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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2008年10月
【10月前半の課題】
なすびが丸々と育ってきたので絵のモチーフにしました。枝からなっているなすびの特徴を捉えて描きます。工作は変身人形です。スカートをめくって逆さにすると別の人形がでてきます。見本は魔女が女の子に変身します。糸や針を使わず、両面テープと、輪ゴム、ボンドで接着して作ります。棒の両端に頭を二つ作り、それぞれに服を着せるという簡単な構造です。髪の毛は毛糸で作り、顔はマジックで描きます。
1日(水1、3)
ななみちゃんは変身人形を作りました。型紙を置いて切ったり、布を筒状にする、髪の毛を作る、など一つ一つの工程を順にこなしていきました。おばあさんがお姉さんに変身します。にぎやかな男の子たちが気になるらしく「うるさくて集中できなーい!」と注意しに行っていました。あやめちゃんはサテンの布でうさぎが女の子に変身する人形を作りました。髪の毛作りに苦心していました。最初にまく長さによって、髪の長さが決まるのですが、思った長さにするのに最初は短すぎて、作り直していました。うさぎはフェルトで耳をつけました。もとかずくんは「絵を描くのに画用紙の小さいのがほしい」というので、渡しました。鉛筆で描きたいといい、細かい絵を描いていました。ペンで描くといいよと誘ってみましたが、「これでいい」と言っていました。こうだいくんは、「もうすぐハロウィンだからハロウィンのお化けを作る」と言って、かぼちゃの顔がお化けに変身する人形を作りました。色のセレクトがいいですね。輪ゴムをかけることも出来ますし、型紙で型を取ったり両面テープを貼ったり、細かい作業も出来ています。毛糸を結ぶのは難しいようだったので少し手伝いました。後半は「なすび」の絵を描きました。茎の色を出すと、ひょいひょいと茎を描き「紫はどうやって作るの?」と聞くので赤と青を混ぜることを説明すると、絵の具の量は自分で調整して、うまくなすびの色を作り出していました。しばらくして気づくと、もう描き上げていてきれいにパレットも洗っていました。もう少し踏み込んで観察して欲しかったので、空き容器にもう一度紫色を作ってもらい、「なすびはぼうしをかぶっているんだよ」と話をして、額の先が細く、くるんと上を向いているのに気づいてもらいました。「あ、ほんまや!」とよく見ながら描きました。さらに、おいしそうななすびだから、誰かが見に来たところを描いてみて、と誘うと、カブトムシと、ありを描きました。リズミカルで楽しい絵になりました。みゆちゃんはなすびの絵から描きました。なすびと向かい合うほうが描きやすいと思うのですが、みゆちゃんはなすびの真横に座り、描きました。地面から茎が伸びて、いちばん先は必ず葉になっていることを見てもらいました。茎の色を出してまず画面に描き、葉を描いていきました。葉の数が少ないのですが、そういう印象をもったのかもしれません。なすびの色は赤と青を混色して作り、茎からどんな風に実がなってるのか、観察してから描きました。植木鉢も描いて、どっしりとした存在感がでました。後半は変身人形を作りました。布が切りにくくて、ちょっと苦労しましたが、おばあさんとお姉さんの違いを出して衣装や顔を考えてつくりました。かなたくんとゆうすけくんは変身人形から作りました。年齢的に、難しいことが沢山ある課題です。輪ゴムをかける。型紙で、型をとる。布を切る。毛糸で髪の毛を作る・・・出来ないことは一緒にやり、なんとなく、こういう風に道具を使うんだな、手を動かすんだなということが感じられればいいと思います。毛糸が気に入ったようで長−く伸ばして、つりごっこをしたり、お互いの糸を絡ませて喜んだり・・・つぐり君も参加して、3人で大騒ぎしながら毛糸と戯れていました。毛糸という素材を感じるという意味では3人が貴重な時間を過ごしていると見ています。ただ、静かに絵を描いている子にとってはうるさいと感じる子もいるようで、そのバランスはお互いに譲り合うことを子どもたちでできるように、様子を見ながらこちらでも調整します。幼いころには幼い頃にしか味わえないものがあります。毛糸一つで遊びに変化させ無邪気に喜べるのはこの時期だけともいえます。それが出来る時にはたっぷりと味合わせてあげたいと思います。頃合をみて、作業に戻し、少しずつ形にしていきました。形が見えてくると、自分の人形をどんな人形にするか、考えやすくなります。ゆうすけくんはおじさんとお姉さんの人形にしました。髪の毛がないのでお姉さんだけでも作ってはどうかと誘ってみましたがこれでいいと言っていました。かなたくんは髪の毛作りに挑戦しました。左手で糸を持ち、右手で糸を巻きつけていきました。一回目は失敗。全部糸を切ってしまい、つなぐ前にばらばらになってしまいました。2回目は成功して黄色い髪の毛をつけました。魔女と人間の変身人形ですが、魔女には帽子もつけて、かっこよくなりました。衣装も赤と青ではっきりと良くわかる変身人形となりました。振り替え出席のつぐりくんも変身人形を作りました。強い仮面ライダーと弱い仮面ライダーです。色にこだわり、角も2本、モールでつけました。布は切りにくいのですが、上手に切っていました。振り替え出席のゆきちゃんは犬のハッピーの敷物を作りたいと布を選び半分ほど縫いましたが、絵の具を使いたくなったらしく、縫い物は今度することにしました。指で塗りたくるように絵を描き、1枚目は失敗といい2枚目のうさぎは気にいったようではさみで切り抜いていました。後はティッシュと絵の具を混ぜたり、グチュグチュにして感触を楽しんでいました。振り替え出席のまいこちゃんはなすびの絵を描きました。茎を下から描いていき、全体のバランスを画面内に収めました。次に茎からでてくる葉を丁寧に見ながら描きました。葉脈から描き、残った部分を塗ろうとするので、非常に塗りにくそうです。絵を描くのに決まったことはなく、どう描いてもいいのですが、葉を全部塗り、乾いてから葉脈を描き入れるほうが、早く、きれいに塗れるということをおはなししました。チューブから出す絵の具の量が少ないので、絵、全体がしゃぶしゃぶした薄い感じになっています。何度か、絵の具をもっと沢山だして、と声掛けをしましたが、なかなか思い切って出しきれないようです。でも色は個性的ないい色合いが出ています。なすびの形を良く見て、ヘタの部分も筆を使い分けて描くということもしました。植木鉢もしっかりかけて落ち着いたいい絵になりました。振り替え出席のりなちゃんは変身人形を作りました。両方とも女の子のような感じです。何のお人形を作ったの?と聞きましたが、まだ、ちょっと思案中のようで首をかしげていました。おうちで遊びながらお話を展開していってください。
8日(水2,4)
そうたくんは自由工作で、レバーのついた操縦席のようなものを作りました。特にこれを作るという目標はなかったようですが、計器類のようなものに興味があるようです。女の子はみんな変身人形から作りました。あやのちゃんはもちろん「アヒ」がモチーフです。棒の両端にアヒの顔をつけました。そこまできて、突然赤いタータンチェックの布を見つけると、見にまとい、スカートに見たてていました。そして、アヒの服を作ることにして、アヒを置いて型紙を取り、切りはじめました。縫い代がないと、縫ったときにひとまわり小さくなるという事を説明しましたが、「わたしには考えがあるから大丈夫!」と続けて作業しました。アヒは小さくなるので、らくらく服は入ったのですが、手を入れると、少し窮屈さを感じ、動かしにくかったようです。もう一度服を作り直しました。ぼんぼりもつけて可愛い仕上がりです。もあちゃんは犬とねこ、ゆうかちゃん(K)はうさぎと、てるてるぼうずに変身する人形を作りました。出来上がると、もあちゃんは「カンカンで、足にはめて動くもの・・・なんて名前だっけ・・・、アレが作りたい」とゼスチャーで伝えてくれました。缶ぽっくりだとわかったので、たまたま、いい缶があったので、それで、作ることにしました。釘を打ち、穴をあけて紐を通します。それを見てゆうかちゃん(k)も作りたくなりました。ちょうどもう一組缶があったので、それで作りました。前に作った椅子のクッションも作りたくて、布を切り、縫い物に挑戦しました。玉結びなど上手に出来ています。ゆうかちゃん(F)はぞうのミミーと、犬のチャイチャイを作りました。顔の色も違うので、変身したのが良くわかります。その後、自由工作で動く乗り物を作りました。車体にタイヤをつけて、実際に動くようにしたいというので、ストロー、竹串、ペットボトルキャップ、を利用して作ることにしました。キャップが空洞で安定が悪かったので、中にダンボールをつめて解決しました。実際、すごくよく走ったので、嬉しそうでした。かすみちゃんはお手伝いさんと女の子の変身人形です。髪型、ファッションも凝っています。その後は鉛筆でマンガを描きました。次回色をつけます。みずきちゃんはてるてるぼうずと女の子を作りました。ほぼ全員の子と会話も楽しみながら、作業しました。
10日(金)
えりちゃんはなすびの絵を描きました。水を多く入れるので、少し全体に弱い印象になります。それで、絵の具をしっかりだして、いい具合の粘度を確めながら茄子の実をもう一度塗りました。帽子もヘタの部分も観察して、少し濃い目の色を作り、描きました。地面の色を入れたので、全体が引き締まり、しっかりした印象の絵になりました。残った時間でカードを作りました。ふうかちゃんは変身人形を作りました。パパとママがモデルです。顔の色、髪の色、服の色、似合うように考えて作りました。気に入ったのかもう一つ作ると言うので材料を渡しました。今度は一人でいろんな作業をしました。「自分でする」と積極的で頼もしいですね。つぐりくんはお休みの時の課題をしました。くちばしのカードが気にいり、厚い紙は折線を入れて折る事や、くちばしをつくる方法など一緒にやっていきました。かえるのカードを作り、動かしながらかえるの歌を歌ってくれました。恐竜のおもちゃを持ってきていて、「このカードも作る。」と言い大きな口のカードを作りました。次に、茄子の絵を描きました。茎の色、葉の色、茄子の色をよく考えて作り、形も見ながら塗っていきました。よく特徴を捉えて描いています。絵の具を片付けてもまだ時間があったので、「わーい、自由工作が出来る〜。」と喜んでいました。持ってきた恐竜と同じようなもので少し大きいものが作りたい。と言うので、体の特徴が作りやすい新聞紙を使うことにしました。よく丸めて柔らかくして、好きな形にひねりながら整形していきます。セロテープで固定して行きながら形を整えていきます。ボリュームを出すのにプチプチマットを使いました。皮膚の色を茶色にしたいと言うので、最初はマーカーで塗りましたが、色が薄いので茶色い紙を作って貼ることにしました。次回続きをします。
11日(土1時〜)
たいちくんは前回の続きからしました。ビー玉コースターのコースをまた作り変えて、ゴールまで転がるようにしました。すみれちゃんが作っていた恐竜の卵が気に入って同じように作り、投げて遊んでいたところ、アイデアがむくむくと広がり、振り替え出席で3時からの部ではまとあてゲームを作りました。的を色々と工夫して面白いゲームが出来ました。すみれちゃんは課題には興味はないようで、しばらくは、なにしようかなあ・・・と、ともひろくんの相手をしてくれたり、たいちくんの工作を見たり、あかねちゃんとおしゃべりしたりしていました。今日、学校でカーニバルがあったので、何が面白かった?と聞くと、「あ、そうだ、面白いの作ったんだ」とカーニバルで作った工作を思い出して作ることにしました。「アルミホイルと、マジックちょうだい!」と一人で作り始めました。一度作ったことを思い出して再現できるのは頼もしいですね。たいちくんと、あかねちゃんにも教えてあげて技術がしっかり自分のものになっています。きれいにディスプレイも考えて仕上げました。最後に絵を一枚描きました。赤いめだかの絵です。タンポで描いた水の表現が泡のようでかわいいですね。布の柄にしたいような素敵なデザイン画を思わせる絵です。たけひさくんと、すいちゃんは課題はやりたくないようで、「今日は好きなものの絵を描く」ことになりました。隣にいたともひろくんも「ぼくも!」と言い、三人並んで絵を描きました。たけひさくんは緑色で丸いものを描きました。「これは何だろう」と、みんなでメロン?すいか?とあてっこしましたがなかなか当たりません。「これはねぇ、レタス!」と答えを教えてくれました。レタスにポン酢をかけて食べるのが好きなんだそうです。すいちゃんは散々悩んで、ハロウィンのかぼちゃを描きました。周りは歯ブラシでスパッタリングをしていました。絵を描いた後は、たけひさくんはペットボトルで、たいちくんとなにやら作っていました。ロボットの腕だそうです。すいちゃんは三角の立体が作りたいのにできない!と言うので、展開図の描き方を教えました。コンパスを使ってのり代も取って、上手に出来ました。でも、それで出来たのがおにぎりだったのでびっくりしました。おにぎりとわかっていれば優しい素材を使ったほうが良かったかな。ともひろくんは絵の具を出してまずは茶色い大きいものを描きました。「これなに?」と聞くと、「すな」と答えます。大きいので砂浜かなと思い、「海にいったことあるの」と聞くと、「あるよ。これ海!」と今度は青い色を塗りました。「海に何がいたのかな」と問いかけると、周りのお友達も「魚!かめ!」など色々考えてくれます。ともひろくんは大きなわにを描きました。出来上がると、もう1枚描きたい!といい、紙を渡しました。今度はマーカーで画面いっぱいに線を描き「これは山!」といいました。山の色を塗ろうねと、タンポを渡すと、絵の具をつけて、ポンポン押していました。「山にいる動物はなにかなあ?」と問いかけると「動物はかけない」と言って、図鑑を見に行きました。しばらくして、大きな蛇を描きました。「何色の蛇なの」と聞くと、「これ、黄色!」と図鑑の絵を見せてくれました。緑の山にとてもきれいな蛇がくっきりと浮かび上がりました。まきちゃんは犬とうさぎの変身人形を作りました。輪ゴムでまいたり、服を着せたり、どの工程も器用にこなしていました。ひとりで積極的にどんどん作っていけます。りなちゃんはお休みの時の課題「くちばしのカード」を作りました。まずくちばしの作り方を覚えました。モチーフをふくろうにして絵を描き、色もきれいにぬりました。一つ目が出来た後、もう1枚作ると言うので紙を渡しました。それもふくろうがモチーフです。表に、それぞれ、朝と、夜のイメージの絵を描いて、2枚一組のような可愛いカードになりました。あかねちゃんはりなちゃんの様子を見ていて、同じものが作りたい!といい、ひよこのカードを描きました。文字も入れて「がんばるカード」にしました。自由に絵を描きたいといい、きれいな色を使って伸びやかに描いていました。2枚目も同じように抽象画を描きました。切り紙の型紙を見つけて蝶の模様を切りました。それを2枚目に描いた画用紙に貼り、そこからイメージを膨らませて、さらに絵の具で描いていきました。お花に蝶がとまっているところです。すみれちゃんが描いているのを見て、同じ大きさの画用紙がほしいというので、「まだ,描くの?」と聞くと、「私は絵がだーいすきだから、まだ描くの〜」といいながら描いていました。抽象画ですが,色がきれいで爽やかな感じがいいですね。振り替え出席で、1時から4時30分までいたのですが、疲れる様子もなく、ずーっと描いていました。ひでみちゃんは変身人形から作りました。猫とうさぎに変身します。手先は器用で、輪ゴムをまいたり、両面テープを貼ったり、上手に出来ています。出来がると、自由工作をしたいと言い、材料を探しに行きました。ぬいぐるみの椅子を作りました。布張りの豪華な椅子です。背もたれが不安定だったので補強をしました。りょうへいくんは黄色い布を使い犬とねこの変身人形を作りました。ゆうたくんはドラキュラと狐の変身人形を作りました。ドラキュラの黒いマントが印象的ですね。りょうへくんは残りの時間でなすびを描きました。茎の色から作って、葉や実がどうなっているのか観察しながら描きました。最初は描かないといっていたゆうたくんもなすびを描きはじめました。ゆうたくんも良く、観察しながら描いていました。二人とも、最後の仕上げの葉脈は描きませんでしたが、全体のフォルムがきれいで、画面いっぱいに力強く描けました。色もきれいでもおいしそうななすびがよく表現されています。
11日(土3時〜)
あすかちゃんは変身人形を作りました。どういう人形にするかじっくり考えて、布選びもずいんぶん悩んでいましたが、ふわふわした優しい感じの布で妖精の様な人形を作っていました。えみちゃん、かおりちゃんも変身人形を作りました。それぞれ女の子のイメージで作り、具体的には名前などはないそうです。時間がまだあったので、えみちゃんはペンケースを作りました。デザインにも凝り、ちゃんとしまる部分も良く考えて作っていました。かおりちゃんは「絵はかきたくないしなあ・・・」とかといって自由工作も・・・という感じだったので「なすびの糸絵」に誘ってみました。画用紙になすびのスケッチをします。線に沿って、ボンドを塗り、毛糸で色を塗っていくつもりで貼ります。一本で微妙に色が変わっていく糸があったので、それを使い、単調にならずいい風合いをかもし出しています。なすびの特徴に気をつけて糸を貼っていきました。みなちゃん、あいちゃんも変身人形を作りました。2人とも、おとなしく、黙々とそれぞれの人形を作っていました。髪型、服の色、いろいろ、考えながらの作業が続きます。女の子の人形を作っていました。あいちゃんはお迎えまでの間自由工作で小さなかばんを作りました。布を選び両面テープで接着し、持ちてはリボンを使いました。持ち手の色違いでお姉ちゃんへのプレゼントも作りました。
【10月後半の課題】
月末にハロウィンがあるので、近頃日本でも定着してきたこのイベントをテーマにしてみました。お菓子のボックスはかぼちゃの形を模して作ります。おかしも少し用意しました。こうもりの切り紙ははさみ使いの練習にもなります。お菓子につけたり、糸をつるして下げるとムードが出ます。毛糸を80回ほど巻いて作るポンポンは、中央をしっかり縛ったら、端を切ってきれいに切りそろえて、かぼちゃのマスコットにします。その時にでた、残りクズで、平面のかぼちゃのマスコットがもう一つ出来ます。蜘蛛のマスコットは新聞紙を丸めて黒いペーパーでくるんだものを頭とおしりにして、中央にモールを巻いて、体と足を作ります。絵はハロウィンに因み、魔女などお化けの仲間や、もしも魔法が使えたら何がしたいかなどを想像して描きます。
15日(水1,3)
ななみちゃんと、あやめちゃんはおかしボックスから作りました。あやめちゃんがさきに始めていたので、後から来たななみちゃんに作りかたを教えてくれていました。出来上がって、お菓子を入れた後、2人とも、なすびの絵を描きたいというので、画用紙を出しました。まず、ベランダに行き、よく見てから、戻ってきて、絵の具で描きました。植木鉢の色など好きな色を出して描いていて、ちょっとポップなカラフルで可愛い絵になりました。もとかずくんはお菓子ボックスを作り、次に蜘蛛のマスコットを2匹作りました。自由工作で家を作り、その上に蜘蛛を乗せてオブジェにしていました。こうだいくんはまずお菓子ボックスを作り、それから、こうもりの切り紙をしました。黒ゴマクッキーの袋に貼ってお菓子をきれいに箱の中にデスプレイした後、かぼちゃのマスコットを作りました。毛糸を80回、一生懸命数えながら巻いていました。切り残った毛糸でもう一つのかぼちゃのマスコットも作り、蜘蛛のマスコットも作りました。途中から、お友だちのボックスと入れ替わってしまい、最後に気づいて探しました。見つかってよかったですね。みゆちゃんはお菓子ボックスから作りはじめ、次はどうするの?と積極的に聞きに来てくれます。かぼちゃのマスコットを作るのに、毛糸を80回巻き、ポンポンの毛先を整えていました。その時に誤って自分の指を切ってしまいました。血が出てきたので、消毒して、止血をしてから、バンドエイドを貼りました。お友だちが数人どうしたん?と見に来ました。その後も、もう一つの残り毛を利用したかぼちゃのマスコットや、蜘蛛のマスコットを作りました。かなたくんと、ゆうすけくんはおしゃべりも楽しみながらおかしボックスを作りました。くも、かぼちゃのマスコットも作りたいと、意欲的に創作していました。最後に、絵も描きたいと言い、二人で水を汲みに行きました。描きたいものがあるらしく、自分たちで絵の具を出してどんどん描いていきました。かなたくんは「島」。青い海の上に島がしっかりと力強く描かれています。ゆうすけくんは「テレビ」だそうです。面白い形です。幾何学的な形がテレビの雰囲気をかもし出しています。振り替え出席のそうたくんはダンボールで加工をしていました。出来上がったのはゴミ箱。しかも上部の中央で動くようになっていて、ごみを入れれば自動的に蓋が元の通りに閉まるという優れものです。さすがはアイデアマンです。カラーガムテープでデザインもしてカラフルなゴミ箱が出来ました。振り替え出席のりょうへいくんとゆうたくんはおかしボックスから作りました。オレンジ色のパーツに穴をあけるところからしました。リボンを穴に通し、結びました。こうもりの切り紙、蜘蛛のマスコットも作り、時間いっぱい集中して次から次へと作り続けていました。ゆうたくんはボックスのデザインをこうもりのデザインに変えたりと、自分らしい発想で楽しんでいました。りょうへいくんには難しいところも多々あると思いますが。よく話も聞いていて、ついてきてくれます。リボンを結んだりという技術は何回も繰り返す中で次第に出来るようになっていきますので、今は良く見て、こういう風にすればいいということがわかればいいと思います。振り替え出席のゆきちゃんはおかしボックスから作りました。丁寧にかぼちゃのパーツを貼っていました。絵の具をまぜるのは相変わらず大好きで今日も、空き容器に絵の具を搾り出し、混ぜていました。特に、何を描くというわけではないのですが、混ぜるという行為が落ち着くようなので、しばらく、好きなようにさせてあげたいと思っています。今日はほとんど誰ともしゃべらず黙々と作業をしていた印象があります。
22日(水2,4)
今日は女の子ばかりのアトリエでした。蜘蛛のマスコットは敬遠され、お菓子ボックスを作りました。ゆうかちゃん(F)、ゆうかちゃん(K)、もあちゃんは見本を見ながら、フェルトを貼りリボンを通し、顔のデザインをして、仕上げていきました。オレンジの毛糸でポンポンのマスコットも作りました。80回毛糸を巻く時にゆうかちゃん(K)が声をだして数えて巻いていると、もあちゃんも、続いてゆうか(F)ちゃんも数を数えはじめ、それぞれ自分の数がわからなくなりそうで「うるさーい!わかんなくなっちゃう!」とみんなで言い合い、それぞれが声のトーンを落とすことに落ち着きました。ポンポンの形を整え、その時に出来た残り毛糸でゆうかちゃん(K)はかぼちゃのマスコットを作りました。使ったボール紙がコーティングされていたせいか、強力接着剤と相性が悪く、毛糸が剥がれ落ちてきたので、急遽両面テープで補修しました。ゆうかちゃん(F)はお菓子ボックスの側面に貼っていました。三人とも少し時間が残ったので、自由工作をする!と言って、じゃがりこの空き容器を選び、糸電話を作りました。出来上がると早速みんなで電話ごっこが始まりました。ゆきちゃんは振り替えの時に今日の課題をしてしまったので、お休みの時の課題を説明しましたが、「好きなもの作るわ」と色々材料を探していました。絵の具とボンドを混ぜて、「先生、できるまで見んといて」と画用紙になにやら描きはじめました。出来たものを見せてもらうと、お母さんへの誕生日カードでした。みんなの様子を見てかぼちゃのカードも作りたくなり、大きな画用紙にボンドを搾り出し、毛糸を大量に貼って行きます。作り方が豪快で、別の言い方をすれば非常にもったいない作り方をします。道具や、材料は適切に使うことで美しく仕上がることを説明しました。作りながら、切ったり、取ったり、心の赴くままに作業をし、結局は気に入らないからと、最後に全てゴミ箱に投げ入れてしまいました。どこが気に入らないのか、もう少し粘れないか話してみましたが、一度気に入らないとなると作る気力は出ないようでした。最初に作ったボンド絵の具は気にいっていて、もって帰れるように加工していました。ゆうかちゃんたちが糸電話で遊び始めると、「あたしもつくる!」と作り始めていました。工作は大好きなゆきちゃんです。かすみちゃんはお菓子ボックスを作り、毛糸やフェルトを使いオリジナルのマスコットを作りました。デザインが可愛いですね。技術もしっかりしています。あやのちゃんはおかしボックスの持ち手が出来ると、側面のデザインはオリジナルで作りました。画用紙に色鉛筆でイラストをたくさん描き、切って黒い紙に貼り、それをボックスの側面に貼るという凝ったデザインを施しました。黒い紙は夜のイメージで月や星をちりばめ美しいデザインになりました。みずきちゃんはあやのちゃんの描いている絵を見に行ったりしながらお菓子ボックスを作りました。一つ一つの作業に気になることがあるのでなかなか進みませんがなんとか時間内に出来て写真を撮るときは自分も撮ってほしいと、笑顔を作ってくれました。
24日(金)
つぐりくんは元気に入ってきて、前回作っていた恐竜を持参。「今日、これ作る〜」と早速ボンド絵の具を作り始めました。ふうかちゃんがきたので、今日の課題の説明をつぐりくんにもしました。お友だちがどんどんやってきて課題をやり始めました。つぐりくんは恐竜にボンド絵の具を塗って茶色い紙を貼るという作業をしていたのですが。お友だちの工作が気になって仕方がない様子です。そのうち、少し涙目で「これやってたら、時間がなくなる〜」というので恐竜は、また今度作ることにして、お菓子ボックスを作ることにしました。作りながらも振り替え出席のともひろくんと意気投合して、おしゃべりしたり一緒にトイレに行ったり、数え歌を一緒にお遊戯をつけて歌ったりもしていました。ボックスにフェルトを貼る時に貼り方を間違えていると、ともひろくんが「これはちがうよ、ここをこうやってはるの。」と教えてくれる場面もありました。ポンポンのかぼちゃのマスコットも最後に作る事が出来ました。こうもりは下書きをしたので、お家で仕上げます。ふうかちゃんは、ぽんぽんのかぼちゃから作りました。80回一生懸命巻いて、丸く切り、顔はモールで作りました。お菓子ボックスも、フェルトを貼り、顔を作り、リボンを通し、順調に仕上げていきました。蜘蛛も、こうもりも全てを作りました。積極的で、一人でどんどんと作業を進めていけるので、頼もしいです。ともひろくんはおかしボックスから作りました。難しそうなところは手伝いますが、テンプレートで三角を描いたり、はさみで切ったりなど、道具は上手に使えています。手順も説明すると、よく理解しているようです。次に蜘蛛を作りました。つぐりくんと遊びながらというのが適度な気分転換となり、次々と作業をしていけました。蜘蛛が出来上がると、とても喜んで、ぶんぶん振り回し、投げて遊ぶことに快感を感じていたようです。楽しそうに遊ぶ様子をみんなも見てほほえましく思っていました。「トイレに行きたいけどこわい。おばけがいるよ〜」と言っていると、つぐりくんが「じゃあ、ぼくがついていってあげるわ」と下まで行ったものの、2人で「わあ、ほんとにおばけがいたよ〜」と戻ってきました。お化けの正体は中3のうちの娘で制服姿で階下をうろうろしていたのです。トイレはふたりとも、娘に連れて行ってもらいました。ともひろくんはこうもりにも興味を持ち、型を取り自分で切って作りました。少し硬めの紙でしたが少しずつ切りました。手にもって飛ばしたり後ろにセロテープを貼って柱に止めたり、いろんな遊び方をしていました。えりちゃんはそっと入ってきて、いつもと様子が違います。顔を見ると少し涙目になっています。どうしたのかなあと思ったのですがあえて聞かずに、作業できるように話を進めていきました。いつものように快活におしゃべりすることもなく黙々と手を動かしていました。フェルトを貼り、顔を作り、リボンを通し・・・と作業は上手に進めていました。蜘蛛のマスコットも、ポンポンのかぼちゃも、残り毛糸のかぼちゃのマスコットも全部作ることが出来ました。つぐりくんとともひろくんの様子に笑顔を見せることもありましたので、心配は要らないと判断しました。振り替え出席のしんやくんはお菓子ボックスから作りました。それほど難しい工程はないので説明すると一人でどんどん作っていきました。蜘蛛のマスコットも新聞紙を丸めて、身体を作り、蜘蛛の足は何本あるか?とクイズをしたり、2本のモールから8本の足を作る方法を算数の計算をしながら作っていきました。ポンポンのかぼちゃも作りました。毛糸を巻いていると、なぜか糸が短かったり、絡んでいたりして、そのたびにつないだり、ほどいたりして、結構苦労して巻きました。毛先を整え、ぶら下げる紐まで切ってしまったので、もう一度つけて顔はモールで作って貼りました。
25日(土1時)
りょうへいくんは休んでいた時の課題、「仕掛けのあるカード」を作りました。まずはくちばしの形を作り、ペンギンに見たてて、カラフルに色を塗りました。次にベンチ型のカードを作りました。カブトムシの切り紙をするために図鑑を見ながらスケッチをして半分にして、スプレーボンドで固定して、切りました。1枚めは失敗しましたが、2枚目はまず、絵の外回りの接点に沿って切り、外から中へはさみを入れるという方法で慎重に切りました。細い足の線もきれいに出て、嬉しそうでした。ゆうたくんは前回も作りましたが、ハロゥイングッズが気に入ったようでもう一度作りました。ポンポンのマスコット、蜘蛛も作りました。手順がわかっているので、早いペースで作っていました。たいちくんはおかしボックス、くも、ポンポンマスコット、こうもりと積極的にどんどん作品を作り上げていきます。りょうへいくんのカード作りを見て、ぼくも作りたいといい、トンボの切り紙もしました。細い足の部分も上手に切れました。まきちゃん、すみれちゃん、りなちゃん、あかねちゃん、ひでみちゃんも、今日は盛りだくさんの工作をそれぞれに、お菓子ボックス、ポンポンのマスコット、蜘蛛などを作りました。マスコットは顔を工夫して可愛いものにしたりして、細かい表情などに一人一人のこだわりや、個性が見られます。次は?次は?とみんな元気にドンドンといいペースで作り続けていました。振り替え出席のみらいちゃんは休んでいたときの課題がたくさんあるのでそれらも誘ってみましたが、おかしボックスから作りました。お話もよくしてくれて、楽しい雰囲気で作っていました。
25日(3時〜)
みらいちゃんは先ほどの時間から続けての参加です。スケッチがしたいといい、ベランダの野菜たちをスケッチしました。次に自由工作をするといい、材料を集めていました。お得意のドールハウス作りが始まりました。ダンボールナイフの使い方をすっかりマスターして、複雑な切り込み模様も切れいに作っていました。布などでベッドも作りました。あすかちゃんはお菓子ボックスから作りましたが、顔の表情を作るのに時間がかかりました。仕上げはとてもきれいです。ポンポンはびっくりするほど、きれいにまるくカットされて、顔の最大のポイント、目も、まつげをつけて、とても、愛らしい顔です。えみちゃん、かおりちゃん、みなちゃんもおかしボックスからはじめポンポンのマスコットを作りました。それぞれに、しっかりと自分の作りたい目標を決めて積極的に作っていけます。
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