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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2005年05月
【5月前半の課題】
絵の課題は「顔」です。あらかじめ紙に描いてある点と線を顔に見立てます。絵の苦手な子でもこれを手がかかりにして描いていけます。あとはどういう顔にしたいか、誰の顔にしたいかということを考えることを楽しんでほしいと思っています。自分の顔を描く子は鏡を見て観察して描きます。工作は昔ながらの「割り箸鉄砲」です。最初にパーツに色を塗ることで、作り方が理解しやすくなります。輪ゴムをかけるのは難しい作業ですが、見て、体験して、少しずつできるようになっていきます。飛ばした輪ゴムは威力が強いので、決して人に向けないように注意しましょう。
4日(水1,3)
連休中のせいか、全員お休みでした。
11日(水2,4)
見本の鉄砲は人気があり、みんなで順番に輪ゴムを打ちました。振り替え出席のあいりちゃんは打つのは恐そうでした。輪ゴムをかけるのは難しかったけれど、最後の持ちて部分をできるだけひとりでしました。的はお花などの絵を描き、点数も描きました。でも、やっぱり輪ゴムを打つのは「恐いよー」と言っていました。残った時間で顔の課題もしました。パステルで色を塗り、かわいい顔になりました。りょうたろうくん、さとしくんも割り箸鉄砲を作りました。二人とものこぎりはなかなか上手に扱えていました。さとしくんは指に怪我をしていて、包帯を巻いていましたが、ひとりで作ろうと努力していました。輪ゴムはしっかりと上手に巻いていました。絵の課題ではふたりとも変なおじさんの絵を描いていました。それぞれに個性的でうまく描けています。りょうたろうくんは裏に手形を描き、その中に顔を描いていました。そしてその絵がとっても気に入って、「飾っておいて」と置いて帰りました。そうたくんは自由工作をしかけて、「やっぱり鉄砲作る」と言い課題をしました。見本どおりの形に仕上がるとそこから発想を広げ、的作りをしました。大きなオリジナルな的ができました。ひでのりくんは黙々と割り箸鉄砲を作っていました。時々、「できていますか?」と声をかけると「大丈夫」と返事が返ってきます。輪ゴムをかけるところは手伝いました。こうすけくんは「構ってほしい」と言う気持ちをストレートに表しながら、話しかけてくれます。他の子と話していると「僕をほったらかしにしないでよ」ともいいます。来た瞬間「今日も自由工作するからね」と言っていましたが、見本の鉄砲遊びに夢中になり、あまり長い間遊んでいるので「自分のを作れば?」と誘うとすんなり作り始めました。輪ゴムをかけるのは難しかったので、手伝いました。なおきくんはりょうくんに、紙飛行機を折ってあげたり、「課題をチャンとやらなあかんで」と注意したりして、お兄さんぶりを発揮していました。のこぎりで、割り箸を切ったり、輪ゴムをかけたりするのは難しかったけれどがんばっていました。りょうくんはパステルカラーのきれいな色で自転車置き場を描きました。新しい絵の具を買ってもらったととても喜んでいました。課題の顔の用紙はさかさまに見立てて、「手品の帽子」を描きました。ユニークな発想です。振り替え出席のゆりこちゃんは丁寧に色を塗り、割り箸鉄砲を作りました。輪ゴムをかけるのは難しかったようです。輪ゴムがうまく発射してくれないので、その原因を考えながら手直しをしました。顔の課題では女の子の顔を描きました。パステルでいい感じに仕上がりました。ともひろくんは紙飛行機で遊んでいてりょうくんのを間違えて取ってしまいりょうくんが泣いてしまいました。間違いに気づいてごめんねと謝ってまた仲良く遊んでいました。しばらくして割り箸鉄砲を作りました。のこぎりは「ひとりでできる!」と積極的でしたがちょっと危なっかしかったのでフォローしました。輪ゴムかけは手伝いました。顔の課題は、パステルの色塗りのほうに興味がいき、いろんな色を削っては塗っていました。お帰りの時間が来ても、まだまだずっと塗っていたいようでした。
13日(金)
のこぎりを誰から使うかじゃんけんをして、順番に使いました。きおかちゃんは色を丁寧に塗りました。輪ゴム掛けは少し難しかったけれどがんばりました。的の絵も上手に描けました。うまく前に飛ばなかったので、調整をして、コツを覚えていきました。すみれちゃんは前回作ったおうちをアレンジしたものを持ってきてくれました。いろんなパーツ加わりいっそう楽しいおうちになっていました。今日の課題の鉄砲は、お友達が見学に来ていたこともあり、一緒に作りました。輪ゴムを掛けるのは一緒にしました。的の絵を描きながら、カードもたくさん作りました。まきちゃんは輪ゴムを打つのが少し怖そうでしたが、工作を選んで、鉄砲を作りました。のこぎりも私と一緒に使いました。丁寧に色を塗り、輪ゴムは私と一緒に掛けました。的の絵も丁寧に描けました。かなたくんはゆっくりと色を塗り、下敷きにしていた紙に顔の絵を描いて、「お顔ができたよー」というので、絵の課題をやって見る?と誘ったのですが、工作の続きをしました。輪ゴムもがんばって、掛けていました。すぐにゴムが飛んでしまうので、どうしてそうなるのか一緒に考えて、調整しました。的もよく考えて丁寧に描いていました。あゆむくんは絵の課題をしました。お母さんの顔にすると決めて、目の色、口の色を自分選びました。絵の具を選び、開けて、水を入れての一つ一つができることだけでもすごいことです。とても上手にできていました。口の色に選んだ赤で、何本もの線を引いていましたが、それはそれでよしとしましょう。写実的に描くよりもイメージを引き出したり、描きたい気持ちをどれだけ持続させられるかが、大人の課題ともいえます。集中力は20分続けば上等です。途中、気持ちが続かなくなり、お母さんに甘えたりもしていましたが、年齢を考えれば当然の事なので、そういう時はしばらく何もしないでいたり、会話をして、その中から出てくる思いを汲み取りながら、本人の自由に任せて様子を見ながら次の方向に促していきます。待つ中から見えてくるサインを上手に汲んで臨機応変にプログラムを進めていきます。課題は見本どおりに仕上げることが重要なのではなく、絵画造形を行うきっかけにすぎないと考えてください。年齢や本人の個性に応じた方法を探ります。あゆむくんは今日はちゃんとお母さんの絵を後半に、髪の毛を描いて、パステルで肌も塗りました。年齢を考えればひとつの作品を仕上げたことはすばらしいことです。額に入れて飾ってあげて、ほめてあげてください。見学の方一名ありました。
14日(土)
りゅういちくんは見本の割り箸鉄砲を見つけてさっそく打ち始めました。次々やってきた子たちも興味を示して、取り合いになるほどでした。りゅういちくんはのこぎりの扱いを最初に教えてあげると、後は1人で出来ました。輪ゴムは上手にかけていました。的もたくさん作りました。ひろゆきくんは丁寧にパーツに色を塗り、組み立てていきました。輪ゴムは硬くかけるのが難しかったようで、時々「できないよー」とは言っていましたが、がんばっていました。こうきくん(浦)は色を塗るのが面倒くさいようで、休み休み塗っていました。「塗れたら組み立てようね」と励まして何とか組立作業までできました。輪ゴム賭けは「引っ張って、ねじって、掛ける」と声を出しながら一緒にしました。飛ばして遊ぶのはとても嬉しそうでした。こうきくん(上)は「割り箸鉄砲は何回も作ったことあるからいやだー。」と言って何をするかしばらく考えていました。絵にも誘ってみましたが、いやだと言います。何したらいいか解からんといいながら友達の様子を見たりしていましたが、そのうち、「前に作った色のついためがねが作りたい」と言うので、牛乳パックとセロハンを渡してあげました。セロハンの切る分量を間違えたり、耳に掛けた時、短すぎてちゃんと目の位置に来なかったりして色々起こるアクシデントを一つ一つどうしてそうなったのか確かめながらやり直しました。出来上がっためがねは気に入ったようでした。これからは来る前に何がやりたいのか考えてから来るようにすれば時間が有効に使えますよ。だいきくんは鉄砲の材料の割り箸ひとつ切っただけで「やっぱり違うのにするー」と材料置き場に行ってしまいました。梱包用の緩衝材がたくさん入った箱を見つけてお気に入りとなり、もって帰りたいと言います。「それで何か作るんならいいけど、それをそのまま持って帰るのはどうかなー」と言うとしばらく考えていました。「鉄砲作ったら箱のままくれる?」と聞くので、「がんばって作れたらいいよ。」と言うとまた鉄砲を作り出しました。ほかの子もその箱が気になり少しずつ緩衝材を持っていきました。こうき(上)君には箱ごと取られそうになり「だめ」と言ってとうとう箱に座ったまま工作しました。「色塗りはいやだー、先生塗ってよ」何度も言っていましたが、「それなら、その箱あげられないかも」と言うと、そのうちあきらめたのか、塗ることに集中して一本一本、丁寧に塗りました。輪ゴム掛けは一緒にしました。がんばって作ったからこの箱もらえる!と大喜びしていたのですがお母さんのダメだしがでて、残念そうでした。「置いててあげるから、これで何を作るか考えてきてね」ということなりました。ほのかちゃんはのこぎりも「おもしろーい」と言って上手に切っていました。色も丁寧に塗って、順調に仕上げました。レバーの効きが少し甘いので、輪ゴムを後からもう一本巻きつけました。うまく飛ぶようになって喜んでいました。かのんちゃんもいろんな色をたくさん使って、色を塗りました。今月から入会のちひろちゃんも並んで色を塗りました。ふたりは仲良しになり、色を塗りながら、途中でこうきくん(上)の緩衝材を少し分けてもらい、ペットボトルに詰めたりして「ジュース」を共同制作していました。輪ゴムは一緒に「引っ張って、ねじって、掛ける」を繰り返して組み立てました。的も仲良くお話しながらつくっていました。ゆうやくんは絵の課題からしました。「自分の顔」をテーマに決めて鏡を見ながら、よく観察して描きました。自分に自信を持って健やかに成長している様子が絵から伝わってきます。良い絵です。バックに好きな色を一色持ってきて塗ると、顔がもっと引き立つでしょう。誘ってみましたが、もう工作のモードにはいっていて「これで、できあがり」と言っていました。のこぎりの扱い方を教えると一人で何本か切りました。組み立ては、輪ゴムを×印に掛けていくのが、難しかったようです。
【5月後半の課題】
絵の課題は「ふうせん」からイメージするもの。工作はふうせんを使ったおもちゃ2種です。小麦粉を入れた、「ムニュムニュ人形」は手触りがなんとも気持ちよく、引っ張ったり、つぶしたり様々に変わる表情を楽しみます。もうひとつは「ブーブー笛」風船のおもちゃとしてよく見かけますが手作りでもできます。ちょっと音がうるさいかもしれませんが仕組みを知っておくと楽しいですよ。
18日(水1.3)
りょうきくんは来るなり「バネがほしい」と言うので、「紙バネ」なら作れるよと説明して一緒に作りました。しんごくんは「課題をやったほうが絶対、得やで」と横からりょうきくんにアドバイスしていました。そう言いつつ、風船を水道の蛇口に当てて、水を入れ、ばっしゃーんと落ちるのを楽しむ「水爆弾」や「そうだ!小麦粉粘土作ろう」と小麦粉に水を練りこみ粘土を作ったりしていました。子どもたちは「いいにおーい。焼いたらたべれる?」とにおいも楽しんでいました。りょうきくん、ようへいくん、ともひろくんは、しばらく一緒に水場で楽しんでいました。りょうきくんは風船に水を入れて水人形を作り、先ほどの紙バネにくっつけていました。面白い転がり方をする人形ができました。3つほど水人形を作りました。ゆりこちゃんはブーブー笛から作りましたが、うまく音が出ず、何度も改良しました。部品を奥にいれ、アルミ紙がよく震えるように位置を考えました。小麦粉を風船にいれる作業も面白かったようです。「ムニュムニュ人形」も作りました。小麦粉粘土も作りました。ゆうりちゃん、ひかるちゃん、かおるくんは「ムニュムニュ人形」から作りました。小麦粉を入れる作業は、楽しいようでした。風船をペットボトルの口に取り付けたりするのが、力が無いとなかなか難しいのでゆうりちゃん、ひかるちゃんはかおる君のも手伝ってあげながら自分の作品も作っていました。粉だらけになりながら、やっていました。ブーブー笛も作りました。かおるくんは前回の課題の「顔」も描きました。鏡を見ながら自分の顔をよく観察しました。大好きな阪急電車も描きました。ふうせんの絵も描きました。途中で、みんなが作っていた、小麦粉粘土も作りたくて、「ふうせんの絵はもうおしまい」となりました。ようへいくんはしんごくんたちと小麦粉粘土を作り、その後、前回の「顔」の課題をしました。鏡で自分の顔を見ながら、丁寧に描きました。下に幼稚園の赤バスを描きました。ブーブー笛も作りました。吹くのはちょっと難しそうでした。しんごくんは次から次といろんなアイデアが浮かび、「小麦粉粘土に色をつけたい」と言うので、食紅を出しました。たちまち、みんな並んで、「赤がいい」「青にして」「緑にしよう」とそれぞれ好きな色を入れました。あいりちゃんはブーブー笛は順調に一回で鳴りました。吹く力があまりないのでおうちの人と楽しんでください。「ムニュムニュ人形」も作りました。ふうせんの絵はカラフルに描けました。画面の隅々から楽しさが伝ってくるような絵です。小麦粉だらけで走り回る男の子たちを楽しそうに見ていました。ともひろくんは前の作りかけの「ビー玉スライダー」を仕上げました。今日の課題にも誘ってみましたが、しんごくんについてまわり、小麦粉粘土にずっと夢中でした。
25日(水2,4)
振り替え出席のしんごくん、ようへいくん、ともひろくん、ゆりこちゃんは前回の小麦粉粘土が面白かったのか「今日も粘土作ろう」と始めました。こうすけくん、もとかずくん、ななこちゃんも興味を持ち、粘土作りとなりました。「ムニュムニュ人形」を作っていた、なおきくんとりょうくんは「課題やらないと、お母さんにやめさせられるねん」とかなり、粘土作りがやりたくて仕方がないような感じでしたので、「じゃあ、今日は課題を粘土作りに変えようか」というと、安心して、粘土を作り始めました。みんな好き勝手に小麦粉と水を混ぜて、あちこち粉だらけで、肝心の粘土はぱさぱさなので見本を作るところを見てもらいました。小麦粉100g、塩100g、水60gが基本の配合量です。手につかなくなり、耳たぶの硬さくらいが良い加減です。人形など好きな形を作ります。170度で20分オーブンで焼くとしっかりした粘土のオブジェができます。できるだけ平らな形のほうが均等にきれいに焼けます。小麦粉粘土はおうちでもできるので、あえて課題にはしなかったのですが、粘土作りは子どもたちは大好きなんですね。見本の粘土をさわってもらうと、「気持ちいい!これちょうだい」とみんな言うので、「自分のをこんな風に、水と小麦粉の量を調節して作るんだよ。」と自分自身の手で感触を確かめて作ってもらいました。しんごくんは絵の具を混ぜて粘土作りを楽しんでいました。できた粘土ボールを、天井や人にぶつけたりした時は、だめと注意しました。相手の子にもごめんなさいと謝りました。一段落した時に前回の続きの「割り箸鉄砲」を作らないかと誘ってみましたが、「忘れてた」と興味はなさそうでした。なおきくんが粘土を一つ作ったので、前回の顔の課題の絵に誘うと「えーっ、絵描くのいやだなー」と言います「じゃあ誰かと一緒にやってみる?だれがいい?」と聞くとしんごくんをご指名でした。しんごくんを誘うと「いいよ。」の返事で、二人並んで描きました。鏡を見ながら描き始めると「アー失敗した」としんごくんは2枚目の紙に手を伸ばしました。お互いの絵を「変やー」といいながら描いていました。ふたりとも鏡の中の自分と向き合い、丁寧に描きました。ふたりの様子に興味を示し、ともひろくんも「僕も描く」とマーカーで描きました。乱暴にマーカーを扱ったときは注意をして、道具は大事に、やさしく使うと上手に描けるよと話しました。「ぶたぶた○○」のフレーズが気にいっていて、描いた2枚の絵の題名もそのフレーズが入っています。小麦粉をペットボトルに入れるのが気に入ってみんなが帰ってしまった後も1人残って「まだやるのー」と入れていました。「ムニュムニュ人形」も作りました。もとかずくんは小麦粉粘土に緑と黒の絵の具を練りこみ、トカゲを作り、透明ケースを見つけてきて入れていました。リアルでいい作品です。なおきくんとしんごくんの間に割ってはいり、顔の絵も描きました。「なんで、こんなせまいとこにはいってくんねん」といわれながらも一生懸命描いていました。しんごくんのすることが面白くて今日はずっと後をついて行動していました。ようへいくんもずっとしんごくんにくっついていました。小麦粉粘土を作り、顔の絵を描きました。みんなでわいわいやっていると突然「なおきくんとりょうくんの声が似ている」としんごくんが言うので、「しんごくんとようへいくんの声も似ているよ」と私が言うと「えー。似てないよ」と言います。「じゃあ、か・え・る」って言ってみてというと二人は交互に「かえる」「かえる」と何度か言いました。みんなふたりに注目してじっと声を聞きました。ななこちゃんが「うわー!似てる」と言うとみんなも納得していたようでした。ななこちゃんはきれいな色の小麦粉粘土を作りました。顔の絵も描きました。丁寧に明るい色で描けました。こうすけくんは見本のブーブー笛が気に入ってずっと吹いていました。「自分で作ったら、もって帰って遊べるよ」と誘ってみましたが、作りはしませんでした。小麦粉粘土をずっと作っているので、「形にしてみたら?」と誘って見ると、カップ容器のそこに敷き詰めて、「いちごのお菓子」にしたそうです。最後にムニュムニュ人形を作りました。「顔を描いたら面白いよ」と誘うと「絵を描くのは・・・」と渋っていましたが、マーカーの箱を目の前に置いて「どの色がいい?」と聞くと黒を選んで目と口を描きました。上手に描けたねと声をかけると、「うん」とうなずいていました。ゆりこちゃんは小麦粉粘土の柔らかさがちょうどいい感じで、自分でも気に入ったようです。顔の絵も描きました。丁寧にきれいな色で描けました。みんながどたばたとにぎやかな中、りょうたろうくんは1人マイペースで、静かに課題のブーブー笛をまず作りました。笛のなる仕組みを説明すると、テープをはる位置などを考えて作っていきました。鳴りが悪い時は、仕組みのアルミ紙が震えるように奥の方に上手にもって行くとうまくいきます。ムニュムニュ人形は5色の風船を選び、5レンジャーのように表情を変えて作っていました。いつもアイデアがおもしろいですね。
27日(金)
まほちゃん、ちほちゃんは並んで工作をしました。粉を風船に入れる作業も、じょうごなどの道具を使うのが楽しそうでした。ムニュムニュ人形を作った後、ブーブー笛はテープを丁寧に巻くのが大変だったけれど少しずつ巻きました。ふたりとも思った以上に肺活量があり、上手に風船を膨らませていました。まほちゃんはちほちゃんができなさそうなところは「やってあげる」と言って、お姉さんぶりを発揮しています。ちほちゃんは自分でできるところはがんばって積極的に取り組んでいます。絵画は前回お休みだったときの課題「顔」をしました。鏡で自分の顔を観察しながら、描きました。まほちゃんは目を描いた時点で「上手に描けない」と言い、ちょっと恥ずかしそうでした。なかなかしっかりと描けているので励ましながら一つ一つのパーツを観察して描くように促して、描き進めました。大好きだというさくらんぼを余白に描き完成させました。ちほちゃんも鏡の中自分をよく見つめて描いていました。髪の毛の水色のものは三つ編みを表現したようです。きれいなリボンの飾りも描きました。お肌もパステルできれいに塗りました。すみれちゃんは粉を入れるのが気に入ってムニュムニュ人形を楽しく作っていました。その後「絵を描く」というので、画用紙を渡しました。大きく元気なうさぎの絵を描き、裏には字を書いてカードにしました。ブーブー笛も作りました。なかなか上手に鳴らなかったけど鳴るととても嬉しそうでした。きおかちゃんはムニュムニュ人形から作りました。途中で粉が飛び散って粉だらけなっていましたがそれも楽しいこととして作っていました。絵を描くといって画用紙になにやら字を書いて、必要なところだけ切っていました。ブーブー笛も作りましたが、とてもきれいにテープが巻けたのにうまくならなくて残念でした。あゆむくんはお母さんが大好きで離れて帰ろうとするとこの世の終わりかのような表情になります。なので今日も一緒にすることにしました。ムニュムニュ人形が気に入ってかわいい顔の人形を作りました。まきちゃんは小麦粉を入れるのが楽しくてたくさん入れて、ムニュムニュ人形を作りました。ブーブー笛はきっちりと硬くまいたのが良かったのかものすごく大きくいい音が出ました。おとなしいけれど積極的に活動できています。体験の方1名ありました。
28日(土)
見本のムニュムニュ人形は「きもちいいー」という子、「きもちわるー」という子、両方いましたがさわると癖になります。ブーブー笛は「おならの音やー」と話も弾みました。りゅういちくんは見本の工作に興味を示してムニュムニュ人形を作りました。その後工作の本を見て次に作るものを考えていました。粘土作りが始まると一緒に作り始めました。こうきくん(上)はムニュムニュ人形は気に入ったようでひとつ作ると、それをもって投げたり、遊びを考え出して的当て遊びのようなことをしていました。だいきくんは小麦粉を入れる動作が気に入りペットボトルにたくさん入れていました。ムニュムニュ人形は「気もちいいー」とさわり心地を楽しんでいました。風船には「プレゼントを渡しているところ」の絵を描き、上手に描けて嬉しいので「見て、見て」と見せて、説明してくれました。粘土作りでは粉と水の調整に没頭していました。いい具合になり、「銀色の絵の具ちょうだい!」と言って銀の粘土を作りました。ひろゆきくんはムニュムニュ人形を作った後工作の本を見て「パチンコ」を作りました。本では針金ハンガーを利用していましたが、あいにく材料を用意していなかったので、紙を利用して作ることにしました。うまい具合にいったので、こうきくん(浦)の分も作ってあげていました。こうき(浦)君はブーブー笛を作りましたがうまく鳴らなかったのでその間にムニュムニュ人形を作りました。テープは一生懸命巻いていました。こうき(上)君の遊びに参加したり、ひろゆくきんの作っているものをじっと見ていたりお友達ともよく関わっています。ひとみちゃんはムニュムニュ人形はお友達と、小麦粉を入れる作業を楽しんでいました。ブーブー笛はうまく鳴らなくて「あきらめた」となってしまいました。笛の構造は単純で10分もあればできる課題なのですが、なぜかきれいに鳴るものと、鳴らないものができてしまいます。コツはストローを斜めに切る、切り口と平行にアルミ紙を貼るというだけです。今日は、こうきくん(浦)、ほのかちゃんのものもはじめはうまく音が出ませんでした3人とも、巻き上げたものを、一度はずして一からやり直してはみました。ほのかちゃんのは最終的にはうまく鳴りました。ほのかちゃんはムニュムニュ人形は面白い形にできて気に入っていました。前にいたきおかちゃんが小麦粉粘土を作りはじめると「あたしも!」と早速作り始めました。とても滑らかな粘土ができました。いろんな立体を作っては壊し、できた粘土でなにを作ろうかいろいろ考えていました。ちひろちゃんは最初おとなしかったのですがかのんちゃんが来ると意気投合して、ふたりでずっとムニュムニュ人形を作っていました。「小麦粉をいれる」という行為がとても気に入り、ペットボトルにいっぱい粉を入れていました。粘土作りも興味を持って二人並んで作っていました。ゆうやくんは誰とでもよく話し、いつもニコニコとあちらこちらの子と関わっていて、楽しそうです。ムニュムニュ人形を作ったあと、絵を描きました。「風船からイメージするもの」で気球をイメージして描きました。辞典で気球の形をよく見て描きました。粘土も作りが始まると、やりたくて、「絵はおしまい」というのですが、もう少し描きこむとよくなるので、アドバイスしていくと続けて描き、最後まで仕上げました。自分の欲望を抑制する力もあり、根気のいい性格だと感じました。粘土作りはとても楽しそうでした。振り替え出席のさとしくんはムニュムニュ人形を作った後、ブーブー笛を作りました。テープを巻いていく作業は慎重にやっていました。いつも静かに正確に作っていきます。振り替え出席のもとかずくんは自由工作をしました。「虫を飼ってるから虫かご作る!」と張り切っていました。振り替え出席のななこちゃんは前も作ったけどもう一回しようとムニュムニュ人形、粘土作りをしました。慣れた手つきで自分で進めていけます。振り替え出席のきおかちゃんはブーブー笛をもう一度作りました。一回で、きれいな音が出て、気を良くして二つ作りました。「粘土作る」と作り始めるとみんなの視線が集中して「僕も、私も」と後半は粘土教室になってしまいました。
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