工作が入れ替わっています。「交換したの?」と聞くと「そう!」という返事、しゅんたくんはプラ板の特性を利用して、二つ折にして、跳ねて飛ばしてゴールの箱に入れるというゲームを作りました。りょうたろうくんはゴムの仕掛けに興味はあるものの、これをどう利用しておもちゃにするか考えあぐねていました。ポソッと言った、「筋肉増強マシーン」が面白そうなので、とりあえずゴムを伸ばしてもう少しよく動くようにすることにしました。輪ゴムつなぎで、長さを足して見ると、思うように動きました。後はまた、家で考えることにしました。ゆうかちゃん(K)ななかちゃん、そして今日から入会のこのみちゃんは虎の貯金箱から作りました。手順どおりに貼ったり、巻いたり、切ったり、たくさんの工程がありますが、割合簡単にできたかと思います。その後絵も描きました。ゆうかちゃんは(K)「スキーに行きたい」というテーマ。マーカーで雪山でスキーをしているところを描きました。ポップな感じが楽しそうでいいですね。ななかちゃんは「マロンと一緒に芝生を走りたい」という絵です。広い広い芝生が気持ちよさそうです。空から降って来る?ハートや星の記号が幸せなムードを出しています。ゆうかちゃん(F)もあちゃんは貯金箱ではなく、小物入れにすることにしました。小物入れなのであけ口を大きくします。ペットボトルをはさみで切るので大変そうでしたが、がんばっていました。切り口をビニールテープで処理して、後はみんなと同じように虎の体を作っていきました。ゆうかちゃんは(F)丁寧に時間をかけて作りました。もあちゃんは虎の小物入れを作りながら「あ〜、わたしも絵を描きたい!」と言い、「犬を飼いたい」という絵を描きました。みんな犬が大好きなようで、しばらく犬の話に花が咲いてました。このみちゃんは貯金箱を作った後、絵の具の用意をして、絵を描く準備をしました。何を描こうか、ずいぶん悩み、お友だちの様子を観察しながら「絵の具より、マーカーで描きたい」とおはなししてくれたので、画材をマーカーに変えました。そして大好きなうさぎの絵を描きました。外国のうさぎ風でピンクの色が可愛いですね。余白がまだあるので、おうちで続きを描くことにしました。振替出席のあやめちゃん、ともひろくんも虎の貯金箱を作りました。あやめちゃんは虎のおしりなどにも気を配り、かなり丁寧に作っています。「リボンもつけたい」といい、飾りもつけて、可愛い虎になりました。そして今度はその虎を入れるのに紙袋を使い、そこにもリボンを飾りました。リボンが大好きなあやめちゃんです。ともひろくんはグルグルと、いっぱいテープを巻くのが「ワー大変」と言いながらも楽しそうでした。早くできたので、絵の具の用意をして絵を描き始めると、まったくしゃべらなくなり、黙々と描いていました。中央は鳥のキャラクターで、周りの三人は仮面ライダーのようです。大きく元気に描けました。混ぜて色を作ったり、絵の具を塗るという行為が大好きなようです。描き終わると満足そうでした。
【1月後半の課題】
プランターのにんじんが育ってきたので、モチーフとしました。葉つきのにんじんは、スーパーではあまり見かけないので、葉と根をよく見て描きます。工作はおはじきシューターゲームです。わゴムを利用しておはじきを飛ばし、カップの中にいれます。子どもも大人も家族みんなで楽しめます。
20日(水1,3)
ななみちゃんは一番に来て、早くに工作を始めましたが、台に、紙テープを貼ったり、キラキラテープを貼ったりと、デザインに凝っていたので、時間いっぱい使って作りました。また、ともひろくんの様子を気にかけてくれていて、できないところがあると「ここはな、こうやるねんで」と手伝ってあげたりもしていました。みうちゃん(Y)は前回休んでいた時の課題、虎の貯金箱から作りました。クルクルと両面テープや黄色のスズランテープを巻くのは、大変そうでした。体のパーツもきれいに切り、目の可愛い虎ができました。その後今日の課題のゲームを作りました。キラキラテープでおしゃれに土台を飾り、シューターができると、飛ばして、微調整をして仕上げました。最後10分ほどで「習字がしたい」と言い、半紙に文字を描きました。ともひろくんは見本で遊んでいて、なかなかカップに入らないのですが、根気よくゲームをしていました。そのうちおはじきを手に持ち上から落としはじめました。こちらのほうが狙いをつけやすくはいる確立も上がります。小さい子はこうやって遊びを開拓していくんですね。台を作り、カップを選んで両面テープで貼りました。シューターも、がんばって固い牛乳パックを切りました。輪ゴムは一緒にかけました。ゆうすけくんはカップを選び、中に貼る数字をどうしようかな、と考えながら作っていました。カップにもきれいにキラキラテープを貼りました。シューターができると、うまくおはじきが飛ぶか試してみました。りょうたろうくんは、キラキラテープの貼り方もよく考えてきれいなデザインの台を作りました。シューターはキャップを貼った後、うまくおはじきが飛ぶか試してみて、新聞紙にクッションを入れたときと、ないときとどちらがいいかやってみて、ないほうを選んでいました。ともひろくん、ゆうすけくん、りょうたろうくんの3人とも工作の後、にんじんの絵を描くことにしました。ベランダに出てにんじんを抜こうと言うと、みんなハイテンションになりました。みうちゃん(Y)、ななみちゃんも抜きたい!というので、みんなで、葉っぱを少しずつ持って抜きました。時間があと、15分しかなかったので、それぞれ、水と筆だけ用意して、私が色を作り、描く事にしました。茎がどこから出ているのか、何本くらい茎があるのか、葉っぱはどんな形か、根はどんな形かなどをよく観察しました。また、広いところは大きい筆で、細いところは細い筆でと、使い分けて描きました。
22日(金)
えりちゃんとふうかちゃんは見本のシューターゲームで少し遊んでから工作を始めました。えりちゃんは土台はキラキラテープでピカピカに仕上げ、カップの周りに紙テープで作ったモチーフを貼ったりしました。おはじきを入れる入れ物を折り紙で作っていたら、次々と小物入れができて、のりで合体させていきました。においをかぐと「へんなにおい!いいにおいにしたい」ということで、石鹸を削ってティッシュにはさんだりしましたがあまりにおいません。そこで手の消毒液をティッシュにしみ込ませ、「においだま」を作りました。一つはハート型のも作り、色もつけました。時間がなくなってきたのにんじんはマーカーで描くことにしました。土に植わっているにんじんですが、土の中は透視画になっています、虫などの生き物も描きました。葉も、根もよく見て描いています。最後に、パステルでにんじんの色だけでも塗ろうか、と誘うと、はまってしまったようで、画面全部に色をつけました。空の色、葉の色、様々な色を混ぜてもパステルはこすると優しく溶け合い微妙な淡い色を放ちます。とても美しい絵になりました。ふうかちゃんはゲームをしながら点数を計算するのが好きです。また、全部のカップにおはじきを入れようと夢中でやっていました。ダンボールを選び、折り線どおりに折って土台の基本ができると、キラキラテープを貼ったり、カップに模様をつけたりして、どんどんつくりました。シューターも切り込みに輪ごむをかけてうまくとぶかどうか実験をしました。にんじんを描こうか、と誘うと、「大根もにんじんもきらーい」と言います。「にんじん描いたら、あげようと思ったんだけど・・・」と話すと「イルイル!」と、嬉しそう。「食べられる?」ときくと「うん」という返事。プランターからにんじんを抜いて、土を少し落として絵の具で描きました。にんじんのいろ、葉っぱの色、根っこの色、土の色、絵の具をすこしずつ混ぜて自分がこれだ!と思う色を作って塗りました。茎がどこからのびてどんな葉なのかもよく観察して描きました。大きくておいしそうなにんじんがかけました。
23日(土)
まきちゃん、りゅういちくんはシューターゲームの工作からしました。二人とも土台を作りカップを選ぶあたりから、積み木のように積み上げていく遊びを開発し、夢中になりました。しばらく遊んでから、少しずつ作っていきました。途中から振替出席のみらいちゃんも加わり、できあがったもので、ゲーム大会が始まりました。3人でおおいに盛り上がり笑い声にあふれていました。まきちゃん、りゅういちくんは3時からも引き続き振替で参加。「絵を描くより、前回休んで作っていなかった、工作をしたい」とのことで虎の貯金箱を作りました。クルクルと、両面テープを貼り、黄色のスズランテープで体を作りました。画用紙のパーツを切り、貼ってから模様や顔を描きました。可愛い虎ができました。りゅういちくんは終る頃に、「にんじんほりたーい」と言うのですが、チョッと残り少なくなってきたのと(水曜日の子の分を残しておかなくてはならないので)、「にんじんの絵を描いたらね」とがまんしてもらいました。今度来たとき残ってたら描きましょう。みらいちゃんは1時から4時30分までの2コマ参加です。まずはにんじんの絵を描きました。2本のにんじんをうまく配置して、いい構図で描けています。スパッタリングでバックの効果も出してかっこいい絵になりました。その後、寒空の中、ベランダに出てスケッチをしました。スケッチにはタイトルが付いています。「夏が来るまで悲しき日、ブルーベリー」「仲間のいないこの世界、ミニトマト」プランターの隅に転がっていた一粒のミニトマトを描いたものです。「長くこえ、たびたとう。」これは長く伸びたブドウのつるを描いたようです。「はやくそとにでたいな、にんじん」などなかなかの詩人です。小さなベランダもみらいちゃんの目を通せば素晴らしい命の詩が生まれる世界になることに感動しました。この後「さむっ!」と部屋に入ってきて、毛糸でポンポンを作りました。みうちゃん(M)は絵から描きました。にんじんを掘りに行き、土を落として、横におきました。根っこや葉の観察をして色を作り、まずはにんじんの実、そして葉がどこから出ているかよく見て茎を描き、細かい葉っぱも根気よく描きました。根っこも太いところひげのようなところと描き分けました。3本描いたのですが、絵の具の発色が悪く、上手な絵がチョッとかわいそうなので、上から別の絵の具で描きました。おいしそうな色になったと思います。みうちゃん(M)は上から、描きなおすことになって、しんどかったと思いますが、黙々と描いていました。とてもおとなしく、周りの騒がしさにもまったく動じないようです。残った時間でシューターゲームの工作もしました。わたしのお話もよく聞いていて、手順どおりにどんどんと作り上げました。振替出席のりょうたろうくんは休んでいたときの課題で「トライしたいこと」を描こうかという話しをしていたのですが、なかなかテーマが決まりません。そこで虎そのものを描くことになりました。たまたま新聞に虎の写真が載っていたので、それを見ながら描きました。画面に大きく入れたので迫力のある虎になりました。まずは虎のオレンジ色を作り、そして白。毛が生えていることを意識して、どこからどこへ毛の流れがいっているのかを見ながら筆を動かしました。きつい黒色は慎重に入れました。特に目は慎重に入れました。歯の白さを生かすためバックはジャングルのイメージの緑いろにしました。最後に餌はなんだろういう話になり、図鑑を調べたりしました。いのししを餌にする事にして、別の画用紙に描いて貼りました。とても集中して、描いたので、疲れたことと思います。素晴らしい作品になりました。
23日(土3時〜)
みなちゃんはにんじんをプランターから掘って、描きました。色は鮮やかでおいしそうです。葉や、根は細かいところまでよく観察して描けました。にんじんはあまりにもきれいに塗りすぎて、人工的にも見えるほどでしたので、表面の傷や模様やひげ根など、細部を描くことによってリアルな感じに仕上げました。一生懸命描いたので、仕上がった時は「あー疲れた〜」と足や腰を伸ばしました。すみれちゃんとなおきくんは「にんじんを掘って描くよ」と伝えると「やった〜」と嬉しそう。ふたりとも、マーカーとパステルで描きました。すみれちゃんはよく観察して、とてもおいしそうなにんじんが描けました。色も優しい色合いでいいですね。その後は図鑑を見て椿の絵を絵の具で描きました。細かいタッチで上品な絵ですね。みんなに背を向け、ひとり黙々とイスに座って描く姿は職人さんのようです。なおきくんはにんじんを2本描きました。真ん中が空いたので、このおいしそうなにんじんをだれか食べに来たことにしよう、と誘いました。なおきくんはうーんと考え、ゾウを描きました。そして日付もど真ん中に入れました。もう1枚描きたいというので画用紙を渡すと、ロケットとブドウの木を描きました。男の子の頭の上にブドウが落っこちてきています。おもしろい絵ですね。おはじきシューターもつくりました。なおきくんは絵を描くのも、工作も大好きですね。まさあきくんは工作、そしてまさかずくんは絵を選択してそれぞれ取り掛かりました。まさあきくんは手順をひとつひとつそのつど説明するとそれに関してはやっていけます。ゆっくりでも自分で考えるということをして欲しいので、説明をして、しばらくは様子を見ています。それでできているときはそのまますすめています。出来ないときは手を貸します。わからないときは「どうすればいいの?」と聞く事ができるので、そのことは大変いいことです。できたゲーム、ちゃんとおはじきが入るか試してみました。まさかずくんはにんじん堀りができるのをとても喜んでいました。小さいのしかとれないので、自分でアレンジして本数を増やしてもいいし、大きさを変えてもいいよといったのですが、そのまま見える大きさで描きました。余白たくさん残っているので、にんじんからイメージして描いて行こうと誘うと好きなキャラクターを描いていました。右側にぬりつぶした色は「失敗」というので、「失敗」にしないため、茶色を塗って木に変身させて先に葉を描きました。アイデアを自分で出していけるといいですね。今日も前半はハイテンションでよくしゃべっていました。たいがくんは今日は体験です。にんじんを掘って絵の具で描きました。にんじんの実を大きく描いたので、画用紙を足して葉っぱもグーンと大きく伸ばしました。デーンと立派なにんじんです。特徴もよく捉えてかけていますね。工作のビー玉シューターも作りました。キラキラテープが気に入ったようで、土台をピカピカに仕上げました。絵も、工作も意欲的に制作できています。来月から金曜クラスに入会です。
27日(水2,4)
そうたくんは材料置き場から筒などを持ってきて、自由工作をしました。何を作ってるの?の問いには言葉を濁していました。うーん、なんだろう。しゅんたくんに「にんじん堀に行こう!」と誘うとついてきてくれましたが、窓辺に座り「ここでいい」ということで、見学しました。工作は課題のおはじきシューターを作りました。見本を見て、自分で考えながら作っていて、よほどわからない限りは私に話しかけることもなく、黙々と作業しています。手先は器用で道具も使いこなせています。ゆうかちゃん(K)ゆうかちゃん(F)、もあちゃん、ななかちゃんは揃って工作をしました。土台のデザインを考えながら工夫してキラキラテープを貼っていました。ななかちゃんがタータンチェックのように模様を作ると、「そんなに使ったらもったいないのと違う?」と誰かが言い「先生が損する」「だけど、たくさん使ったほうがお得やし」などとキラキラテープを巡りいろんな会話が出てきて大阪のおばちゃんのようなカンジに・・・自分がいいと思うものを作って欲しいので、心置きなく使ってくださいね。おはじきの入る場所や点数の書き方などもみんなよく工夫していて、どれも楽しい作品に出来上がりました。みずきちゃんは土台部分だけを作りおはじきをはじく道具は作りませんでした。輪投げのように手でおはじきを投げて入れるんだそうです。それもなかなかおもしろそうですね。残った時間はあやのちゃんと漫画談議でした。あやのちゃんは一番にきたので、いろんなおはなしをしてくれました。でも、やはり今日も漫画をずーっと書いていました。このみちゃんと、振替出席のまゆちゃんは工作からしました。周りのお姉さんたちの様子を見ながら、デザインを考えテープを貼り、きれいに土台を作りました。まゆちゃんはゆっくり、ゆっくりと、自分のペースで作っていて、少し時間が足りなくなってきました。そこへお兄ちゃんのりょうご君がお母さんとお迎えにやってきたので、おはじきを飛ばすほうの道具はりょうごくんに作ってもらいました。最後は二人の共同作業でゲームが仕上がりました。おうちで仲良く遊べますね。このみちゃんはがんばってゲームを仕上げた後、みうちゃん(Y)の様子をみて、まず、箱に綿の雪をつけて自由工作をして、「絵も、描きたい」と言いました。もう5時がすぎていましたが、まだ、数人残っていたので、マーカーで描くことにしました。途中まで描いて、続きはおうちで描くことにしました。振替出席のかなたくんは「にんじん描きたい!掘りたい!」と意欲満々です。振替出席のみう(Y)ちゃんは「どうしようかな・・・」と考えていましたが、かなたくんと一緒ににんじんを掘って絵を描きました。ふたりとも、画面に大きくにんじんを入れたので葉の部分を描くために画用紙を足しました。中央から茎が出ていることや葉のつきかた、根のつき方をよくみて描きました。立派でおいしそうなにんじんが描けました。その後かなたくんは自由工作で、大きな入れ物を作り、その中に自分の持ち物を入れて歩き出しました。その姿が売り子さんみたいだったので、「ひもをつける?」と誘って見ると、「つける、つける」と乗ってくれました。ひもをガムテープでつけました。お弁当やさんみたいと、お友達からも言われて、うれしくて、アトリエ内をあちこち歩いていました。それをみていたみうちゃん(Y)も箱を持ってきてそこに綿をつけました。雪の模様の箱なんだそうです。蓋付きで紐もつけました。さらに絵も描く!とマーカーで絵も描きました。「みんな」と題して家族を描いています。周りはピースマークをいっぱい描きました。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)によるとピースマークは
平和・反戦のシンボルとして世界中で使われているマーク。起源については諸説あるが、イギリスの平和団体「CND」(Campaign for Nuclear Disarmament) のためにイギリス人アーティストのジェラード・ホルトム(Gerald Holtom) が1958年にNuclear Disarmament(核軍縮)の頭文字「N」と「D」を手旗信号で(「N」の両腕を斜め45°で下ろした形と「D」の右手を上に左手を下にした形を合体させ、これを円で囲んで)表したものをデザインしたものである。1960年代後半のアメリカのヒッピー運動やベトナム反戦運動と共に平和・反戦の象徴として世界中に広まった。
ということです。ここ数年、よく絵の中に描く子がいるのですが小学生の間で流行ってるのはなぜなんでしょうね。
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