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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2005年12月

【12月通常授業課題】
「のびる」がテーマです。絵のモチーフはすくすく伸びる「そら豆の木」です。工作は「のぼりへび」と「はしご車」です。どちらも糸仕掛けで伸びていきます。

7日(水1,3)
ともひろくんははしご車を見るなり「これ作る!」とても気にいったようです。「3つ作るからね」と一生懸命集中して作っていました。2個作り、後ひとつができないと悔しそうでした。なので、材料を持って帰って家で作ることにしました。ゆりこちゃんは「のぼりヘビ」をアレンジして「のぼりウサギ」を作りました。ウサギがキュートです。渦巻きを描くのが難しくて、何度も描き直しました。ゆうりちゃんは「のぼりへび」を丁寧にゆっくり作りました。美しく仕上がりました。ひかるちゃんは渦巻き描きにてこずっていたので、上手にかける方法を伝授しました。そして上手くいったのに、しばらくすると「描いたものがない!」になってしまいました。みんなが帰った後に、描いていた机の上に裏返しになって置いてあるのが見つかりました。かおるくんははしご車を作りました。色をぬったり、折り紙を貼ったりがんばっていました。ダンボールを丸い形に切るのに挑戦しました。ちょっと難しかったので手伝いました。しんごくんはキラキラテープをふんだんに使い、キラキラのはしご車を作りました。几帳面に貼り美しい仕上がりです。ボール紙に折り線を入れるとき力を入れすぎるので、違う方向にいってしまい、ぐちゃぐちゃになっていました。道具は優しく無理なく使うことで最高の力を発揮するということを説明しました。2回目は程よく力を抜き上手にできました。作りながら時々ようへいくんとハードな絡み遊びをするのではらはらしました。ようへいくんは「つくりたくなーい」と言っていましたが、しばらく様子を見てから、「お兄ちゃんと一緒のもの作ったらおうちで一緒に遊べるよ」と誘い材料を手渡すと作り始めました。しんごくんとおしゃべりしながらきれいに作ろうと努力していました。「タイヤはつけないよー」と言っていました。ひでのりくんは「のぼりヘビ」を作りました。細い渦巻き模様を上手に描いていました。細すぎて、切れそうになっていたり、上るときに絡みやすいのですが、セロテープで補修したり、はさみの切り口を手で押さえて丸みを出したりして、スムーズに上るようになりました。そうたくんは見本を見るとおおよその見当をつけて自分でどんどん作っていました。タイヤがぐらぐらするのでそれが不満そうでした。ボンドをダンボール紙のタイヤと竹ひごの間の穴に、外からと内側からボンドを入れ、硬く固まるまで待てば上手くいくと思います。

9日(金)
まほちゃん、みづきちゃん、まきちゃんは、はしご車を作りました。丁寧にカラーテープを貼ったので結構時間がかかりました。ちほちゃんも少し遅れてきましたが、一緒に作りました。みんなデザインに凝って時間をかけていたので、最後にはしごのしかけを急いで作ることとなりました。まほちゃんのは真っ赤なはしご車となりました。みづきちゃんのはカラフルなフルカラーの車です。まきちゃんのはパッチワーク風の車になりました。ちほちゃんは途中からみんなに追いついて、最後まで作りきりました。カラーテープも自分で切って貼っていました。すみれちゃんは「クリスマスカードを作りたいの!」というのではがきサイズほどの画用紙を渡しました。たいちくんにあげるカードなので、名前の漢字を私に聞くのですが、たいちくんは自分のもらうカードなので気になって仕方ありません。漢字はこうだよ、説明するのももどかしく、「ぼくが書いてあげるわ」とすみれちゃんのカードに書こうとしますが、すみれちゃんは自分で書きたいので当然「だめー」となります。この時は別の紙に書くことで解決しました。それでもちらちらと気になる様子で、色塗りを横からしだすと、すみれちゃんは、「もう、たいちくん、自分で書き!せんせー、あたしおうちで書く事にするから、他のことする」と言って材料を探しにいきました。ビデオテープの箱でユニークな仕掛けのあるかばんを作りました。いろんな斬新なアイデアで、楽しいかばんになりました。たいちくんとかなたくんは「のぼりへび」を作りました。ふたりとも上手にうずまき模様が描けました。たいちくんは糸を結ぶのも上手くできていました。途中でたいちくんがかなた君の材料と間違えて貼ってしまい、やり直しをしました。ちょっと脱線もあったので遅くなり、最後の顔の仕上げはお母さんと一緒に作りました。かなたくんは台紙や、ヘビのデザインに凝って描いていました。だいきくん(橋)は「そらまめ」の絵を描きました。ぐんぐん伸びる茎、大きく広げた葉、そして、雲を描き、雲の上に家を描きました。雲の上に住んでいるなど想定してイメージを広げていってもらおうと思っていましたが、みんなが工作をしているの、自分も工作がしたかったようです。はしご車を作りました。

10日(土)
りゅういちくんは課題はあまり興味を引かなかったようで、工作の本の中からビー玉ゲームを選び、作りました。定規で寸法を測り、ダンボールナイフで切りました。割り箸はカッターナイフで好きな長さに切りました。途中の仕掛けは自分のアイデアで爪楊枝を利用して、作りました。道具を上手に使いこなせています。今日は午前中の授業で、少し眠たそうにやってきたひろゆきくんは「のぼりヘビ」を作りました。時間がたつにつれ、ドンドン調子が出てきて、自分のアイデアでアレンジして作りました。デザインもきれいで、仕掛けも上手くいきました。こうきくん(浦)は見本の車で遊んだ後、「戦車を作る」と言い、百科事典でどれを作るか決めました。作り始めると、すぐに「めんどくさーい、めんどくさーい」と歌を歌いながら、ウロウロしだします。様子を見て、「一緒につくろう!」と誘いながら、やっていきました。歌ったり、みんなとおしゃべりしながら、少ずつ、作っていきました。あんまり「めんどくさーい」の歌がでると「じゃあ、何でここにくるねん!来る意味ないやろ!」とひろゆきくんに突っ込まれていました。しかしそれも漫才のようで、すぐにけらけら笑い転げて、しまう、笑い上戸のこうきくん(浦)でした。最後に戦車の運転席と、カエルを折り紙で作ったところから、ほのかちゃんと意気投合して、お話ごっこを展開していました。ほのかちゃんははしご車を作りました。仕掛けも上手くいきましたが、デザインを自分で考え素敵なものになりました。フロント部分を切り抜き、ガラスの代わりの塩ビ板(市販のお弁当のふたなどに使われているもの)をはめ込み運転席を中に作りました。乗っている人の絵人形も作り、座らせました。なかなかリアルな車になりました。かのんちゃんは動物を運ぶ車にしたいと言い、荷台部分に開閉できる箱をつけました。中にはいる動物も画用紙に描いて、切って入れました。ぴかぴかのきれいな車になりました。ひとみちゃんはそらまめの絵を描きました。観察もよくできて、そらまめの特徴を捉えています。雲を描いた後、想像で、雲の上の様子を描きました。大男と家を描きました。残った時間で、はしご車を作りました。丁寧な作業です。時間があまりなかったのにも関わらず、根気よく手集中して作れました。

28日(水2、4)
受験部冬季講習のため午前中に変更してのこどものアトリエでした。一番にやってきたなおきくんははしご車を作りました。後からやってきたりょうきくんも一緒に作りました。なおきくんはゆっくりと作り、「ぼくはいつも時間かかって、りょう(弟)にもすぐぬかされるねん」というので、学校でもゆっくりなの?と聞くと「うん、そう。でもぼくは遅くするつもりはなくて、ふつうにやってねんけど・・・」と言っていました。でも、丁寧に、ピカピカテープを貼り、りょうきくんとも楽しくお話しながら、前面にフロントガラスの塩ビ板を入れて、素敵なデザインをしました。りょうきくんは時間内にできて帰った後も、なおきくんは最後まで1人残って、仕上げました。りょうたろうくんと、ともやくん、振り替え出席のそうたくん、えりちゃんは「のぼりヘビ」を作りました。しかけの部分を作ってからヘビを作りました。みんな渦巻きを描くのは難しそうなので、幅を揃えて、点線を描いてなぞるという方法で描きました。模様はそれぞれみんな自由に描きました。りょうたろうくんは順調に仕上げて、残った時間で大きなプレゼントボックスを作りました。赤いスズランテープでリボンがけもしました。蝶々むすびを一緒に練習しました。ともやくんも上手に仕上げて、残った時間で、前の続きのビーズ通しをしました。ビーズが好きなようで、「わー、こんなに長くつなげられたー」と喜んでいました。まだまだつなぎたいようで、また次回も続きをするそうです。そうたくんは「のぼりヘビ」を大方仕上げると、そこからアレンジを加えて独創的な形にしていきました。いつもアイデアが冴えるそうたくんです。えりちゃんはおにいちゃんに手伝ってもらって作りました。残った時間でソラマメの絵も描きました。まずはソラマメをよく観察して描き、2枚目の紙を継ぎ足してからは空想で、雲の上の世界を描きました。雲の上に住んでいるのは、「ここちゃんとまさきくん」と言うので、誰かなと思っていたら、ここちゃんはお友達で、まさきくんはそのお父さんだそうです。最近の若いお父さんは家族の間でも、名前で呼びあう方がいらっしゃるそうです。絵を通して、子どもの日常生活が見えてくるのが楽しいですね。絵をまんなかにおいて、ご家庭でも会話を楽しんでください。

12月冬のお楽しみ会
14日(水2,4)、21日、(水1、3)、23日(金)、24日(土)はおたのしみ会をしました。

プログラム
1、工作
       トランスパレントペーパーを使い貼り絵をしました。また、トランスパレントペーパーの市販品は高いので、自分で紙自体も作れるという事を覚えてもらおうと、ツリーの部分は、手作りしました。

<トランスパレントペーパーの作り方>
ホットプレートを保温状態にして、温度を上げます。熱くなりすぎて、煙が上がるようであれば温度を下げてください。その上に画用紙を二つ折りにして置き、手で触って暖かいと感じるぐらいがちょうどいいと思います。画用紙の上に、トレーシングペーパーをセロテープで留めます。蜜蝋クレヨンで好きな色を塗ります。剥がして冷ませば出来上がりです。トレーシングペーパーは文房具屋さん、蜜蝋クレヨン(シュトックマー社製品)は江坂のクレヨンハウスで手に入ります。
スティックのりで簡単に貼ることができ、紙ははさみで切ってもいいし、手でちぎってもいい風合いになります。今回は貼り絵をしましたが、折り紙のように折って作る作品も素敵です。

参考図書として、
「トランスパレントガイドブック」株式会社おもちゃ箱
「シュタイナー教育クラフトワールドVol.7クリスマスクラフト&ローズ・ウインドウ」
イザラ書房 大人の方は、この本にあるように、幾何学模様に挑戦してみてください。

2、ビンゴゲーム
  色付の丸いシールを使った絵合わせをしました。

3、ティータイム
  ジュースとお菓子をいただきました。



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