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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2008年01月
【1月前半の課題】
新年初めの課題は「みかん」です。まずは丸ごとよく見て描きます。みかんの表面の、粒粒を多くの子が黒で点々と描いてしまいます。これは、今まで見てきた雑誌や広告などのイラストなどで既成概念を植えつけられたものです。よく見てみるとけして黒くもなく、いちごのように種が付いているわけでもありません。よく観察して自分の目で確かめて感じて描くのが狙いです。次にみかんを輪切りにします。輪切りというのがどの方向に切るのかも小さい子はわからないことです。自分でナイフで切ってみることで身体で覚えます。そして中の様子を見て描きます。次はジュースを絞り、それで絵を描き火であぶって色をつけます。昔ながらのあぶり出しというものです。紙をあぶるので、気をつけないとすぐに燃え移ります。
どの程度で火が燃え移ってしまうのか失敗することからも学べます。安全なところで失敗するのは学びにつながります。葉は葉脈がくっきりしているので、スタンプにします。いろいろ組み合わせて楽しみます。他の作業が少し高度なので、これは息抜きに楽しめます。
9日(水2,4)
ゆきちゃんは「ね、ね、絶対やらなあかんの?スタンプとジュースの絵だけやりたい」と必死に交渉。どうしてもやりたくないなら無理にしなくてもいいよ、と言いつつ、他の子がやり始めたので、促してみるとやる気が出てきて、スタンプのあと、絵も描きました。輪切りの絵では丸い時計に数字を書き入れる時に、1から2,3,4と書いていくと12が円の半分のところになっちゃった!というように、みかんの袋がうまく入りません。一つ描いたら、向かいの袋を描くようにすることを話しました。食べるのが大好きで描きながら食べ、お友だちからももらい、あぶりだしの製作中にも「先生代わりに持ってて!」と言い、みかんを食べにいきました。絵はあまり観察せずに、概念だけで描いてしまいがちなので、じっくり対象物と向き合えるようお話しました。みずきちゃんはみかんの形はしっかり取れていました。色にもこだわり、自分のイメージと違うと、納得がいかないようでした。ゆきちゃんと食べることで興味が一致し二人で、わいわいと楽しそうに食べていました。みかんの実について、持論を展開し、おしゃべりは大得意です。ただ、こちらの話は聞いていなかったりもするので、制作が進まず時間が来てしまい、最後の、あぶりだしが出来ませんでした。すみれちゃんはなんと、みかんについていた葉っぱの葉脈から描き始めていました。なかなか珍しいところから描きます。そういう描き方もあるのですが、まずは全体の形を大きく捉えることで、量感を感じることを覚えてほしいので、大きくみかんの実を捉えるように話しました。みかんの輪切りは形をよく見る事を促したところしっかり捉えていました。あぶりだしはじっくり取り組んでいました。そうたくんは来た時から「自由工作をする」と決めていたようで、すぐさま材料を集めにかかりダンボールを2枚つないで丸く切っていました。そこにスチレンボードを貼っていきました。何を作るのか聞いたところ最初は回転寿司、途中からダーツにしようかなあ・・・とまだ考え中のようでした。続きは次回します。ゆうかちゃん(K)は「ジュースで絵を描きます」の説明に「ええーっ」と声をあげて驚いていました。どの課題も興味を持ってとりくめています。絵の具セットにオレンジ色が入っていたので、混色することなく、ささっとみかんの絵を描きあげていました。みかんの袋が丸い形の中にうまくはいらなかったので、一つ描いたら向かいの袋を描くこと、中心と、袋のおしりの違いなどをよく見ることなどを話しました。あぶり出しまで順調に進み時間内にしあがりました。ゆうかちゃん(F)はオレンジ色がない!というので、赤色と黄色を混色して作りました。みかんの表面は黒くかいてしまったので、消してもう一度やり直しました。輪切りの絵も、難しかったようでしたが、根気よく取り組めていました。あぶり出しも、なかなか色が出てこないなあと、言いながら、根気よく慎重にあぶっていました。終ってからゆっくりみかんを食べました。もあちゃんはゆっくりと自分のペースで進めていました。みかんの絵ではみかんを画用紙の上に置き、なぞっていたので、なぞらずに、自分で見て、描くように促しました。輪切りの絵はうまく袋の形を捉えていました。スタンプはカラフルな色でデザインが綺麗です。あぶり出しでは一度燃やしてしまい、次は怖がって、画用紙を火に近づけることが出来ないので、あぶりだすのに時間がかかりました。かすみちゃんはみかんの影も意識して描いていました。スタンプでは形を組み合わせてオレンジ色で押し、「ほら、ダイエーのマーク!」とみせてくれました。あぶり出しは何回か燃やしてしまいましたが、楽しみながらいろいろどうすれば早くあぶりあせるかを実験していました。かなたくんは最初はみかんを真横から描いたような絵にしていましたが、いまいち違うと感じたのか描き直し、気にいった形になりました。色も丁寧にぬり、特にみかんの表面は細かく割り箸鉛筆で描写することにはまっていました。かなりのスローペースでやっていましたが、スタンプ、輪切りの絵と進み、あぶりだしは「ほら、こうやれば早く色が出る」と上手にあぶりだしていました。振り替え出席のひとみちゃんはみかんの色を朱色と、白を混ぜて塗っていました。見た目と違ってもいいと思ったのか、そういう色に見えるのかとも思いましたが、どちらにしても、あまり気持ちをお話してくれないことが気になりました。オレンジ色は赤と黄色を混ぜれば出来るので、一度聞けば次からは出来るようになります。輪切りの形は几帳面なデザイン画のように描いていました。あぶり出しもじっくりと取り組んでました。最後にみかんを食べる時も、みかんのカップゼリーが出来そうなくらい、綺麗に皮を残して食べていました。
11日(金)
えりちゃんとまんたろうくんは並んで制作をしました。今日の説明をすると、えりちゃんはあぶり出しをお母さんとやったことあるよ、と教えてくれました。まんたろうくんはおうちでみかんが爆発しておうちがみかんだらけになったという話をしてくれました。物語のようにとても上手に話すので、えりちゃんも大笑いしていました。えりちゃんはよく観察してみかんの絵を描きました。輪切りも上手に出来ました。中身の絵もしっかりかけてます。あぶり出しはじっくり色を出しました。まんたろうくんは絵の具が好きなので、みかんの絵を描き終わると、水を入れたり、色を混ぜたりしていました。えりちゃんから時々「ちゃんとやらないと!」と促されて続きをするといった感じでした。あぶり出しの絵には大好きな恐竜を描き、浮き上がってきた時は、ここ顔!ここ足!と嬉しそうでした。たけひさくんはみかんの絵を大きく捉えてかけました。表面の様子もよく出ています。半分に切るのも、少し手伝ってもらいながらもがんばっていました。中身のツブツブはイメージで描いたようです。葉のスタンプも押し、あぶりだしも上手に出来ました。すいちゃん、あみちゃんは、ほぼ同じくらいのペースで進めていきました。色も綺麗につくり、よく観察して描きました。みかんを輪切りにすると、プーンといいにおいがしてあみちゃんは「もう食べていい?」と我慢が出来なかったようです。すると、すいちゃんも一緒に半分食べて、中身の絵を描きました。次にジュースを絞ってねと声をかけると、ふたりとも「エー、全部食べちゃった!」というわけで、えりちゃんの残ったジュースを分けてもらって、あぶりだしの絵を描きました。あみちゃんは途中で燃やしてしまい、やり直しました。すいちゃんは怖くてあまり火に近づけられないので、なかなか色が変わらず、時間がかかりましたが、最後には綺麗に焦げてきました。ふうかちゃんはお話をしっかり聞いて、取り組めていました。みかんの絵はおいしそうに描けました。ナイフもうまく使って半分にしました。袋になっている様子を見て、描いていきました。スタンプも綺麗に押せました。あぶり出しではハートの模様を描いたそうです。一人でうまく持って出来ていました。つぐりくんはたっぷりと絵の具でみかんを描き、表面のツブツブの表現も割り箸鉛筆で興味を持って描きました。葉のスタンプは慎重に抑えてこすって綺麗に葉脈が出ました。あぶり出しではたっぷりと果汁を乗せたので、なかなか乾かずあぶりだすのに時間がかかり途中疲れて少し休憩しました。少し立つとまた元気が出てきてあぶりだしをしました。ボールの絵を描いたそうです。あかねちゃんは少し遅れてきたのですが、最後まで出来ました。持参した絵の具の発色が悪く、混ぜると、濁った色になり、綺麗なオレンジ色が出ません。教室の絵の具を使ってもらいました。みかんの表面を手で触って感触を確かめてツブツブの表現を描きました。あぶり出しはする前から怖いと言っていたので、お母さんにやってもらいました。一人体験の方がいました。
12日(土)
ひとみちゃんは前回の続きでダンボールハウスを作りました。ドアと壁ができて、小さな箱でポストとベッドを作りました。まだまだ、続くそうです。たいようくんは赤と黄を混ぜて色作りからしました。みかんをよく見て描きました。葉のスタンプも面白かったようです。ナイフもうまく使って輪切りにしました。観察もしっかり出来ています。ジュースを絞り火であぶるのは興味津々で、紙の裏側がすすける様子も楽しんでいました。さんうくんは丁寧な描写でみかんを描きました。葉のスタンプ、中身の輪切りの観察も順調に作業していました。一番興味を引いたのはあぶり出しで、何枚も作りたいと、最初から意欲的でした。焦げ方の研究もしながら、何枚かは燃やしてしまいましたが、二つ作品が出来ました。みらいちゃんは黙々と課題をこなしていました。絵もしっかり描けていて、葉のスタンプのデザインもきれいですね。あぶりだしもなかなか焦げ目がつかないなあといいながらじっくりと作っていました。えみちゃんはイメージに合うみかん色を追求して作っていました。ヘタの色も、何度も本物と見比べながら作りました。輪切りの絵もよく観察できています。あぶり出しではみかんの汁が焼けるにおいも楽しみながらあぶりだしました。かおりちゃんはみかん色がなかなかイメージどおりに出なくて何度も作り直していました。自分のペースで描き、葉のスタンプもきれいに葉脈が出るよう、丁寧に作業していました。輪切りも少しずれましたがひとりでうまく切ることができました。丸いなかにみかんの袋を収めて描くのは難しいのですががんばっていました。あぶり出しは描いた絵が見えてくると、嬉しそうでした。みなちゃんは色作りもうまくいってみかんの絵を描き、葉のスタンプも上手に押していました。みかんの輪切りの絵は特徴をよくつかんで描けています。あぶり出しはとても丁寧にあぶって、裏にほとんどすすを作らずにあぶりだしていました。あいちゃんは持参した絵の具の発色が悪くいくら混ぜてもきれいにオレンジ色が出てきませんでした。教室の絵の具を使いました。表面を手で触って確めて割り箸鉛筆でツブツブを描きました。スタンプは楽しかったのか色をたくさん変えて何枚も押しました。みかんの輪切りもゆっくりと一人で切りました。観察もよくできました。あぶり出しは結構早く色が出てきて上手にあぶりだせました。振り替え出席のまきちゃんはきれいにみかん色を出して描きました。葉のスタンプは絵の具の量の調整をしながら押しました。輪切りも一人できて、中身もしっかり観察しました。あぶり出しはお母さんにも見てもらいながら上手にあぶりだしていきました。
16日(水1,3)
今月はこのクラスは3,5週となっています。ゆうりちゃんは昨年からの続きでカブの絵を仕上げました。スケッチと、実は描けていたので、今日は葉の部分の着彩をしました。大きな葉なので、時間がかかりましたが、水彩のいい味わいが出ました。かおるくんはずいぶんしっかり観察が出来るようになりました。静物画も、中身を自分で切って描いた絵も、よく特徴が出ています。スタンプは楽しんで出来ました。あぶり出しはゆうりちゃんにも少し手伝ってもらいました。ななみちゃんはスタンプが大好きで、かなり長い間やっていました。ナイフでみかんを切るのは上手に出来ました。中身の絵もよく見てかけました。あぶり出しはうまく葡萄の絵が出たのですが、自分のイメージどおりでなく不服そうでした。「もう、これ捨てて!」と写真をとることすら拒否するほどでしたが、時間がなくなってしまったので、おうちで再度トライすることにしました。あやめちゃんもみかんの絵を描いた後、スタンプに長い時間をかけました。みかんの輪切りは一つずつ袋になっていることを意識して描くように進めました。ジュースを絞り、あぶり出しでは慎重に、やっていましたが一瞬の隙に火がついてしまい、やり直しました。2回目はうまくできました。もとかずくんは今日の課題は興味があったようで、静物画も、スタンプも、みかんを切る作業も、どんどん一人で進めていました。観察もしっかり出来ています。ジュースを絞るのが大好きで「飲んでもいいの!」と嬉しそうでした。あぶり出しも上手に出来ました。かすみちゃんは手順がしっかり頭にはいっているので、自分のペースで進めていました。さらに工夫を加えたり、新しいデザインをしたりと意欲的です。静物画では影も意識して描けました。立体感が出ました。あぶり出しは大好きで2枚制作しました。ライターも一人で扱えます。裏もあまり焦がさず上手にあぶりだせました。ひとみちゃんはお休みした時の課題「ルーレット」を作りました。箱タイプにして、ルーレットの模様を16種類考えてカラフルな色使いで描きました。うまく回って、楽しくゲームが出来そうですね。しょうごくんとなおちゃんは並んで描きました。水入れも絵の具も仲良く二人で使っていました。しょうごくんはみかんの絵、輪切りの絵も、よく見てしっかりかけました。ナイフを使うのも上手でした。スタンプでは葉の裏表がわかりづらいようで、何度も手で触って確めました。あぶりだしも絵が浮き出てくると嬉しそうでした。なおちゃんはみかんが大好きで早く食べたくて仕方がない様子でした。静物画を描き、スタンプをして、輪切りをすると、プーンと甘い香りが漂い我慢が出来ずに先に半分食べました。あぶり出しは怖いなあと言いながらも上手にやっていました。
【1月後半の課題】
伝承遊びのすごろくから発展させて、また、もうすぐ節分もあるので、「東西南北」ゲームを作ります。小さい子は東西南北の代わりに色で方向を認識します。サイコロも、コマも手作りで、一人でも遊べるし、複数でも遊べます。マスが25枚あるので、たくさん絵も描けます。文字でも絵でも自由に描いていいよと言うと、ささっと描ける子と、返って考え込んで描けない子がいます。そういう時はしりとりや、仲間集め(野菜、果物、花、動物など)をして発想を広げて描きます。
23日(水2,4)
すみれちゃん、ゆきちゃん、みずきちゃん、かなたくんは、とてもにぎやかにおしゃべりしながら工作をしていました。ゆきちゃんは早くに来て、少しゲームをしてから始めました。遊びながらも要領よく作っていました。コマを作る時に、三角形を平行に丸めるのが難しいようでした。すみれちゃんはちょっとはしゃぎすぎたうえに丁寧に描くので、時間が足りなくなってしまいました。コマはおうちで作ることにしました。かなたくんはゲーム内容をあれこれ考えていましたが、絵を描くところを省き、何とか仕上げました。高校生の立体構成の作品に興味があるようで、試作品で捨ててあったものを、「これちょうだい!」と早速遊び道具に変えていました。みずきちゃんは一つ一つを驚くほど細かく描くので「マスは25枚あるから、ひとつ1分でも25分かかるよ」と、話しましたが、「細かい絵しか描けない」と自分のペースで丁寧に描いていました。前回のあぶり出しがまだできていなかったので、それを先に仕上げました。次回ゲームの続きをします。たいちくんは、前回の課題「みかん」の絵を見つけて、「これ何!」と興味があるようでした。なので、これをすることにしました。静物画はよく特徴を捉えて描けました。色作りはすこしずつ混ぜて自分で色味を調整することを学びました。ナイフで輪切りにした絵は描くのが難しそうでした。何度か描きなおしました。ジュースを絞ったり、あぶりだしは興味を持って取り組めました。お友だちの輪にも時々入って、楽しんでいました。ゆうかちゃん(K)とゆうかちゃん(F)は並んで、工作をしました。名前が一緒なので、なにかニックネームはそれぞれあるのか聞いたところ、特にないとのこと。25枚のカードにそれぞれ、どんなゲームにするか考えながら文字や絵を描いていきました。ゆうかちゃん(K)はキラキラテープをはり、ゆうかちゃん(F)はシルクテープを複数貼ってデザインも楽しんでいました。もあちゃんは静かに黙々と作っていました。サイコロの面を合わせるときに戸惑ったようでしたが、見本とよーく比べて、どういう風になっているのか考えて、「あ、そうか」とわかったようです。かすみちゃんは止まったところでアイテムをもらえるという、ロールプレイングゲームのような複雑なルールを作っていて時間がかかっていました。5時過ぎまで粘っていましたが、次回続きをすることにしました。今はバレンタインのチョコに興味があるようで、現代の少女のチョコ事情のお話もしてくれました。そうたくんは前回のつづきで、回転寿司台を作りました。支柱を立てて、スムーズにまわすにはどうすればいいか、一緒に考えました。お皿にもちょうどいい大きさの紙皿があって、お茶を入れる蛇口も作り、本格仕様です。おうちでも、実用で使えそうな立派な台ができました。振り替え出席のひとみちゃんとあやのちゃんも工作をしました。ひとみちゃんは手際よく進めて完成させました。あやのちゃんは大好きなキャラクターがたくさん描けるとあって楽しんで描いていたようです。時間が足りなくなったので、次回続きをします。
25日(金)
雪が降ってとても寒い日でした。まんたろうくんは工作をしながら「蛇を飼いたい」という話をたくさんしてくれました。キングコブラが好きだそうで、形もよく覚えています。ゲームの中の絵の1枚になりました。えりちゃんも幼稚園でのお話をよくしてくれます。まんたろうくんの面白い話もよく聞いていて、笑いながらも、手は動き続けます。まんたろうくんが話しに夢中になって手が止まっていると、えりちゃんが「ほら、つくらないと!」と促してくれていました。東西南北と言う言葉は難しいので、色でもいいよと言ったのですが、二人とも字に興味があるようで、がんばって描いていました。あかねちゃん、ふうかちゃん、つぐりくんは字の代わりに色で方角を表しました。あかねちゃんは丁寧に一つずつの絵を描いていました。サイコロも、コマの人形も興味を持って作りました。ふうかちゃんは慣れてきたようで、お話もよくしてくれます。ゴールやスタートの文字はがんばって書きました。25枚の絵は、サラサラと思いつくままに描いていました。つぐりくんは10枚ほど絵を描くと「アーもう、疲れた」言うので、絵の代わりにシール貼りに切り替えました。それでも、疲れが取れないので、休憩タイムにしました。ソファにいくと横にあった本に目がいき、動物の飼い方図鑑などを見ていました。リフレッシュしたあと、また制作に励みました。サイコロもうまく作れて、もう終り、と言っていました。これでゲームは出来るので、コマは作るのは省こうかと思っていたら、隣で、あかねちゃんが「コマ作る」と言うのを聞き、一緒につくり始めました。根気よく制作できました。たけひさくん、すいちゃん、あみちゃんは元気よく来ました。たけひさくんは猫や太陽、犬など数種類の絵を描いていましたが、シールを貼りだすとこちらのほうがいいと思ったのか、せっかく描いた絵のほうに糊付けをしてボードに貼っていました。サイコロ作りでは少しエネルギー切れのようでしたが最後までがんばっていました。すいちゃんとあみちゃんは絵を描くのが好きなので、25枚のカードもすぐに絵で埋まりました。漢字もしっかりかけるので、手際よく制作を進めていました。
26日(土)
たいようくんは25枚もの絵をどうしようか、お話しながら考えました。海釣りによく行く事などから、海の生き物を描きました。えびなどは図鑑で調べて描いていました。そこに載っていた、えび、かにの幼生の姿が宇宙人のように異様でみんなで驚きながら見ました。最後は自分の名前のマスにしました。さんうくんは反対と言う文字を反転させて書いて、そこに止まったら出た目と反対の方向に進むという面白いルールを作っていました。みらいちゃんは果物や野菜、地図記号などを描いていました。おばあちゃんが畑で野菜を作っている話などをしてくれました。するとたいようくんも「ぼくのおじいちゃんもスイカとか作ってる」と話してくれました。みらいちゃんは面倒くさいなあ、と言いながらも、最後までしっかり仕上げました。えみちゃんは色鉛筆で細かな絵を思いつくままに描いていました。お花などきれいなモチーフがたくさん並びました。かおりちゃんもとなりで、何を描こうかと考えながらカラーペンで描きました。カラフルで楽しい絵が並びました。みなちゃんは音楽が好きなので音符などの記号をモチーフにしていました。サイコロも手際よく作っていました。あいちゃんは一つずつ丁寧に絵を描いていました。途中で、ぐっと考え込んだりしていましたが、周りのお友だちのおしゃべりも多分聞きながらイメージを膨らませていたと思います。振り替え出席のまきちゃんはよくお話もしてくれて、絵も考えながら描いていました。数がたくさんあるので、大変でしたがきれいな色と形で描けました。
30日(水1,3)
ゆうりちゃんは前回の課題、みかんの絵を描きました。マッチ(メーカー名)の透明水彩絵の具を使いました。影だけを先に描き、後から色を入れました。輪切りの絵も順調に描き、ジュースを絞ったあぶりだしでは車が浮き上がってきて、かおるくんが喜んでいました。葉は、もう残っていなかったので、代わりにびわの葉で、スタンプをしました。かおるくんと、りなちゃんは並んでゲームを作りました東西南北は難しいので、ふたりとも方角の代わりに色分けした丸印にしました。25枚の絵を描くのは結構大変でかおる君は学校の教科書シリーズで絵を埋めていました。りなちゃんはいろいろと考えながらカラフルな絵を描いていました。しょうごくんは字の練習してるから書けると言い、絵の代わりに自分の名前の字を一つずつ描きました。なおちゃんはキラキラが大好きで、絵を描き終わると、絵以外のところは表も裏もシールを隈なく貼り、ぴかぴかにしていました。ひとみちゃんはお休みしていた時の課題をすることになり、前の課題を見ていましたが、「ア、これやってない」と言ったのがなんと去年の2月の課題で、毛糸の小物入れでした。ワイヤーを放射状に置き、毛糸をくぐらせて編んでいきました。一つ目は細い毛糸を選んだのと、糸をひっぱりすぎてやり直しをしたりしたので、時間がかかりました。二つ目はワイヤーの代わりにモールを使用し、毛糸も太いのを選んだので速く編めました。かすみちゃんは息せき切って入ってきたのが4時30分でした。豊島公園で遊んでいて思い出したのだそうです。前回の続きを早速やり始め、サイコロとコマを作り、仕上げることが出来ました。よかったですね。
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