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『アトリエだより』はアトリエでのこどもたちの様子を
ご家庭にお知らせするため毎月1回発行している教室通信です。
(Web公開用に記事を再編集してあります)
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2005年04月
【4月前半の課題】
4月です。入学した人、進級した人、みんなひとつずつ大きくなっておめでとうございます。心も体もすくすくと健やかに育っていかれるようお祈り申し上げます。絵画のモチーフは春の代表的な野菜「たけのこ」です。触って毛の生えた感触を感じたり、持って重さを確かめたり、切って皮を剥いて中がどんな風になっているのかを見ます。工作は仕掛けのあるお花のカードです。おめでとうのカードにしてもいいし、クイズを書いて、答えの絵が出てくるというゲームとしても楽しめます。コンパスを用いて円を描く、という練習もします。
6日(1,3水)
みんなで筍を触り、切って、観察をしました。ゆりこちゃんはお花カードを作りました。ともひろくんは材料置き場から持ってきた箱に、絵の具で色を塗りました。次に、画用紙にパステルで「畑のサツマイモ」を描きました。白いので大根じゃないの?と聞くと「違う、白いサツマイモなの。」お花カードの仕掛けと最初に描いた絵を組み合わせて、3匹の虫(カブトムシ、クワガタムシ、玉虫)が出てくるおもちゃも作りました。あいりちゃんは筍を描きました。断面と全体をよく観察して描きました。細かい線を根気よく描きました。振り替え出席のはるなちゃんも筍をよく観察して描きました。お花のカードも作りました。
9日(土)
ほぼみんな来たところで、たけのこを触ったり、切って断面を見たり、皮を剥いたりしました。りゅういちくんは3月の課題「色のマンション」を仕上げました。「もう色、作れない」と何度か休憩を入れながら、まだ作っていない色を作り出そうとがんばりました。後半は欠席時の課題「おはなしサイコロ」を作りました。イメージも豊かで、面白いお話に展開できています。ほのかちゃんとひろゆきくんはお花のカードを作りました。ほのかちゃんは当たり外れのある、カードにしました。ひろゆきくんは大吉、小吉、など4種のおみくじカードにしました。コンパスで円を描くのには苦戦していました。ひとみちゃんは画用紙にお城の王子様とお姫様を鉛筆で描きました。紙芝居が作りたいと言い、最後まで残って絵は12枚描きました。文章は家でつけることにしました。前半はうろうろしていたこうき(浦)くんも後半は落ち着いて、紙芝居を作りました。絵の具で絵を描き、文章は、こうき(浦)くんに聞いて私が書きました。とても面白いものができました。かのんちゃんは、画用紙にマーカーで金魚の絵を描き、次々と、絵を描いたり、工作したり、たくさんの作品を作りました。ほのかちゃんが紙芝居を作り始めると同じように作りました。ゆうやくんは筍を描きました。よく観察しています。大きく立派に描けました。後半はお花カードを作りました。ホイル紙が気に入り、キラキラのお花になりました。仕掛けは4つ作りました。今日から入会のこうき(大)くんは大きい筍は恐かったのか触れなったので小さい筍を持ってみました。くれよん、絵の具で絵を描きました。絵の具の面白さを楽しんでもらうために、デカルコマニーの虫も作りました。「蜂にする」と言い、くれよんで足を描きました。後半はお母さんに抱かれて眠ってしまいました。振り替え出席のかなたくんは筍を描きました。細かい部分も良く観て描けました。皮むきも喜んで、「ウワー、皮ばっかりだー。」といいながら剥いていました。振り替え出席の、ゆうりちゃん、ひかるちゃん、かおるくんは昨日、夜「桜を見た」と嬉しそうで、3人とも桜の絵を描きました。ゆうりちゃんは思い出しながら、「葉っぱはまだついていなかったよ」と満開の桜を美しい色で仕上げました。ひかるちゃんは「どんな形をしていたかナー。先生、何か桜の花の写真ない?」と百貨辞典を見て描きました。イメージと違ったところは、白で修正しました。立派な桜の絵です。ひかるくんは桜の花の絵から、「いちごがこの中に埋まっている」とお話しが始まり、小さないちごの粒がつながって大きないちごになり「ゾウさんでも食べられそうないちごだね」と声をかけると、先に描いていた絵を象に見立てて鼻を描き「象がいちごを食べているところ」の絵になりました。絵の具が大好きで塗ることが楽しくてたまらないといった表情で描いていました。
13日(水2,4)
筍の皮を剥くのはみんな大好きで、瞬く間に剥がされていきました。でも、みんな工作をしました。こうすけくんは「今日もビー玉ちょうだい」と結構長くビー玉に凝っています。もとかずくんが高さのある大きなものを作ると、ともひろくんも「僕も大きくする!」とがんばっていました。こうすけくんは途中からもとかずくんと共同作業していました。そうたくんは黙々とデザインの凝った作品を独自に仕上げていました。網を使ったり、紙筒を使ったり、1人が工夫すると、それにいい影響を受けて、それぞれに自分の作品を改良していました。ななこちゃん、なおきくん、りょうくんはお花のカードを作りました。コンパスを使うのが嬉しいようで、上手に円が描ける様に何度もやってみました。基本的な形ができるとそれぞれに仕掛けを増やしたり工夫しました。ななこちゃんは自分へのお誕生日のメッセージカードにしました。少し時間があったので筍を描くよう促しました。最初は渋っていましたが、絵の具はいやというのでマーカーで描く事にしました。画面いっぱいに筍を描きました。一枚一枚の皮をよく観察して繊細に線を引いたことで、誠実さの伝わる、生き生きした絵になりました。なおきくんはクイズ式のカードにしました。お友達の作品にも関心があり、いろんな子に関わっていました。モールも好きで、モール人形も作っていました。りょうくんは中央に鳥の絵を描きました。花びらも上手に切りました。仕掛けも増やしたり、創作意欲があります。終了時間が10分ほど食い込んでいたのですが、それからまた、竹ひごを3本握りしめて「画用紙ちょうだい」と求めてきたので、「また今度ね、今日はもう終わりだから」というと泣いてしまいました。まだまだ何かを作りたかったようです。振り替え出席のゆりこちゃんはおはなしサイコロを作りました。みんなも面白がって、見本を振って遊んだりしていました。「何がの箱」は時間内に色も塗って上手にできました。他の箱もがんばって作りました。続きの色塗りは家でします。
15日(金)
筍に触ってみたり、皮をむいたりした後、みんなそれぞれやりたい課題を決めました。まほちゃん、ちほちゃん、すみれちゃん、りょうたろうくん、さとしくんはお花カードを作りました。コンパスを使うのが初めてで、きれいな円ができると「すごい」と感動したようでした。好きな色で花びらを貼りました。貼り方にも個性が出ます。まほちゃん、りょうたろうくんは画面にびっしりと花びらを貼りました。ちほちゃん、すみれちゃんは、見本に近い形で丁寧に貼っていました。さとしくんは、外周ぎりぎりのところに整然と美しく貼っていました。仕掛けが出来れば、ほぼ出来上がりで、それぞれお花から何が飛び出すか考えて絵や字を描きました。みづきちゃんは前回の続きの「色のマンション」を仕上げました。きれいな色です。塗り方も上手です。残った時間でお花カードを作りました。かなたくんは、「前にやったよー」といいながらも筍の皮剥きが大好きで、皮をむいた後じっと見つめて「これでせみをつくろう」と言い、紙と組み合わせて作りました。そして、途中だった「色のマンション」を仕上げました。きおかちゃんは筍を描きました。絵の具でボリュームたっぷりに描いた後、よく観察してクレヨンで皮の繊維の表現をしました。根本のブツブツした部分や向きを観察して描いたことで、絵に安定感と勢いが出て、どっしりした、良い筍になりました。バックも自分で考えて、山を描きました。途中からあゆむくんとボール作りをしました。あゆむくんは、今日から入会です。絵を描いたりお花カードを作りかけたりしていましたが、そのうち筆入れをバットに見立てて遊びだしたので、そこからボール作りになりました。新聞を一枚を半分にびりびりっと破くと、くしゃくしゃ丸めてボールができました。バットは、ラップの芯を軸にして、新聞をくるくると巻いて作りました。巻くのもテープを貼るのもがんばっていました。カラーガムテープでつなぎ目とグリップ部分を巻きました。トップの部分はお母さんにも手伝ってもらい球形の新聞を詰めたことで、より、本物らしくなりました。出来上がったバットは他のお友達にも大人気で、みんなで交代で遊びました。見学、体験者が3家庭来られたので、教室はいっぱいで、にぎやかでした。
【4月後半の課題】
絵の課題は「なずな」別名ぺんぺん草とも言います。今の子どもたちも草遊びなどするのでしょうか。ぺんぺん草はハートの形をした実の部分をスーッと下に引き、垂らして、でんでん太鼓のように振るとぺんぺんと音がします。耳元で聞いて楽しみます。公園にいって見つけたら是非親子で遊んでみてください。工作は「ビー玉ジェットコースター」です。角度の調整は自分で考えながらつけていきます。簡単なようで、なかなか微妙な調整が必要な工作です。今回は糊の塗り方を学習します。子どもは絵の具でも、糊でも加減を考えずに、大量に出しがちです。薄く塗るほうが、乾燥が速くきれいに貼れるということを体感してもらいます。
20日(水1,3)
「今日の工作はなに?」と工作が楽しみな子が多いようです。あいりちゃんは、牛乳パックが固くて底は切れなかったので、(大人でもかなり苦労します)手伝いました。順調に作業は進み、微調整もうまくいって、仕上げました。最後にビー玉が入るゴールの箱をキラキラテープで作りました。ゆうりちゃんはガムテープも1人で扱えるので仕事が速く、表面デザインも考えながら作っていました。角度も自分で微調整し、うまくいっていました。ゆりこちゃんは糊の塗り方も上手で、きれいに紙が貼れました。角度を何回か確認しながら、決定しました。うまく下のコースに落ちない時にはどこを直せばいいのか一緒に考えました。下の部分の折れ目が気になり、竹の棒で補強しました。ひかるちゃんはコースの角度の取り方に苦労していました。何度も微調整を繰り返し、うまく転がるようになりました。画面いっぱいにコースを貼ったので、最後の受け皿を、外に貼りました。しんごくんは続きの課題が二つあったのですが、新しい課題がやりたくて、今までのは家ですることにしました。コースの取り方はうまくいって、嬉しそうでした。気に入っていた色のガムテープを使い果たし仕方なく黒を使っていたのですが、しばらくしてから、私が在庫に気づき、出すと「あるんやったら早く出してよー」と残念そうでした。ごめんなさい。りょうきくんは少し遅れてきましたが、楽しく工作をしました。ビー玉が転がるのが面白いようで角度もうまく取っていました。キャラクターを描くのが好きでイラスト用の紙を「6枚ちょうだい」ともっていきました。ともひろくんは糊を上手に塗り、折り紙をカラフルに貼りました。かおる君が絵を描きだすと「僕も絵を描く」とオレンジ色と黄色を混ぜてなにやら描き出しました。「それは火?」と聞くと「爆発してるとこ」。しばらくすると水入れの水をバケツごと斜めにして画用紙に流すので、「それ以上だめ」と止めました。でもまた、「もう1回やろう」と今度は画面からはみ出さないよう加減はして、しばらく水の動きを楽しんだ後、自分で、水溜りをふき取っていました。「何が描けたの」と聞くと今度は「怪獣」と答えていました。その後「前みたいなビー玉コースを作る」と言って、牛乳パックや、ティッシュの空き箱を組み合わせて作りました。かおるくんはナズナを見ながら色を出し葉っぱから描きました。お花の白い色は少し黄緑を混ぜて、描きました。小さな点々のイメージがとてもリズミカルに表現されていて、ナズナのかわいらしさが出ています。年齢が小さい子は、写実的に描くよりも本物から受けるイメージを表現できること、そこから引き出される発想を大切にしたいと思います。絵の具が水分を含んで多く画用紙に乗った部分は画面に角度をつけると動きます。「絵の具がお散歩してるねー。ナズナが咲いてて気持ちよさそうだね」と声をかけるとかおる君はそれが、とても気に入りました。他のお友達も、「本当だ、本当だ」と見に来ました。かおるくんはあちこち絵の具を散歩させていました。ようへいくんは絵の具を混ぜてペパーミントグリーンに近い色を作りました。ナズナを描き、その横に違う「はっぱ」も描きました。お話を展開させようと思っていたのですが、興味が工作に行ってしまいました。糊は透明になるくらい薄く塗ろうねと声掛けしていて、途中まで順調だったのですが、糊を使いきってしまったので新しいのを渡したら、とたんにグニュグニュと山盛り出してしまいました。それで空き容器に余分の糊を取って折り紙を貼りました。キラキラの紙も貼りました。ビー玉コースは家で作ることにしました。
22日(金)
ナズナを観察して、ハートの部分の種を取り出して、「本当、ちっちゃい種がはいってるー!」とみんなで見ました。でもみんな工作をしました。まほちゃんは切る作業、貼る作業も上手にできました。角度も自分で考えてうまくビー玉が転がりました。絵を描いたり、最後の受け皿のデザインを凝って作っていました。ちほちゃんはガムテープを切るのが大変なので手伝いました。糊は上手に塗って紙を貼りました。コースの絵は楽しみながら描きました。前回のことを思い出したのか、筍も描いていました。ビー玉がうまく落ちると嬉しそうでした。きおかちゃんはコースの角度をあれこれ考えながら作りました。絵はマーカーでカラフルに描きました。うまくできました。みづきちゃんもがんばって糊を塗り、紙を貼りました。絵はお友達とおしゃべりしながら楽しく描きました。角度は考えながら仮止めをしてうまく転がったところで、しっかりと止めていきました。すみれちゃんは「おうちを作る」と材料を探しにいきました。というのも、たまたま、創立記念日で休校だった我が家の娘が烏骨鶏のポータブルハウスを作っていたからです。二人で話をしながら、それぞれの家作りをしました。すみれちゃんは、切り紙細工が得意で人間や、時計、机などいろんなものを作っていきます。「ホテルに先生と泊まりに来たところ」と言っていました。あゆむくんには少し難しいところもある課題でしたが、お母さんにも手伝ってもらい、絵を描いたり、できるところは自分でしました。ビー玉が転がるのが面白くて、何度も何度も転がしていました。2回ほど自分の思い通りにならなくて、マーカーを投げるという行為で、自分の気持ちを出していました。自分の思いを言葉や絵で表現できること、他の人に伝えられること、そういう力をつけることも、造形(図画、工作)を学ぶ目的のひとつです。時間をかけて、コミュニケーション力をつけ、生きる力を育てていきたいと思います。
23日(土)
りゅういちくんは早く来きたのでみんなより進んで工作をしました。朝、習字の試験だったことや、学校の事などもお話してくれました。ゲーム性があるので工作は興味を持って作れたようです。ボードのデザインも独創的に描いていました。こうきくん(上)は興味が沸かなかったのか、自由工作でブーメランを作り、飛ばして遊んでいました。でもそれも壊してしまい、「なにしていいかわからへん」といいます。みんなと一緒のしてみない?と誘っても「いや」といいます。「じゃあ久しぶりに、絵を描いてみる?お母さん喜ぶよ。」というとすんなり「じゃあ描く。でも絵の具出すの、めんどうくさいし」というので、ゆうやくんが「後で洗う」と置いていたパレットを借りました。描きだすとさらさらと筆は軽く、よく観察して描きました。「僕、根っこも描ける」と言い、根、葉、実(種)、花と順に描きました。花の白色が足りなかったのでこちらで出してあげると、上部で放射状になっている感じを出そうと努力していました。ゆうやくんは「ナズナ」を描きました。いろんなことに興味があり、絵の具を一色出してはビー玉を触りにいったり、モチーフのビンに入れようとしてみたりして、なかなか筆が進みません。「そろそろ落ち着いて描こうよ」と何回か促してようやく描き始めました。画面に大きく捉えて堂々とした絵です。花はなぜか赤色で描いていたのですがそう感じたのでしょうか。白を少し足して、花のつき方などを見て描きました。後半は工作をしました。ガムテープを1人で扱えるので自分でどんどん作業進めていけました。だいきくんは「先生、次はどうするのー」を連発しながら、作っていました。線どおりに切るのを失敗したと言うので、「セロテープでつなげばいいよ」と言ったのですが、新しい材料をほしがったので渡しました。次は失敗しないように慎重に切りました。絵は上手に描いていました。角度も試行錯誤しながら決めていました。ひろゆきくんも工作をしました。丁寧に一つ一つの作業をこなしました。絵を描くベースも黄色のビニールテープを使ったり随所に独自のこだわりが見られます。落ちる角度も絶妙な位置で、スムーズにビー玉が落ちて、楽しいゲームになりました。ひとみちゃんも工作をしました。向きを良く考えて白のガムテープをはり、マーカーできれいに模様を描きました。ビー玉が落ちる角度を設定するのは難しかったけれど一緒に考えながらしました。こうきくん(浦)はうろうろしている間にコンパスを見つけました。前回みんなが使っていたのを思い出したのか、「これを使う」と言うので画用紙を渡しました。「何を描いてるの?」と聞くとミッキーマウスという答え。絵の具で色を塗ったらえんぴつ線が消えてしまったので、ちょっとやる気がなくなったようです。工作の本を見て、「割り箸鉄砲が作りたい」言うのだけれど時間がなかったので、次回に材料を用意することにしました。ビー玉ゲームは作らなかったけれど見本や、ひろゆきくんので楽しそうに遊んでいました。お母さんが迎えに来てから、励ましてもらって、ミッキーマウスの絵をくれよんで仕上げました。ほのかちゃんはビー玉ジェットコースターを作りました。手際よく一つ一つの作業をこなして、角度も自分で工夫して決定しました。後半は、お掃除スリッパを見つけて、「これ作りたい」と見本から型を取って、作りました。きれいな形の牛乳パックが残っていなくて、工夫して作りました。ニコチャンマークのスリッパができました。かのんちゃんは、来るなり材料置き場に直行して、「万華鏡つくるのー」と1人でさっさか作っていました。その後、いつの間にかビー玉ゲームをみんなと一緒に作っていました。ひとりでは難しい所もあるので手伝いましたが、なんでも自分でやろうとする姿が頼もしく思います。
27日(水2,4)
もとかずくんは課題のビー玉ジェットコースターを作ると、次々にいろんな素材を組み合わせてどんどん大きくしていきました。ビー玉の転がり方や落ち方など考えながら、独創的につくっていました。ななこちゃんはナズナの絵を描きました。金と銀の絵の具を持ってきたのが嬉しくて、鉢と土をその色で描きました。ナズナの様子をよく観察して描けました。後半は自由工作でお菓子の詰め合わせセットを作りました。仕上がりも美しく、ほんとのお菓子も入れて遊べそうです。そうたくんはビー玉ジェットコースターをほぼ見本どおりに仕上げた後あちこちに工夫を加え独創的な作品に仕上げました。一見ふにゃふにゃしたコースなど「しっかり貼ったらどうかな」とアドバイスすると、「このふにゃふにゃしたのが大事なんだ」ということでした。今日はこうすけくんとひでのりくんにはぴったりの課題!と思っていたらなんと今日も「自由工作しよう!」とペットボトルなどそれぞれ好きな素材を探しに行きました。ひでのりくんは、ロケットと円盤、こうすけくんは飛行機を作っていました。作品はふたりとも、創意工夫をしていて面白いものに仕上がっています。どうも課題どおりにするというのが好きではないようです。振り替え出席のゆりこちゃんは独自のビー玉ゲームを作りました。穴を開けて落として遊びます。カッターナイフを使ってがんばって切っていました。同じく振り替えのともひろくんはりょうたろうくんが気になって何度もそばにいっては、気を引こうとちょっかいをかけていましたが、りょうたろうくんはさすがに年上らしく、やり過ごしていました。ともひろくんは前回の続きをやりかけて、「やっぱり絵が描きたい」と言い、パステルを削ったりしていましたが、そのうち寝てしまいました。なおきくんとこうすけくんはそれが気になって、「絶対寝たふりやで、起きてるで」とおなかをこそばしたりしていましたが、ともひろくんは何度か目を開けてもまたすやすやと眠っていました。なおきくんは課題をしながらも他の子が気になり、見に行ったり、りょうくんには「先生が言った課題やらなあかんで」と言っていました。今日は「課題をする」という意識を持って作っていました。角度をつけるのは難しそうでしたが。何とか最後まで仕上がりました。りょうくんは「えんぴつちょうだい」と言って画用紙に絵を描きました。なかなか面白いキャラクターだったので、色を塗るよう勧めたところ、全部真っ黒に塗ってしまい、惜しいことをしました。お友達のビー玉ゲームを「やらせて、やらせて」と遊んでいたので、「自分のを作ってみようね」と誘いました。少し難しそうだったので、手伝いました。角度はまだ調整の余地がありましたが、本人は転がるだけで喜んでいました。りょうたろうくんは、丁寧に作業をしてました。絵は矢印を描いていました。角度の調整を自分で試行錯誤していました。時間ぎりぎりまで微妙な調整を繰り返していました。かなたくんはナズナの絵を描きました。よく観察して、画面いっぱいに堂々と描けています。「お花によってくる虫たちを描いても良いよ」と声をかけると、蝶やばったを描いていました。後半はビー玉ジェットコースターを作りました。時間がちょっと足りなかったのですが、何とか出来上がりました。急角度をつけたので、まさにジェットコースターのような速さでビー玉が転がり、本人も嬉しそうでした。
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