[ HOME ]
芸大・美大受験講座 絵画教室・デッサン教室 こども図画工作教室



Index
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
2004年07月
2004年06月
2004年05月
2004年04月
2004年03月
2004年02月
2004年01月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年09月
2003年08月
2003年07月
2003年06月
2003年05月
2003年04月
2003年03月
2003年02月
2003年01月
2002年12月
2002年11月
2002年10月
2002年09月
2002年08月
2002年07月
2002年06月
2002年05月
2002年04月
2002年03月
2002年02月
2002年01月




『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

カスタム検索




2008年09月


新しいお友達も増えてきたので、アトリエ便りの読み方を解説します。内容は、保護者の皆さまにアトリエでの制作風景がわかるように心がけています。
子どもが作品を持ち帰らなかったり、持ち帰ったのを見ても「何を描いたんだか、作ったんだか・・・」と思うこともあるかもしれませんので、時間中どうしていたのかを出来るだけお伝えしようと思っています。
子どもの場合は作品の出来上がりがどうかというよりも、どう作ったのか過程が重要になります。
たとえば絵の例を挙げると、
[お友だちと楽しく遊んでいる絵を描いていると、画面の中での時間が経過します。天気が悪くなり、嵐がやってきてみんなを吹き飛ばしてしまいました。・・・という風にお話しが膨らみ、うまく描いていた絵の上に雨をざーざーとクレヨンで降らせ、ぐるぐると渦巻く風を描き・・・絵はぐちゃぐちゃになっていく]
ということが小さな子には普通におこります。出来上がった絵を見ると、大人は?となりますが、ここで、「いったい何を描いてきたの、こんなにぐちゃぐちゃにして」と叱るのは禁物です。子どもは想像の翼を広げ、お話の世界を堪能し、十分満足して制作をしているのですから、すばらしい創造活動と捉えなければなりません。ですから、描いたもの、作ったものを持ち帰ったら、まずは「すごいのが出来たね」とほめてあげてください。そして、「これはなに?」と聞いてあげてください。子どもの声に耳を傾け、どういう気持ちで制作したのか子どもの心に寄添うことが大人の仕事です。工作にしても、道具の使い方の技術は経験を増やすことによって上達します。失敗を重ねながらうまくなっていくので、上手に仕上げることよりも、<一人で出来た><自分で考えて作った>ということのほうが大事になります。出来栄えよりも、作る過程に目を向けて、作品を仲立ちとして言葉のキャッチボールをしてください。子どもは皆、保護者に、ほめてもらいたい、認めてもらいたいと、思っています。そしてその安心感の中で成長し自立していきます。作品を作ることは自分と向き合うことです。個性がストレートに出ます。どこにこだわり、どこで引っかかるのか、客観的に自分の子どもをみて、ありのままの姿を受け入れることを心がけてください。その姿が短所となって映るときは、あえてそれを長所と捉えてみましょう。よくあるのはおしゃべりが多すぎて、手が止まるということです。度が過ぎるときは、その時に私が促します。子どもに注意するのは現場でするのが基本なので、アトリエ便りを読んでから叱るのでは明らかに遅すぎます。おしゃべりが悪いのではなく、その内容が発展性のあるものであれば制作に必要な話となります。内容が豊かなおしゃべりは、たとえ制作が遅れても、意義のあることです。逆にほとんどしゃべらないけれど、じっくり考えすぎて、手が進まないという子もいます。これもまた個性です。作品が時間内に出来なくても、十分に思索して、丁寧に作るタイプだと把握して、これもまた長所と捉えましょう。ここでは早く作るということはしなくてもいいところです。
このアトリエでは、精神を開放し、自由な中で、制作することで、子どもが自分で自分のことを「なかなかいいぞ」と自己肯定できることを大事にしています。自分に自信を持つことは自立していくためには非常に大切なことです。
絵の具を選ぶ、何を描くか選ぶ、どう作るか選ぶ。制作は選択し、決定することです。これは自分に自信がないと出来ないことです。生きていくことも、また選択の連続です。生きていく力をつける。すなわち、楽しみを自分でみつける。自分の手で作り出す。これが創造活動であり、このアトリエが目指しているものです。

【9月前半の課題】
夏季造形教室に参加してくれたお友達もいましたが、きていないお友だちも多いので、その時の課題を用意しました。絵画は「夏休みの思い出」がテーマ。工作は「涼しげなペンダントライト」と、「ビー玉コースター」です。ライトはペットボトルとにシールを貼って膜を作り、紙やすりでこすってすりガラス風にします。はがしたところは透明の模様となり、残ります。縁に均等に穴を開け、モールを通してビーズで飾ったり、リボンを巻いたりします。コースターは基本的なレールの作り方を覚え、それを組み合わせて自由にコースを作ります。ちゃんと転がるか、スタートから徐々に試しながら、コースを作りますが結構微妙な調整が必要な根気の要る作業です。貯金箱の課題もありました。

3日(水1,3)
ななみちゃんは夏休みにビー玉コースターを作ったので、今日はペンダントライトを作りました。オリジナルシールを作って貼り、紙やすりでこすって模様を出しました。いろんな色のビーズを入れて仕上げました。その後、絵も描きました。奈良県でログハウスに泊まった時の絵です。バーベーキューを楽しみました。時間がかかりましたが、一人一人の表情をよく描いて、画面がピシっとしまった絵になりました。あやめちゃんは夏の教室ではペンダントライトを作り、お兄ちゃんが貯金箱を作ったので、今日は、お兄ちゃんと同じコロコロ貯金箱を作りました。絵を描くのに何を描こうかと悩んだので時間がかかりましたが、ゆっくりと作っていきました。
転がり方の調整を何度もして、うまくいった時は嬉しそうでした。表面デザインも、蛍光テープを選んだので、きれいに色を出すために一度白い画用紙を貼ってから、テープを貼っていきました。もとかずくんは一通り、レールの基本を知ると、どんどん自分の理想とするコースを考えながら作っていきました。のぼりくだりをつけると意外にビー玉が遠くに飛んだり、微妙な動きをしたり、少しずつ転がしながら工夫して作りました。面白いコースができました。しんやくんは、まずビー玉コースターを作りました。スタート地点から作り始め、傾きを徐々につけながらレールを組んでいきました。スムーズに転がり、ゴールまで気持ちよく進みます。残った時間で、絵も描きました。最初は夏休みはどこにも行ってなーいと、何を絵にするか悩んでいました。が、思い出したようで、川で魚を捕まえているところを描きました。背景の緑を入れたことで、すがすがしい山の中というムードがでました。
魚は銀色で、ぴちぴちの魚にしました。振り替え出席のみずきちゃんは次回から入会のみゆちゃんはビー玉コースターを作りました。途中で転がらなくなり、全体の位置を上げたり、曲がる角度を変えてみたりと、調整が難しく四苦八苦していましたが、うまく転がるようになりました。キラキラテープや折り紙の塔等、デザインもうまく、カラフルなコースターになりました。振り替え出席のみずきちゃんは夏の講座でペンダントライトを作ったので、今日はちがうものにしようかなあと考えていると、体験にきたまいこちゃんとすぐ仲良くなりました。まいこちゃんがペンダントライトを作るから教えてというと、みずきちゃんはうーんと考えて「いいよ」と返事をして、「まあ、もう一個あってもいいか。」と作り始めました。親切に教えてあげながら、自分の作品も仕上げました。

10日(水2,4)
そうたくんは何週にもわたり作り続けていた操縦席セット3部作を仕上げました。動く操縦桿や計器類、レーザー画面など、様々な素材を使い工夫しリアルな表現になっています。毎回黙々と自分で考えながらコツコツと考えて作った力作です。ゆうかちゃん(K)とゆうかちゃん(F)はビー玉コースターを作りました。高い塔からスタートさせて、それぞれレールを延ばしながらコースを考えました。うまくいかないところは何度もやり直して、工夫を重ねながらスムーズにビー玉が流れるように考えました。ふたりとも、面白いコースができました。ゆきちゃんは早くに来て、しばし、私とおしゃべりを楽しみました。課題はやりたくないア・・・と言い「ハッピーに座布団作ってあげたいということで、布を選び形を整え糸で縫いました。何度も指を刺しながら、一生懸命縫っていました。その後ぬいぐるみも作りました。もあちゃん、あやのちゃんも縫い物がいいというので、それぞれ何を作るか考えてもらいました。もあちゃんは<りかちゃん人形>のぼうしから作りました。ぼうしは頭の大きさがわからないので、紙に描いてはさみで切って試し作りをしてから布を選び縫いました。その後ケープも作りました。毛糸を布に縫い付けるのは少し難しそうでしたが、がんばっていました。あやのちゃんは大好きなアヒ人形の顔を作りました。出来上がりの大きさを想定するために紙に描いてみて、これを立体にするにはどのくらい大きく布を用意しなければならないのか、考えながら布を切りました。顔の表情は慎重にはさみで布を切りボンドで貼りました。お気に入りの顔に出来て嬉しそうでした。
12日(金)
えりちゃんはペンダントライトを作りました。お花模様のシールを自分で作り、貼りました。丁寧にこすって模様を出して、穴をあけた後、ビーズを通しました。リボンは貼らずにちょうちょう結びで飾りました。可愛いライトが出来ました。少し時間が余ったので何かカードでも作る?と、紙を渡すと、うーんと考えながら一生懸命描いてました。しばらくして見ると、「エコを大切にしましょう」とエコカードが出来ていました。エコって言葉知ってるの?と聞くと、「お母さんに教えてもらった」と答えていました。ふうかちゃんはペンダントライトから作りました。丸いシールを貼り、紙やすりでこすり、水玉模様を浮き上がらせました。水色のリボンを貼って、飾りました。その後、ビー玉コースターを作りました。高い塔からスタートさせて、どんどんレールをつないでコースを考えながら延ばしていきました。くるりとビー玉が回転するところは難しいのですが、どこにビー玉が落ちるか場所を何度も確認しながら作りました。うまくいって喜んでいました。ゴールはきれいなテープを貼ってしあげました。かいとくんは絵を描くことにしました。夏休みの思い出がいっぱいあって、何を描こうかなあ・・・と考えながら沢山お話してくれました。その中から、おじいちゃんの初盆で親戚が、集まったところを描くことにしました。名前を確認しながら、一人一人丁寧に描きました。この時、バイクのラジコンを買ってもらったのが嬉しかったといい、手にリモコンをもって操縦しています。バックは山の風景にしました。

13日(土1時〜)
たいちくんは夏休みの夏期講座からの続きでビー玉コースターを作りました。ビー玉の落ちる具合をたしかめながら、工夫を凝らして面白いコースを作ろうとがんばっていました。残った時間でペンダントライトを作りましたが、途中までしかできなかったので、次回続きをします。ともひろくんもビー玉コースターを作りました。たいちくん、すみれちゃんとよく話し、わいわいと楽しく作っていました。今日は全く泣くこともなく、元気に活動していました。ビー玉が落ちるのが面白いらしく、なんども大笑いしていました。セロテープを上手に切り、貼ります。細かい作業も手先の器用さが伺えます。少し時間が余ったので、絵も描きました。夏休みに楽しかった事を描こうね。と声をかけると、一人で絵の具を出して描きはじめました。黒い絵の具で面白い線を描いていました。黄緑色で塗り始めましたが、次第に黒と混じっていきます。何を描いてるの?と声をかけると「海」と答えていました。途中でお父さんが迎えに来たことに気づくと「お父さんが来た」と言いましたが、そのまま続きを描いていました。「これは黒いから夜の海なのかなあ?」と、問いかけても、集中しているのか話もせずに黙々と描いているといった雰囲気です。あまりに黒く画面が汚れてきたので、少し話を聞いて、上からクレヨンで線描きをする方向に持っていこうかと思っていたのですが、他の子に気をとられている間に、おかたづけも済ませてしまい、最後の声かけのタイミングを逃してしまいました。十分絵の具を塗ったという充実感はあったようです。すみれちゃんはペンダントライトを作りました。シールのデザインを考え、はさみで丁寧に切り取って貼りました。すりガラス風に紙やすりをかけて、そのデザインを生かすためにリボンはあえて飾らず仕上げました。小さい子が好きなようでたいちくんとともに、ともひろくんの相手もよくしてくれていました。まきちゃんはビー玉コースターを作りました。ワイヤーを使いアクロバット的な通り道も作っています。ゴールも渦巻き状にして面白いものができました。たけひさくんは、時々手が止まってしまいますが、声をかけながらずんずんとレールをつなげていきました。最後のゴールのさせ方を色々悩みましたが、いい材料を見つけて気にいったものが出来たようです。スタートの塔も高くして、みんなよりひときわ高いものができました。すいちゃんは順調にレールを伸ばしていき、くるりと回転するコースにも挑戦しました。微妙なラインを探しながら、落ちる地点を見つけたときは嬉しそうでした。りなちゃんとひでみちゃんはペンダントライトを作りました。りなちゃんは穴も力を入れてじょうずに開けてビーズを通していきました。水色のリボンを巻き、可愛い作品になりました。残った時間で夏休みの思い出を描きました。家族で行った北海道のラベンダー畑の絵です。家族はみんな楽しそうな笑顔です。ラベンダーは画面からあふれんばかりに咲いて香りまで漂ってきそうなほどですね。とても爽やかで、素敵な絵になりました。ひでみちゃんはシールを貼り、紙やすりを上手にかけました。はがして穴を開け、ビーズを通していきました。要領が最初はつかめないようでしたが、そのうち慣れてくると、うまく最後までビーズを通せました。リボンで飾ってきれいな作品になりました。残った時間で夏休みの思い出を描きました。時間がなかったので、「海」そのものの絵です。おうちで時間があったら、空白の真ん中に人物や魚など生きているものを描くと楽しい絵になりますね。今日から入会のりょうへいくんとゆうたくんはビー玉コースターを選択しました。ゆうたくんはしっかりとセロテープで部品を固定しながらコースを考えていきました。キラキラテープで鮮やかなデザインもしました。りょうへいくんは何度もコースを頭の中でシュミレーションしながらレールを延ばしていきました。回転するコースにも挑戦して、うまくビー玉が着地する地点を探しながら作りました。うまくいってよかったですね。

13日(土3時〜)
あすかちゃんはペンダントライトを作りました。シールを貼って、丁寧にやすりをかけて模様を浮き上がらせました。リボンを2重に貼り、さらにトップもビーズとレースをちょうちょう結びにした飾りもつけて華やかに仕上げました。さんうくんはビー玉コースターを作りました。この課題は創作意欲をかき立てたようで、次から次とオリジナルなアイデアを繰り出し、ユニークなコースになっています。じっくりと作ってるので今日は途中までで終りました。また、次回します。えみちゃんと、かおりちゃんはペンダントライトを作りました。シールを貼って紙やすりで磨き、ビーズを通していきました。リボンも同じ水色のものを選びました。持ちてもビーズで作っていて、よりいっそうおしゃれな感じの仕上がりになりました。その後、えみちゃんはビー玉コースターを作りました。直線とカーブのレールをうまく組み合わせて、スムーズにボールが流れます。うまくできました。かおりちゃんは不思議な生き物の貯金箱をつくりました。ペットボトルにワイヤーをまきつけ、足にして、まず土台を作ります。ビーズとワイヤーでデザインを施しながら不思議な形を作っていきます。ピカピカゴージャスな貯金箱が出来ました。みなちゃんはペンダントライトを作りました。穴をあけたり、やすりをかけたりするのはお手のもので、透明のビーズを控えめに使い、レースもホワイトを選びました。シンプルで上品な作品に仕上がりました。まいこちゃんは夏期講座でも作りましたが、今日も同じものを選択しました。一度作っているので、手順もしっかり覚えていてどんどん一人で作っていきます。リボンを3種類使いゴージャスに仕上げました。今日は4時で帰らなくちゃ鳴らないの!と、言いながらもまだまだつく利他気持ちが一杯です。お迎えが来るまで、ビー玉コースターを作るといい、作りかけました。スタートを立てただけですが次回続きをします。りょうたくんは今日は体験です。10月から入会です。ビー玉コースターを選択して作りました。先を想定しながら作るというのは結構難しいのですが、低年齢ながら器用につくっていました。コースができると、レールもピカピカシールを貼り、塔も金と銀の折り紙を選び三角錐を作ってつけました。かっこいいのができました。

【9月後半の課題】
こおろぎの声が心地よい季節になりました。絵画は「虫のいる風景」がテーマです。虫の図鑑を用意しました。工作は紙を「一つ折りにして加工して作るカードや置物」です。はさみを使う練習と、見立てをして想像力を広げます。一つ目は紙を一つ折りにして、真ん中を一箇所切り込みを入れ、三角に開き折りをすると鳥のくちばしのような形になります。お話しているように見えるので誰がしゃべっているの想像して、絵を描きます。二つ目は紙をひとつ折りにして、2箇所同じ長さの切込みを入れます。四角に開き折りをするといすのような形になります。そこに好きなものを作って貼ります。今回は一つ折にしてモチーフを切り出す、切り紙細工をします。見本にモチーフの型紙は子どもたちの好きな虫や小さな生き物を用意しました。自分で型を作り、切ることを目指します。子どもにとって、形の半分だけを描くのは難しいので、全部の形を描いてから、半分にして、それを後ではがせるスプレーボンドで好きな色の画用紙に貼ります。それを切ることで、オリジナルの作品になります。

17日(水1,3)
あやめちゃんはくちばしのカードから作りました。ペンギンにみたてて、色も丁寧に塗りました。回りも華やかにお花で飾り、素敵なカードになりました。少し休憩してから、今度は見本のうさぎの切り紙細工に挑戦しました。ひげが細くて切るのが大変ですが。周りの余分なところを先に落として、外側から、はさみを入れることで細いひげを切り出しました。うまくいって繊細な作品になりました。最後に見本の鳥のカードも作りました。こうだいくんは虫が大好きです。今日の課題の説明を聞き、何からしようかなあと考えながら、アトリエ内をうろうろしていると、夏休みの課題の見本品を見つけました。虫の貯金箱です。一目見て「これをつくりたい!」というので、材料を出しました。ペンチの使い方を教えると、興味津々で使っていました。モールも使い羽などのデザインをしました。顔からまわしたワイヤーはおしりの部分でひねっています。ここをはずすと顔が下半分開き、お金を取り出すことができます。後半は虫の切り紙細工をしました。虫の絵を描き、半分に切って型紙を作りました。はさみを丁寧に使い上手に切りました。みゆちゃんは今日から入会です。課題の説明を聞き、カードから作りました。アイデアを練り、くちばしの部分の裏を使い人間の顔を描きました。口をあけている様子を丁寧に歯まで描いています。しゃべらせると、腹話術のようですね。残った時間で絵を描きました。最初なので、自由に描いていいよというと、絵の具を出して黙々と筆を走らせていました。女の子と、周りに雲や家など沢山のものを描き、楽しそうな絵です。描き終わると、「もう1枚かいていい?」と描くのが楽しい!という気持ちが伝わってきます。2枚目は虹の絵です。画面に大きく伸びやかに描けました。つぐりくんは虫の切り紙細工をしました。カブトムシを上手に描き、それを半分に切って型紙としました。細かい足なども上手にはさみを使って切っています。次はクワガタムシを作りました。画用紙に貼ると、形がきっちりと表現されているのでいっそう映えますね。その後、恐竜の絵も描きました。茶色で全体を塗っていましたが「あ、そうだ、身体は虹色にするんだった」といい、上から、また絵の具を塗りかさねていました。大きくきれいな恐竜ですね。今日は体験の方2名いました。かなたくんとゆうすけくんは10月から入会です。

24日(水2,4)
そうたくんは課題の説明を聞いて、色々考えながら作業していました。いまいち、いいアイデアがでなかったようで形にはなりませんでした。かすみちゃんはクリスマスカードを作りました。人、ツリー、雪だるま、クラッカーなど一つ一つが細かく作っています。手が器用で、アイデアもすばらしいですね。リボンやモールなど様々な素材を使うことは他のお友達にもいい影響を与えて、みんな自由に、アイデアを絞って作っていました。ゆうか(k)ちゃんはきれいな飾りのあるカードを作りました。その後自由工作でくまのぬいぐるみの椅子を作りました。椅子がしっかり立つように足の部分をしっかりと考えて作っていました。ゆうかちゃん(F)は、くちばし形をねこの口に見たてて、金メダルをかけた猫のカードにしました。穴をあけてネックレスを通したところがいいアイデアですね。もあちゃんはリバーシブルのカードを作りました。マンガのようにストーリーがあって楽しいカードです。残り時間でゆうか(F)ちゃんともあちゃん、共同で公園を作りました。みずきちゃんは作りながらも、お友だちの様子がどうしても気になります。無意識のうちに行ってしまうようなので、様子をみながら、「自分のカードも作ろうね」と何度も声をかけながら進めました。「お母さんへの誕生日カードを作る!」とアイデアを、お話してくれて、すごいことを考えています。けれど、やっと、人の形が出来たと思ったらイメージよりも小さく「こんなのだめ」と握りつぶしてしまいました。時間はどんどん過ぎていくのに思うように作れないことがイライラする原因となり、ストレスためながら作業していました。残りはおうちで作ることにしました。自分の作りたい気持ちと、力量のバランスがとれずにいます。折り合いを自分のなかでつけながら成長していってくれると思います。あやのちゃんは今日も「アヒの世界」に浸っていました。アヒの「ぼくじゃないよー」カードは本人もお気に入りで、自分の口を動かしながらカードの口の開き方を練習していました。おともだちにも見せて、自分でも何度も練習しました。残った時間で「アヒと仲間たち」の絵を作りました。マーカーでしっかり色がついて迫力のあるポスターのような絵になりました。振り替え出席のななみちゃんは一枚はお友だちの誕生日のためのカードです。くちばしをペンギンの口にしましたペンギンの回りはパステルでぼかして着色しました。2枚目は切り紙に挑戦です。うさぎの絵を描き、半分に切ります。一つ折の紙に、そのうさぎをスプレーボンドで貼ります。輪郭線を切って、うさぎの型紙をはずします。上手に切れたので、四角折にした台紙に貼りました。椅子に座ってるように絵を描いて、楽しいいカードになりました。振り替え出席のひでみちゃんは、最初は見本のようなカードを作りました。お友達へのバースデーカードです。次は自分でアイデアを練ってねと声をかけると、色々考えていました。草原の中のうさぎや真っ赤な椅子のカードもきれいですね。

26日(金)
えりちゃんはいちばんにやってきて、今日の課題の説明を聞きました。画用紙を折ると、手にきらきらの粉がついてきました。前日に私が人形劇の小道具作りで使ったものが残っていたようです。「わあ、きらきらだ〜」と喜んで、これをカードに使うことにしました。切込みを入れて四角に開き折りして、お母さんのカード用のテントウムシのモチーフを下書き用の紙に描きました。半分に切り、スプレーボンドで折った赤い色画用紙に貼り、丁寧に切りました。きれいにテントウムシの形が出来ました。モールや、キラキラの粉を貼って豪華に仕上げました。モールでちょうちょうを作るのを練習しました。もう1枚はおにいちゃんへのカードです。くちばし型のガードを作りました。少しくちばしが大きくなったので、丈夫に半円形の形を付け足して丸い顔のカードにすることにしました。薄紫色を選びました。くちばしを黄色く塗ってかわいい顔になりました。裏も表も丁寧に飾って素敵なカードができました。ふうかちゃんは先に作っているえりちゃんの様子をみながらカード作りをしました。モールのちょうちょうが気に入って、沢山作りました。切り絵の模様も蝶々にしました。絵を描いて、それを半分に切ったものを型紙にして大好きなピンク色の画用紙に貼り、丁寧に切りました。蝶にもきらきらの粉をつけて華やかにしました。モールの蝶にはビーズを通したりしたものもあり、裏にも、表にも貼って、超豪華なカードになりました。かいとくんはちょっと疲れているようで、「今日は5時間も勉強した〜」と言っていました。課題が虫だと知ると「え〜、虫はきらいやなあ・・・。」と言っていましたが、下書き用の紙を渡すと、図鑑の上に偶然置いて、絵が写る事に気がつきました。「うわ、これ、写せる!」と喜んで、カマキリの姿を写しました。それを半分に切り、黄色い紙を選んで、貼って切りました。台紙に貼って完成させました。「残りの時間、何する?」と聞くと、「絵は、描きたくないなあ。」といいつつしばし休憩、おもむろに「ビーズで指輪でも作ろうかなあ」というので、材料を出しました。最初に渡したビニール糸とビーズはイメージと違うと言うので、テグス、そして、細かいビーズを渡しました。大きいほうが糸も通しやすいし早くできるだろうと思って出したのですが、かいとくんの好みとしては、いちばん細い糸で、いちばん小さいビーズだったようです。時間をかけて黙々とずっとビーズを通していました。疲れない?と聞くと、うん、とうなづくだけで、手を休めないほどでした。ぎりぎり腕回り分を通したので、後の仕上げはお母さんにおうちで仕上げてもらうことにしました。お母さんもビーズ作りをおうちでするそうです。いつもその姿を見ているのですね。振り替え出席のしんやくんは、まず、アヒルのカードを作りました。それから絵の課題「虫のいる絵」ではモチーフに鉢を選びました。一匹の蜂を図鑑を見ながら下書きなしで絵の具でぐいぐいと描いていきました。足の表現など細かいフォルムを上手に捕らえています。蜂の顔から身体にかけてゆっくりと丁寧に描くことで、程よく黄色と、黒が混じり、毛が生えているような質感表現がでています。花を描き、蜜を吸っているところにしたのが物語を生み出しました。そこで、終わりとしたのですが、余白が広いのでパステルで空を描くことを勧めました。少し色をいれることで奥行きがでたと思います。余った時間で紙コップの糸電話を作りました。作りかたは頭に入ってるらしく、材料だけ渡すと、一人でどんどん作っていました。

27日(土1時〜)
たけひさくんとすいちゃん、ともひろくんの3人だけのアトリエでした。今日は運動会でお休みの人が多いからです。すいちゃんは課題の説明を聞きましたが、自由につくりたいなあ・・・と紙コップを持ってきて、そこに色画用紙でピアノや音符のデザインを施した、小物いれをつくりました。細かい鍵盤を一生懸命切って、貼っていました。たけひさくんはまずはアヒルのカードを作りました。ペンで上手に絵を描き、色鉛筆で色をつけました。次にすいちゃんのをみて、紙コップを持ってきて何か作りたいというので、穴をあけて糸を通しました。引っ張ると音がするので、アヒルの顔をつけ、水でぬらした布で糸を引っ張ります。「があ、があ」と大きな音がでてびっくりしていました。最後にすいちゃんと一緒に糸電話を作りました。二つの紙コップを糸でつなぎ、それぞれ一個ずつ絵を描きました。そして2人で電話ごっこして遊びました。たけひさくんとすいちゃんはともひろくんとも良く交流しています。くつろぎ椅子の上でこちょこちょごっこをしたりして、楽しそうにしています。
お父さんと離れたあと、階下でドアの開け閉めの音がするたびに「お父さんだ!」と階段の方へ見にいったりもしていますが泣くこともなく、お父さんじゃないことがわかると、戻ってきて、また創作活動にはいります。まずは虫のカードを作りました。切り絵ではなく、好きな虫を描いてもらいました。大きなくわがた虫を描いたので、カードも大きくしました。木に止まっているところにして、木を切り絵で作りました。はさみも上手に使えています。次に「絵も描きたい」といい、自分で準備をしました。黄緑色と黒を出して、ぐいぐいと筆を進めます。「何描いたの?」と聞くと「ウンチ」と答えます。これは恐竜のウンチ、これは虫のウンチ、と色々イメージしてウンチを描いています。子どもにとって大事なことは、遊ぶこと食べること、そして排泄物であるウンチは身近な存在ですね。また、ぐるぐると塗りつぶす行為も、年齢相応な描写です。しっかりと絵の具の質感や、感触を楽しんでいます。「くわがたのウンチなの」という言葉もあったので、切り紙に挑戦しました。複雑な形も上手に切れています。ウンチの上にぺたりと貼りました。

27日(土3時〜)
あすかちゃんは前回描きかけていたトマトの絵の続きをしました。ずいぶん成長して丈が高くなったので、椅子に座って描きました。葉の様子をよく観察して、色を出し、形もしっかりとっています。実は青い実しかついていなかったので、一つは赤い実にしました。「画面の右端が汚れた」と言うので、今日の課題の虫に引っ掛けて汚れの形を蜂にすることにしました。図鑑を見ながら面相筆で、丁寧に描きました。蜂を入れたことで画面にも活気が出て、楽しい絵になりました。えみちゃんはいるかのカードを作りました。ブルー系で爽やかにまとめています。リボンを使った波の表現やビーズのドルフィンリングが素敵ですね。かおりちゃんはおねえちゃんのためにペンギンのお誕生日カードを作りました。外側はビーズを使って華やかに演出しました。閉じてから3種類のリボンで飾りました。あいちゃんはリバーシブルのカードを作りました。一方がペンギンで、一方は女の子です。カラーペンできれいに着色してポップなカードになりました。まいこちゃんはちょうど今日がお誕生日会のお父さんのためのカード作りました。もみじ模様の切り絵をして台紙に貼り付け、色を丁寧に塗り、モールなどでも飾り付けをしました。赤い画用紙も貼って、シックでおしゃれなカードになりました。



[ こども図画工作教室 ]


会費制の通信講座です。
< デッサン・油絵・水彩画 >
全国どこからでも参加できます。
[ Click ]