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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2007年06月
【6月前半の課題】
本物の虹を見たことがあるでしょうか。虹とは、太陽光の屈折です。虹を7色としたのは、万有引力で有名なニュートンです。太陽光が色の集まりであることを発見し、この色の集まりを7段階で分けたのは、科学的に色の波長が7段階に分けられ、それを音階にあわせ7色にしたというのが有力です。色は国によって違い、英語圏では藍色が抜かされて6色とされているそうです。日本では一般的には外側から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色といわれています。今回絵の課題ではこの7色をあらかじめ用意しておいて、虹の絵を描きます。筆をきれいに洗ってから次の色を使うのがポイントです。工作は「虹のたまご」を作ります。色セロハンを通した光が虹色に見えるというもので、光を分解しているわけではありません。中にビー玉を入れているので、ゆらゆらさせて光のダンスを楽しむこともできます。
6日(水1,3)
ゆうりちゃんは百合の花をモチーフにしました。鉛筆でまず、スケッチをしました。花や葉のつき方をよく見ました。手前にせり出している花は形をとるのが難しいようでしたが、注意深く観察してうまく描けています。かなり大きいので水彩画にすることにしました。次回続きをします。かおるくんは絵を描くことにして、まず、大好きな飛行機をクレヨンで描きました。「爪楊枝をかして」というので、一本渡すと、「学校で習ったよ」とスクラッチ技法でANAのロゴを書き入れていました。筆を上手に荒い、赤色から虹を描いていくと、色と色がぶつかり混ざり合う様子に感動していました。青色や紺色、赤色などが色味が強く、隣の色を飲み込んでいく様子にも目をみはり「うわあ、すごいなあ、この色強いなあ」と言っていました。素直に感動できる純真な心が素敵だなあと感じました。虹の中を駆け抜ける飛行機には家族が乗っています。もとかずくんはテントを作ると言い、大きいゴミ袋と針金や新聞紙を支柱にして作っていました。途中で、これはまた今度続きをするからと、中断して、今度は木の容器で虫かごや、大きな筒状のものや、紙粘土の滑り台、風船のおもちゃなど次々と思いつくままに製作しているようでした。かすみちゃんは「虹のたまご」を作りました。丁寧にセロハンをはり、側面のデザインも、「虹のたまご」と字を入れたりして、凝っていました。後半は前回の続きの糸絵を完成させて、版画にしました。ひとみちゃんも虹のたまごから作りました。トレーシングペーパーと、カラーセロハンを貼ったフィルムは太鼓に皮を張るようにぴんと伸ばして、対角線で貼っていくことに気をつけました。後半は絵の課題をしました。四葉のクローバーを線描きして中を虹色に塗り分けました。丁寧にひとつずつ塗り分けて虹のクローバーになりました。しょうごくんとなおちゃんも「虹のたまご」から作りました。カラーセロハンは濃い色のものを使った方がきれいな色が出るので、そう説明したのですが、なおちゃんは淡い色合いが好きなようで、箱の中からそういう色ばかりを選んでいました。カラーセロハンを切って透明シートに貼るのは根気がいるのですが、ちょっと飽きてしまったようでした。百合を描いていたゆうりちゃんのところへいき、百合の花をまじまじと見ていたのですが、おもしろい形だと思ったのでしょうか、おしべを一本いきなり引き抜いてしまい、ゆうりちゃんはびっくり。でも、なおちゃんは形のおもしろさに興味がいっているので、しょうごくんに「これ見て!見て!」と嬉しそうに見せていました。自然のふしぎな形に興味をもつことから表現へと発展させていければいいなあと思います。しょうごくんは電車の音が聞こえるたびに、窓辺にいっては見ていました。電車が大好きなんですね。なおちゃんは側面の仕上げを残したまま、空き瓶を材料置き場からとってきて、これに色を塗ろう!と絵の具の用意を自分でしていました。ビンには水彩絵の具は定着しないことを説明しましたが「いいの、いいの。ビー玉もちょうだいね」とビー玉にも色を塗り始めました。水を入れたり、いろいろ試していました。トレーシングペーパーに、セロハンとビー玉を入れてみたりと実験的な自由工作をしていました。しょうごくんもなおちゃんのまねをして、同じようにビンに絵具を入れて混ぜていました。ふたりとも、最後に残っていた「虹のたまご」の側面のデザインの仕上げをしました。りなちゃんは絵の課題からしました。まずクレヨンで可愛い動物を描きました。色使いがきれいです。虹の絵は筆を上手に洗い、一色ずつ美しい色を塗っていました。筆の扱いも上手できれいなカーブが引けています。後半は「虹のたまご」を作りました。セロハンもうまく貼れて出来上がりを見るときれいに色が映し出されていました。振り替え出席のそうたくんは「虹のたまご」を作ると、そこから発展させてスコープの形にしていきました。ラップの筒をのこぎりで切って長さを調整して、デザインも黒と白のツートンカラーで天体望遠鏡風にしていました。なかなかのアイデアマンですね。
8日(金)
えりちゃんはたけひさくんが来るのがまちどおしいようで、「たけちゃんまだかなあ」と前回のたけひさ君の作品のことや口癖のことなど思い出しながら、「虹のたまご」から作りました。それぞれの工程も上手にできています。気に入ったようで2つ作りました。虹の絵も描きました。ウサギを2匹描こうとしていましたが、一匹は気に入らなかったので消して風船にしました。ウサギの洋服を虹色にしました。空にも虹を描きましたが、こちらはちょっと筆の洗いが不十分だったようで、少し彩度が落ちています。(それはそれで深みのあるいい色なのです。)たけひさくんがくると大喜びで、最後に一緒に自由工作をしました。ふたりでペットボトルを2つずつ持って打ち鳴らし、音が出ることを楽しみ、バットとボールも作り、バッティングも楽しみました。たけひさくんとまきちゃんは「虹のたまご」から作りました。たけひさくんはセロテープを少し貼ると「疲れた〜」と手が動かなくなってしまいました。すいちゃんやえりちゃんの虹の絵を見ながらあれこれと話しかけておしゃべりを楽しんでいました。少しずつ私と進めていき側面のデザインは紺色のガムテープを巻きました。同じ幅だからきれいに巻けるねと声をかけると「そう思ってこれにしてん」と嬉しそうでした。残りの時間はえりちゃんとペットボトル遊びを楽しみました。ボールを作るのに新聞紙を丸めるのは楽しんでいましたが、セロテープで固定するのは「疲れた〜」と言うのでえりちゃんが手伝ってくれていました。まきちゃんはカラーセロハンを丁寧に貼りました。トレーシングペーパーは力を入れすぎたのか敗れてしまったのでもう一度新しいものを貼りなおしました。側面のデザインは白い紙に果物などの絵を描いて楽しい絵になりました。すいちゃんは「虹のたまご」をさっさと作り、虹の絵を描きました。魚をモチーフにして、虹色で塗りました。大きくきれいに描けました。体験の方一名いました。
9日(土)
だいきくんは寝起きということで、しばらく元気がありませんでした。カラーセロハンをもっていき、透明シートに貼ってみる?と渡すと、少しずつ貼っていました。気乗りはしていないようでしたが、少しずつしあげて「虹のたまご」が完成しました。少し元気になって、工作の本をみて、ミニゴルフを作りたいというので、材料を一緒に探しました。いい箱が見つかり、中のダンボールシートも切りました。カッターナイフもうまく使い穴をあけて加工していました。ほぼできていましたが、仕上げはおうちですることにしました。ひとみちゃんは「虹のたまご」をまず作り、前回のキリンの絵の続きを描きました。細かい模様を丹念に色鉛筆で塗っていました。超大作ですね。後半は課題の絵を描きました。ウサギを描こうとして、うまくいかず、いるかにモチーフを変えました。今度はうまくいってクレヨンできれいに塗りバックに虹を描きました。筆も上手に洗ってきれいな虹になりました。あすかちゃんはおうちで仕上げてきた糸絵を版画にしました。うまく色がのってきれいに刷れました。次に「虹のたまご」を作りました。カラーセロハンを細かく切り、丁寧に貼っていました。絵の課題もしました。色とりどりのお花を描いて、空に虹をかけました。大きく伸びやかな線で描けましたね。そんうくんは「虹のたまご」から作りました。緑色がきれいなたまごになりました。そのあと、絵は描きたくないし、自由工作もあれこれ、作りかけるのですが気に入らない・・・という感じで時間が過ぎていきましたが、ようやくビー玉ころがしに興味がわいたようなので、粘着テープつきのスポンジを渡すと、それをきれいな模様にしてつけていきました。ビー玉コースにはならなくなったので、穴をあけてセロハンを貼り、飾りにしました。これは気に入ったようでどんどん作っていました。みらいちゃんも「虹のたまご」を作りました。側面のデザインにスペードやクローバーの模様を細かくデザインしていました。後半は自由工作がしたいと、いろいろ悩んでいましたが、アルミの容器を見つけて「ラーメン作る!」と糸を入れ始めましたが、どう見ても細すぎて全部使ってもいっぱいになりそうにないので、ラッピングに使うシュレッダーされた紙を渡すと、「これはいい」と気に入って両面テープで固定していました。チャーシューや、メンマ、ねぎなどもリアルに作り、ラーメンらしさを追及していました。えみちゃんと、かおりちゃんも「虹のたまご」から作りました。カラーセロハンを貼るのはちょっとコツがいるのですが二人ともすぐに飲み込んで作っていました。光の加減を見ながら、セロハンの貼るところを埋めていきました。後半は絵の課題をしました。えみちゃんは鳥をクレヨンで描いて、背景に虹をかけました。筆を洗いながらうまくグラデーションできました。鳥の顔にかかった絵の具が気になるのでホワイトで修正して描き直しました。かおりちゃんはモチーフを何にするか散々悩んで「蝶」に決めました。羽を虹のグラデーションにしました。大きく美しく描けました。
13日(2、4水)すみれちゃんは課題の説明を聞きましたが、「今日もお花が描きたいの」とペチュニアを選び色鉛筆で描きました。たいちくんは「虹のたまご」から作り、前回のペン画にメタリッククレヨンで色をつけました。かなたくんは前回の続きにんじんの絵を描きました。葉のつき方が少し違ったのですが描くのに飽きてしまったようなので、仕上げました。工作は「虹のたまご」の材料を使いアレンジして作りました。セロハンを貼った反対側に黒い紙を貼り、穴をあけて光がみえるようにしていました。かすみちゃんは前回も「虹のたまご」を作ったのですがもう一度作りたいと言い作っていました。蛍光テープでリボンを作って模様にしていると、お友達の興味を引き、みんなに教えてあげていました。残った時間で、アトリエの隅に置いてあった編み針と毛糸を見つけて、鎖編みをしました。ゆうか(K)ちゃん、もあちゃん、みずきちゃん、振り替え出席のななみちゃん、あやめちゃんは「虹のたまご」から作りました。ゆうかちゃん(K)はたまごの側面のデザインはマーカーで絵を描きました。後半は「虹のさかな」を描きました。画面に大きく描いてきれいに塗れました。波を描きいれ優雅な雰囲気がでました。もあちゃんとみずきちゃんと今日体験に来ていたYちゃんと3人はたまごを作った後、ベランダでお花が描きたいと言って、スケッチに行きました。もあちゃんは部屋に戻り、メタリッククレヨンで、お花の色を塗った後、虹を絵具で描きました。その後漫画を描きたいと言うので、紙を渡すと、4コマ漫画を描いてペン入れをしました。途中なので次回続きをします。みずきちゃんは鉛筆スケッチをして戻ってくると、色は今度塗るから、前回の漫画の続きをすると言い、マーカーで色を塗り始めましたが途中で終わり、また続きを今度するから、と言っていました。ななみちゃんは「虹色のきつね」を描きました。お話もよく聞いていて、筆を上手に洗い、色を変えて虹色に塗っていました。周りはピンクで塗り、お花畑も描きました。ファンタジックに仕上がりました。あやめちゃんはウサギを描いて空に虹がかかっている絵にしました。筆をきちんときれいにして色を変えて塗りました。7色描いて、続けて8色目に赤色を描いてしまいましたが、そこで、筆を止め、ウサギに色を塗り、景色も描いて仕上げました。元気な絵になりました。ゆうかちゃん(F)は続きの糸絵を仕上げて、版画にしました。仕上がった絵を見て「アレ、反対になってる」とびっくりしてました。次に「虹のたまご」を作りました。側面のデザインは紙に絵を描いて巻きました。少し残った時間で自由工作をしたいと言い、カードを作りました。
【6月後半の課題】
「目に見えないものを見てみよう」が課題です。太陽光は目には色を感じさせません。分光シートという特殊なシートで、光を分解し、にじ色を見るスコープを工作します。絵では、まず、みんなにおなじみの水性マーカーの色を分解します。メーカーによって色の出方は異なりますが、コーヒーフィルターの紙に線を描き、水に浸すと、浸透圧で水を吸い上げ色を分解していきます。例えば黒色は分解後ピンク、みどり、青などに徐々に分かれてもとの黒色は消えてしまいます。小さな子は手品を見るように不思議だなあと感じることと思います。理屈はわからなくても、不思議だなあ、美しいなあと感じることが大切です。そうしてできた美しい紙をいろんなものに見立てて作品を制作します。
21日(水1、3)
ゆうりちゃんは「百合の花」の水彩画の続きをしました。百合の花の命は短くて、2週間で、やっとひとつがかろうじて、残ってるという状態でした。造花の百合も用意して、両方を見ながら着彩していきました。薄い色を重ねて茎と葉はずいぶん立体感が出ました。花とつぼみは色がほとんどない分、難しいので、後回しになりました。次回続きをします。かおるくんは全部の説明を聞いて、絵を選択しました。マーカーの色が分解していく様子を「すごい!すごい!」と楽しそうに見ていました。一枚は顔を描いたのですが、分解したところがちょうど髪の毛のように見えて、もう一枚を服に見立てました。はさみで切って、糊で貼りました。「この人はどこにいるのかなあ」と聞くと、ちょっと考えて「豊島公園」と答え、そこからイメージを広げてどんどん描いていきました。人の絵も首や手足がつき、しっかりと発達している様子が伺えます。マーカーやパステルも使い楽しい絵になりました。もとかずくんは前回の続きのテントはやめにして、新たに材料を集め、魚とりグッズを作りました。ペットボトルをカッターナイフで切ったり、上手に道具も使いこなせます。途中で、ベランダへ葉っぱのスケッチに行き、それをビニールコーティングして水に濡れてもいいように工夫するなど短時間にいろんなことを考えながら作っているのだなあと感心します。最後にビー玉ちょうだいというので渡すとビー玉ゲームを作っていました。かすみちゃんは工作を選択しました。今日のテーマをしっかり理解して、表面デザインには今日のテーマの言葉が書かれていました。そのロゴタイプが一文字ずつ工夫されていて、素晴らしいデザインです。トップの部分は取り外しができるようになっていて、いろんなパターンの光を取り入れられるように工夫してあります。いいアイデアですね。ひとみちゃんも「虹のスコープ」を作りました。表面デザインに折り紙で立体のハート模様を折り、しかもそれが大中小の3段になっています。時間がかかりましたが渾身の作です。しょうごくんは、来るとすぐにベランダに出て「ここで絵が描きたい」と言います。最初は電車を描くと言ってたのですが、お花に囲まれているうちにお花が描きたくなったようです。描きあがった作品は「アマリリス」です。ダイナミックな筆使いで描き上げました。残った時間で工作もしました。はさみを使うのが難しそうでしたが、一生懸命作りました。表面デザインにシールを貼るのが楽しいようでした。なおちゃんは「虹のスコープ」から作りました。ピカピカシールが大好きで、デザインを考えながら貼っていました。後半は絵の課題もしました。色が分解するのがおもしろく、10枚ほど作りました。それらを洋服にみたててファッションショーの場面を描く構想です。次回続きをします。振り替え出席のあやのちゃんはおうちで描いてきた漫画を見せてくれました。なかなか哲学的な内容でおもしろいです。課題の説明を聞くと、「虹のスコープ」から作りました。ホイル紙の折り紙を見つけるとブルー系を選び星を切り出しました。スコープに立体的に貼り、なかなか斬新なデザインです。「糸ちょうだい」というので、渡すと、首から下げられるように糸をつけていました。出来上がったスコープを首からぶら下げ、あちこちで光を見て「何度見ても、いいわあ」と気に入ったようでした。最後に漫画を書きました。短時間でストーリーを練り上げ、コマ割りも出来てすごいですね。
22日(金)
小学生のメンバーが来るのが3時30分過ぎになるので、それまでえりちゃんは一人です。けれど幼稚園のことなどをお話ししながら、楽しく製作しています。「虹のスコープ」はお父さんとお母さんのぶんも作る!と2つ作りました。一つは細いタイプのものを作りたいというので、細い芯をのこぎりで切りました。のこぎりは怖いと言っていましたが、一緒に切ろうと誘うと抵抗なく切っていきました。表面にはキラキラテープを貼ってきれいに仕上げました。その後、絵の課題をしました。その頃お友達もやって来て、マーカーの色が分かれていく様子をみんなで見ました。「うわあ、すごい!」とみんなビックリして、やりたい気持ちが強くなったようです。えりちゃんはたくさん作って、乾かしました。画用紙にマーカーで川や気を描き色とりどりのフィルーターの紙を花や、魚などに見立てて絵を作っていきました。美しい画面になりました。まきちゃんは絵の課題からしました。いろんな線を引いて分解する様子を楽しみました。出来上がったフィルターの見立ても上手で、太陽や、家の屋根などうまく組み合わせて、鮮やかな絵になりました。すいちゃんとたけひさくん、今日は体験で来月から入会のあみちゃんは「虹のスコープ」から作りました。すいちゃんは折り紙に果物の絵を描いたり、キラキラテープを貼り、デザインを楽しんでいました。後半は絵の課題もしました。2枚フィルターを作りました。次回続きをします。たけひさくんはスコープ作りではさみで切り込みを入れることを聞くと、「えー、難しそう」と言っていましたが丁寧に切っていました。セロテープも休憩しながら貼りました。表面デザインはホイル折り紙を貼って仕上げました。穴からのぞいて「きれいやなあ」と気に入ったようです。出来上がると、「絵はやらない」と言って材料置き場の方へ行こうとするのですが、面白そうにえりちゃんの、色分解の様子を見ていたので、「ひとつだけやってみようよ」と誘うと、じゃあひとつだけ・・・という感じではじめました。赤でりんごの絵を描き水につけると、ジワーッと色が滲んでいきます。「うわあ、すごーい」とじっと見つめていました。「今度はたけちゃんの好きな黒で描いてごらん。黒がなくなっちゃうから」と誘うと「えー、ホントに?」と半信半疑でネコの絵を描きました。水につけると、見る見る黒がピンクに変身していきます。「わあ、すごいや」と釘付けになっていました。2枚を乾かして画用紙に貼り、猫の顔と体に見立てて、絵を仕上げました。あみちゃんは「虹のスコープ」は折り紙やキラキラテープを駆使して凝った模様のデザインにしていました。絵の課題も色分解を楽しみました。カラフルな模様がたくさんできました。次回続きをします。
23日(土)
ひとみちゃんは「虹のスコープ」を作り、後半は絵本を作りたいということで、まず一場面を描きました。後で製本することを考えて余白を少し空けることに注意して絵を描きました。鉛筆書きはできたので、次回色を塗ります。あすかちゃんは「虹のスコープ」を作りました。表面デザインの絵を細かく描いていました。そんう君は課題の説明を聞きましたが、興味がわかないようで、何をしようかと悩むこと約30分。工作の本を見て、ビー玉ゲームを作ることにしました。かまぼこを板を黒く塗り、コースをトレーシングペーパーに描いてトレースしました。ビー玉の大きさを考えながら釘を打ちました。時間がかかりそうなので、家で仕上げてくることにしました。ともやくんは「虹のスコープ」を作ったあと、絵の課題もしました。一枚、フィルターに色分解すると、その形と色から刃物を連想したようです。それを斧に見立てて絵を描きました。ファイヤーマンのようなふしぎな人が斧を持っていて、まわりには消火器があります。元気な絵になりました。みらいちゃんは「虹のスコープ」を細いタイプで作りました。表面には絵を描いていました。後半は学校図書館で借りた絵手紙の本を持ってきて見せてくれました。本にあるように、スタンプで絵を描きたいと言います。スポンジで星型のスタンプを作り、画用紙にたくさん押しました。夜空はサインペンで大まかに塗り、タンポに水をつけてぼかし塗りをしました。入院しているおばあちゃんにあげたいというので、画面にメッセージを入れました。素敵なお見舞いカードができました。おばあちゃんもきっと喜んでくれることでしょう。えみちゃんとかおりちゃんも「虹のスコープ」を作りました。二人ともキラキラテープを巻いて、表面デザインとしました。続いて絵の課題もしました。フィルターに色分解したモノをいくつか作りました。色が変わっていく様子を楽しそうに見ていました。蝶や、女のこの服に見立ててそれぞれ絵を作っていきました。体験の方二組いました。その一人、みなちゃんは来月から入会となります。今日は「虹のスコープ」から作りました。とても丁寧な作業です。絵の課題もしました。3枚フィルターを作り、そのうち2枚でお花畑の中の女のこの絵を作りました。
27日(水2、4)
すみれちゃん、たいちくん、あやのちゃん、ゆうかちゃん(K)、ゆうかちゃん(F)もあちゃん、みずきちゃん、振り替え出席のりなちゃんは虹のスコープから作りました。みんなそれぞれ上手に作っていました。すみれちゃんはスコープは「すごくきれい!」と喜んでいました。後半は絵の課題をしました。フィルターに美しいはっきりとした色がでました。蝶に見立てて絵を作りました。たいちくん、みずきちゃんとも関わりながら制作していました。みずきちゃんがトイレに行くのが一人では怖いというとついていってくれました。たいちくんはスコープが気に入って、できた後、外で太陽の光を見たり、部屋で蛍光灯の光を見たりしていました。後半は漫画の続きを描きました。あやのちゃんは前回も作りましたが、もう一度作りたいといってスコープを作りました。慣れた手つきでどんどん一人で進めていました。後半は大好きなカービーと女の子の絵を描きました裏表に描いた後、気に入らないほうにピカピカテープを貼って、はさみで切り抜いていました。ゆうかちゃん(K)はスコープに折り紙を貼って仕上げました。後半は自由に絵を描きたいということで、星空のなかに人物をたくさん描いていました。色鉛筆で着色しました。ゆうかちゃん(F)もスコープに折り紙を貼りました。手作りカードを描くのが好きなようで、ファイルを見せてくれました。今日も2枚作りました。色鉛筆で着色していて手が込んでいます。もあちゃんはスコープができると、漫画の続きを描きました。一枚は、白黒のままで、もう一枚は墨いれの後透明水彩で着色しました。部屋に飾りたいというので、厚めのカラーケント紙にはり、毛糸を結びました。結び方の練習をしました。みずきちゃんはスコープを作りながらも、お友達のことが気になり、どうかすると小さなトラブルが起きます。そうした折に丁寧に解決していく方法を今は学習する時期だと考えています。これから成長してくと、ますます親の目の届かないところでの生活が増えていきます。自分の気持ちをストレートに出せることは素敵なことですが、他人と円滑なコミュニケーションをとることも大切です。具体的に問題が起こった時に、その場で考えて、では、どうすればいいのかということを相手の子も交えて、解決していくという方法をとります。その積み重ねができれば、自分の言動や行動の後、相手がどう思うかという予測を立てられるようになります。おうちでは様々な絵本や物語を読んで聞かせてあげて欲しいと思います。物語の世界は疑似体験ですが、主人公の気持ちになって、いろんなものの見方、考え方を体験することで、想像する能力、予見する能力が育まれていきます。「お友達とは仲良くしなさい」という事後の命令は抽象的で子どもの心には響きません。動物や、人間の子どもが体験する話はそれがたとえファンタジーであっても自己同一化した場合、自分が体験したという感覚に置き換えられるのです。どの子にもこういうすばらしい読書体験をしてほしいなあと思っています。さて、みずきちゃんはスコープ作りの後、絵の課題をしましたが、途中で、前回の漫画の続きをしたいと言い、その途中でまた、絵の課題をすると言い出しました。すみれちゃんと並んで絵を作っていきました。りなちゃんは目打ちや、はさみなどの道具も上手に扱えて、スコープを作りました。後半は絵の課題もしました。きれいなフィルターを作り、帽子や、服や魚に見立てて、カラーペンでカラフルに描きました。しっかりした筆致で元気な絵です。そうたくんは絵の課題からしました。様々な線で美しい色のフィルターを作りました。画用紙に絵具で空色を塗り、さきほどのフィルターをトンボの羽に見立てて、はさみで切り、糊で貼りました。マーカーで体を描きいれて美しい「空を飛ぶトンボの絵」ができました。残った時間で「虹のスコープ」を作りました。かすみちゃんは絵の課題をしました。色とりどりのフィルターを作りうさぎの衣装にしました。まるでバレリーナのように愛らしいうさぎたちの絵になりました。振り替え出席のななみちゃんとあやめちゃんは絵の課題をしました。色分解が楽しいようでたくさんいろんな色模様を作っていました。ドライヤーで乾かして、ななみちゃんは女のことお花に見立てて絵を作りました。太陽も描いて空をパステルで描きました。あやめちゃんも女の子とお花を作りました。空をパステルで塗り、自分の名前を漢字でサインしていました。
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