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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)

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2006年11月

【11月前半の課題】
絵の課題は、「○の変身」です。5色の色を出すことで、色の認識をします。丸い形は絵の基本です。絵の苦手な子も、丸は描けます。見立てによって、いろんなものに変身させることで、想像力を柔軟にすると共に、描けるという自信を持たせます。工作は「指人形」です。乾きの早い、軽量紙粘土を、落花生の殻に貼り付けて人形を作ります。殻からすべて実を取り出すにはくびれがあるためちょっと面倒で、時間がかかるため、殻だけにしたものも用意しています。取り出したい子には挑戦してもらいます。取り出した実を食べながら作るのも楽しみのひとつです。手軽にできるので、落花生と粘土があればご家庭でも、わいわいおしゃべりしながら楽しめます。

1日(水1,3)
ゆりこちゃんは前回の続きの仕掛けのあるおもちゃを作りました。丁寧に描かれたポケモンの絵に子どもたちの興味が集中しました。その後、粘土で、ペン立てを作りました。きれいな水色を練りこんで、ビーズを埋め、上品なペン立てができました。ともひろくんは「粘土買ってくれた?」とやってきました。粘土がしたいから粘土買って!と前回リクエストしてました。しかし少しこねると、「やっぱりいいわ」と粘土を返しに来て、ペットボトルに水を入れ、「きらきらの粉ちょうだい!」絵具も入れ、キラキラ水を作りました。後半は絵の課題をしました。5色の色を出すのに赤、黄、青は出しましたが、見本のピンクは「ぜったいそんな色いやだ」と断固拒否し、水色と黄緑を選びました。丸の見立ては、見本どおりのものを描いたので、そこから発展させようと「みんなは何してるのかな」と、と聞くと少し考えて「花いちもんめ」と答えていました。ゆうりちゃんは粘土にオレンジと茶色を練りこんで、トラ模様の猫を作っていました。とてもうまくできました。後半は着彩描写を希望し、「りんご」を描きました。うまく立体感が出るよう、中心から延びる線を意識して描けています。次回続きをします。ひかるちゃんは水色のキャラクターに、ピンクのペロペロキャンデーを持たせるという、凝ったデザインにしていました。キャンデーの2色が交じり合う様子も細かく表現されています。かおるくんは指人形は新幹線にしました。殻に粘土をつけるのは、ちょっとコツがつかめなかったのか、ゆうりちゃんに最後の仕上げをしてもらっていました。色は自分で青を選び塗っていました。後半は絵の課題をしました。緑ははっぱで、青はゴードン、黄色はひよこで・・・と発想も豊かに自分でイメージを作り出していました。こうすけくんはかまぼこ板をのこぎりで切り、釘を打ち、ペンたてを作りました。いろんな道具が使いこなせて頼もしいですね。色は木工用の絵具を出してあげようか声掛けをしましたが、クレヨンで塗りたいということでした。残った時間で竹を削り弓矢をつくりました。ななみちゃんはウサギとサンタの指人形を作りました。粘土をつける時に空気が入るので、押さえ気味にして、作りました。後半は絵の課題をしました。見本を横に置いて描くので、自分で好きなものを描いていいんだよと声掛けをしましたが、見本を描きたいようでした。発展させるため、みんなはどこにいるの?と聞くと、「海」と答えたので、海の表現を加えて描きました。あやめちゃんは指人形でウサギを作りましたが、ウサギの耳に何か思い入れがあるのか、何度も作り直していました。もうひとつはサンタさんも作りました。その後、絵の課題もしました。大幅に遅れていたため、ゆっくりアイデアを練る暇がなかったかもしれません。おうちで、また、ゆっくり描き加えていってください。もとかずくんは自由工作でテントを作っていました。すごく大きいのでもって帰れないよと言っていたのですが、持ち帰って続きは家ですることにしました。体験のかた2名いました。

8日(2,4水)
りょうきくんとたいちくんは指人形には興味はなさそうでしたが、紙粘土は大好きです。ふたりでお話しながらポケモンキャラクターを作ることにしました。りょうきくんの持ってきていたポケモン図鑑の中から選びました。りょうきくんはぺラップ、たいちくんはポッチャマです。ふたりとも次回続きをします。すみれちゃんは前回からの続きで、自作の紙粘土でオリジナル人形を作りました。名前は最後にチェリモと名づけました。何か特徴はあるの?と聞くと「甘い香りをだすの!」とお話してくれました。チェリモはチェリーからきてるのでしょうか、なかなかうまいネーミングとぴったりの特徴です。発想がすばらしいですね。すみれちゃんは課題はしませんでしたが、絵の課題の説明を聞いている時に、「ワーすごーい!」と丸がいろんなものに変身することに感動して、声を出していたので、伸びやかな発想の芽がたくさんあるんだなあと感じました。あやのちゃんは前回の続きの「かぼちゃ」を仕上げました。あまり描きたくないようでしたが、がんばっていました。大きく立派に描けました。次にポッチャマの指人形を作りました。ポケモンは子どもたちに大人気です。最後にペットボトルで、マラカスを作りました。中身はビーズやピーナツを入れて音が出るようにしていました。振り替え出席のまみちゃんはウサギと猫の指人形を作りました。落花生をはさみで切って上手にピーナツを取り出していました。30分ほど残ったので、絵の課題をしようかと誘いました。でも、今日は気分が乗らなかったのか、すぐに取り掛からず、すみれちゃんと粘土をきれいな形に丸めたり、りょうきくんに図鑑を見せてもらったりしていました。年齢は一番小さいのですが、他のお友達とも楽しそうに交流したり、自分の意見もはっきり言えて、頼もしいですね。絵は丸を3つ描きました。次回続きをします。今日は体験の方が3名で、次回から入会されますので、紹介しておきます。ゆうか(K)ちゃん、ゆうか(F)ちゃん、もあちゃんです。3人とも1年生で同じクラスです。すみれちゃん、あやのちゃん、りょうきくんも同じ学校なので、その話でも子どもたち同士で盛り上がっていました。3人は仲良く絵の課題からしました。お話をよく聞いてくれて、課題をよく理解して、イメージを広げていました。今日は初めてなので、筆の種類、スポイトの使い方、絵具の粘度の調整方法、など説明しました。学校の話や、海へ行った話など、リラックスして、たくさんお話してくれました。後半は指人形を作りました。みんな細かい作業は好きなようで、それぞれ、人形を作りました。共通の歌を知っているようで一人が歌いだすと、描きながら次々と声を揃えて、歌いだします。それが小さな声で、静かなアトリエに小波のように響き、なんとも和やかなムードでした。

10日(金)
かなたくんと、まきちゃんはピーナツを殻から取り出すのが気に入ったようで、根気よく出していました。かなたくんは粘土を丁寧につけていました。色にもこだわり、力作の雪だるまと、甲羅のビーズが美しいかめの指人形を作りました。まきちゃんは発想が豊かで次々と雪だるまや、亀などができました。特に、ウサギが杵を持ったものとウスの指人形セットは秀逸ですね。絵の課題にも取り組み、寒色系の丸から、果物や、雲などを発想して描いていました。えりちゃんと、ゆうきちゃんは殻をはさみで切って一粒ピーナツを出しましたが、奥のは取り出すのが難しかったようです。えりちゃんは猫とウサギの指人形を作りました。細かいビーズも丁寧につけていました。後半は絵の課題で、暖かい色を選んで、人間や動物を発想して描いていました。ゆうきちゃんは殻に粘土をつけてから、絵の課題をしました。すべて果物を発想して描いたので、一本の木から、いろんな実がなる不思議な木にすることにして、がっしりとした木を描きました。最初からこの丸は、これにする!と決めてから描いていたのも特徴的ですね。それからまた、指人形作りに戻り、絵具を混ぜ込んでピンクのウサギや雪だるまなど楽しんで作っていました。たけひさくんはピーナツが大好きで、殻を割っては食べていきます。でも殻を粉々にしていくので、なかなか指人形作りができません。やっとひとつ、きれいに切って、ねずみの人形を作りました。それからは、鉄砲が作りたい、ロケットが作りたいと作りかけるのですが、思い描く材料がないようで、進みません。次に汽車が作りたいからペットボトルが欲しいと言うので、出してあげると、「それは大きいからだめ、小さいの。」と言います。出してあげると、納得して、次は車輪は、丸くて小さいのがいいと言います。ペットボトルの蓋を渡すと納得しましたが、つける位置にもこだわりがあり、横ではなく下につけたいというので、つけ方を説明して、セロテープを自分で切ってつけていくように進めていきました。乳酸飲料の容器を自分で選んできて、上に乗せると、イメージどおりに仕上がったのが嬉しかったのか気に入って遊んでしました。「できない」というのが口癖のようにもなっていますが、こだわりがあり、意見もしっかりいえるので、自分を表現できる技術を少ずつ確かなものにしていきたいと考えてます。すいちゃんもピーナッツが大好きです。時々食べながら、指人形を作りました。ビーズの細かい模様も丁寧につけていました。雪だるまと、もうひとつ作っていました。あきらくんはかなた君とおしゃべりしながら、殻を切っていました。途中、たけひさくんと自由工作をしたり階段でひそひそ話をしたりしていましたが、結局指人形作りにもどりました。色はつけませんでしたが、山の指人形は面白いですね。絵の課題も誘うとやり始めましたが、色を混色するのが好きなようで、「5色好きな色を出してね」という言葉に絵具をチューブから出したものの、混ぜて違う色をつくり出すことに夢中で、結局4つの丸を描いたところで、終了時間となりました。個性のある色を作り出せるのはすばらしいことなので、時間はかかりますがゆっくりと、自分の色を追及してもらいたいと思っています。次回続きをします。

11日(土)
だいきくんは細かい作業が大好きなようで、黙々と指人形を作っていました。ケロロ軍曹や鳥など、好きなキャラクターや自分で考え出したキャラクターです。ひとみ(M)ちゃんは鶏やひよこ、リスなどの動物の指人形をいくつか作った後、「貯金箱を作りたい」ということで、ペットボトルに粘土をつけていきました。次回続きをします。ひとみ(Y)ちゃんは色粘土を作り、細かい作業で指人形を作った後、絵の課題をしました。丸は変化させず、丸をつなげて首飾りにするというアイデアで描きました。画面に大きく描いたので、中央にこの首飾りをしている人を想像して描きました。とてもキュートな女の子が描けました。かのんちゃんは絵具を練りこみ、細かな作業で、うま、ねずみ、うし、へび・・・と次々に作っていきます。干支の12支を作りたいということで、残りは家で作ることにしました。振り替え出席のそうたくんは取り出したピーナツも使って、カタツムリなどの指人形を作った後、はんこが作りたいといいます。どういう形のものか尋ねていくと、どうやら自分の名前の「颯」の字をはんこにしたいことがわかりました。複雑な字なので、ひもを用いることにしましたが、切ると、ほどけてしまうものもあり、どれが適切かいろいろと試して、最終的にタコ糸で作りました。字はトレーシングペーパーに書いて、裏返して見ながら、細かく切った糸をピンセットで注意深く、台紙に貼っていきました。スタンプ台につけて押すときれいに字が押せました。たいようくんは課題はいやだなあ・・・何しようかなあ・・・としばらく考えて、先月まで、こうきくんが愛用していた工作の本を見て選びたい、といいました。その中から、パチンコを選んだので、本を見て作る子は、自分で読んで材料からそろえるんだよと伝えました。「え〜、読めない」というので、読む場所を教えて、少しずつ声に出して読んでもらいました。針金16番が30〜40センチとあったので、教室にある針金で一番太いものを出しました。定規の数字の読み方を説明して、欲しい長さのところにしるしをつけニッパーで切る、という風に丁寧に進めていきました。4×8cmの長方形の紙を切り取る方法、輪ゴムつなぎや、針金をペンチで曲げること、計算など、難しいこともありましたが、積極的に作っていました。最後に玉を入れる箱をオリジナルで作っていました。手先も器用ですし、よく考えて作っています。お母さんが迎えにきたのを見ると、「絵、描けって言われるかなあ」と心配そうに言うので、「絵、描くの嫌いなの?」と聞くと、「いや、そうじゃなくて・・・工作のほうが楽しいから」と答えていました。自分に素直で、意思をはっきり伝えられるので頼もしいです。課題をしないことに、本人が不安に思ってるようにも感じましたし、新しい方も増えたので、ここで、課題に対しての説明をしておきます。
課題は毎回、絵と工作の2課題を用意していますが、アトリエは、子どもたちが持っている知識と五感を総動員して、創造し、表現をする空間と捉えてください。課題はイメージを作り出すためのきっかけです。絵であれば描きたいモチーフがあれば持ってきていただいても構いません。工作で作りたいものがあり、特殊な材料がいるのであればもってきてください。私がわかる範囲のものであればサポートします。現代の子どもを取り巻く環境は厳しいものがありますが、大事なことは、自分を肯定できることです。自発的に動き主体的な行為をする。その表現の結果が認められると、子どもは自分に自信を持ちます。自分はどうしたいのか、どんなことに心を動かされるのか、それを、他人にどう伝えるのか、モノを作る、絵を描くということはすなわち、そういうことです。子どもたちは無意識でも自分と対話しながら、行動しています。試行錯誤しながらも自分で行動するなかで気づいていくこと、発見することが、重要なことです。教室の役目は、何かをやってみたくなるような場所を提供することです。保護者の方の役目は、子どもの言葉に耳を傾け、やることに感応し、共感することです。心を添わせることで、子どもは安心し、その安心の中で、大きく成長していきます。生きていくということは、自分で決めて、自分で意味づけして、自分で越えていく、ということです。では、課題は意味がないのかといえばそんなことはありません。年間を通じて、様々なジャンルの体験ができるように配慮しています。なにもないところからイメージをすることはできません。まさに体験してこそ、イメージが広がります。模倣はその第1歩です。課題の見本どおりにしたいという欲求はイメージを広げる第一段階です。課題を数多くこなすことで、体験を増やし、自分のイメージを広げていけます。次に、広がったイメージをお友達と共有し、相手を受け入れることを覚えます。絵を描くこと、モノを作ることは、子どもの生きていく力を育むことでもあります。

【11月後半の課題】
ボヤボヤしてると、あっという間に12月です。町ではそろそろクリスマスモードに入りつつあるので、おうちに飾れるように、絵は、ポインセチアがモチーフです。ピンクや赤と緑、の配色も、はっきりとしていて、色を塗るのが楽しみな植物です。工作は季節の飾りを作ります。剪定した葡萄のつる、ドライフラワー、どんぐり、落花生、などをボンドで貼っていきます。毛糸やリボンで赤と緑の配色にすればクリスマスカラー、ナチュラルな雰囲気でまとめれば秋の飾りになります。見本は2種類用意してますが、いろんなアイデアで楽しい飾りを期待してます。

15日(水1,3)
ゆりこちゃん、ゆうりちゃん、ひかるちゃん、振り替え出席のかあまちゃんは工作の飾りをつくりました。どういう形に飾りたいのか考えて土台を作り、好きな素材を取りました。ゆりこちゃん、ゆうりちゃん、ひかるちゃんは、毛糸や綿、リボンなどの素材も使って、時間いっぱいかかって仕上げました。それぞれにかわいい作品ができました。かあまちゃんは紙粘土でとなかいをつくり、画鋲を埋め込んで、オリジナル押しピンもつくりました。ピーナツの人形はできましたが、続きは次回します。ともひろくんは自由工作でダンボールで剣を作りました。ほぼできたと思っていたら急に、課題がしたくなったのか、作りかけの剣はまた今度作るからと言い、冬の飾りを作り始めました。落花生でサンタさんを作るというので絵の具で塗りました。こちらも続きを次回します。ななみちゃんとあやめちゃんは、ポインセチアを描きました。ふたりとも、一番大きいものを選んだので、二人のまんなかにモチーフを置きました。あやめちゃんは、どーんと大きく描けました。小さなつぼみを確認し、観察しながら丁寧に描きました。特徴をよく捉えています。ななみちゃんは、端っこのほうから描き始めたので、少し構図が右に寄りましたが、元気に筆を動かして、描きました。大作に少し疲れたようですが、つぼみをよく観察して、描きました。同じ緑色でも、様々な色合いがあることを確認しました。

22日(水2,4)
りょうきくんは、来るなり、「ぺラップの続きはやらないよ」というので、どうして?と聞くと、色がどうだったか覚えてないから、ということでした。工作の課題の材料で、自由にアレンジをして立体作品を作りました。ボンドは乾燥するのに時間がかかるのですが、1箇所、バランスが悪くすぐに倒れるところがあり、「もうー、ストレスたまる〜」とご機嫌斜めでした。後半はポケモンの絵を描きました。マーカーを好んで使います。色がポップでいいですね。かあまちゃんは前回の続きで、冬の飾りを完成させました。お墓のオブジェをつくったり、話の端々にも、ちょっと怖いもの好きな感じです。後半、絵を描くから、画用紙をちょうだい、というので渡しましたが、少し描いては×で消していくので、何を描くか決まるまでは下書き用の紙に描いてみようと誘い、表裏に2枚描いたところで、そのうちのひとつを選び作品として、画用紙に描きました。すみれちゃん、ゆうか(K)ちゃん、もあちゃんは課題の工作からしました。すみれちゃんとゆうか(K)ちゃんは針金を丸くして、毛糸を巻いてリースを作りました。ペンチで針金を切る練習をしました。毛糸でリボン結びもしました。サンタさんのモチーフも作り、時間はかかりましたが、丁寧に作りました。もあちゃんはピンクの毛糸を飾ったり、サンタさんと雪だるまのモチーフを粘土で作りました。可愛い飾りになりました。もあちゃんは後半、ピンクのポインセチアを選び描きました。絵具の量は少なく水が多いので、画面に色が出てきません。しっかりと色を出せるように十分に絵の具を出すことを説明しました。筆をきれいにそろえて、葉の先の鋭さを表現する方法や、重なったところを描くために、ドライヤーで乾かしてから描くことなど、説明しました。葉脈の観察もしました。水を多めに使う特徴があるようで、みずみずしい感じの柔らかな絵になっています。ゆうかちゃん(K)は工作が終わって後5分しかなかったのですが、「絵も描きたい!」といい、さっさとポインセチアを選び、絵の具を用意してどんどん描きすすめていきます。時間がないこともあり、観察をじっくりしないままに描いていました。途中で中断して、はっぱの大きさを比べてみて、下に行くほど大きいことや、葉脈がどのようになっているかを確認させて、自分の描いたものと、実際のものとの違いを発見していきました。全体は大きく伸びやかに描けています。ゆうか(F)ちゃんは赤いポインセチアを選び、描きました。上から、順番に、葉のつき方、葉脈、茎、つぼみ、じっくりと観察し、丁寧に描きました。全体に、構図が右に寄ってしまいましたが、よく描けています。後半は工作をしました。粘土も使い、モチーフもつくりました。続きは次回します。たいちくんは前回の続きで、ポッチャマを完成させました。後半は絵を描きたいと言い、りょうきくんと向かい合わせでおしゃべりも楽しみながら、描きました。絵の具はどうしても使いたくなかったのか、マーカーで描いていたと思ったらいつの間にかガムテープで、色をつけ始めました。あまりに非効率なので、細かい部分は、はさみでガムテープを切るのは難しいことを説明しました。残りはマーカーで完成させました。振り替え出席のまみちゃんは工作からしました。綿やピーナツなどのモチーフをくっつけていきました。後半はポインセチアを描きました。一番大きな赤いものを選び、よく見て描きました。色もしっかり出せて、大きく元気な絵です。振り替え出席のこうすけくんは、粘土で雪だるまを作りました。顔と胴体がうまくつかないというので、爪楊枝を芯に入れました。色は絵具でつけて、丁寧に作っていました。後半はもとかずくんたちと、自由工作を楽しんでいました。振り替え出席のもとかずくんはまず、粘土でポケモンキャラクターを作り、次に、材料を置き場から様々な材料を取り出し、ダンベルを作りました。電池を大量に入れてかなり重くなっています。次は「絵も描くから、紙ちょうだい!」マーカーですばやく亀を描いていたかと思うとはさみを入れています。せっかく描いたのに切っちゃうの?と聞くと、「これ、ペーパークラフト!」といいます。作品はなかなかすばらしい出来栄えです。次から次とほとばしるエネルギーで作り続けていたもとかずくんでした。

24日(金)
かなたくんは毛糸を見ると、「ぼく編み物する!お箸2本ちょうだい」というので、渡しました。「編み物できるの?」と聞くと、「やったことないけど、多分できそうな気がする。」と言い、糸をぐるぐると、お箸2本の間に通し、格好は本当の編み物みたいに様になっています。でも、やっぱり編めないことに気づき、工作を始めました。土台を作ると、爪楊枝を刺して、毛糸をまたもやぐるぐるとまわして、オリジナルな飾りを作っていきます。セロテープが好きで、多用していましたが、出来上がりのきれいなのはボンドだよと説明して、貼っていきました。えりちゃんは、どんぐりでトトロを作ったお友達の話をしてくれました。そして自分でも一つ作りました。次に課題の工作をしました。リースを作りたいというので、ワイヤーで円を作り、ピンクの毛糸を巻いていきました。ビーズやピーナツのモチーフなど、上手に貼っていました。細かい作業も根気よくできています。たけひさくんはダンボールにボンドを塗る作業も少し疲れるのか、難しいを連発。なかなか進まないのですが「大丈夫、大丈夫」と励ましながら、できることを少しずつ進めて行きました。ダンボールをパンに見立てて、バターを塗るように、ボンドをぬるんだよ〜と言うと、「あのね、ご飯にのせるのりをぬって食べるんだよ」とたけひさくんが言えば、「え〜、パンはなんにも塗らずにそのまま食べるんだよ〜」とあきらくん。パンの食べ方で、ひとしきり話が盛り上がりました。たけひさくんは綿には興味を示し、雪だるま作る!と張り切って作っていました。サンタさんのモチーフもできました。あきらくんは前回の続きの丸の変身の絵を描きました。青や緑のもも、みかん、りんごは全部腐っていて、猫、貝、かえるは食べられないという話をしてくれました。奇抜な発想ですが、お話は上手です。後半は課題の工作を始めました。しばらくして見ると、2階建てのおうちがガムテープで表現されていて、かなた君の家が2階、1階があきらくんの家ということになっていました。名前もしっかり書いて、よっぽどかなた君のことが気になっているんでしょうね。かなた君人形とあきら君人形も作りました。すいちゃんは土台を作ると、いろんな材料を自分で選び、デザインを考えながら作っていきました。木をペンチで切るのは難しかったので、一緒にしました。お友達ともおしゃべりを楽しみ、たけひさ君のおてつだいも時々してくれました。

25日(土)
ひとみ(Y)ちゃんは冬の飾りをふたつ作りました。二つとも綿をたっぷりつかい一面の銀世界を表現しました。モチーフはひとつは雪だるま、ひとつは雪ウサギです。シンプルな中に赤いビーズが映えました。ひとみ(M)ちゃんは細かい作業が大好きで、今日の課題は根気よくひとつの作品を仕上げました。いろんな素材を盛りだくさんに配置して豪華な飾りになりました。振り替え出席のゆうきちゃんも細かい作業が大好きです。前の続きのハロゥインの仕掛けのおもちゃを作ったあと、冬の飾りを作りました。黙々と作り、ときたま、ハァ〜と大きなため息をついて、気を入れなおして作っていました。リースを針金と毛糸で、中央に飾るモチーフを紙粘土で、作りました。とてもかわいい飾りになりました。そうたくんはロケットを作りたいといい、材料を集めました。ペットボトルとスポンジで形はイメージ通りにとれました。発射台をゴム動力にすると決めたので、段ボール箱に切り込みを入れて輪ゴムを掛けていきました。飛び具合の様子を見ながら、ゴムの本数を変えたりしてよく飛ぶ方法を模索していきました。なかなかよく飛ぶロケットができました。



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